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大人がアンパンマンについて考えてみた。
2012.05.28|☆KAYA☆
月曜日は☆KAYA☆です。
最近産休明けの上司が仕事復帰して、頻繁に子供の話をしています。
私も将来の為、勉強になる話を聞いています。
すると上司が「アンパンマンは神!!」と断言しているのを聞いて、
興味がわいたので調べてみました。その魅力。
以前、戦争経験者でもある作者やなせたかし先生が言ったという、
こんなアンパンマン誕生秘話を聞いたことがあります。
「最終的なヒーローはなんだろうと考えたとき、
お腹がすいた時に助けてくれるのがヒーローだと考えた。」
深い。。。そして切なくなりました。
戦争時、子供達はお腹を空かせて泣いていたんでしょうね。
おそらく世界中のヒーローを全て調べても、
自分の身を削って子供達に食事を与えるヒーローは他にいないでしょう。
やなせたかし先生のコメントは、本当に素敵ですね。
以下「NEVERまとめ」より。
アンパンマンは死にますか?
やなせたかし
「アンパンマンワールドは、不老不死の世界です。」アンパンマンの誕生日は?
やなせたかし
「よくわかりませんが、困ったときは僕の誕生日の二月六日と答えています。アンパンマンに、恋人はいるのですか?
やなせたかし
「そうですね。アンパンマンは、だれに対しても公平ですし。正義の味方は、ちょっぴり孤独で寂しいですね
正義のヒーローは、いつもやはり寂しいものなんですね。
”愛と勇気だけが友達”だったっけ?
ばいきんまんは、どこから何のためにやってきたのですか?
やなせたかし
「アンパンマンと闘うため『正義の敵』としてやってきました。」ばいきんまんは、なぜアンパンマンをやっつけようとするのですか?
やなせたかし
「アンパンマンと闘うために存在しているからです。正義は、悪がなければ成り立たないのです。アンパンマンは、ばいきんまんをやっつけるだけで、なぜ捕まえないのですか?
やなせたかし
「アンパンマンとばいきんまんは、光と影、陽と陰、あるいはプラスとマイナスのような関係です。どちらか一人だけでは存在できません。お互いそのことをよく知ってるのでしょう。ばいきんまんがアンパンマンに勝ったことはありますか?
やなせたかし
「勝つこともありますし、決着がつかず引き分けることもあります。
しかし、最終的にはばいきんまんが負けます。
正義は勝つ、というセオリーからは逃れられません。かわいそうですが……」
「…かわいそうですが。」の部分に込められた、
やなせ先生のバイキンマンへの愛が感じられます。
ジャムおじさんは、結婚しているのですか?
やなせたかし
「ずーっと独身です。なぜなら、そのほうが自由だから。」
カレーパンマンは、誰が作ったのですか?
(『カレーパンマンが最初に登場したとき、ジャムおじさんが自分で作ったと言っている』という解説に続いて、)
やなせたかし
「アンパンマンを作ったときのノウハウがありますから」
ドキンちゃんは、いつ生まれたのですか?
やなせたかし
「ドキンちゃんに限らず、他のすべてのキャラクターすべて、よく分かりません。妖精は空気のようなものですから、いつの間にかそこにいる、という感じです。ドキンちゃんは、なぜしょくぱんまんを好きになったのですか?
パン工場は、どれくらいの広さですか?
やなせたかし
「はっきりしません。広いようでもあり、狭いようでもあり、 伸びたり縮んだりするみたいです。」
個人的に、この「 伸びたり縮んだりする」という表現がとても素敵で好きです。
09年には登場するキャラクターが最も多い事でギネスも獲得しました。
トムス・エンタテインメントは7月16日、アニメ「それいけ!アンパンマン」が、単独のアニメシリーズのキャラクター数でギネス世界記録の認定を受けたと発表した。スタートから約20年で1768体が登場した。
記録の対象となったのは、1988年10月3日の放送開始から09年3月27日放送分まで(08年までの劇場版映画・同時上映作品含む)に登場した1768体。(引用;ITメディア)
アニメ放送が開始されて20年以上。
年1回公開されている劇場版も、今年で23本目になりました。
大人でも泣けるアンパンマン映画はこちら。おすすめです。
愛と勇気について、何の為に生まれて何をして生きるのか、
もう一度考えてみようかなぁ。
Google mapに気を付けて(ネタ)
2012.05.27|saito
こんにちわ!
齋藤です。
日曜日です。
昨日は、ちょっと真面目に書いたので、今回はネタで勝負です!
