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超巨大企業の新ビジネスの色々☆
2013.12.13|shiozawa
多くの企業がリスク分散のためにメインの市場とは違ったビジネス市場を開拓する事はよくあります。
それは世界的で指折りの超巨大企業でも同様です。
そのビジネスが非常に先進的で挑戦的なのでご紹介☆
まずはSNSの巨塔、“FaceBook”。
■Facebook、人工知能研究ラボを立ち上げ (2013.12.10)
米Facebookが人工知能(AI)ラボを立ち上げだ。
同ラボの所長に就任するというニューヨーク大学Center for Data Scienceの所長を務めるヤン・ルカン教授が、自らのFacebookで発表した。
ルカン教授の専門は、機械学習、コンピュータ視覚、移動ロボット工学、計算論的神経科学。
DARPAの野外ロボット向けアルゴリズムプロジェクトを統括した経験も持つ。
同氏はラボの具体的な課題については明らかにしていないが、AIにおける大きな進展が長期的な目標としているという。ルカン氏は現職と兼任し、FacebookとCenter for Data Scienceはデータ科学、機械学習、AIの研究で協力していくとしている。
引用:IT Media
SNSとは一見全く異なる世界ですが、新しい顧客獲得や新たな市場創出など、人工知能によりSNSビジネスをさらに発展させていくことのできる可能性も秘めています。
人工知能自体は、他にも多くの企業が進出しておりますので、すでにライバルはたくさんいるはず。
ただ、ビジネスとして確立されておりませんので、はたしてFaceBookはどのような人工知能をどのような目的で開発していくのかとっても楽しみです。
次は、さらに巨大な企業。
検索エンジンのトップランナー“Google”。
■「人が運転するより安全」、独自ブランドの自動走行車を開発するGoogle
Google XはGoogle研究所として機能し、1960年代の宇宙開発のように、壮大な目標に向かって研究を進めている。
Google X最初のプロジェクトが自動走行車 (Self-Driving Car、下の写真) であり、この研究がGoogle X設立のきっかけとなった。
自動走行技術の概要
Googleは、2009年、スタンフォード大学のSebastian Thrun教授と共同で、自動運転技術の開発を始め、翌年、Google Xを設立し、本格的な研究に着手した。
Google自動走行車は、センサーでとらえた情報を人工知能の手法で解析し、安全な走行路を判定するものである。
車両上部にLidar (light detection and ranging) を搭載し、レーザーにより物体との距離を測定し、車両周辺の3Dマップを作成する。
車両前部と後部にRadarを搭載し、前後の物体との距離・速度を測定し、遠方の物体の位置を把握する。フロントグラスにはビデオ・カメラが設置され、信号機、道路標識、前方の車のテールライトなどを検知する。
屋根のGPSアンテナで位置を把握し、四つの車輪にはPosition Estimatorが搭載され、短距離の移動を測定し、正確な位置を算定する。
人工知能技術で走行路を判定
各種センサーから収集した情報で、自動車の位置を正確に把握できるが、どのレーンを走っているかまでは分からない。
そこでLidarのイメージをGoogleの得意とするマップに重ね、どのレーンを走行し、どこに横断歩道や交差点があるかなどを把握する。
このスタティックな情報に、他車、歩行者、信号表示、道路標識などダイナミックな情報を重ね合わせ、マップ (上のグラフィックス) を完成させる。
これら情報を解析し、安全な走行路を判定する技術として人工知能が使われている。
引用:IT Pro
グーグルはグーグルマップやグーグルアースで持っている膨大な道路情報に加えて、高速なデータ処理技術に高度な画像処理技術まで持っておりますので自動走行自動車においてはずば抜けて先行しているのではないでしょうか。
将来の自動車は“車を作る技術”以上に車を“安全に自動コントロールする技術”で選ばれる時代が来るのかもしれません。
さらに、Googleからもう一つ 。
