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天皇専用防具「インペリアルアーマー」
2010.02.20|shiozawa
最近ですとこちらなど、特に右翼でもないけれど皇室を敬愛するロケットワークスですが、その系譜の深遠さを垣間見られるニュースがこちら。
「天皇のよろい」発見 長岡宮跡 推古~桓武時代 200年継承
京都府向日市の長岡宮(784~794年)跡で、「東宮」の中枢部にある内裏(だいり)(天皇の住居)の遺構から、天皇が所有したとみられる鉄よろいの部品が見つかり、向日市埋蔵文化財センターが18日、発表した。
「小札(こざね)」と呼ばれる鉄よろいの短冊状の板の一部で約30点。製造時期は、推古天皇の時代(6世紀末)から桓武天皇の時代(8世紀末)までの約200年間にわたっていた。(中略)
古代政治史に詳しい吉川真司・京都大学大学院文学研究科教授(日本古代史)の話「飛鳥時代から約200年間の王権で武具が受け継がれていたことが推測さ れる。天皇が刀剣類を受け継いでいたとは推定されていたが、よろいもという話はこれまで考えられていなかったので画期的な発見だ。よろいは弓や刀などに比 べ非常に高価なもので特別視され、近衛兵が儀礼の際に着用した可能性がある。儀礼用の武具は様々な保管場所へ移動させられていたと考えられており、遺跡か ら発見されたことは非常に貴重だ」
おおう・・・
20世紀にゲームにドハマリした世代としては、こういうニュースに触れるにつけ、
軍師:
目的は地上戦艦の破壊では ありません。 ボクオーンを倒すことです。 そのためには、 第一にボクオーンのまわりの 戦力を減らすことです。 第二にボクオーンに 帝国最強の兵、つまり 陛下ご自身をぶつけることです。 (ロマンシング サ・ガ2 より)
などと妄想が膨らんでしまうのですが、ゲームだったら絶対最高レベルの防具ですぞコレ。
なおロマサガ2の職業には「インペリアルガード」という、いわば近衛兵があるのですが、果たして、
も、英語で”Imperial Guard”だったときは感動しました。
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相変わらずスクエニネタなのにDQでもFFでもないのが恐縮ですが、
陛下が今月初頭に体調を崩されたとのニュースがありましたが、ノロウイルスの仕業だったそうで。ご快癒をお慶び申し上げます。
が、そうなると安心してしまい、かように興味深いニュースに触れてしまう一方、ちょっと思い浮かんだ危ないネタも紹介しちゃう週末でございます。
たとえば2008年の北京オリンピック後、2ちゃんねるで出たネタ。
162:名無しさん@恐縮です 2008/11/01(土) 20:47:24 ID:tpLQId2/0[sage]
陛下「また次のオリンピックを目指されるのですか?」
石井「次のオリンピックは目指しません」陛下「MMAにいかれるのですか?」
石井「はい」
陛下「打撃の対処はどうしていますか?」
石井「キックのジムに通っています」
陛下「そうですか・・柔道家は打撃の際、顎が上がって上半身だけの手打ちのパンチになる方が多いので注意してくださいね」
石井「はい」陛下「寝技に関しては柔道には足関節がないのでそこら辺の対処は気をつけてくださいね」
石井「はい」
陛下「足下がお留守ですよ」
石井「なっ!!」
(NEWs保存道場 さんより)
かの先帝も、本気で激怒なさったのは生涯で2度だけだそうですが、今上帝も中々にお怒りあそばしたらおっかないでしょうね。
今の天皇が皇太子時代、疎開先の那須で学習院の学友たちと
一緒に軍の幹部から戦況について講義を受けたそうだ。
神風特攻隊の活躍で戦況は挽回するという説明を聞いた殿下が
手を挙げて質問、「それでは人的戦力を消耗する一方ではないか?」
しごくまっとうな指摘を受けて幹部は窮したそうだ。
なんてエピソードのある方ですから、「静かに本気でブチ切れる」のでは。
