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【速報】東京国際アニメフェア2010!~神風動画代表「水崎淳平」インタビュー~
2010.03.26|iwamura
と、いうことで東京国際アニメフェア2010にお邪魔してきちゃいました!
エネルギーあるなー、特筆すべきだ!と思ったのは、「ジャンプ系」のアニメ化の告知及び、アニメ化喧伝の華やかさ。
「バクマン。」とか、まだ連載間もないのに、「NHKさん解ってるな!」的な。
ただこれも言ってしまえば、「DEATH NOTE」のセイシュン版と申しますか、(オリジナルマンガの)商品力頼みのオハナシであって、アニメフェアと申しますか、コミックフェアでも同じようにフューチャーされるであろうコンテンツではある。
対して、コンテンツとしての「アニメ作品そのものとして彩り」を考えた場合、日本工学院さんの展示なんかは興味深かった。
商品化されてない、媒体の(コミック誌等の)力を借りずに「アニメそのもの」でショーブする姿勢。海外からの留学生の作品の数々は、一番熱さを感じたかな~。
しかし、一番熱いと言えば、やっぱりこの方を置いては話が先に進まんでしょう!
我らが神風動画代表「水崎淳平」その人だ!!!
会場にブルメタのRX-7を発見!一瞬「ここはモーターショウか?!」と思わせる手品師ぶり。
そんなRX-7オーナーである神風動画は水崎淳平代表にお話をお伺いいたしました。
ROCKET岩村
えーと、スゴい車ですね。ドドドドって描いてありますけども(笑)。
神風動画水崎
ホラ、ムービーなんて撮っていただいたりして(撮影プレスを指さす)。わざわざカメラ出して撮ってくれる方多くって嬉しいです。
でも車ばかりで肝心の新作映像のディスプレイ(展示動画)見てくれてない!みたいな(笑)。
岩村
いやー、でも目がいきますよね。これはカッコイイな!これ乗ってて気持よくなかったですか?
水崎
いや、実際に本人乗ってると忘れちゃうんです。昨日も搬入の為に銀座を抜けて走ってきたのですが、街中のみなさんに指さされちゃったりして。
あ、そうだ!このクルマプリントしてたか!って(笑)。
岩村
そんなイケイケディスプレイな水崎さんに、今年のアニメフェアの感想をお伺いしたいのですが。
水崎
大きな会社さんでも、ブースの規模が昨年より小さくなってる気はします。理由は。。いろいろあるんでしょうけれども。。どう思われますか?
岩村
個々の作品クオリティは上がってると思いますけどね。景気の影響でしょうか?
そのあたりも含め、今後の日本のアニメ業界の進むべき道と、その中での神風動画の立ち位置についてお伺いさせてください。
水崎
そうですね、クルマを1台も他社さんが出されてなくてヨカッタですけれども、まあそれはネタとして(笑)。
今後の日本のアニメ業界の方向性なんて偉そうなことは言えませんが、同じよ
うなブース、同じようなディスプレイですばらしい作品や才能が埋もれてしまっ
てはいけないと思うんですよ。アニメ制作者サイドの収入って、今すごく少な
いんですね。それは、プレゼンへの比重が低いため、安くてもいいや、ってクライ
アントさんに思われちゃってることも原因としてあると思うんです。
アニメ業界が、アニメ制作サイドの人間が、コンテンツホルダーとしてナメられ
ちゃいけない。折角いいもの創れる、創ってるんだから、いいアニメ作品を創れ
るところまでだけじゃなくって、「見せ方のパッケージまで提案できるんだ
」ってことを示さなきゃいけない、と思うんですね。
そうなればお仕事も現場に落ちるよりももっと前の段階から参加が出来て、購買者の立場に近い場所でモノ作りを出来るのではないでしょうか。
すくなくとも神風動画は、そういう方向へ偏った会社でいたいと思ってます。
だって、このクルマ、アニメフェアという会場では異質ですよね(笑)?
岩村
オモシロイです(笑)。カッコイイですよ。
オモシロイものを、オモシロイものとしてパッケージ提案するところまでがアニメ制作側の責務!
ありがとうございました。これ、いただきます。
水崎
こちらこそ、ありがとうございました。楽しんでいってくださいね!
岩村
ありがとうございました。
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不景気の昨今、もちろんアニメ業界に限らず、デザインや制作、クリエイティヴ業界全体にその影響は出始めています。
でも、折角いいもの、おもしろいものを創っているのなら、それを自信を持ってアピールすべきだ。喧伝し、そこまでをクリエイターとして引き受けるべきだ、という水崎代表のコメント、同じ会社経営者として、胸に突き刺さるものがありました。
日本の未来のクリエイターの責務は、世界全体を市場と認識した場合に、作品づくりのみならず、プレゼン提案まで含めたものへ、そのフェーズは移りつつある。
イタシャに見えて、イタシャじゃない!実はめちゃくちゃカッコいい青いRX-7、会場でひときわ輝いておりました。
東京国際アニメフェア2010、一般公開日は今週末27、28日です。お時間見つけて、皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひぜひ足を運んでみてください!