■米Google、「健康と幸福」を研究するベンチャー子会社Calicoを設立 (2013.09.19)
米Googleは18日、「健康と幸福」について研究する新ベンチャー「Calico」の設立を発表した。
CalicoのCEOには、米Apple社会長、またバイオベンチャー米Genentech社会長で元CEOであるArthur Levinson氏が就任する。Levinson氏はCalicoの創業出資者でもあり、ほかにGenentech社会長、スイス製薬会社大手Hoffmann-La Roche取締役、米Apple社会長の役職も務めているが、これらの役職はそのまま継続する。
Calicoについて、米Google CEOであるLarry Page氏は「病気や老化は、私たちの家族すべてに影響を与える。医療やバイオテクノロジーの周辺領域で長期的に、考えられないほど大きな規模で考えることによって、私は何百万もの人生をより良い物にできると信じている」と設立意図を説明した。
Page氏は、Googleの本業と関係なさそうに見える事業に進出することについて、自分のGoogle+ページで「株主への我々の最初の手紙で説明したように、テクノロジーには人々の人生をより幅広く改善できるだけの途方もない可能性がある。既存のネットビジネスと比較して奇妙、あるいは投機的であるかのように見えるようなプロジェクトに投資するとしても、驚かないでほしい」と説明した。
人の最大の欲求は健康に長生きする事。
それは今も昔もそして将来も変わることはないと思います。
薬品メーカーや医療関係のみが担う市場かと思っていましたが、そこにまさかのGoogle。
しかし、少し考えてみればまたまたGoogleが持っている膨大な情報と高速なデータ処理技術を駆使することでこういった全く異なった市場に新しい風を吹き込むことができてしまいそうな気がするのは私だけでしょうか。
グーグルは強い!!
こちらも非常に楽しみです。
そして、次はPC界の巨人“マイクロソフト”。
新市場開拓の情報は他社と比べてあまり聞こえてきませんが。。。
■ビル・ゲイツ「次世代コンドーム」に関心 マイクロな薄さでソフトな肌触り?
「次世代コンドーム」を開発したら10万ドル(約940万円)―――米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏によるこんな呼びかけが、ネットの注目を集めている。
さまざまなアイデアがやりとりされる一方で、マイクロソフトやウィンドウズに引っ掛けた「ネタ」投稿もかなりあり、中には「(次世代ウィンドウズと鳴り物入りで登場した)ビスタのようになるのでは」「セキュリティホールが見つかって漏れそう」などと不安がる人も出ている。新たな形状とデザインを求める
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が2013年3月4日に発表したところによると、「快感を保持あるいは高める新素材」「ユーザー・エクスペリエンスの向上につながる新たな形状とデザインのコンドームの開発とテスト」といったいくつかの例が出資の対象としてあげられている。
創業資金10万ドルに加えて、最高で100万ドル(9400万円)まで出資する可能性もあるという。
狙いはエイズウイルス(HIV)の感染拡大を食い止めること。コンドームは感染防止のもっとも効果的な手段とされているが、快感が損なわれるといった理由で使いたがらない男性が多く、それが「受け入れがたい代償」をもたらしていると同財団は指摘している。引用:J-Cast
こちらは完全にゲイツ財団ならではで、新しい市場開拓としてはちょっと毛色は違いますが、非常に面白いものです。
サブタイトルの“マイクロな薄さでソフトな肌触り?”は実に上手に掛けたなぁと感心してしまいます。
しかし、コンドームもこれから決してなくなるとは思えませんからぜひ開発の成功を祈っています。
人類が生存する限り、止まる事のない技術の進歩。
今できないことがすべて当たり前の時代は必ずやってくるような気がします。
そう感じられる時代である限り、斬新なテクノロジーがこれからももっと誕生するはずです。
ありがとうございます。
世界初のスキャナ内蔵カッティングマシンが今月発売!!
2013.12.11|iwamura
こんにちは、nakanoです!
