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地球環境時代のエネルギー☆パートナー
2012.04.12|iwamura
ということで、クリーンなエネルギーについて、今日は皆さんと一緒に考えてみたいと思うわけです。
先日、花見のあと終電で爆睡し、気が付いたら終点久里浜でございました。
久里浜と言えば、ペリー来航(上陸)で有名でもあるのですが、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン本社(GNF)もございますね。
いわゆる、日本においては、核燃料の荷揚げは、ここと東海村の三菱原子燃料と、大阪は熊取の原子燃料工業にて行われ、のち、各原子力発電所へ原料が輸送されることになるのですが(下記画像/引用原水禁)、そのひとつが意外と自宅近くにもあったのね。
※渋谷を通るプルトニウム
昨年も、被ばくの是非は闇の中ではあるのですが、久里浜GFNにおいては下記のような事故も起こっていたり。
電気炉(焼結炉)での過加熱防止インターロック作動について(最終報告書の提出)(2011/03/01)
2010年12月11日(土)に発生した「ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について」 (事象については同年12月14日に、経過報告書提出については12月21日にお知らせ済み)、原因と再発防止策について取り纏めた最終報告書を本日(2011年3月1日)、経済産業大臣宛に提出いたしました。
また同日、経済産業省原子力安全・保安院長より本事象に関して厳重注意を受けるとともに、根本的な原因を究明し、 それに対する再発防止対策を2011年6月1日までに報告すること、最終報告書に掲げた対策を確実に実施し、その実施状況の確認および有効性の評価を継続的に行うことについての指示文書を受領しました。
当社といたしましては、重ねての厳重注意を重く受け止め、今回掲げた再発防止策を早期に確実に実行すべく、全社員が一丸となって安全第一に取り組み、信頼回復に努めて参ります。
住民の皆様並びに関係機関の方々には多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。添付資料
1. ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について(概要)
2. ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について(最終報告書)お問合せ先: 広報部 東 (電話: 046-833-2321)
※GSFプレスリリースより
広報部の東さんにどこまで真摯に応えてもらえるか、お時間ある方は電話してみるもよし。
そして、昨夜はインドネシアにてもマグニチュード8.7ということで、大飯原発再稼働にはやはり、異を唱えると申しますか、「こわいからもうちょっとなんとかならんもんか」というところが、生物としての小生の正直な反応。
大阪市長橋下さんが出した下記なんかは大事だと思います。
大阪府と大阪市でつくる府市統合本部のエネルギー戦略会議は十日、大阪市内で会合を開き、関西電力の大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働などに際し、原発から百キロ圏内の自治体との安全協定締結など八条件を固め公表した。
「独立性の高い原子力規制庁の設立」「使用済み核燃料の最終処理体制の確立」なども盛り込み、大飯3、4号機の再稼働に向け安全性を事実上確認した政府側には高いハードル。今後の政府の判断にも影響を与えそうだ。
関電筆頭株主の大阪市の橋下徹市長は再稼働を急ぐ政府側の動きを批判。八条件提示の狙いについて十日、市役所で記者団に「有権者に政治的な判断をしてもらう材料だ。次の総選挙で判断してほしい」と説明した。
※東京新聞さんより
そうなんだよな。ぶっ壊れたらまた周りの人たちが田畑や家を捨てて離散することになるわけで、やっぱり福島におけるあれだけの惨状のあとでまだ早すぎる、という感想を持つ小生の感性はフツーだと思う、のだがどうだろうか。
で、今日書きたいのは、下記法律について
2011年8月26日、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(以下「再生エネ買取法」)が成立しました。
この法律は、太陽光や風力、小規模水力、地熱といった、再生可能な自然エネルギーを推進するための「固定価格買取制度」を日本に実施するものです。
この制度は、さまざまな個人や事業者が自然エネルギーで発電した電力を、電力会社に一定の価格で買い取ることを義務付けるもので、自然エネルギーを国内で飛躍的に普及させるカギとなる制度です。
すでに海外では、ドイツやスペインでその実績が確認されており、同制度が今後、日本で効力を発揮することが期待されます。
※WWFホームページ「再生エネルギー買取り法が成立!固定価格買取り制度開始へ」より
尊敬する起業家の先輩がいます。歳は5つ6つ上かな。
元々エネルギーというか、環境に優しい業務用焼却炉(炭化装置)の分野で活躍。川崎重工に続く業界2位まで社を成長させたところで某有名通信会社投資部門よりの「会社乗っ取り事件」発生。
しかし彼はそこから数年で復活しましたね。
今はエネルギー法律の先進的な欧州を中心に電力会社の設立を進めながら、上記法律の制定と進行に合わせ、日本においても、身体を張って原子力村の皆さんと日々闘っておられます。
エネルギー産業は、エネルギー生産装置であると同時に、強大な経済装置であり利権の巣でもあります。
リアルに命も狙われる日々だったようですが、昨今新聞やニュース等に名前が出始めてから、それもようやく無くなってきたな、と笑う先輩。
「7月に、大きく進行するだろうと思います。まあ、見ててください。」
こないだパーティで会ったのですが、ゆっくり話せませんでした。
近いところでガッチリ飲んできたいと思います。
待て、次号!
