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事故っても倒れない?! まるで車のようなバイク「C-1」
2012.07.13|shiozawa
まるで横から見ると小さな車。
しかしよく見てみるとタイヤが2つしかついていない。
そんな面白いバイクが近い将来販売されるかもしれません。
そのバイクがこちら。
Lit Motorsが開発を進めているのが「C-1」。
一見、ピザの配達用のような屋根付きのスクーターだが、ジャイロを搭載していて2輪なのに倒れないというのがポイントだ。
ジャイロを内蔵することで衝突したり、極めて低速での運転でも倒れないという。
定員は運転者を含めて2名。
縦に運転者と同乗者が並ぶいわゆるタンデムタイプだ。
もちろん動力源は電気でモーター駆動。
出力20kwのモーターをリアホイール内に収めてギアなどを介さずに駆動するいわゆるインホイールタイプ。
引用:GQ JAPAN
これはアメリカのLit Mortorsというベンチャー起業が現在開発している「C-1」というバイク。
《Lit Mortors》のロゴ
動画を見てわかるとおり、人間がちょっと蹴とばした程度ではびくともしません。
思いっきり衝撃をサイドから与えてもタイヤは滑れど転倒はしていません。
私がバイクを運転してた時にたまにしてしまった、停止まじかの“立ちごけ”。
これも100%なさそうですし、バイクなんだけど安全性は車に近いように見えます。
この絶対的なバランス性を実現させているのが“ジャイロ”というもの。
以下の動画「地球駒」でジャイロ効果がよくわかります。
かなり傾いても倒れないのは内側の円盤が回転している遠心力で倒れない「ジャイロ効果」。
先ほどの倒れないバイク「C-1」もタイヤのホイール部にジャイロが内蔵されているため倒れないようです。
ジャイロセンサ(加速度センサ)を使った、
“転倒しないで走る”と言ったら村田製作所の「ムラタセイサク君」が有名ですね。
しかしセイサク君は“ジャイロセンサを部品として使っている”いうことで直接ジャイロ効果を使っているわけではなさそう 。
むしろこちらのラジコンのほうが今回の「c-1」には近いかもしれません。
ジャイロ効果のおかげで飛んだり、勢いよく方向を変えても倒れません。
「C-1」はこのラジコンが人間サイズになったといったイメージでしょうか。
バイクで事故るとふつう100%転倒します。
でも転倒する確率も大きく軽減されるし、サイドに扉のカバーがあるため衝撃も吸収されます。
さらに、車ほど車体が重くないため衝撃が分散されるでしょうし安全面では特に画期的だなと感じました。
販売価格は $19,900の予定で、現在予約を受けつけているそうです。
たぶん日本の発売は少し先になると思いますが、一度だけ運転してみたいものです。
ありがとうございます。
世紀の大発見「ヒッグス粒子」! ヒッグス粒子って
2012.07.06|shiozawa
今日はちょっと難しめですが、すごく大きな発見があったのでご紹介。
つい先日の7月4日にジュネーブで
“世紀の大発見”と言っても過言ではない“神の粒子”の発見の発表がありました。
その粒子とは“ヒッグス粒子”。
http://www.youtube.com/watch?v=e6RiiHa_RRk
■ヒッグス粒子発見、その意味と今後
「見つけたと思うが、どうだろうか?」。
現地時間7月4日午前、スイス、ジュネーブの会場を埋めた聴衆を前に、欧州原子核研究機構(CERN)の所長ロルフ・ホイヤー(Rolf Heuer)氏はこう問いかけた。
CERNが運営する大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で実験を行っている2つの研究チームが、
“神の粒子”とも呼ばれるヒッグス粒子を、あるいは、ヒッグス粒子であることが有力な未知の粒子を、それぞれ99%以上の確実さで発見したという発表の場だ。
とのこと。
神の粒子ということで、実に神々しい言われ方をする粒子なのですが、
その粒子の何がどうすごいのか
ということで、その説明については以下の通り。
長らく見つかっていなかったヒッグス粒子は、
この宇宙の物質が質量を持つ理由を、ひいては銀河が、惑星が、そして人間が存在し得る理由を説明し、それによって物理学の「標準理論」の最後のピースを埋めることになるかもしれない。
「われわれは発見した。ヒッグス粒子とみられる新たな粒子を観測した」と、ホイヤー氏はセミナーの席上で述べた。
このセミナーには、1960年代にヒッグス粒子の理論を発展させた4人の人物が出席していた。
その中に、理論の提唱者であるピーター・ヒッグス(Peter Higgs)氏が発表を聞きながら涙をぬぐう姿が見られた。
すべての物質が誕生したのはこのヒッグス粒子があったからだ
そうです(理論ですが)。
その理論を簡単に説明したのが以下の通り。
具体的には、
宇宙が誕生したビッグバンの直後はすべての粒子は光のスピードで動いていましたが、数億分の1秒後には動きが遅いヒッグス粒子が他の粒子を動きづらくして、その動きづらさが質量となり、物質を誕生させたという理論。
なんとこの理論、
48年前も昔に英国の理論物理学者ピーター・ヒッグス氏(83)が提唱したとのこと。
こちらが、ヒッグス氏。
提唱したヒッグス氏自身も今回の発見に驚いているあたりがちょっと面白いです。
そんな、宇宙誕生直後に生まれたとされるヒッグス粒子は
いかにしてをつくりだすことができたのでしょう?