いつも何気なく使っている「google map」ストリートビューができて、だいぶ話題になっていましたが、
今では何気なく使用していると思います。
以前は、googleサイドで、こんなネタモノもありましたね
【エイプリルフール】Googleマップがドラクエ風に!?【2012.04.01】
しかし、そんな「google map」が、もしもこんなだったら怖すぎるという動画がyoutubeにあがっていたので、
ご紹介~。
いつもの調子で、google mapをやっています。
家の近くを検索♪
近づいてきました。
ん?家の階段までいけるのか?
この部屋って。。。
この後姿は、自分達?
振り返ってみると。。。。
怖っ!!
なんかこんな怪談があった気がする。。。
最後にどうなったかご自分の目でご確認下さい。
Google Maps (Part I of “The Googling”)
齋藤でした~
最近話題のダンスの資格について
2012.05.26|saito
こんにちわ!
齋藤です。
今日は、最近話題の「ダンス」必須化に伴い出てきた「ダンス」の「資格」について。
自分は、大学の頃に「ヒューマンビートボックス」をやっていた関係で、
いわゆる「ストリートダンス」に触れ合う機会も多く、その際に一緒にやっていた相方の「TATSUYA」が
「一般社団法人日本ヒューマンビートボックス協会」起ち上げた事もあり、
※一般社団法人日本ヒューマンビートボックス協会公式HPより
今でもかなりのダンサーさんに会う機会があります。
前々から思う事ですが、日本は、あまりアーティストと呼ばれる方々には、優しくない国だなぁと思うわけです。
海外(全てではありませんが)では、アーティストさんが発表をする場が無償で、提供されていたり、
実力のある方には、ちゃんとした報酬(ここではお金の意味)があり、食べていく事ができますが、
日本では、一部のマナーを守らない人たちだけをとりあげて、「ストリートカルチャー」を排除したがる傾向があります。
数年前までは、代々木公園でストリートライブが頻繁に行われ、そこで、出会った人たちとセッションをしたり、
そこで、見たり聞いたりしたことにより、音楽を始める人も多かった印象を覚えています。
たしかに、マナーの悪い方はいますが、それだけを見て、禁止してしまうと、日本のアーティストさん達が、
海外に出てしまったりして、どんどん日本のストリートカルチャーが衰退してしまうような気がしてなりません。
と、ここまでは、個人的な意見を書いてみました。
さて、そんな中、学校で「ダンス」必須化というニュースは、これからストリートカルチャーがどんどんメジャー化して、
盛り上がっていくという意味では、かなりあがる内容だったのですが、その後に来たこのニュースが度胆を抜かれた感があり、
「やっぱり日本の政府はダメダメなのか?」と思わせるような事でした。
ヒップホップに指導資格 中学のダンス必修化で
今月から中学校の体育の授業でダンスが必修化されたのを受け、一般社団法人「ワールドリズムダンス技能協会」(東京)は18日、
ヒップホップダンスの指導者を認定する資格を創設すると発表した。
名称は「ヒップホップダンス基本技能指導士」。技能や知識を問う有料の検定試験を5、8、12月に実施。
来年以降も年2回のペースで行う。中学教諭のほか、ダンス教室のインストラクター、ダンスをリハビリに取り入れた介護現場の職員らを受験対象者として想定している。
ダンスは中学1、2年で武道とともに必修になり、ヒップホップなど「現代的なリズムのダンス」、創作ダンス、フォークダンスから選ぶことになった。文部科学省が昨年12月から今年1月にかけて実施した公立学校の抽出調査では、現代的なリズムのダンスを選んだ学校が最も多かった。
いやいや、資格ってなんやねん。
と思ってしまったわけです。
ちなみにこちらが「一般社団法人 ワールドリズムダンス技能協会」さん。
※一般社団法人 ワールドリズムダンス技能協会公式HPより
TOPの画像がダンス関係ないと思うのですが。。。
会見では、文科省を使ったり、「ワールドリズムダンス技能協会」の理事陣がなんとも・・・
と思っていたところ、ダンサーの「B-Boy Takeo」さんが見事に解説していらっしゃったので、
ここで、ご紹介したいと思います。
B-Boy Takeo
ダンススタジオ、「スタジオフェイス」代表
日本人初の世界大会優勝チーム「Spartanic Rockers」リーダー
UK B-Boy Championships 日本予選大会オーガナイズ
ストリートダンス教育研究所理事
ストリートダンス研究家
ダンスの資格について解説します PART2
先日以来話題になっているダンスの資格について、
その後いろいろ調べて行くに従って、更にいろんな事が分かってきたので、整理して書きたいと思います。長くなるので、時間が無い人は最後の方の
