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ピュリツァー賞を初受賞した ネットメディア「プロバブリカ」の実力

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2010.05.01|iwamura

さて、大上段に構えてしまいましたが、特筆すべき記事を見つけましたので、メディアの責務であると痛感しアップします。

朝日新聞の1面トップに、新興インターネット企業配信の署名記事がそのまま載るだろうか。日本では時期尚早だろうが、アメリカは違う。

2009年7月12日、有力紙ロサンゼルス・タイムズ(LAタイムズ)の1面トップに「患者が苦しんでいるなか、悪徳看護師がのさばる」という異例の長文記事が出た。記事は1面から中面へ続き、計4ページぶち抜きで掲載された。

この記事を書いたチャールズ・オーンスタインとトレーシー・ウェーバーの2人は、実はLAタイムズの記者ではない。ニューヨークに本拠を置く非営利団体(NPO)、プロパブリカ所属だ。同社は2007年10月設立で、印刷媒体を持たないネットメディアである。

現代ビジネスより抜粋(部分略)

整理してみよう。

まず「A」として、プロパブリカが「新興ネットメディアである」ということ。

そして「B」として、プロパブリカが「ピュリツァ賞を受賞した」ということ。

上記「A」及び「B」から三段論法として「ネットメディアが堂々とメディアとしての地位を確立した」という結論が導き出せるのである。

以下は補強論に過ぎないが、場所はアメリカでのことである。第四の権力(司法、立法、行政法に次ぐ権力)、つまり「ウォッチドッグ・ジャーナリズム(権力のチェック機能)」としてその地位が認められるメディア最先進国での、これは純然たる事実である。

「これはすごい」ことである。世界は動いていると感じざるを得ない。

さて、ここで「ピュリツァー賞」についても学んでみよう。

ピューリッツァー賞(ピューリッツァーしょう、Pulitzer Prize)は、新聞等の印刷報道文学作曲に与えられる米国で最も権威ある賞である。コロンビア大学ジャーナリズム大学院が、同賞の運営を行っている。

必要とされるのほ、「卓越したdistinguished」ものであること。ピューリッツァーの残した言葉は「ザ・ベスト」であった[3]が、絶対的な基準を設定するのは不可能だという議論が起こり、妥協して卓越したという表現に落ち着いた。

wikipediaより抜粋(部分略)

特集写真、及びニュース速報写真の受賞例だが、一度は見たことがあるだろう。

しかし、今回のプロパブリカの受賞が、上記写真報道と違い、「調査報道」での受賞であったことが特筆すべき点である。

「ネットメディアか印刷メディアかという図式で見てはいけない。カギは、経験豊富なジャーナリストを雇い、重要なテーマを掘り下げて取材させる体制にあるかどうか。この点でプロパブリカは非常に恵まれている」

それを象徴するのが、フィンクが書いた「生死の決断」だ。何しろ、1本の記事を完成させるためだけに、足掛け2年間、計40万ドル(約4000万円)もかけたのだ。

と、言うことなんですね。そして、この豊富な資金源の源は、お上(官製)ではないのです。

40万ドルのうち半分はニューヨーク・タイムズ・マガジンがデスク作業や事実確認、写真撮影という形で負担し、残りの半分はプロパブリカの負担だ。プロパブリカは慈善財団「カイザー・ファミリー基金」からの寄付も新たに集め、フィンクの給与や出張費に充てた。共同プロジェクトとはいえ、取材・執筆はフィンク単独であり、「生死の決断」は彼女1人による署名記事だ。

「報道の責務」を守るために、金を出す団体(人物)が在る。そして、その資金で命をかけて報道に生きる担当(人物)がまた、在る。天晴である。

翻って我が国はどうか。

こんな人が日本の総理なのか。

有権者の多くに「Anyone but LDP(自民党以外なら誰でもいい)」という気分を与えてこんな政権の出現を招いてしまった我々の責任は、誠に重いどころか、敢えて言えば万死に値すると痛感したことでした。

なんという不誠実で狡猾な総理かと憤りに震えました。

「昨年の12月に現行案(辺野古沿岸埋立て案)に決めておけばどんなに楽だったか。しかしそれで一時的に日米関係が良くなったように見えても、(結局それは完成せず)かえって日米の信頼を損なうことになる。」
この答弁は一体何なのでしょう。
「どんなに楽だったか」などとどうして言えるのか。
この卑劣さは、断じて許しがたいものです。

石破茂ブログより抜粋(部分略)

多くは申しますまい。石破元大臣がおっしゃられている。

だが、あえて末筆に。

こと、メディアに関して、日本は幼稚すぎるかも知れない。「ネットメディアがメディアとして認められる」から、はるか後方を歩くレベルである。なんだこれ

アメリカが全てにおいて優れているわけではないが、やはりメディアに関して、彼の国が漸進的であることは認めざるを得ない。

彼の国メディアに対し、多少の羨望を抱きつつ、しかし、自分に、弊社メディアでできることは何なのか、考えた末、本日のエントリーとなりました。

GWの最中に、乱筆乱文、最後までお読み頂けた諸兄へ、感謝の念をお伝え致します。

そして、そんな「あなた」と、一緒に日本と世界の未来を考えたいと存じます。

いつも弊社サイトご訪問、ありがとうございます。これからも宜しくお願い申し上げます。

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