東電また値上げ/だが断る
2012.03.29|iwamura
と、いうことでJOJOが好きなのですが、先日GUCCIともコラボした岸辺露伴センセイが、やっぱりイイですよね。
しかし、GUCCIなんて買ってウカれていられない事態が発生しております。
ひとつは消費税の閣議決定及び国会提出が見え始めてしまったというニュース。
そしてもうひとつは、これはどっちも相手のニュースで目立たないと思ったが双方ネタ的に相似しており、思わず上記消費税ネタとコンボになってしまった感のある、「こんなあ、はじめから契約せんかったら、ほかよりも電気料金上げてやるけんのう。こっちはいつ電気止めてもええんじゃけえ。」という、なかばヤ○ザな契約を、青息吐息の震災後企業に、今またここで東電が押し迫るという香ばしい事態が発生しております。
東京電力の4月から始まる企業など大口向けへの平均17%の値上げをめぐり、また新たな波紋が広がっている。
東京電力は、27日の会見で「新しい契約料金に賛同できないと、契約が成り立たないので、電気をお届けすることが難しい」と語った。
東京電力は、値上げを拒否した場合、電力の供給を止める可能性を示唆した。
全国に先駆け、値上げ分の不払い運動を行ってきた埼玉・川口市の商工会議所からは、怒りの声があがっている。
川口商工会議所の児玉洋介会議は「(電気を)止められるものなら止めてみろっていう気持ち。公正取引委員会に訴えて、独禁法違反ということで、東京電力と戦うことにしています」と語った。
東京電力は、値上げを拒否したまま契約の更新を迎えた場合、すぐには電気を止めず、PPS(特定規模電気事業者)を紹介するという。
そのうえで、もしPPSとの契約ができず、結局、再び東京電力と契約する場合、驚きの契約内容が明らかになった。
東京電力は会見で「今より、2割高い料金で設定しています。最後のご判断は、お客様(契約者)にしていただきます」と語った。
平均17%の値上げよりもさらに高い、およそ2割高の料金を払う可能性があると、東京電力は主張している。
まあなあ。
実際このブログも、電気のお蔭で皆様に読んで頂けているわけで。
ただ、73シーベルトの件につきましては、やっぱりというか、トーゼンと申しますか、「でてしまったよな」というニュースであります。
★格納容器内7万2900ミリシーベルト 福島2号機 6分で人死ぬ量
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032890071141.html・格納容器の底から60センチしか水がたまっていないことが明らかになった東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器の内部を撮影した映像が公開されました。
27日、公開された映像には、内視鏡を容器の貫通部から壁に沿って6メートルほど下に降ろすと、水面が現れました。水中では水は濁っておらず、白っぽい細かい浮遊物が漂っていましたが、見た目から溶け落ちた燃料ではなく、容器の壁などからはがれ落ちた塗料やさびとみられるということです。
一方、今回、事故後初めて、直接、格納容器内部の放射線量の測定も行い、最大で1時間当たり72.9シーベルト=7万2900ミリシーベルトと非常に高い放射線量を検出し、東京電力は、格納容器に溶け落ちた燃料が影響しているとみています。
福島第一原発の廃炉に向けては、格納容器の損傷か所を特定して修理し、水を満たして溶け落ちた燃料を取り出す計画ですが、
容器内の放射線量が高く、水位も予想よりかなり少ないことが分かったことで、今後の廃炉作業は難航が予想されます。原子炉を冷やすために注入している水がほとんどたまっていないことから、1時間当たり数トンの水が流れ出ているとみられ、格納容器かその下部にある圧力抑制室に一定の大きさの穴か隙間が開いていると言える」と指摘しています。
「メルトダウンした燃料は水の中に浸かっている」は苦しいよなあ。まあそりゃ一部は浸かっているだろうけれども。
値上げもこっちの対応の為に、必要だったらやむを得ないという論点に立たざるを得ない。
ただ、実際今、原子炉1基残して全部止まってんだからよー。
電力装置じゃなくて、経済装置としていろんな奴らの私腹を肥やしてきた原子力(というかエネルギー産業)が、今回もまたかよ!って疑われるのはやむを得ないし、頭を下げるところでは下げろよなあとは思ってしまうよなあ。
ということで、岸辺露伴センセの名言を、以下のように叫びたくなってしまっても無理はないのだ!