★まとめ
だけ読んでください。
まず、今回、我々の中で騒動となった発端は、ニュースなどで一斉に「ダンスの資格ができました」という報道があったという事だと思います。
記者会見の場所は文部科学省。
当然、文部科学省で発行する資格だと思うのが普通の考え方です。前回も書きましたがこれは間違いです。
ここで自分が改めて確認した内容を簡単にまとめて書きたいと思います
1.文部科学省での記者会見
文部科学省によれば、例の記者会見には一切ノータッチであるという事。
確かにあの報道で使われている場所は、文部科学省の建物の中の会議室である。各省庁にメディア関係者が集まる「記者クラブ」が存在し、今回の件は記者クラブがセッティングした内容であるという事。
あたかも、文部科学省で行っている資格制度と思われるような報道の仕方には問題があると文部科学省の方はコメントしておりました。
既に、報道各社には抗議を行っているとの聞いております。2.厚生労働省
この資格制度を立ち上げた団体、「ワールドリズムダンス技能協会」
ホームページを見ていただければわかりますが、厚生労働省認可 財団法人 職業技能振興会 監修
公的ダンス資格という記述があります。
そこで厚生労働省に問い合わせを行いました。
厚生労働省では、その資格は「ワールドリズムダンス技能協会」が独自に出している民間資格であり、厚生労働省は一切関係ないという事。この返答に対して、
「公的資格」
という記述がありますがという風に更に尋ねると、「公的」とは定義が非常に難しいものであり、公共性があるという事に関しての判断は厚生労働省では行っていない。
ただ、厚生労働省が認可している、「財団法人 職業技能振興会」というところが認可を出しているのであれば、そういう意味では「公的資格」と言えるかもしれない。
ただ、その内容に関しては基本的に厚生労働省は一切関知していないという事。3.財団法人 職業技能振興会
直接認定をしている団体、財団法人「職業技能振興会」にも電話してお話をうかがいました。
電話口に出た女性に質問すると、あくまで民間の資格であると強調されていました。
この資格が学校教育や、スタジオでのレッスンに必須であるという事ではありません。厚生労働省の方にうかがったのと同じ様に、
「公的資格」とありますが・・・と質問してみると。そういう意味では、「職業技能振興会」が認定しているから「公的資格」と言えますが、国家資格ではありません。
という返答。今回は認定に至る経過も少し質問してみました。
「どういう基準でこちらの団体を認定されたのですか?」子供の成長や高齢者の運動という意味での活動をされている団体と認識し、その活動趣旨が職業技能振興会の趣旨に合っているという事で認定に至りました。
電話口の女性は
「いわゆる、ストリート系ではないと認識しております。」・・・との事
「いわゆるストリート系ではない」
ダンスの資格が、なんで「ヒップホップ」という言葉を使っているのか???
自分にとっては全く理解できない話です。★まとめ
簡単にまとめると、今回の件は報道各社が大きく取り扱ったおかげで我々の業界の中では非常に話題になりました。
本来は
「ワールドリズムダンス技能協会」という団体が、独自に資格制度をスタートしました。というニュースが正確な内容かと思います。しかしそれではニュースバリューがない。
仮に報道されても資格への集客に結び付かない。
そこで文部科学省で記者会見をセットし、中学体育の件を引き合いに報道を行う。
ニュースの画面には「文部科学省」というテロップが入っています。ホームページでは
厚生労働省が認可している、財団法人 職業技能振興会の名前を出すことで公共性をアピールする。(これは実際にそうなようなので間違ったことではありませんが・・・)報道を見た方には、以下のように誤解する可能性が高い訳です。
・この資格自体が文部科学省が発行する資格である
・厚生労働省が認可している国家資格であるとか
・この資格を取らないと、学校では教えられない
・いや、ダンススタジオでも今後この資格が無いと教えられないのでは・・・全部そんな事はありません。
誤解する人が悪いという言い方はできるかと思います。
「そんな事書いていない」、とか、「言っていない」とか言えるかも知れません。しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
報道を見聞きする人の誤解を狙って記者会見を行ったと考えるのは、ゲスのカングリでしょうか?自分はそうは思いません。
多くの方が誤解してしまうような内容を報道する事自体が問題であり、報道各社が、裏を取らないでニュースソースとして報道しているとしたらそれも大きな問題かと思います。そしてなにより、誤解を狙って、この記者会見がセットされているとしたらそれ自体が大きな問題です。