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そういえば昔むかし、地学で「天皇海山列(かいざんれつ)」というものを習いましたが、
すごくかいつまんで言うと「海底火山が日本近海で並んで列になっとるね」ということなんですが、
じつはハワイ島なんかも近い仲間だったり
「皇室には一子相伝の『天皇皆斬烈』って必殺技があってだな・・・」
などとアホなことを言って勉強サボってたら、危うく単位落とすところだったのはヒミツです。
週末なので軽くユルくお送りいたしました・・・何か知らんけどごめんなさい。
時代おくれ~朝青龍引退に思う。
2010.02.05|iwamura
いきなりこういうことを申し上げるのもなんですが、今回の「朝青龍ドタバタ引退劇」はセンスがないとしか言いようがない。
ヒーロー辞めさせて、どうするつもりなんだよ。
ドルジ。。。お前もお前だ。勝手に辞めやがって。
君の立ち会い前が、かっこ良かったよ。
片手思いっきりふり上げて、そのあとマワシ叩くのがさ。
動画反則だけど、河島英五聞いて涙ぐむドルジを見てあげてください。
引退会見も抜粋を見つけたので、以下に。
-メディアの報道は
朝青龍 メディアで流れることと実際起こしたこととはかなり大きな差があったので、最後まで待っていたいと思っていた。最後にけじめをつけるのは自分しかいないので。
-振り返る余裕は
朝青龍 言葉も違うモンゴルの大草原から来た少年を横綱への支援、育ててくれた皆様に感謝したい。
-品格を問われたが
朝青龍 品格、品格というが土俵に上がれば鬼にもなるし、やっぱり精一杯やらなきゃいけないという気持ちがあった。
-日本の相撲界をどう思うか
朝青龍 いろんな意味で世話になった、ちょんまげを結えるような…立派な力士にさせてもらった。
-うれしかった思い出は
横綱になる前で…(涙ぐみ言葉に詰まる)、横綱武蔵丸関に勝ったことだと思います(目頭を押さえる)。
-いろいろ思い出があるか
朝青龍 横綱を倒して初3役になり…両親を招待して横綱を倒した。それしかない。
※nikkansports.comより抜粋(部分略)
※ノーカット引退会見動画はこちら(音声が悪い)。
河島英五を理解する、親孝行な熱い兄ちゃんの姿しか、俺にはやはり見えてこない。
冒頭の「センスがない」だが、個人的にファンなブログより引用した。コメントが秀逸だったので、そちらも抜粋。
“朝青龍”は特定の個人名だ。“小沢一郎”も特定の個人名だ。
私たちは、朝青龍を引退させたのが誰か、個人名で特定できるか?私たちには見えている?小沢一郎をひつこく追い詰めるものは誰なのか?誰かひとりでもその人を固有名詞で特定できる?
できないです。
だってこれは、“権力を狙う特定個人”と“個人の顔を決して見せようとしない権力”の戦いだから。
※Chikirinの日記より抜粋
2003年、イラク派兵が決められたとき、それが東京外国語大学で、当時の逢沢副外務大臣講演会により、説明された。
アメリカの大学に留学していた友人が、質疑応答でたった一人手を挙げ、副大臣に噛みついた。
「あなたは、ひとりの人間として、本気で派兵行為を正しいと信じているのか!」
大臣の静かな返しが忘れられない。
「自衛隊も、我が日本国も、『組織』です。一致団結し、最大多数の最大幸福に向かうという皆の努力が、『組織』であり、『国』ですよ。」
わかる。
正論である。スイミーの論理は、俺も正しいと思う。one for all,all for one.
だが、スイミーの目になる奴も、俺は絶対的に必要だと思うのだ。
今、そのとき噛みついた友人は、外務省の要職についている。自分が正しいと決めてたら、危ない仕事も命張ってやってる。
自分の力、自分の強さで、正しいと思うことを推し進める個人に対して、我が国の組織や、メディアや世論はしばしば気持ち悪い。
全体を率いる、色違いの一匹、すなわち「目」をつぶしてしまっては、その業界全体が、盲目になってしまいはしないか。
今回の朝青龍の件もそうだ。
確かに強き者が腕力に訴えてはいけない。だが、何が真実なんだ?
彼が、汗水流して、命張って守ってきたその強さは、真実ではないのか?