ただ、人生や社会はマンガや映画ではないので、電気料金値上げ反対や、原子力反対を声高に叫ぶ為には代案が必要なわけで。
そういった意味で、小さなニュースだったんだけれども、こういう「いいニュース」にもアンテナはってゆきたい、春でございます。
温泉のエネルギーを電気に転換する――。神戸製鋼所が昨年秋に発売した「バイナリー(2元)」と呼ぶ新しい方式の小型発電システムが、本格的な実用段階に入った。大分県由布市の温泉旅館が導入を決定したのだ。
導入第1号となったのは、大分・湯布院の温泉旅館「ゆふいん庄屋の館」(大分県由布市)。出力100kW以下の発電システムが地熱・温泉発電に利用されるのは国内初。ほかにも九州や北海道中心に引き合いも多く、間もなく決まる再生可能エネルギーの買い取り価格次第では需要が膨らむ可能性もある。
今回受注が決まったのは、「マイクロバイナリー(MB-70H)」と呼ぶ高効率で小型の発電システム。神戸製鋼が得意とする圧縮機の技術を活用したもので、温水など熱源系統と、発電過程での発生ガスを凝縮器で液化させ再利用する2元(バイナリー)方式となっているのが特徴だ。「ゆふいん庄屋の館」では全量売電の計画という。
工事や周辺機器を除く1ユニットの単体価格は2500万円、2015年に100台を超す30億円が当面の目標となる。小型蒸気発電機(スチームスター)など同社が強みとするエネルギーソリューション分野でラインナップが拡がっている。
(山内 哲夫 =東洋経済オンライン)
温泉エネルギーを電気に転換――神戸製鋼の新型発電装置が大分・湯布院の温泉旅館に初導入
全てのピンチや不幸な出来事は、未来への礎にしてゆかないといけないようなあ。。。
ということで本日は、箱根出張、温泉と火山エネルギーの地よりお送りしております。
※箱根の桜満開は4月中旬以降だそうです~。
早くも新型iPadのベンチマーク (3月16日発売)
2012.03.16|shiozawa
今日3月16日(米国時間)が新型iPadの発売日。
しかし、じつはベトナムではすでに発売日をすり抜けていたようです。
新型『iPad』は3月16日(米国時間)に消費者の手に渡ることになっているが、米Apple社が定めた発売日をすり抜けたものもあるようだ。
『Tinhte.vn』というベトナムのサイトに掲載された記事は、MuaBaniPhoneという小売業者のおかげで、ほかの誰よりも早く新型iPadを手に入れたと述べている。
サイトにはお決まりの開梱写真に加えて各部を撮影した写真が公開され、さらに新型iPadが動作する様子を写した動画も投稿されている。
引用:WIRED.jp
そしてはやくも新型iPadとiPad2の比較動画が上がっているとのこと。
その動画がこちら
引用:YouTube
そして、ベンチマークテストの結果(URL)
http://www.tinhte.vn/threads/1139326/
ベトナム語で、何を言っているのかよくわかりませんが、
iPadの『Retina』ディスプレイを駆動する4コアGPUに対応するためにRAMの増加が必要で
この動画によると実際、iPadの新しい『A5X』プロセッサーが、iPad 2の『A5』プロセッサーと同じ1GHzの速度で動作することも現物で立証されているようです。
そんな名前のはっきりしない新型iPadですが、大きな違いは
≪主な変更点≫
・画面の解像度がiPad2の4倍
・音声認識によるテキスト入力に対応している
・重量が微増した
とのこと。
詳細は
・画面の解像度が2048 x 1536(iPad2の4倍)
・画面の明度が40%上昇
・1080pのHD画質での動画撮影に対応
・5メガピクセルカメラを搭載
・音声入力に対応(対応している国はアメリカ、イギリス、オーストラリア、 フランス、ドイツ、日本に対応)
・バッテリー持ちが10時間(3G回線利用時は9時間)
・厚みが9.4mmに。(iPad2は8.8mm)
・重量が約50g増量 ・テザリングに対応し、5台までのデバイスの接続が可能(日本では未対応)
他にも、いろいろと違う点はあるかと思いますが、買ってみてご確認ですね。
価格は
<Wi-Fiモデル>
16GB:4万2800円 (iPad2は34800円)
32GB:5万800円
64GB:5万8800円
<WiFi+4Gモデル>
16GB:5万3800円 (iPad2は45800円)
32GB:6万1800円
64GB:6万9800円
とのこと。ご参考に
ありがとうございました。
待望のsiri日本語版!
