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天皇陛下、和船を操る
2009.09.15|umiushi
和船で海へ出られた両陛下=神奈川
葉山御用邸(葉山町)で静養中の天皇、皇后両陛下は14日朝、同御用邸の和船に乗り、海へ出られた。12日から合流した秋篠宮妃紀子さま、長男悠仁さまも同乗。穏やかな海を渡る風を楽しんだ。
これ、知らない人が見たら、ただの「孫と船で遊ぶおじいちゃん」な写真だよなあ。
(もし写真のリンク切られたら、ご面倒ですがリンク先に飛んでください)
和船を櫓で漕ぐのって、結構難しいんですよね。
僕もちょこっとだけやらせてもらって、あまりに進まないのでオウチ帰りたくなったことがあります。
特に陛下は魚類学の研究、なかでもハゼ類の大家でもいらっしゃいますし、さすがとしか申し上げようがありません。やっぱり「陛下」となると、色々出来ちゃうのね。
ご公務と比較するのもなんだけど、先帝にも
「(名代として)東宮ちゃんがいるから大丈夫」
と信頼されてらしたのも、なんか頷けるな。
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ときに、天皇家は伝統的に(奈良時代から!)、薬学や医学や作物学など、いわゆる生物学一般に通じた御家系でらっしゃいますな。たとえば、ちょっと時代は下るけど
後醍醐天皇
の「醍醐」って、チーズみたいなもんですよ。当時では最高級の栄養食品で、
「これでも食って精つけろ」
って臣下に賜る、みたいな。
・・・しかし、皇族や王族って、イメージ的には文系っぽいですよね。
皇太子殿下は文系でいらっしゃるのですが、文系が逆に目立つ皇族というのも歴史上稀有なのではないですかな。いや、皇族じたいが稀有どころか世界唯一なんだけど。
ワイセツ将棋盤職人
2009.09.12|umiushi
土曜の朝からなんですが、
「このタワケが!」
の一言で終了のニュース。
将棋盤の伝統職人を逮捕=ホテル従業員にわいせつ容疑-奈良県警
ホテル従業員の女性のスカートをめくり、下腹部を触ったとして、奈良県警橿原署は11日、強制わいせつ容疑で、将棋盤メーカー「めぐみ堂」(大阪市)社長 西本誠一郎容疑者(72)=大阪府羽曳野市羽曳が丘=を逮捕した。容疑を認めており、「好みの女性だった」と供述しているという。
いい年こいて何をやっとるんだ、と思う一方、
裸婦像を描こうとしてたら、ついついモデルに欲情して襲い掛かって引っぱたかれた80過ぎの画家
という話も聞いたことあるので、これは野郎どもの業なのかもしれません。
もちろん、だからってそういうことしていいわけじゃないので、私も変な気を起こさないようにしようと誓った次第です。
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しかしこのニュースのキモは、後半部分にあるのであります。
同社によると、西本容疑者は、日本刀を使って将棋盤に漆の線を引く伝統技術「太刀目盛り」の数少ない後継者で、テレビなどにも出演していた。
確かに、言われてみれば
「将棋盤に升目を引く人」がいるはずなんです。
いるはずなんですが、
みたいに、改めてその存在をクローズアップされて意識してみると、なんともいえない感動が沸き起こります(俺だけかな)。
その熟練の技がこちら。
つややかに漆刻む「太刀目盛り」の実演/厚木
日本刀を使って碁盤や将棋盤に漆で線を引く伝統技術「太刀目盛り」の実演会が六-八日、厚木市中町の「プロミティあつぎ」で行われた。技術を受け継ぐ職人は国内で数少なく、丁寧に引かれる漆黒の線に来場者は見入っていた。
実演は囲碁・将棋用品の製造販売会社「めぐみ堂」(大阪市)の展示即売会の一角で行われた。同社大阪本店店長の加藤友規さん(59)が熟練した技術を披 露。人肌の温度に温めた日本刀に漆を付け、「くし」と呼ばれる木枠に沿って線を引く。力の入れ具合が難しく、「手元が狂うと漆の線がゆがむ」という。印刷による線引きが主流だが、太刀目盛りで仕上げた盤は線に美しいつやがあり、耐久性にも優れるという。
(写真は部下の加藤さんであり、今回の容疑者ではありません)
ほほう。大工さんの墨入れとはまた違うんですな。
・・・社長はパクられたけど、加藤さんたちがんばれ。