相撲と日本と川島英吾を愛した祖国を2つ背負った青年が、横綱が、なぜ会見で泣くんだ。その理由は何だ。
そもそも、真実は、当事者しか知らないことだ。
夏巡業が「つらいから」逃げたなんて、あり得ない。彼は「甘やかされた日本人」とは全然違う。そんな発想は彼にはないよ。なんでも我慢できるだろう。どんなつらいことでも耐えられるよ。金と権力を手に入れるためならなんでもできる。だから彼は今、横綱なのだ。
「夏巡業が暑くてつらいから逃げた」と報道するマスコミの記者ほど、本質が見えてない人達はいないよね。彼らこそ、そういう感覚をもつ記者こそが、「暑いと働く気がしない」などという贅沢が許される社会で育ってきたのだ。
朝青龍が育った環境は、そんなんじゃなかったと思うよ。
※Chikirinの日記より抜粋
弊社は、朝青龍が綱とり後「初陣」となった、2004年夏場所時期の創業である。
元気がなくなると、何度か国技館へ足を運び、君の名を叫んだ。
俺は、君の熱く闘う姿を、今も、これからも信じている。
めだたぬように はしゃがぬように
似合わぬことは 無理をせず
人の心を 見つめ続ける
時代おくれの 男になりたい
名前は最初のプレゼント。ってかDQNネームの話
2010.01.16|shiozawa
寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は、少しも求めず、たゞ、ありのまゝに、やすく付けけるなり。この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。
現代語訳:
お寺の名前や、その他の様々な物に名前を付けるとき、昔の人は、何も考えずに、ただありのままに、わかりやすく付けたものだ。最近になって、よく考えたのかどうか知らないが、小細工したことを見せつけるように付けた名前は嫌らしい。人の名前にしても、見たことのない珍しい漢字を使っても、まったく意味がない。どんなことも、珍しさを追求して、一般的ではないものをありがたがるのは、薄っぺらな教養しかない人が必ずやりそうなことである。
吉田兼好『徒然草』第百十六段(徒然草さんより)
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以前から、このネタは取り上げたもんかどうか、ずーっと悩んでいたのですが、土曜日ですしやっちまいます。(理由になってない)
説明不用な有名サイトかもしれませんが、まずは一発。
同率一位:戦争(せんそう)、僕(しもべ)DQNネーム さんより
コレ、どっちも実在の子供さんの名前。
閲覧者の投票によってアレ具合の順位が決まるわけですが、本当にいるのかこれ、と勘ぐってみるも、どうもソースは割と信頼が置けるようでアレですな。
僕も自分の名前と同じ読みで探したりしたんですが、読めんってこれは。
・・・というか、上位ランカーは読める読めないを通り越してますな。
先輩にお子さんが生まれて、非常にまともな名前をつけてらしたので、この際と思いご紹介した次第です。
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しかし、いわゆる世界初のDQNネームはこれでしょう。
ラーフラ(障害をなすもの)
なんちゅう名前をつけるんだ、と思いますが、命名したお父様がこちら、
お釈迦様・・・
何でも「修行の妨げになるから」ってオイコラオモテ出ろ。
もっとも異説もあるので、確定ではないですが・・・で、何が言いたいかというと、吉田兼好グッジョブ。
文化の差~浸透圧の平衡化は誰の仕事か。
2010.01.14|iwamura
さて。今日は1枚の写真を見て頂きましょう。
1枚と言わず、2枚、3枚も。
久々にセンセーショナルな写真であった。中国(?)はチベット地方における「鳥葬」の風景。現在この地方を、写真撮りながら周ってる方のブログより。火葬や土葬があるように、鳥に食べてもらって、天に還るのだ、という葬儀の文化ですね。
文化と言うものは、厚手の布団のようなもので、時に煩わしく、厄介で、他者のものは受け入れ難い場合もある。
だが、その不自由な厚手の布団は、往々にして、温かく、我々を庇護してくれるものでもあるはずです。
箸を使うとか、生の魚をそのまま食べるとか、面倒やリスクが時に伴っても、良きものとして、我々は大事にしている。
そういった観点から、例えば豪州における捕鯨。
こいつも、センセーショナルな画像であったが。
この文化も、豪州人から見れば、我々から見る「鳥葬」と同じかもしれない。奇異で、気持ち悪い、哺乳類共食いの文化として、彼らの目に映る事実も、解らないではない。これは、我々が例えば、犬や猫を食べる人々を、文化的に認めることが難しい事実を考えれば、理解が容易であると思う。
そして、今日言いたいのは下記ニュースについて。
☆グーグルが中国から撤退も。
中国政府は国内のネット接続全体を通称「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれるファイアウォールで囲んだ上で徹底した検閲を実行しており、中国当局に不都合な情報は表示されないようになっていますが、Googleが今後数週間で中国から撤退する可能性があることが明らかになりました。
詳細は以下から。
Official Google Blog: A new approach to China
Googleの公式ブログによると、2009年12月中旬にGoogleに行われた攻撃ですが、ターゲットは中国の人権活動家のGmailアカウントであったとみられています。
Googleは中国政府が行っている検閲よりもユーザーが情報にアクセスできることで得られるメリットの方が大事であるという信念を持って2006年1月に中国向けに「Google.cn」を立ち上げましたが、これらのサイバー攻撃やこの1年間に中国政府が行ったウェブ上の自由な言論をさらに制限しようという試みを受けて、中国でのビジネスについて再検討することを決定したそうです。
Gigazineさんより抜粋(部分略)
異質な文化について触れる機会が、インターネットによって増えている事実を考えます。
そこには、デメリットや、時に気持ち悪さや怖さを伴ったとしても、メリットが多いと信じたい。インターネットに触れる生活、情報の浸透圧平衡化は、異文化を理解する準備になるからです。人類がこれからの将来協力してゆくためには必須事項。「Imagine no country」はネットの役割。
「だから、人権団体を攻撃する中国や、独自の検閲を振りかざす中国はダメ。今後の付き合い考えますよ。」と、byGoogleさん。
でも、上記のような意見展開をしつつも、例えば日本にも、「Google八分」と呼ばれる検閲的なモノは存在するわけです。
最大多数の最大幸福を考えた際、出さない方が良い情報もあるかも知れない。しかしそれは、Googleさん独自の(勝手な)文化とも言えなくはないか?