ビックバンのような環境を作り出せるのは案の定、とんでもなく巨大な施設で作り出されていました。
CERNが運営する大型ハドロン衝突型加速器(LHC)という巨大施設。
想像を超えた巨大施設で円周は27km。
今回の発表では「新しい粒子の発見した」とまでで、本粒子の細かい“現象”等の調査はほんの始まりのようです。
この研究が進めば、
どのようにして今の宇宙が誕生したのかといった壮大な疑問の手がかりが見つかるかもしれません。
宇宙の謎の解明、期待しております。
ありがとうございます。
Google、iOSアプリの「Chrome」と「Google Drive」がついに登場!
2012.06.30|saito
こんにちわ!
齋藤です。
iPhoneユーザーでgoogleユーザーな方に吉報です。
Google、iOSアプリの「Chrome」と「Google Drive」をリリース
米Googleは6月28日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「Google I/O 2012」において、
米AppleのiPhoneおよびiPad向けWebブラウザ「Chrome」とクラウドストレージ「Google Drive」を発表した。
両アプリとも既にApp Storeで公開済みだ。
デスクトップPCとしてはWindowsマシンを使い、スマートフォンやタブレットはiOS端末、
というユーザーにとっては待望のアプリだ。
google chromeの便利ポイントとしては、ブックマークをアカウント管理しており、
別端末でも同期可能だったり、ブックマークの種類が豊富なところが個人的には嬉しいところ、
このアプリを使う事により、iPhoneなどでも共有できるのは、ものすごい便利☆
また、chromの特徴でもある複数ページを表示した時の切り替え方法が端末により異なっており、
iPhoneとiPod touchでは切り替えボタンで、iPadの場合はスワイプでページを切り替えることができるとのこと。
Google Drive
Google Driveは4月に発表されたクラウドストレージサービス。
5Gバイトまで無料で、他の端末(Windows PC、Mac、Android)とファイルを共有できる。
また、対応するアプリが端末にインストールされていれば、Google Drive内のファイルを編集することも可能だ。
これまでもiOS端末のSafari経由でGoogle Driveにアクセスすることはできたが、
ネイティブアプリが登場したことでAndroidとほぼ同等の機能を利用できるようになった。
こちらは、以前のブログでちょこっと紹介をしたgoogleのオンラインクラウドストレージサービス。
取引先の方の中にも早速社内ストレージとして、活用しているところもあり、
かなりクォリティの高いクラウドストレージです。
これもアプリが出た事により、Androidとほぼ同等になったのは、心強いのではないでしょうか?
どんどん進化するアプリ業界!
今後も目が離せなませんね!