2012.03.10|saito
こんにちわ!
齋藤でございます。
と、小ネタを挟みつつ本題に行きましょ。
先日、iPhoneの機能に待望のsiri日本語版が対応致しました!
siriとは?
Siri(シリ、国際音声記号: /ˈsɪəri/ スィアリ)は、iOS向け秘書機能アプリケーションソフトウェア。
然言語処理を用いて、質問に答える、推薦、Webサービスの利用などを行う。
という事で、音声認識アプリケーションソフトウェアの事。
ただのソフトウェアではなく、ある程度の会話なども楽しめてしまうのデス。
「あなたの望み、かなえます」
とかなり力強いキャッチフレーズ。
その言葉にウソ偽りがないのが、appleのすごいところでもあります。
そんな機能をご紹介していきましょう。
なんといっても会話機能がすごいと思うわけですが、
さすがに無茶ブリなどをしても対応してくれないと思っていました。
しかし!
日本語版が出てから、いろいろと試されている方が、
わりと無茶ブリに対応しているsiriを話題にしていたので、
こちらもご紹介していきましょう。
Siriに『話を聞かせて』て言うとはぐらかされるけど、しつこく聞いてるとなんか謎の物語が始まったwww
というtwitterの投稿を発見。
さてさて、どんな回答をしているのでしょうか?
ちょwww
空気はピンクで木は全て真っ赤な世界ってどこなんだw
しかも、そんな謎な世界にもAppleがあるらしく、siriの友人が就職を進めるという、
なんとも地味にリアリティのある話になっているようです。
その他にも、「i love you」と言い続けると反応がかわるらしい・・・
※「信じるか信じないかはアナタ次第です」
このように会話可能。
皆さんも是非お試し下さい!
ありがとうございます。
人間の脳を持ったロボット開発プロジェクト
2012.03.09|shiozawa
近年はロボット開発も今まで以上に進んでいます。
ですが、そんな私の想定をはるかにしのぐ、未来のロボット開発プロジェクトがロシアでは進んでいるようです。
■「意識をマシンに移植する」プロジェクト:ロシア
米軍は兵士の代理(アバター)として行動できる2足歩行ロボットを開発しようとしているが、ロシアではロボットに「人間の脳」を移植するプロジェクトが進んでいる。
最終目標は「永遠に人間の意識を保つホログラム・マシン」の開発だ。ロシアでいくつかのメディア企業を運営するドミトリー・イツコフ氏(31歳)はSFを彷彿とさせる独自の冒険的な一大プロジェクトに乗り出しており、それは米軍のプロジェクトを凌ぐものになると期待している。
人間の脳を持ち、永遠に人間の意識を保つロボットを開発する、というのが同氏の計画だ。
「このプロジェクトは永遠の命につながる。完璧なアバターを持った人は、社会の一部として存在し続けることができるのだ」と、イツコフ氏はWired.comに語った。
同氏は露New Media Stars社の創設者であり、最近モスクワで開催されたカンファレンス『Global Future 2045』を組織した人物でもある。
このカンファレンスは、未来学者レイ・カーツワイル(日本語版記事)らを招いて、2月17日から20日まで開催された。
引用:WIRED.jp
なんか話がぶっ飛んでいますよね。
“人間の脳をもつ”
つまりは、人間のもつ思考回路に限りなく近いアルゴリズムをもつロボットなのでしょうか
それとも人間の脳をロボットに移植して、永遠の命を手に入れる
ということなのでしょうか。
まるで手塚治虫の漫画“火の鳥”の世界のようです。
あくまでプロジェクトの最終目標なので、いつ実現するかわらない課も知れませんし、
実際の現在の最新技術はこのようなもので
<人間のように歩くロボット>
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xlOwk6_xpWo