先日も弊社ブログにて取り上げております『3Dプリンター』の進化、
※MAKE:JAPAN様より
2Dのデータを3D化して、造形や建築物に活かす事が出来る画期的なプリンターですね。
その進化も、日進月歩、
遠くない未来、家庭用として一家に一台とまで言わせる急成長ぶりは、
医療の面ひとつをとっても目覚しいものがあります。
新しい皮膚を「プリンティング」するという発想の大きな問題として、人それぞれ異なる皮膚のトーン、明るさを再現するのがかなり困難である…ということです。なぜなら我々の肌はとてもユニーク、薄くて変わりやすく、完璧なレプリカを生成するのがとても難しいようですね。様々な研究で興味深い議論が成されていますが、ハイライトは2つ。
ウェイクフォレスト大学で研究しているJames Yoo氏は、火傷の患者の肌に直接プリントできるマシンを国防総省の資金助成を受けながら研究しています。
一方リバプール大学では、慎重にキャリブレーションできる3Dスキャナーを用いて、各被験者の肌のサンプルを取得し、より正確なパッチをプリントできる、という研究を進めています。
※ギズモード様より
人の細胞の免疫に抵抗の少ないインプラントとしてや、
義手・義足などの形成物は理解できますが、
皮膚をプリントする…という概念までもがすでに研究されています。
ドイツのフラウンホーファー研究機構のGünter Tovar氏は、合成ポリマーおよび生体分子の混合物を使用して3Dプリントされた血管をつくる「BioRap」というプロジェクトを指揮しています。このプリントされたシステムは、現在動物実験中で、人体実験はまだ行っていませんが、いずれ臓器移植も3Dプリンターで実現する予定だそうです。
※ギズモード様より
そして、こちらはなんと『血管』
プリンターといっても、もう何でもプリント出来る時代…なんですね…
そうは言ったものの、実際に3Dプリンターが現れてから、
自分の周囲に「我が家3Dプリンターあるよ!」という人間がどのくらいいるでしょうか…?
一家に一台の時代が…と言われておりますが、
今のところ、まだその可能性が進化の途中のため、
普及となるとまだまだ先の話のようです。
そんな中、価格もサイズもお手頃な、
また3Dプリンターとは違ったデータを再現するマシンが、
今月の24日(クリスマスイヴですね!)に発売します!
それがこちら!
ブラザー販売は、布や紙を好きな形にカットする家庭用カッティングマシン「Scan N Cut」を12月24日に発売する。世界で初めてスキャナを内蔵し、手書きイラストなどをスキャンしてオリジナルのカットデータを作成できるのが特徴。実売予想価格は5万円前後。
※ITmediaニュース様より
そうです、カッティングマシンです!
『カッティングマシン』…??
いまいちピンと来ないかもしれませんが、
はさみを使用せずに紙を切ることが出来るのが、カッティングマシンですね!
このカッティングマシン、
世界初のスキャン機能内蔵の為、データで入力した形に、正確に、素早く、
しかも、紙以外にも布などを切る事ができるんです!
家庭用のミシンの技術を応用し、アップリケやキルトの制作も簡単に出来てしまうんです。
これはつまり、型紙を入れれば、型紙通りに布が裁断されて、
あとは縫製をするだけ…という、服作りの応用にもなるのでしょうか…
機能としては、カッティングのみですが、
スキャン機能内蔵なので、
子供の落書きや、細かなデザインまで、
どんなものでもカットしてくれる優れものです!
クリスマスのプレゼント…になるかはわかりませんが、
手作りのクリスマスプレゼントの制作には一役買いそうです!
12月24日発売の『scan N net』、
3Dプリンターに負けず劣らずの、今後の進化にも注目ですね!
