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侠(おとこぎ)色々
2008.12.03|umiushi
大洋ホエールズもとい横浜ベイスターズの三浦投手が残留いたしました。まるで阪神移籍が規定路線みたいな報道もありましたが、
最後まで悩みましたが
自分の原点である「三浦大輔とは?」と考えた時に「強いチームをやっつける!」
そうやって昔から野球をしてきたことに気付き残留を決めました。
あと、この2週間でもう一つ気付いた事があります。「やっぱりオレは横浜が好き」だということです。
という、男気溢れる理由で残留(公式HPのブログより)。
今回のFA宣言も、移籍ありきではなく「他球団の話を聞ける最後の機会だから」とおっしゃっていましたから、残ること自体はそこまで意外ではないのですが、なんというか日本人好みというか浪花節ですな。
男気といえば、今年広島からロサンゼルスドジャースに行った黒田投手も昨年、
「僕が他球団のユニフォームを着て、広島市民球場でカープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった」
「僕をここまでの投手に育ててくれたのはカープ。そのチームを相手に僕が目一杯ボールを投げる自信が正直なかった」
などと、ファンがおしっこチビリそうな理由で残留しましたね。ただしメジャー志向もあったことから、契約条件が「メジャーなら移籍可」というのも、わかってるぜ広島球団。
FAはルールであり権利ですので、FAで移籍する/移籍した選手を非難するつもりは毛頭ありません。しかしプロスポーツを「人気商売」という側面から見ると、やっぱり超一流ですよこの2人。
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ところでおとこぎ、といえば、
OTOKOGI (オトコギ)
という名前の遺伝子があるようで。なんでもオスになるかどうかを決める遺伝子らしく、つまり生物の性はメスがデフォルト、わたくしも属するオスは派生形らしいです。ううう・・・。
研究者が仁侠映画のファンなので、機能にちなんでかような名前がついたとか。
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学者ってのはシャレがわかるのか、それとも研究しすぎて頭がアレしちゃったのか、変な名前つけることもあるみたいですね。他にも、
SHUGOSHIN (シュゴシン)
意味はそのまま、(減数分裂の)守護神。卵や精子を作るのに必須。
Sonic hedgehog (ソニックヘッジホッグ)
セガのゲームキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から。見つけた研究者(外国人)がゲーマーだったのが運の尽き。やはり日本の主要産業はゲームやアニメであるな。受精卵が赤ちゃんになっていく発生過程で大事すぎるタンパク。
Pikachurin (ピカチュリン)
「ピカチュウ」の素早さが高いことより。動体視力に関係するとみられるタンパク。
などなど。
(表記の大文字小文字には色々ルールがあるらしいのですが、そんなもん知らんのでコピペしました)
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・・・とはいえ、彼らはいわゆる「バイオ」の研究者であり、どこかオシャレな感じもするのですが、これが化石屋となると、
Sinemys gamera (シネミス ガメラ)
白亜紀の亀。命名はカナダ人。当然特撮マニア。
Gojirasaurus (ゴジラサウルス)属
三畳紀の恐竜。G. quayi 一種のみ。命名はアメリカ人。当然特撮オタク。
最後のやつなんか、海外で言う”Godzilla(ガッズィーラ)”ではなく、あくまで日本語発音の「ゴジラ」にしたところに感動と頭痛を覚えるべきだと思うんです・・・
・・・
・・・お前ら本当、たいがいにせえよ。
「たらいまわし」は失礼だろ常識的に考えて
2008.12.02|umiushi
最近、連日のように「救急受入拒否」のニュースがありますね。原因はお医者さんが足りないってことみたいですが。
札幌市内の女性が昨年11月に自宅で出産した未熟児が、7病院に受け入れを拒否され、新生児集中治療室(NICU)のない病院に搬送された後に死亡して いたことが2日、分かった。同市病院局の野崎清史経営管理部長は同日午前、記者団に「誠に残念だ。大変申し訳ない」と語った。(後略)
スカした「頑固親父の店」みたいな食い物屋とか、あるいはドレスコードがあるような高級店ならともかく、普通のサービス業だったらお客を断ったりはしません。
お医者さんをサービス業と同列に扱ってはいかんと思うのですが、それでも基本的に「来る者は拒まず」な職種ですよね。まさか患者さんの回復を願わない医師がいるとも思えず、治せるならいくらでも治そうとする職業のはずです。
そんなお医者さんが「今ベッドいっぱいです」「手術中です」「今診れません」って言うんだから、実際そうなんでしょう。前も
普通の病院の勤務時間は昼休みの休憩時間を含めて月間180-200時間程度です。勤務時間外が月間500時間以上あります。それを何人の医師で分担するかによってオンコール時間には大きな幅が生じます。たとえば一人医長であれば500時間以上、つまり常時呼び出しに対応するということになります。今回の集計ではオンコール時間月間500時間以上の医師が4名、200時間以上の医師が22名でした。オンコール時間帯でどのぐらい呼び出されているか等の解析は今回の中間解析では行っていません。
などという、衝撃的なんて言い方では追いつかない調査がありました(産婦人科勤務医・在院時間調査 第 1 回中間集計結果 報告と解説、PDF)。ちなみに1ヵ月は24時間×30日=720時間です。
それを「たらいまわし」とは、礼を失するにも程がある。