BE STUPID.~STUPID ONLY GET FREE T-SHIRT. DIESEL
2010.02.27|iwamura
と、いうことでDIESELさん。
イタリアのカジュアルブランド「DIESEL(ディーゼル)」を国内展開するディーゼルジャパン(本社=大阪市中央区)は2月27日・28日限定で、原宿に「0円」でTシャツを「販売」するストア「BE STUPID STORE」(渋谷区神宮前4)をオープンする。
1991年から広告キャンペーンを行っている同ブランド。同ストアは、「BE STUPID」をスローガンに掲げた春夏キャンペーンの一環でオープン。
同社広報担当者は「世界的に同スローガンでキャンペーンを行っている。同所については、キャンペーンのイメージとメッセージに世界観が近い場所として選んだ」と話す。
場所は神宮前交差点近くのショップスペース。Tシャツは、同ブランドの公式サイトで出題している「簡単なクイズ」に答えた人に配信する「引換券」を当日店頭で提示した人のみに進呈する。Tシャツ入手には同ブランドのメールマガジン登録が必要となる。
営業時間は12時~19時。Tシャツが無くなり次第終了。
※シブヤ経済新聞より抜粋(部分略)
「ウェブのクイズに答えて」「メルマガ登録」忘れて入口でモメないでね(小生はよくやるパターン)。
しかし場所がSTUPID的であるという同社広報の回答がウケる。
DIESELさんはパンツのラインとか超キレーで、やっぱり少しお高いのであるが、小生も大好きです。
服飾系ブランドの広告はそして、ダマされてるのワカっててもカッコいい。
ヨーロッパを中心に展開される「JAPAN TECHNOLOGY(ヒートテック)」byUNIQLOさんの展開も、実はモモヒキだったりするんだけど、ジャパンテクノロジーとか言われちゃうとさすがにカッコよくて(笑)。あんなに子どものころモモヒキ拒否してたのになー。
いやいや、わすれておった。DIESELさんであったよ。
DIESELさんは上記UNIQLOさんとはまた全然ベクトル違ってるんだけれども、でもやっぱり個人的にはこっちのが宣伝動画も好きだった。
これはあきらかにやりすぎ(何度もすみません)。でもセンスいいよなー(笑)。
0円T-SHIRTは直ぐ無くなっちゃうと思うので、みなさんクイズに答えて原宿へGOだ!
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※インタビューページも新コンテンツアップです。「FREEDOMとBE STUPID」(なんちゃって)。
ゼヒゼヒ寄ってってください。
東芝エアコンをCMで振り返る。
2010.02.19|iwamura
東芝ルームエアコン「大清快UDXシリーズ」新発売について-「とくダネ!省エネ!見エル~ネ (今日からあなたも電気ダイエット!)」- | 東芝キヤリア株式会社 | News2u.net
だい・せい・かい、です。東芝のエアコンといえば、昔から有名ですよね。
自宅にあるエアコンが東芝の人も少なくないのでは??
東芝のエアコンがなぜ身近に感じられるのか。
ひとつ考えられるのが、昔から続いているCMコミュニケーションです。
こんなCM、見たことないでしょうか?
若き日の志村けん。
名取裕子も。
時代を感じますか?(笑)
次は、織田裕二。
そして、のりピー。
これだけ多くの芸能人を起用してきたことから、東芝がエアコンにかける意気込みは半端じゃないことが伝わってきます。
ちなみに、東芝がはじめて扇風機を作ったのは1894年のこと。当時はこんなカタチでした。
ルームエアコンが始まったのは、1935年みたいです。
ご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。
スローモーションの視点
2010.02.11|iwamura
お休みなのでカルめに。
スローモーション動画が結構好きで。ホオジロザメの捕食の瞬間とか。
動画サイトサーフィンしてたら、面白いのがいくつかあったので。
まずシートベルト。
でもどうだろう。意外に衝突の衝撃は強く、人間の力では支えるの無理だからこその「シートベルト」だから。
誤解のないように見てもらいたい動画ではある。
さて、見ててラクで、夏っぽくて好きだったのが以下。
これ、きらきらしてるだけじゃなくて、逆再生が面白いよな。
スローモーションは、本来人間が見たくても見えなかった、「神の視点」なんだろうな。
さて、そんな「神」が望まないであろう状況の、スローモーションと、そのプロモ。
ちょっと怖いぐらいだもんな。
このへんやらせると海外はエッジが利いててスマート。
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温かさや重要度喚起、楽しさやみずみずしさの表現、そして、恐ろしさや愚かさ。
「神の視点」に人間が立つことを認め、神がするように「感じる時間」「熟考する時間」を人間に与えてくれるスローモーション。
生き馬の目を抜く世の中であり、毎日忙しいけれども、しっかり感じて、考えて、生きていたいものです。
みんなで、楽しむ。
2010.01.22|iwamura
今日は一体感について。
いろんなバイラルムービーを見てみましょう。
2008年のカンヌ国際広告祭フィルム部門でグランプリを獲得した、キャドバリー・デイリーミルクの”Gorilla Drummer”。
このムービーはいろんなクリエイターに”真似”され、パロディ作品がいくつも生まれています。
もっと見たい方はコチラからどうぞ。他の曲を合わせた”remix”もいくつかアップされています。ちなみに、制作したファロン・ロンドン社のインタビューはコチラです。
ちなみに、以前当ブログでご紹介した、T-Mobile。
実は続きがあります。
同じ監督が担当した、Oprah Winfreyさんのドッキリ。観客約2万人が仕掛け人です。みんなで同じダンスをして、Oprah Winfreyさん(黄色の服を着た女性)を驚かせようという企画です。
その練習の様子。
最初に出したゴリラのムービーは「真似する」という意味で、後半のダンスのムービーは「みんなが参加する」という意味で。それぞれ、「みんなで楽しむ」ことがコンセプトになっています。一体感とはスゴイですね。
最後に、一体感でスゴイ映像をひとつ。
こんな体験、してみたいです。