引用:YouTube
確かにどんどんロボットの動きが人間に近くなってきていますが、ロシアのプロジェクト目標と比較するとまだまだ。
ジャンルは少し違えど、技術の差をすごく感じます。
また、アメリカもロシアに負けじと大きな目標を掲げておりまして、
■「人間代用ロボ」を米軍が開発へ
米国防高等研究計画局(DARPA)は、2足歩行ロボットを兵士の代理(アバター)として行動させる『Avatar』プロジェクトを開始する。
米国防高等研究計画局(DARPA)は、2月13日(米国時間)に発表した28億ドルに及ぶ2013年度予算の中で、『Avatar』と題されたプロジェクトに700万ドルを割り当てている。
このプロジェクトの目標は、同名の映画を思い出させるものだ。DARPAによるとAvatarプログラムとは「兵士が半自律型の2足歩行ロボットとパートナーになり、そのロボットを兵士の代理として行動させるための、インターフェースおよびアルゴリズムを開発する」ものだ。
これらのロボットは、誰もやりたがらない戦争関連の作業をこなせるくらい賢く、機動性に富んでいなくてはならない、とDARPAは説明する。つまり「部屋の掃除、歩哨の管理、(そして)戦闘による損害の回復」といった作業を、パートナーである人間の命令に従って行うという。
引用:WIRED.jp
ロシアほどではありませんが“半自律型ロボット”という事で、ある程度はみずから状況を把握し、自発的に行動をとるということでしょう。
そして、こう行った研究には日本も絡んでおりまして、
■「思考で制御される外骨格」:脳活動で歩行ロボットを遠隔制御する日米共同研究
デューク大学と日本の国際電気通信基礎技術研究所の研究者らは、サルの脳活動だけを使って、京都にあるランニングマシンの上で人型ロボットを歩かせることに成功した。
身体麻痺障害者に役立つシステムのほか、兵器開発にもつながる、「思考で制御される外骨格」をめざす研究だ。
同じ研究者チームが2007年3月、脳によるコントロール兵器に関して特許を取得したことは、すでにワイアードで紹介した(英文記事)通りだ。
New York Times紙の記事から引用する。
この実験を準備段階で、Idoya(サルの名)はランニングマシンの上を直立歩行するよう訓練された。Idoyaは、手すりをしっかりと握り――ほうびに干しぶどうやシリアルなどを与えられ――、異なる速度で前後に歩行する訓練を、1日15分間、週3回、2ヵ月にわたって続けた。
一方で、Idoyaの脳内で脚の運動をつかさどる部分に埋め込まれた電極が、歩行中に活性化した250〜300のニューロンの活動を記録した。いくつかのニューロンは、足首やひざ、股関節が動いているときに活発に反応した。
他のニューロンは足が地面に触れたときに反応した。また、動作を予測して活性化するニューロンもあった。
引用:WIRED.jp
2007年の時点でこれだけの事を実現できていたのですから、2012年の現在は人間で実現できていてもおかしくないように感じます。
私の主観ですが、こういった自立型ロボットの開発は“戦争の道具”になるイメージが非常に強いです。
きっと、こういったロボットが登場する映画は決まって殺し合いをするからでしょう。
先ほどもはなしました手塚治虫の『火の鳥2・未来編』では
「未来の都市では、『高速道路』というものが建設され、
人工衛星、月ロケット、立体テレビ、テレビ電話、ロボット、等々、
科学はどんどん進歩していくが、物質欲に溺れ過ぎ、人類の精神性が退化していく」
今のところ手塚治虫の言った未来に限りなく近い道を私たちは歩んできています。
考えすぎかもしれませんが、
とても45年も昔に描かれた漫画とは思えません。
果たして、ロシアのプロジェクトが実現された時の私たちの未来は。。。
ありがとうございました。