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風車の極大と極小☆
2014.01.17|shiozawa
昨年の11月にとうとう福島の洋上風力発電が開始したということで、
太陽光発電に並ぶクリーンエネルギーとして“風力発電”が最近よく紹介されています。
そんな風力発電。
大規模なものをすぐに想像してしまいますが、
その正反対の“極小の風力発電”の風車が開発されたようです。
■わずか1.8ミリサイズの極小マイクロ風車が完成、将来的にスマホも充電可能に (2014.1.15)
そんな中、テキサス大学アーリントン校電気工学部教授のSmitha Rao氏たちが、将来的には、スマートフォンなどの携帯機器の充電も可能にする、わずか約1.8mmという極小サイズのマイクロ風車を発明しました。
通常の風車を使った風力発電機は、1つだけでも広いスペースと、ある程度の風速を必要としますが、Smitha Rao氏とJ.-C. Chiao氏が開発した最も長い部分でも約1.8mmという極小マイクロ風車は、1つの米粒の上に約10個乗せられるほどの極小サイズで、将来的には大量のマイクロ風車を取り付けたデバイスを空気中で振り回したり、風の強い日に掲げているだけで発電してバッテリーの充電を可能にするとのこと。
引用:Gigazine
1つの米粒の上に約10個 !
間違って口にしてしまっても気づかないほど小さい。
そこまで小さい必要があるのかと思ってしまうほどのサイズなので、驚愕の技術ですが
はたして一つ当たりでどれだけの電力が発電できるのかというところが一番疑問です。
しかし、プラスに考えれば、数で勝負。
空気さえあれば風はどこでも起こりますから、使い方によっては無限の可能性があるのかもしれません。
小さいものが約1.8mm。
では、現在の最大は?ということで
■経産省の浮体式洋上風力発電/世界最大7メガワット2基新設
経済産業省は、福島県沖で進めている「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」の第2期事業として、世界最大級の7メガワット浮体式洋上風力発電設備を2014年度から2カ年で新設する予定だ。
15年度末までに、世界初となる大規模浮体式洋上風力発電技術と洋上風力のビジネスモデルを確立させたい考え。
福島を「再生可能エネルギー先駆けの地」とするためのシンボルとともに、東京五輪開催の20年を目標の一つにしている。
第2期事業は、福島県楢葉町沖合約20㎞、水深約120mの海面に設置した現在の2メガワットの風力発電設備の設置海域に、アドバンストスパー浮体とV字型セミサブ浮体の2タイプの7メガワット洋上風力発電設備を設置する予定。
7メガワット風車は、1期事業で設置した2メガワット風車の2倍となる直径約160mとなる。
16年度以降は、地元漁業者など関係者と調整した上で、同事業の実用化を目指す。
引用:建設通信新聞
この巨大な風車。“ふくしま新風”と命名されたようです。
風車のサイズだけで160m。
当然風車だけでは立ちませんから、全長は200m越えではないでしょうか。
まだ稼働していないとのことですが、今年から稼働がスタートするとのことです。
では、なぜそこまで巨大化させる必要があるの?
ということですが理由はちゃんとありました。
風力発電の発電量は、風車の半径の2乗、風速の3乗に比例して増大する。
半径が2倍になれば発電量は4倍になる計算だ。
つまり、大型になればなるほど発電コストが割安になる。
そのため、風力発電機は年々大型化する傾向にあり、欧州、米国、中国を中心に大型風力発電機の導入が加速している。
なるほど。
風車の半径で乗数的に発電量が増える☆
納得です。
また、他にも洋上風力発電のための設備の建設がどんどん進んでいるようでして、
2km離れた海域には発電した電力を高圧に変換して陸上に送るための変電設備と風向きや風速を計測する観測タワーを乗せたサブステーション「ふくしま絆」も据え付けられた。
こちらの水面からの高さは60m。6万6000vの変圧器の洋上設置は世界初だ。
<浮体式洋上サブステーション「ふくしま絆」(福島洋上風力コンソーシアム提供)>
引用:nippon.com
そのままの電力を直接陸上に 送るとロスが大きくて効率がわるくなってしまうため、
風車と一緒に変電所まで海にプカプカ浮いているようです。
遅れをとりながらも、日本も本格的に風力発電建設に乗り出してきているようですが、“技術”の方はどうなのでしょう。
■三菱重工、油圧ドライブで大型化に対応
浮体式洋上風力発電所の建設技術そのものは既に確立している。
海底油田やガス田開発で取得した浮体式プラットフォーム技術を導入すればいいからだ。
