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人からどう"認識"されるか?
2009.08.03|iwamura
面白い本を読みました。
※アフィリエイトリンク、失礼します。他意はありません。
コカ・コーラとペプシ・コーラ。
目隠しをして飲むとペプシが、目を開けて飲むとコカ・コーラが、
それぞれ美味しいと感じる人が多いそうです。
世間一般的な感覚では、ペプシのほうが味は良いということ。
なぜ、コカ・コーラは圧倒的なシェアを誇っているのか?
それは、人々の間で「コカ・コーラが美味しい」と”認識”されているから。
ブランドマーケティングが最適化されていたそうなのです。
作る側、売る側は「スペックが良ければモノは売れる」と考えがちですが、
購入を検討しているユーザーからすると、
細かいスペックは結構どうでもよかったりします。
(商品・サービスの差異がほとんどなくなっていることが前提)
その商品・サービスは自分にどのような”体験”をもたらしてくれるのか。
ユーザーの中にストーリーを熟成していくことが大切であると、
あらためて感じました。
ドラゴンクエストⅨ対談~その2~ウツクシイ人生と友情の物語~完結編
2009.07.25|iwamura

シェアしたくなる、気持ち。
2009.07.13|iwamura
こんにちは。kawaiです。
今日は、先日のカンヌでバイラルアド・シルバーを獲得したばかりの「The T-Mobile Dance」をご紹介します。かなり有名ですので、既にご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
リバプール駅に100人のダンサーを仕込んで実施したバイラル企画。注目していただきたいのは、「事件」を観ている一般の方のリアクションです。
携帯電話でカメラを撮る人もいれば、デジカメでムービーを操作する人も。その場で電話して目の前の状況を伝える人までいます。みんな、インスパイアされ、その感動を誰かにシェアしています。
物質的な満足が充分に満たされる現在、人間は何を求めているのか?その答えが「人生のシェア」であると、T-MOBILEが言っているように聞こえました。
ところで、その「シェア」を実現しやすくするツールは一体何でしょうか?そう、SNSです。「SNSの日記更新が飽きちゃった」って方は、参加スタイルを変えてみてはどうでしょうか?コメントの書き込みだけでも、充分にこの「シェア」は楽しめるはずです。
誰もがコミュニケーションの「素人」な時代。ぜひ、楽しんでいきましょう!
「ドラゴンクエストⅨ」発売記念!!「ぼくらの夢のかなえかた」~堂々の第2回インタビューリレー掲載です!!
2009.07.11|iwamura
と、いうことでドラゴンクエストⅨ発売の本日!ついに第2回!
「僕らの夢のかなえかた」~ドラゴンクエストⅨプロデューサー「市村龍太郎」×神風動画代表「水崎淳平」豪華対談インタビュー掲載です!!!
いや~今回はおもしろい!
ドラゴンクエストⅨは言わずと知れたドラゴンクエストⅨ!
神風動画さんは「FREEDOM」のオープニング/エンディングや、安室奈美恵さんのPV「Dr.」を手掛けた会社さんです。今回のドラゴンクエストムービーも光輝く美しい世界観をバシっと実現大魔王!
ドラクエを背負い発売に導いた「市村龍太郎」と、その世界観を3Dアニメーションで堂々と実現して見せた神風動画代表「水崎淳平」の熱き対談。
向こう100年持つこのネタ!
ドラクエⅨ発売の本日、ROCKETWORKS Web Siteより、堂々のアップです!
シリコンバレーに、学ぶ。
2009.07.06|iwamura
はじめまして。
これから週に一度、コチラでブログを書かせていただきます、kawaiです。
テーマとしては広告・マーケティングが中心になります。
ただ、コミュニケーションビジネスは仕事すべてに応用できる分野。
みなさんの日々のビジネスにおいて、何かキッカケにつながれば幸いです。
完璧な論を目指すつもりはありませんので、意見、反論など、どんどんお寄せください。スパム以外は大歓迎です。未熟者ですが、何卒よろしくお願いします!
まずは、こちらから…。
(ビジネス全般のお話になります)
昨年の春頃の産経新聞で、インターネットビジネスに精通している梅田望夫氏が、シリコンバレーで見た社会や組織で創造性を生む5つの重要な要素をつづっていました。まとめると、起業家精神、チーム力、技術者の眼、グーグリネス、大人の流儀です。ここでは、第1定理の「アントレプレナーシップ」(起業家精神)に注目してみましょう。
第1定理は「アントレプレナーシップ」(起業家精神)。
新しい物事に対する積極的意欲、リスクを引き受けて果敢に挑む姿勢、不確実な未来を楽しむ精神の持ちよう、飽くなき探究心や冒険心や没頭、変化を求める心、自分の頭で考え続ける力、始めたら徹底して勝つまでやりぬく気持ち。
「アントレプレナーシップ」を支える「常軌を逸した熱」は、「やりたいことをやる」という気持ちと、「社会をより良くしたい」という思いの組み合わせによって持続する。倫理性と経済性が融合したシリコンバレーのそんな独特の論理が、仕事の面白さを倍化させ、強い「働く意欲」の源になっている。
シリコンバレーのリーダーたちは「世界をより良き場所に」という気宇壮大な言葉をカジュアルに使う。新しいテクノロジーをより多くの人が利用することで、「より良き社会」を生み出せるという信念が根底にある。
「善意で世の中をよくしよう」でも、「己の欲のために働こう」でもないこの独特の論理によって、シリコンバレーの爆発的な創造性は担保されてきた。
「自分の努力が、社会の将来のためになる」。
良い意味でのエゴが、アントレプレナーたちのモチベーションを支えています。
自分の周りにもシリコンバレーからやって来た人たちがいますが、彼らが口にするのは「For Me」より「For You」。でも、その根底には強烈な「For Me」が流れています。決して口に出すことはありませんが、話しているとなんとなく感じてきます。
自分のためだけにがんばっているとどこか虚無感が漂いますし、誰かのためだけにチカラを尽くしているとなんだか疲れてくる。「自分は何のためにがんばっているのだろう?」。そのように疑問に感じることがあれば、自分はどちらかに偏りすぎていないか、立ち止まって確認してみるのもいいのではないでしょうか。
※ちなみに日本では、インターフェイスデザイナーの中村勇吾さんが「公共性のあるエゴ」という言葉を使っていました。また、インダストリアルデザイナーの川崎和男さんは、「わがまま」の重要性をご自身の書籍で語られています。