繰り返しますが、この団体が発行する資格は、あくまでこの団体が独自の視点で発行する資格であり、ダンスを教えるにあたって必要なものではありません。
講習や資格試験の中身に関しては、現在自分は内容を全く知らないので、批判する資格はないし、するつもりもありません。
ただ一つ疑問に思う事は、役員や指導者などの中に、ストリートダンスシーンを支えてきたような人物の名前が全く見当たらないという事です。
だからと言って内容がいいか悪いかを判断するのは短絡的ですが・・・。また、資格を取るのに、年会費を入れると7万円近い費用がかかるという事を問題にしている人もいます。
これに関しては、各個人が内容をよく理解し、お金を払う価値があると判断した場合は問題ないと思います。
一民間団体が、どういう価格設定で営業を行っても、それは自由です。全ての問題は、この資格があたかも国の機関が発行する資格であると誤解させるような会見を行った「ワールドリズムダンス技能協会」もしくは「職業技能振興会」の姿勢、そして、内容を知っていて、もしくはそうだと誤解して、報道を行ってしまった報道各社にあると思います。
今後は、
自分達、HIP-HOPにかかわってきた人間が、どういう姿勢でこういう状況に臨むべきかをよく考えて、行動に移していきたいと思います。
わかりやすい。。。。
ようするに思っていたよりも公的なものではなく、気にするなって事ですね。
日本のストリートカルチャーが盛り上がって欲しい。
ただただそう願いますし、貢献をしていきたいと思います!
ありがとうございました!
発売直前☆ 次世代のカーナビ“ サイバーナビ ”
2012.05.25|shiozawa
なかなかすごい次世代カーナビが目前7月に発売される事が発表されました。
商品名は“サイバーナビ”。
■近未来の技術が現実に!? ドライバーの視界にナビ情報が重なるパイオニアの“サイバーナビ”
パイオニアは8日、フロントガラス越しに拡張現実(AR)情報を表示できるヘッドアップディスプレイ(AR HUD)搭載カーナビシステム「カロッツェリア サイバーナビ」を発表した。
販売開始は7月下旬。価格はオープン。
同製品は、7型液晶ディスプレイ搭載のAV一体型HDDカーナビシステム。
「AR HUDユニット」(型番:ND-HUD1)を同梱し、運転席上部にあるサンバイザー取り付け部を利用して同ユニットを設置。
運転中のドライバーの視線に重なり合うように、フロントガラスにナビ情報を表示する。
その最新機能の解説動画がこちら↓↓
引用:YouTube
以前にも一度お話をさせてただきました“拡張現実”。
それをカーナビに適用したバージョンですね。
拡張現実とは?
現実の環境から知覚に与えられる情報に、コンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を与える技術
引用:IT用語辞典
1番目の機能解説の動画、説明が早くてわかりずらいですがすごい機能満載な事は一度見ただけでよくわかります。
なんといっても革新的なのは“ヘッドアップディスプレイ”。
この機能はカーナビで世界初。
透明な画面に、はその画面の先に見える道や建物のに解説を加えてくれる。
今までは左下にあるカーナビの小さい画面を見ながら運転するために、結構な時間目を正面からずらさなければいけませんでしたが
これだと、ちゃんと正面を見たままカーナビの解説を見る事ができます。
それもまるで、道にある標識のように、すぐそこに書かれているかのように。
さらにさらに、前の車の位置や、そばを歩く人をちゃんと認識して、危険が発生した時に連絡してくれたり、
レーンの白線を認識して“ふらつき”がある時に警告したり、
標識を画像認識して知らせたりと、もうなんでもやってくれる。
具体的な製品の解説。
サイバーナビは、2011年モデルにおいてARスカウターモードを搭載。約31万画素のCMOSイメージセンサーと画像解析ユニットからなる「クルーズスカウターユニット」を接続することで、ナビ画面とイメージセンサーから取り込んだ映像を合成して、AR(拡張現実)表示を実現していた。
2012年モデルの新型サイバーナビでは、AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニットを用意。サイバーナビ、クルーズスカウターユニット、AR HUDユニットを組み合わせることで、ナビ画面をフロントウインドーの前方に映し出す。
2DINモデルの「AVIC-ZH99HUD」
2DINモデルの「AVIC-ZH99HUD」
引用:CarWatch
主観的な感想ですが、ここ最近車の安全機能が急激に増えている気がします。
車は“スピードの時代”ではなくて“性能の時代”になったのでしょうか。
今回の機能で車の事故が1件でも多く減ればいいですね。
実に、世の中に貢献するいい製品だと私は感じました。
そして、今日の話とつながるリアルタイムな情報をひとつ。