ありがとうございました。
猪瀬直樹せんせいの5000万円問題ほか/殺される側の論理
2013.11.26|iwamura
◆猪瀬直樹東京都知事の問題
ということで猪瀬せんせい曰く「し・ら・な・い」(知らない)「か・り・た」(借りた)とする5000万円でございますが、こんなはした金が猪瀬直樹の息の根を止めてしまうのでしょうか。
オリンピックもカジノももっと大きなお金が動くはずで、都も日本も潤わせるための施策だったはずです。
こんなところでつまずくようでは、もっともっと黒いカネが飛び交う可能性の高い一大イベントオリンピックや、それに紐付いたカジノ構想などをハンドリング、管理・監視することは難しい、という都民の判断が下されてしまうのでしょうか。
(上)徳洲会からの5千万円「個人の借入」「一銭も手をつけていなかった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131123/lcl13112307000000-n1.htm
猪瀬知事「たまたま」連発 5千万円問題、会見一問一答
http://www.asahi.com/articles/TKY201311220433.html[引用] 個人で借りたので僕と妻だけが知っていて、妻の貸金庫にいれて返済するつもりだったが、妻の病気、入院いろいろありまして、返済するのが9月になってしまいましたということになります
なお、猪瀬さんの奥様ゆり子さんは今年7月21日に亡くなられております。その亡くなられた奥様の貸金庫にいれておられたのですね。
その後、当然関係者サイドは「待ってました」と言わんばかりに「猪瀬直樹が1億円を徳洲会に要請した」というニュースが出てくるわけですね。証言が揃っているのでしょう。それにしても、現金で証文なし利息なし返済期限なし担保なしって凄いですね。これは譲渡ですわ。
読売新聞は、徳田虎雄さんと猪瀬直樹さん(石原慎太郎さん)を繋ぐ仲介役に直接インタビューをしており、大変ためになるお話で、ありがとうございます。
「全部あうんの呼吸」…都知事・徳洲会の仲介者
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131122-OYT1T01500.htmもちろん、バックグラウンドとしては主たる「関係者」、虎雄さんの元秘書能宗克行さんの告発状が宝の山であったといえるわけです。
徳洲会を刺した能宗「走狗」の実名
http://facta.co.jp/article/201311013.html
徳洲会マネーで汚れた「環境派」元代議士
http://facta.co.jp/article/201312024.html※やまもといちろうブログさんより
徳洲会の病院にしても、今後の少子高齢化において重要なポストと社会サポートの責務があったはずです。いい加減内ゲバ騒ぎとそのとばっちり問題は終わりにして(悪いことは悪いことなので、そうもいかないけれども)、中国の防空識別圏の問題であるとか、あるいは今日まさに可決されるかもしれない秘密保護法案ってシチズンである俺たちにとって本当にメリットあるのか責任者説明しろコラといった事案の目くらましにされてしまっては、折角スキャンダルを提供してくれた猪瀬直樹も浮かばれないだろうと思うのです。
※資料/「徳洲会はいかにして日本最大の医療法人となったのか」amazon
◆中国発表の防空識別圏の問題
個人的にはやはり中国の内政向けパフォーマンスだと思いますが、裏で政治家、官僚同士では実は話はすでについていて、笑顔のケネディ女史だった、みたいな話だったらいやですよね、というあたりが、秘密保護法案の問題とも重なって参ります。
ただ、やはり中国というのは非常に内政がコンフリクトしまくっている国かと思いますので、キョーレツな独裁者が治めるか、ないしは旧ソ連⇒ロシアのような各自治区独立といった進み方でしか、問題の抜本的解決はなされないのかもしれません。
◆特定秘密保護法案の問題
日弁連のコメントが左寄りっぽいですけれども、「自由と正義」つーかんじで自分は好きな論点です。
沖縄返還の際の日米政府同士の密約をすっぱ抜いた新聞記者が国家権力にヤられるドキュメント「運命の人」が、「殺される側の論理」としては理解しやすく面白いです。
もちろん、国や権力者の「殺す側の論理」はあるのだと思います。その方が低リスク、低コストで進められることもあるでしょう。
徳洲会さんの例もあるように、手段や順序を丁寧に選ぶ時間よりも、まず命を助けるという教義を早急に優先すべき瞬間もたしかにあるでしょうし、腹を切る覚悟で山本権兵衛が国民や政府への説明を後回しに軍艦を買い増した論理を、間違ったものだと自分は思えないです。
しかしながら、主権在民であるのだと。選んだ俺たち、スポンサーである俺たちに嘘や隠し立てなくちゃんとやれ、というコドモでも分かる話をしているのだ。