最後に、もうほんと「台湾」大好きだわ!となってしまうほど、心温まるニュースがあったので、ご紹介☆
台湾製パソコン基板、小さな字で「日本に神のご加護を」
先日、フェイスブックの会員の間で反響を呼んだ1枚の写真があった。写真は何の変哲もないただのパソコン基板。
だがよく見ると小さな字で「God Bless Japan(日本に神のご加護を)」と祈りの言葉が印刷してあったのだ。
基板とはパソコン内部に装填(そうてん)されている主要部品で、普段はまったくユーザーの目に触れることはない。
そこに日本への思いやりのメッセージがあった。 会員からは次々と「ありがとう。感激です」「感動した」など感謝のコメントが書き込まれた。同時に、いったい誰が、何のために、パソコンの内部基板にこのようなメッセージを印字したのだろうかと、大きな話題となった。
「日本に神のご加護を」と印字された基板を搭載したパソコンを製造したのは台湾のASUSで、同社も日本から問い合わせがあるまではこの事実を認知していなかったようだ。ASUSによれば、印字は同社の技術者が独断で行ったことで、誰かは特定できていないがたぶん日本の一日も早い復興を祈ってやったのだろうとのことで、本件は黙認しているそうだ。
一人の台湾人技術者が独断で思いつき、会社の許可も得ずに印字した日本の復興を祈るメッセージが、マスコミではなくソーシャルメディアを通して日本人の心を揺さぶった。「神のご加護を」は日本では一般的な言葉ではないが、英語圏では最もなじみの深いフレーズの一つで、God Bless JapanのスローガンはTシャツやポスターのデザインとなり、Pray For Japan(日本のために祈ろう)とともに世界中で東日本大震災の義援金集めの標語となった。
涙出そうです。。。。
自分ももっとお客様に幸せになってもらえるような仕事をしようと、改めて考えさせられました!
ありがとうございます!
太陽光発電の買取価格は42円/kWh。
2012.06.29|shiozawa
脱原発デモなどが行われている昨今、
“電気”に関して随分と敏感になっているのを感じます。
ということで、今日は電気に関する話です。
7月1日から開始される「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」、その電気の買い取り価格が決まったようです。
■経産省、太陽光発電の固定買取価格を42円/kWhに決定
引用:インプレス
ということで太陽光発電の電気買取価格は42.2円ということです。
では現在利用している電気料金との価格差を比較してみると
たとえば現在の東京電力の電気料金の場合
引用:東京電力
大体、電気料金は約20円前後。
つまり買い取り価格は通常電気料金の約2倍くらいで買い取ってくれるということになります。
その買い取り価格による差が具体的にどう世の中に影響するのかわかりませんが、
電力会社にとっては
“売りたい電気が売れない” +“電気を高く買わなくてはいけない”
ということで、2重の痛手の制度です。
逆に一般市民にとっては少々ありがたい話です。
また、少量の電気でも買い取ってくれるようになりそうです。
■エネ庁、18日に売電市場を開設-小口余剰電力にも対応
経済産業省・資源エネルギー庁は5日、分散型・グリーン売電市場を18日に開設すると発表した。
新市場は日本卸電力取引所(東京都港区)に置く。
自家発電やコジェネレーション(熱電併給)システムなどによる1000キロワット未満の小口の余剰電力まで含めて売買する。
売電量が不安定な「出なり発電」などの電力も対象にする。電力取引市場の活性化につなげる。
現在は1000キロワットが最低単位で、1日を30分ごとに48商品に区切って取引している。取引参加者は30分ごとに約定した電力量と実際の電力量に3%以上の差が生じた場合、インバランス料金として電力会社に支払う義務がある。
この30分同時同量ルールが特定規模電気事業者(PPS)に不利だとして、改善を求める声が上がっていた。
新市場ではこのインバランス条件も取引条件に含める。引用:日刊工業新聞
ですから、家に電気を作る設備があればおこずかい稼ぎができるかもしれません。
ということで、ちょっと簡単な計算をしてみます。
では、“太陽光発電”の場合、
パナソニック製の一軒家の屋根に設置する製品「HIT240シリーズ (18枚)」を例にとりますと、
※製品はこちら http://sumai.panasonic.jp/solar/capacity.html
年間これだけ発電できるそうです。
東京の場合約4500kW/年。
よって、今回の買い取り制度の価格の「42.2円」で売れたとしますと、年に約19万円稼げるということになります。
この商品約330万円(割引や工事費やエコ助成金を考慮しません)。
つまり購入費用を回収するのに15年以上。
それ以降は毎年約19万円の収入。
2例目として“マイクロ水力発電”の場合、
神鋼電機製の超小型水力発電機「リッター水力発電装置(0.5kWタイプ)」を例に使います。