こちら内科のお医者さんのブログ(NATROMの日記)より
なぜ「たらい回し」と書いてはいけないか?それは、リソース不足に起因する問題を、さも現場の怠慢が原因であるかのように誤認させるからである。同様の理 由で、「拒否」と書くのも望ましくない。「受け入れ不能」と書けば、医療崩壊について知識のない読者も、「なぜ受け入れ不能だったのか?」と考えるであろ う。リソース不足をそのままにして現場を批判しても問題は解決しない。「たらい回し」と書くマスコミが存在し続ける限り、今後も、同様の事件(いわゆる 「たらい回し」)は起こり続けるであろう。
このように、何度言われてもこの表現を使うということは、
・医者を貶める意思がある
・不勉強で知らない
のどちらかだと思うんです。
どちらにしても報道する側として、無自覚かつ著しく不誠実です。実は毎日見ている人気サイト(探○ファ○ル)があったんですが、そこでも「たらいまわし」表現を使っていたので、トサカに来て本日ブックマーク削除しました。
見出ししか見ない人だっているんだから、ミスリードはいかんですよ。
世界三大珍味のひとつを食べてきた
2008.12.02|umiushi
キャビア、トリュフと並び称される、世界三大珍味のフォアグラを食べてきました。とは言ってもレストランで自分から選んだわけではなく、友人の結婚披露宴で出てきたんですけど。金あるなアイツ。
写真を撮ってないんですけど、なんかこんな感じでした。結婚おめでとう、M。
ところで三大「美味」ではなく「珍味」なのがミソでして、独特の風味があり、食べてる途中で「あ、俺レバー苦手だった」ということを思い出しました。
たとえばキャビアも魚卵ですから、イクラとかスジコとかカズノコが苦手な人はダメだそうですし、トリュフもクセがあるらしく、キノコ苦手な人は食べられないって言いますね。
(評価が伝聞なのは高価ゆえ僕が食べたことないからだとお察しいただいてですね)
誠に現金なことに、上等のレバーは問題なく食べられるので、美味しく頂戴した次第です。しかし冷静に考えればこれほど残酷な食べ物もないですよ。
フォアグラ(Wikipediaより)
フォアグラ(仏:Foie gras)は、必要以上にエサをたくさん与える(強制給餌/ガヴァージュ 仏:gavage/英:en:Force-feeding)ことにより、肝臓を形成する肝細胞に使われない脂肪が蓄積する過程で、どんどん肝臓の一部が脂肪に置き換えられていく状態「脂肪肝」を人工的に作り出したものである。通常ガチョウまたは鴨が使用され、世界三大珍味の1つに数えられる食品である。
・・・脂肪肝ですってよ。だから、
フォアグラの生産はガチョウの強制給餌を伴うため、動物虐待に当たるとして生産や販売を禁止する動きが広がっている。
そうです。
でも、これはこれで立派な食文化ですし、家畜や家禽なんてどのみち人間のために改良された存在なので、あんまり文句つけるのもどうかと思うのです。
・・・もっとはっきり言いますと、たまに美味しいもの食べて幸せになれて、それで社会が平和になるなら、ガチョウくらい虐待したっていいじゃねえかと。フォアグラ発祥の地、フランスの国民議会は、
フランスが世界でフォアグラの80%以上を生産していることを指摘し、保護すべき仏文化、料理の貴重な遺産であると宣言。カモやガチョウの強制肥育についても、他に方法はなく止むを得ないとして、擁護する姿勢を鮮明にした。
だそうです。僕も決してフォアグラが美味しかったから擁護するわけではありません。
———
ちなみに動物虐待と聞くと、つい真逆の菜食主義が頭に浮かんでしまうのですが、
動物虐待どころではない、シャレでは済まないこの方も菜食主義者だったとか。
色々と待てやコラ、って感じであります。
カテゴリ:ご飯
「崖の上のポニョ」のモチベーション/宮崎駿監督インタビュー
2008.12.01|iwamura
宮崎駿監督のインタビュー記事があったのですが、「仙人」みたいにスゴイです。映画の話あんまりない。
でもちょっとまとめてみました。
☆『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』などのアニメーション映画を手掛けた宮崎駿監督が11月20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会に登場し、講演を行った。
私たちが作った『(崖の上の)ポニョ』という作品は、実際にスタッフに子どもが生まれて、その子どもを見ているうちに、「この子が最初に見る映画として作ろう」ということで、それを自分たちのモチベーションにして作りました。
今、私たちの社会は潜在的な不安に満ちています。それから、子どもをどういう風に育てたらいいのかということについても大き な不安を持っています。
それで映画を作りながら、私たちはジブリで働いている人間のための保育園を作ってしまったのです。
この国に立ち込めている不安や将来に対する悲観的な考え方は、実は子どもたちには全く関係ないことなのです。つまり、この国が一番やらないといけないこと は、この子どもたちのための環境を整えること。ナショナリズムからも解放されて、もっと子どもたちの能力を信じて、その力を引き出す努力を日本が内部 需要の拡大のためにやれば、この国は大した国になると信じてます。
「自分の子供をつくらないと、本当にいい映画は創れないのだ」という意味のことを、この本でも宮崎監督は言っていた気がします。
「自分の子供をモチベーションに、未来に向かって仕事をする」ということについて、考えさせられます。
以下、外国特派員のみなさんとの質疑応答。
――私はイングランドの田舎に実家があります。近所は農家で、子どもたちは昼間牛や羊の面倒をみるなどの仕事をしているが、夜にはあなた の映画を見る。彼らは現実世界とバーチャル世界を区別してないように思えるのですが、あなたは現実世界とバーチャル世界の違いについてどうお考えですか?