5000万円の件も、秘密保護法案の件も、防空識別圏の落としどころについても、嘘隠し立てなく、納税者である我々にきちんと説明しろと言っているだけなのだ。
ロボティクスと医療の融合☆
2013.10.11|shiozawa
“ロボティックス技術”と“医療技術”。
■マインド・コントロール可能な”バイオニック義足”が開発される
オーストラリア・シドニーにあるハーバービュー病院の医療研究グループはこのたび、脳からの信号を受け取って駆動する「バイオニック義足」の開発に成功したとする論文を、科学誌 “The NEW ENGLAND JOURNAL of Medicine” に発表しました。
使用者の意志によって義手を駆動させる技術は既に実用化されていましたが、義足で同様の機能を実現したのはこれが初めてとなります。
このバイオニック義足では、まず最初に、脳が「脚を動かそう」という指令を出すと(通常は)膝や足首に通じている神経へ電気信号が流れてきます。
この時、大腿部に埋め込まれている電極が脳から流れてきた信号を受け取り、これを専用のソフトウェアで解読することで、義足の動きを動的に変化させる仕組みとなっています。
引用:ガジェット速報
まさにロボットと医療の融合です。
足を動かそうとする神経の信号を解読し、ロボットが動く。
こんなことができるようになれば、腕はもちろん体のさまざまな部分がロボット化できるようになるのではないかと考えてしまいます。
ロボットといえば、生命と相反する分野。
医療といえば生命を扱う分野。
相反する分野同士でありながら発展とともに近づきあっているように感じます。
例えば、ロボットでありながら生命感を感じる人型ロボット。
<独立行政法人産業技術総合研究所が開発したヒューマノイドロボット “HRP-4C「未夢」”>
<DARPA Defense Advanced Research Projects Agency “ATLAS”>
人っぽくはないけど、未来を感じる2足歩行ロボット
<Titan Robot>
<水道橋重工の“Kuratas”>
など。
医療分野においても、まるでロボットのようにパーツごとに培養し作る時代がやって来ております。
■バイオエンジニアリングによってつくられる10の体パーツ
PHOTO: Massachusetts General Hospital/OTT Lab
「心臓や腎臓なんておもちゃにすぎない!」と、映画『ヤング・フランケンシュタイン』の主人公は叫んだ。しかし、バイオエンジニア(工学の原則を生体システムに応用しようと試みる人々)の見解は異なる。
それは、彼らが実験室でつくり出す「おもちゃ」が心臓や腎臓だけでなく、皮膚や、角膜や、ほかのさまざまな組織にも及び、多くの人々の命を救うことができるからだ。
<皮膚>
科学者たちは、すでにかなり前から、患者に移植するための人工皮膚を少量生産することができた。一般的に細胞は、実験室で培養され、その後コラーゲンの構造の中に入れられる。
2011年に、フラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(Fraunhofer Institute for Interfacial Engineering and Biotechnology)は、2層モデルの人工皮膚を短期間でつくり出すことのできるシステムを開発した。現在は、月に最大5,000枚の皮膚シートを生産することができる。
<耳>実験室での複製が最も困難な器官のひとつだ。宇宙機械工学の准教授マイケル・マカルピン率いるプリンストン大学のチームは、3Dプリンタを使って、子牛の細胞や電子部品をもとに、耳を作成した。2013年5月に発表されたこの器官は、わたしたちの耳が聴くことのできない周波数も感知することができる。
<心臓>
人工心臓は、1980年代から外科的に埋め込まれてきた。しかし、いままでどのような装置も、生きた健康な心臓の効果的な代用品となることはできなかった。外科医ハラルド・オット率いるマサチューセッツ総合病院のチームは、現在、人工生体心臓を開発している。一方で、フランス企業Carmatは、人工部品と牛の心臓組織を用いた装置をテストしている。
引用:Wired.jp
などなど。
現在は、人体の各器官ごとに培養できるようになりつつあります。
さらに、昨年のノーベル賞で注目されましたiPS細胞の発見により、いっそう人体の各器官の培養技術が発展すると予測されています。
この2分野のベストミックスで、本来の器官以上に優れたものが手に入れられるようになるかもしれません。
さらには、永遠の命を手に入れる時代がくるのでしょうか。
ありがとうございます。
3Dプリンターもここまで来た!頭に思い浮かべれば形になる?!