本日まで“サイバーナビ”のような、車の最先端を見られるイベントが横浜でやっているようです。
<人とくるまのテクノロジー展2012>
今日、時間のある方はぜひ。
ありがとうございます。
「ありがとう、スカイツリー」 一日限りの夢舞台、解体始まる
2012.05.24|iwamura
22日に開業した東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)の解体式が23日早朝から行われ、総事業費650億円をかけた一日限りの夢舞台に幕を閉じた。今後は13年2月をめどに解体工事を完了し、翌14年1月から、同じく高さ634メートルの「東京スカイツリー2(仮称)」の建設に取り掛かる。
スカイツリーの運営会社である株式会社東京スカイツリー634では、目新しさを前面に押し出した「スカイツリー特需」を維持するためには、今後も永続的に解体と建設を繰り返す「スクラップ・アンド・ビルド」方式(【用語解説】参照)を採用することが最良と判断。開業翌日となる23日からさっそくタワーの解体作業に着手した。解体が終わり次第、再び同じ場所に今度は「東京スカイツリー2(仮称)」を建設する。
東京スカイツリーに入るため、朝4時から並んでいたという29歳の男性は「今日なら中に入れると思ったのに…」と話し、次々と解体されていくスカイツリーの残骸をぼう然と見つめていた。
【用語解説】:「スクラップ・アンド・ビルド」
人気のなくなった店舗をいったん閉店し、同じ場所に新店舗を立ち上げることで消費者からの注目を集める手法。うちの近所にある紳士服のはるやまが「完全閉店セール」「新装開店セール」と称してよくやっている。
※虚構新聞より
ということで、虚構新聞相変わらずイケイケで笑いました。
あっぱれだと思うわけです。
先日、例の大阪は橋下市長の「小中学校におけるtwitter義務化」の記事掲載時に、一部炎上(?)というオカシナ顛末にて物議をかもした虚構新聞ですが、やはりというかトーゼンと申しますか、「ネタはネタ」なわけです。
虚構新聞の「そもそも悪ふざけが過ぎる」という炎上問題に関しては、諸処の意見展開がなされており、それを我らがやまもといちろうセンセイがまとめられた文書がございますのでそちら抜粋し、恥ずかしながら自分の個人的感想も含め、下記に記しておきます。
1)メディアを面白くなくさせる奴等
http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/3789「ちょっと調べれば虚構新聞だと分かるんだから、つまらんケチつけてねえで騙された奴は素直に反省しとけボケ」というお立場であります。一理ありますね。
いわゆる「あたりまえ」な論理。「クリックを惜しんだのはお前だ」。
2)虚構新聞騒動に見る「弱者の論理という狂気」
http://togetter.com/li/304472Togetterからは、加藤AZUKIさんをピックアップ。騙された馬鹿を弱者と見立てて華麗に立論している点がかなり秀逸で、上記おごちゃんとはまた別の立脚点となっていて興味深いわけです。ジョークを事実だと思い込んだ弱者の権利主張によって、ジョークを言う側が格別の配慮をしなくてはならなくなった、という、いわゆる「有名になるということは馬鹿に見つかるということ」という立論に近い、味わい深い議論です。
「ジョークを笑えないのは野暮」この一言につきますね。
3)虚構新聞に関してポジショントークする人々の16種類の本音
http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/17450ご自身も、是非自分のポジを確認してみてください。なお、私のポジションは(1)と(3)です。
自分も(1)と(3)ですね。
4)虚構新聞は風刺サイトじゃないよね
http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20120516/p1確かに実在の人物が言いそうなことを捏造して面白記事に仕上げているわけですから、少し調べれば分かるだろ的な議論に対する有力な反論として成立しており、相変わらず立論がしっかりしているなと思うわけです。
う~ん、個人的にはチガウかなあ。風刺サイトじゃないというか、「ネタサイト」でしょ。
5)[WEB][雑記]『虚構新聞』とネットリテラシーの限界
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20120516#p1つまり、騙される人も騙されないようになっていく過程であり笑うべきではない、騙されない人は騙された結果の反省として前に立っているので怒るべきではない、という、そういうグレーゾーンの外角低めにストレートを投げ込んだ虚構新聞は「耐性をつけるための雑菌であり、必要悪」的なアプローチで締めています。必読です。