だから、たとえば、今回の中国のニュースも多分に「まあそんなことないだろうけれど」という域は出ないものであるが、「そんなケツの穴の小さいこと言うなよ。ネットの雄Googleさんよ。」というのが小生の意見であるのだ。
ゴマメの歯ぎしりかもしれないが、世界の情報の浸透圧をなるべく平衡にする(異文化理解、みんなの平等、小さな世界)のはインターネットの役割そのものであり、その雄であるGoogleさんだからこそ、中国の文化も尊重してあげてほしい、時間をかけて理解してあげてほしい、「信念持って」参入決めたんだろ?あきらめんなよ!と思ったので、ヒトコト申し述べておく。
のだめカンタービレと小澤征爾とカラヤンと。
2010.01.12|iwamura
さて、巷ではのだめカンタービレにお客さんが集まっているようです。
オーケストラのメジャー化というか、解り易さという意味ではアリではないか?
だがやはり、みなさまにはホンモノを聞いてほしい。
体調不良(がん)が見つかり、夏までの休業を発表した小澤征爾さん。彼は、カラヤン亡き後の現世界において、小生は地上トップの指揮者であると思うのだ。
画像はNHKさんごめんなさいの8年前のニューイヤーコンサート@ウィーン。
※CDも売れまくりでした。
ウィーン国立歌劇団も、これは小澤さんが監督。「美しい」という、言葉の意味がわかる動画。
☆2002.01.01 An der schönen, blauen Donau Conducted by Seiji Ozawa 小澤征爾
小澤さんの指揮を、幼いころ、一度だけ生で観たことがある。
サイトウ・キネンで、小生生まれ故郷長野へ、小澤さんがいらしていたときだったと思う。彼の心意気で、片田舎のフツーの小学校の体育館で、急きょオーケストラの演奏が決まった。
「ドラゴンボール」が見たかったから水曜夜だった。小生はずっとピアノっ子だったのだが、ピアノの先生と、母と、3人で出かけた。会場には、乳呑児を抱いたほつれ毛日本手ぬぐいのお母ちゃんたちも多数来ていて。
印象的だったのは、漢字がプリントされた浴衣に頭はぐるぐるタオル、というカッコウでリハをされていた小澤さんの傾奇(かぶき)な出で立ちと、ステージでは音がこもるからと、体育館をまるまる横に使って、ステージを完全に無視し、オケのフォーメーションを組んだ彼のやり方だった。
彼はオーケストラにおける自らの新たな試みを「実験」と呼んだ。チャレンジ=「実験」。
「なんでもやってみよう!そして、その結果を詳しく検証し、また新たなものを創り出すのだ!」
まさにマッドサイエンティストな小澤征爾さんであります。終わった後立てなくなっちゃったんだよなあ。あれはスゴかった。
さて、
そんな小澤さんが師事し、生涯尊敬したカラヤン大先生。その大先生との対談動画も見つけてしまった。天才二人の夢の協演。これは超必見。
☆Karajan-Interview with Seiji Ozawa-1981-Paris?
「全生涯を通じて。
指揮者であろうと、大統領であろうと、
自分の考えを示してあげることが大切なのです。
自分で全部やることは不可能です。
指揮も全く同じですよ。」
※ヘルベルト・フォン・カラヤン大先生コメントより抜粋
「まとめる」「みんなにがんばってもらう」って大変!!!
小澤先生、カラヤン先生にありがとうな連休明け火曜日!
小澤さんの復帰を信じて願い、本日も、がんばっていきまっしょい!!!