2013.09.25|iwamura
こんにちは、nakanoです!
最近の技術の進歩って本当にすごいなーと、
何をしていても思うわけで、
50年前の人が突然タイムスリップしてきたら、
これが未来か!と驚かれるだろうと常常思っているところですが、
その主なやつがコレ、
※irorio様より
3Dプリンター
立体物を表すデータをもとに、樹脂を加工して造形する装置の一つ。
インクジェットプリンターはデジタルデータに基づいて、インクを平面上に吐出して文字や図形を描く。これに対して、3Dプリンターは、樹脂を空間に吐出して、デジタルデータを立体造形物として簡便に実体化・可視化することができる。また、そのようにして立体物を造形することを3Dプリンティングという。※コトバンク様より
元々は、建築関係の模型形成や、医療には患部モデルや医療パーツ、工業用の消耗部品など、
企業向けに考えられた3Dプリンターが、
今や『自家用3Dプリンター』や個人向けの3Dプリンター業までが誕生しているのです。
※gigazine様より
Amazon.co.jpは19日、DIY・工具カテゴリ内に「3Dプリンタストア」を開設した。低価格の個人向け3Dプリンタや、造形材料や参考書籍など、3Dに関する商品を集約して提供する。
3Dプリンタストアは、DIY・工具カテゴリ内の電動工具・エア工具ジャンルにてオープン。開始時点では、168,000円の3D Systems製3Dプリンタ「Cube」や417,900円の「Cube X」など、3Dプリンタ本体を計8機種揃えるほか、3Dプリンタ用のABS樹脂/PLA樹脂といった造形材料、PC向けのCADソフトウェア、3Dプリンタに関する書籍などのカテゴリが用意されている。
※マイナビニュース様より
そんな話題の3Dプリンターですが、
驚きのニュースがあったのでご紹介致します。
ジョージ・ラコウスキー率いるクリエイティブ集団「Thinker Thing」は、BCIと呼ばれる脳コンピュータインターフェースと3Dプリンターを組み合わせて、脳波から頭に思い描いたもの読み取り、それをそのまま形にすることに成功したそうだ。
Emotiv社のEPOCというBCIヘッドセットを使い、脳波の小さな電気インパルスを読み取ってコンピューターに送り、それを元に3Dオブジェクトを作っていくという。もちろんこの進化したモデルは、最新の3Dプリンターで読み込め、実際に現物ができるというわけだ。
※カラパイア様より
平面にデータ化されたものが、3Dとして形になるばかりでなく、
頭の中で思い描いた物が具現化出来る!という驚きの話。
具体的には、
Thinker Thingの機械を使用して、脳波を拾い、
脳波のデータを元にオリジナルのDNAを作成し、
それを3D化したら、あとはプリンターで出すだけ。
…イマイチ、私にも難しいですが…
恐竜は多種にも関わらず、元をたどれば祖先のたったひとつの共通のDNAにたどり着く。ここでもユーザーの心が進化させた未来の新しいオブジェクトから、建物の基礎ブロックとしての最初のDNAをつくりだす。そのDNAはその後世代を越えてさらに変化し、それはユーザーの心によって決まるというわけだ。
※カラパイア様より
今、私たちが知っている『恐竜』の形も、化石や欠片から作られたいわばDNAのひとつなわけで、
今日の恐竜を作ったのは、人の『想像』…というわけですね。
このプロジェクトは、チリ政府に資金援助を得て進められ、
不条理な状況下の子供たちへ、先ず心に描いたものを実物化出来るよう、進められている素晴らしいプロジェクトなんですね。
技術の進歩がスゴイ!と驚く裏に、
人への愛情や夢が見え隠れすると、
科学もヒトだ!と感激してしまいます。
ありがとうございました!