この国ではバランスが崩れているのです。バーチャルなものに取り囲まれているわけなんですね。その環境を変えるために、内部需 要の拡大を図るべきだと私は思っています。
自分で火をおこして、燃やし続けて消すこ とができる、水の性質を理解している、木に登れる、縄でものをくくれる、針と糸を使える、ナイフを使える。これだけは国が責任をもって子どもたちに字を教 える前に教えなければいけないと思っています。
――先ほどの講演で「子どもたちをナショナリズムから解放したい」とおっしゃいましたが、今後は地域社会に根ざした映画を作るつもりか、グローバルな映画を作るつもりかどちらですか?
「世界の問題は多民族にある」という考え方が根幹にあると思っています。ですから少なくとも自分たちは、悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません。
「あらゆる問題は自分の内面や自分の属する社会や家族の中にもある」ということをいつも踏まえて映画を作らなければいけないと思っています。
――宮崎さんの映画には、環境問題について示唆する場面が多く登場しているように思えます。宮崎さんは日本の環境問題の現状について楽観的ですか、悲観的ですか?
ものすごく悲観的ですね。(環境問題については)とことんひどくなるまで学ばないだろうと思います。
この国は生産するよりも、消費する方が多い国なんです。食料の自給率が低 いとか、自分が着ている下着が全部中国製であるとか、そういうことがこの国の不安の根幹にあるんだと私は思っています。
その構造を劇的に変えることは不可能ですから、個人的には、自分と自分の周辺に関しては最大限の努力をしていくつもり です。
――第二次世界大戦後の日本の歴史の中で、一番懐かしさを感じる時期があれば教えてください。もしなければ、日本の歴史の中でどの時期に懐かしさを感じますか?
ずいぶん私は探していたのです。いつが一番良かったのか。どこで止まればよかったのか。
「いったいどこに止まれば良かったのか」というのは、これはずいぶん探しましたが、結局「楽園というものは自分の幼年時代にしかない、幼年時代の記憶の中 にだけあるんだ」ということが分かりました。親の庇護(ひご)を受け、多くの問題を知らないわずか数年の間だけれども、その時期だけが楽園になると思うよ うになるのではないでしょうか。
「『楽園』と呼べる美しい時代に、子どもたちがいる間に。
当たり前に必要な生きる術と、自分たちの中にもある問題について、映画を使って語ってゆく。」
。。。やはり、宮崎駿監督、唸らされます。
インタビュー詳細はこちらでまとめて公開されております。お時間あればぜひ。
学生時代っていいよね☆~2008年イチバンのPV
2008.11.30|iwamura
わが母校、長野県立飯田高等学校花園進出!!!
寄付金の振込用紙とともに「南信州」が!
嬉しいものですね☆
岡谷工業(長野県では花園常連)から移ってきた先生がカントクさんなんですが、彼のコメントがサワヤカ。
岡谷工業高校ラグビーの常勝時代を築いた湯沢一道監督(42)がことし4月、飯田高校に着任した。
指導者として開花したのは、岡工だった。着任1年目から県大会を制覇。その後、飯田高が躍進した98年大会を除いて、15年間で計14回花園の土を踏んだ。
でも、苦労も多かったようで、母校へ移ったカントク。
「県内の高校で、これまでに誰もチャレンジしようとしなかったチームをつくれそうな気がした」
飯田高ラグビー班の監督に就いた際、練習風景を見て抱いた印象だ。部員は27人。決して多いとは言えないが、一人ひとりにやる気が見られ、何よりもラグ ビーが好きな生徒ばかり。経験者も多い。「私がやりたかった、ボールを動かしながらそれぞれで判断できるチームがつくれるかも」と、闘志に火が付いた。
“アタックは水物。ディフェンスは裏切らない”が、湯沢ラグビーの柱だ。
かっこいいすね、スポーツマン!
ぼくも学生時代はえっちな事など一切考えず、白球を追った時代もありました(ホントウ)。
そして大学時代も、やりたいことに夢中だった。そういうことを、思いだしました。
上記「南信州」の記事もですが、下記PVも、ウツクシイ時代を思い起こさせてくれるという観点で、間違いなく今年のイチバンです☆
CGの多いこの時代、ドイツのフルトヴァンゲン大学で6人の学生が企画、製作したPVです。
お休みの日なのでゆっくり見てみてください。
サワヤカです。学生時代に戻りたくなります☆
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