水力発電は「水量」と「高低差」で発電量が大きく異なるので計算が難しいのですが、
たとえばこの製品の場合、流量6.5リットル/秒、落差6mで230W程度発電します。
そうすると一日に5.52kW/日。年間で2014.8kW/年。
水力発電の買い取り価格が35.7円。
よって年に72,000円。
この商品は98万円程度(設置費用別)なので、購入費を回収するのには14年程度。
しかも、水が家の敷地内に十分流れている家庭じゃないのでかなり限られてしまいます。
以上の二つの計算で感じたのは、
まだまだ一般家庭への発電システムの普及はハードルが高いなと感じた結果です。
実際のところ、こういった環境型の発電システムは有用なのかわかりません。
もしかしたら将来、より安全で高効率の発電方法が誕生するかもしれません。
ただ、ある程度は世界の流れに沿っていったほうがいいかなと私は感じます。
そして日本政府には
感情論だけを先行させず、ヨーロッパなどの環境エネルギー発電先進国の成功と失敗を分析して、より効率的で安定的な発電が普及するように頑張っていただきたいと思います。
ありがとうございます。
どこまで世界で売れるのか ~携帯カードバトルゲーム~
2012.06.22|shiozawa
ここ数年テレビでよく見かける“携帯カードゲーム”の宣伝。
《グリー(ケルベロス)》
http://www.youtube.com/watch?v=AUIdwlJ8tJM&feature=player_detailpage
だったり
《グリー( ドリランド)》
だったり。
日本では若者を中心に人気があることがよくわかりますが、同時に
“日本でしか、はやらなさそうなもの”
の一つとして感じてしまいます。
そんなイメージがある携帯カードゲーム。
必ずしもそんなことはなく、日本以外の可能性も大いにあるかもしれません。
それを表す最近のデータがこちら。
■常識を崩した欧米での「カードバトルゲーム」のヒット
日本の携帯電話向けにヒットしている「カードバトルゲーム」は海外では通用しないというのがこれまでの常識だった。
ところが、3月15日に日本を除く全世界で、アップルのiPhone向けにリリースが始まった「ZombieJombie」(グリー)が、北米でゲームのダウンロードランキングで堂々の4位に入った。
これは前例のない快挙である。今年、世界中のソーシャルゲーム企業にとっての最大の焦点は、スマートフォンで自社のゲームを成功できるかどうかだ。
引用:日経新聞
その北米で4位に入ったカードゲームの“ZombieJombie”という名のゲームがこちら。
なかなかインパクトのある表紙ではありますが、正直あまり人気でなさそうと感じるのは私だけでしょうか?
世界は広くて不思議なものですね。
ただこのゲーム、さすがに日本のカードゲームみたいに長続きはしなさそうではあります。
iPhone向けアプリのランキング調査サイトAppAnnieによると、ゲーム部門でダウンロード数では164位(4月8日現在)まで後退したものの、売上高ランキングは3月20日に26位、現在でも51位と固定客を獲得しているようた。
4万本のゲームがひしめくiPhoneアプリ市場で、まずまずの成績をあげている。
ゲームそのものは無料で提供し、アイテム課金で稼ぐソーシャルゲーム型が、収益を生みやすいという傾向が強まってきている。
欧米は一般的に課金プラットフォームが脆弱なため、ゲームの販売では課金の仕組みが比較的しっかりしているiPhone市場が相変わらず強みを発揮している。
日本とはちがった問題点がよく表れております。
ただ、お金のシステムだけが問題ではなく
むしろ文化的なところで、日本人の好きな“カード集め文化”こそが最大の理由の気が。
《ビックリマンシール》
だったり、
《ドラゴンボールカード》
だったり、
もっと前の世代だと、
《ライダーカード》
だったりと。
多くの外人からすれば、
“そんなの集めてなにが楽しいんだ?” といわれてしまう事が想像できます。
つまり国によって感じ方は様々。
日本でいえば“集める”といったところ。
その国々に合わせたシステムを加えれば、その国の国民性に合わせたゲームになるはずですし“ツボ”が見つかる可能性は無限大。
世界を客観するゲームが生まれても全く驚かないのも私の本音です。
そもそも“カードで戦う”といったバトルカードゲームの発祥は日本ではなく、アメリカのようですし。
カードバトルゲームの原型は、1993年に発売されて以来、一貫して人気が続いている「マジック・ザ・ギャザリング」(米ウィザーズ・オブ・ザ・コースト)というトレーディングカードだ。
各カードには、モンスターなどのイラストが描かれ、ゲーム内で利用できるルールが規定されている。
決まった枚数で構成するデッキと呼ばれるものを用意し、手札を揃えて、対戦相手に立ち向かうタイプのものだ。
世界を席巻する携帯カードゲームが日本初で誕生することを願っています。
ありがとうございます。