HOME >
大飯3号機、「臨界」に到達 4日にも送電開始
2012.07.03|iwamura
ということで、非常に残念というか、「まだ早いな」と思われる原発再稼働問題ですが、ニュースとしては取り上げておきたく。
しかし思えば、5月5日の「こどもの日」に、日本の原発全てが完全停止した瞬間は、歴史的な前進であったと評価したいと思います。
「原発の稼働は許さない」―。福井県警が厳戒態勢を敷く中、全国から集結した反対派は1日、関西電力大飯原発前で道路や入り口を封鎖するなど抗議行動を続けた。県警が道路や敷地内にいた反対派の一部を排除する場面も。起動が迫る夜に入ってからは一層抗議が激しくなり、起動後も警察官ともみ合うなど緊迫した。
自分はやっぱり福島にも大飯にも遠いから、どこか他人ごとだったりするのかもしれません。
ニュースを呼んで、「あきらめてない人たちがいるんだな」と思って、少しうれしかったです。
ということで、上記記事にも「福島の事故の最中に何を考えているんだ!」とするデモ者コメントがよせられているワケですが、昨今の福島第一原発はどうなっているかというとこんな感じ。
東京電力は27日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下で、建屋内では過去最大の放射線量となる毎時1万300ミリ・シーベルトを計測したと発表した。
作業員の年間被曝ひばく限度である50ミリ・シーベルトにわずか約20秒で達し、約6分で嘔吐おうとなどの急性症状が出る。廃炉に向け、建屋地下では汚染水の漏えい場所の特定や修復が必要だが、東電は「作業員が入れるレベルではなく、ロボットを使った難しい作業になる」と話す。
これは大変なことですね。
今まさに、「過去最大の放射線量」という事実。
また特筆すべきは、このニュースが、東電株主総会後(28日)に公にされたという点でしょうか。
そして、それでも原発を動かす我が国日本は、ある意味凄い国だな、とも思います。
ということで、当ブログ過去エントリーからも、アクセスの多いものをピックアップ。
今一度原子力発電所というものについて、考えてみたい。
③日本人である我々は、これからされるであろう差別とも闘っていかねばならない件。
⑤文科省発表の放射能飛散地図が拡大の一途をたどる件について。
※個人的に①はやっぱりヤバいよなあ、といつも思います。「話半分」だったとしても。
そして、大飯原発、いよいよ明日にも送電開始です。
関西電力が1日夜に原子炉を起動した大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット、加圧水型軽水炉)は2日午前6時、炉内で核分裂の連鎖反応が持続する臨界に達した。
その後、徐々に原子炉の出力を上昇させ、早ければ4日に送電を始めて再稼働。8日にもフル稼働する。大飯3号機の運転再開は約1年3カ月ぶり。昨年3月の東京電力福島第1原発事故以降、定期検査で停止した原発の再稼働は初めて。
皆さん、電気は大切に。
そして、選挙には行きましょう。
いろんな意味で、「考えるべき」「行動すべき」夏が、また始まります。
カテゴリ:未分類