「twitterは義務化すべきかもしれませんよ。虚構じゃなくて。」に全てが集約されておりますね。
6)虚構新聞社主の悲しい勘違いによる主張をはい論破
http://anond.hatelabo.jp/20120517123355匿名ダイアリーからはこんな議論が。昔からあるテキストサイト文化を引きずって、ネットだからネタで許される時代ではないのだ、文明開化せよ、というごもっともな主張であります。
ごもっともではありつつも、そんなアオスジ立てるようなハナシかいな。というところが小生のホンネ。
7)「虚構新聞」の事を語る前に、まず「東北大学助教授レポート」の件を考えようよ
http://damedesu-orz.org/kimlla/archives/site/201205162222.htmlもともと、ジョークのつもりで書いた話がネットの中で一人歩きして、さも事実であるかのように定着してしまうことの恐ろしさを、一時期話題になった「東北大学助教授レポート」ネタを例に立論しています。
筆者自らが「世知辛いことよ」と書いている通り、ウェブが一般化したことによって、とても窮屈になり、この程度のジョークですらも自粛しなければいけないほど批判されうるのか、という締めも素晴らしいです。
同感ですね。。。
8)虚構新聞の件をデマ扱いするのは納得できないというお話
http://d.hatena.ne.jp/itotto/20120516/1337187664問題を虚構新聞そのものと、騙された馬鹿に分けて立論していき、最終的にはガセネタを流されて迷惑する形となった橋下さんがどう考えるのか次第だ、という落ち着きどころに綺麗に着地しています。
1.ウソと言いつつあまりにリアリティがあり過ぎた
2.ネタのチョイスに失敗した
3.サイトを目にする人の層が変わってきた
「だからこその100点!」だと思うんですけれども。
9)[その他]虚構新聞だからデマでも許されますって思ってる奴今すぐ死ね
http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20120515/1337015051こちらも率直に「虚構新聞がデマを流して許されるわけねーだろ」という立論でありまして、これの派生はさまざまあれども基本はこちらの考え方がベースになろうかと思います。
まあ、ネタとして面白い主張ではありますね。
10)いい加減、虚構新聞はタイトルに虚構新聞だと明記しろ
http://n-styles.com/main/archives/2012/05/15-050000.php「『電子レンジを猫の乾燥に使わないでください』という注意書きと同じレベル」に対し「私の要望は『電子レンジの箱には、電子レンジと書いて欲しい』」というのは、実にエッジの立った議論だな、と思います。
これもネタとしては秀逸でございます!
11)虚構新聞は誰でもなくインターネットに殺された。
http://anond.hatelabo.jp/20120516180543さらに、この匿名ダイアリーではガセネタの一人歩きから、いわゆる2ちゃんねるまとめ系サイトのソースロンダリングにまで踏み込んで、馬鹿を釣る仕掛けとしての強いタイトルがネットの情報流通に悪しき影響を及ぼしている、という認識を綺麗に展開しています。ごもっともですね。
わかりますが、そこまでのハナシなのかなーぷぷぷ、というのが正直なトコロ。
12)なんか、また釣られた人が吠えているようだけど
http://d.hatena.ne.jp/tonan/20120515#p1tonan氏の議論もまた、オーソドックスな「ソースは確認するべき」という原理原則に立ち返っての立論でもあり、一方で信頼性の低そうなタイトルを引用してTwitterなどで拡散する人そのものの問題も置き去りにしないほうが良いのではないか、というテーマを、あまりにも象徴的な東スポを使って論じています。
※以上やまもといちろうブログより
東スポ(笑)。ナイス切り口であります!
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と、いうワケで、皆様ご意見はいかがでございましょうか。
小生の論点を簡潔にまとめさせて頂けるとすれば
「ここまでの議論をネット上に爆発させた虚構新聞は最高です!」
とするものであり、上記ド炎上のちに
「さらにスカイツリー解体ネタをかぶせるあたり、タイミングも含め秀逸!」
という拍手ぱちぱち以外の何ものでもない、ナイスネタウェブサイトであると思います。
怒っていらっしゃるご仁を玉露を呑みながら眺めることも含め、虚構新聞の影響力にあっぱれ。
今日も心で泣いて、でも顔は笑って、がんばるひとでありたいものです。
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