沖合の風車から陸上に送電するための海底送電ケーブル技術も日本は保有。関連技術を持つ有力企業もそろっている。
問題は高い初期コストだ。
高深度の海域での浮体式発電設備の設置は建設費が高く、メンテナンス費用も陸上の比ではない。
コストを引き下げるためには風車を大型化するしかない。
それを実現したのが三菱重工だ。
風車が生み出す回転力を歯車ではなく、油圧で発電機に伝達する「油圧ドライブトレイン(動力伝達装置)」を開発。
英国の陸上実証機で稼働するとともに、7000kw風車2基(うち1基は「ふくしま新風」と命名)に導入する。
2010年に買収した英ベンチャー企業・アルテミス社の技術をベースに完成させた。
風車をデジタルで細かく制御できるほか、メンテナンスに大型重機が必要だった増速機(ギアボックス)が不要となるメリットがある。
風車を大型化するためには故障しやすい増速機の増速率を高める必要があり、技術的ネックになっていたが、油圧ドライブはその課題をクリア。1万kw規模への対応も容易になったという。
引用:nippon.com
今回の7MWの巨大な風車を実現できたのも、三菱重工の世界初の技術があったからだということがよくわかりました。
記事の情報の限りでは今後はドンドン油圧ドライブ式の風車になりそうですね。
大きくすれば発電の効率が乗数的に大きくなるということはよくわかったのですが、
他にも“効率”を上げる方法はないのでしょうかということで調べたところこんな技術があるそうです。
“風レンズ風車”
風レンズ風車は、風車の3枚の羽根の周りにリング状の「風レンズ」を取り付けた小型風力発電機。
レンズが光を屈折させて太陽光を集めるように、リングが風を集めることから、こう名付けた。
同じ風速であれば、従来の小型風力発電機に比べて2~3倍の発電量を得られるのが特徴だ。
現在の販売価格は1基当たり300万~400万円。
これまでの販売台数は約60基で、まだ多くはないが、このところは国内外を問わず問い合わせが相次いでいる。高田氏は数年内に量産化にこぎつけたいと考えている。
<九州大学発のベンチャー企業、ウィンドレンズの高田佐太一社長>
引用:日経ビジネス
2~3倍の発電量になる☆
原理は簡単で、例えば川幅が急に狭くなると水の流れは突然早くなります。
こういった原理が大型の風車にも適用する事ができれば、より安定した有望な電力発電が実現できるかもしれませんね。
結局、大きな風力発電の話で終わってしまいましたが、
“大きいくなろうとするもの”と“小さくなろうとするもの”の両方が一つの原理の中で存在している事にとても興味深く感じました。
ありがとうございます。
新しい経営手法“オムニチャネル”とは
2014.01.03|shiozawa
あけましておめでとうございます。
金曜担当のShiozawaです。
では、本日のお話。
オムニチャネル
聞いたことはありますでしょうか?
コンビニ最大手のセブンイレブンや世界最大の飲料メーカーのコカコーラなどが取り入れている新しい“経営手法”のようです。
では、このオムニチャネルとはどのようなものか探ってみましょう。
■オムニチャネル構築に5年間で1000億円程度投資=7&iHD社長 (2013年 12月 25日)
-セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は25日の会見で、ネットとリアル店舗を融合する「オムニチャネル」が経営の最重要課題としたうえで、今後5年かけて、1000億円程度の投資を行う考えを示した。
1000億円の内訳については「概算。ただ、1000億円を投資するくらいの腹積もりでやななければ難しい、覚悟の金額」と述べた。
14年2月までは、スタート段階として、グループ内で理念を共有するという。
オムニチャネル構築に向けて、村田社長は「過去の経験をいったん捨てて、新しい時代を仮定し、消費者がどのようなものを求めるか想像することが大事。これまではモノを売ることを中心に考えていたが、買った後の行動まで想像して手を差し伸べる時代になる」とし、新たな消費の時代に入るとの認識を示した。
引用:Reuters
このオムニチャネルに会社の将来をかけている事がよくわかります。
しかし、 オムニチャネルたるものは一体何かはまったくわかりません。。。
ということで具体的にどんなものかの説明です。
■オムニチャネルとは何か?コカ・コーラや資生堂も実践する顧客接点の再構築
“オムニチャネル”というキーワードが米国で注目され始めている。
2011年に米国の老舗百貨店、Macy’sのCEOが「オムニチャネル企業を目指す」と宣言し、知られるようになった言葉だ。
オムニチャネルは、文字通り「すべてのチャネル」という意味で、あらゆるチャネルを連携させて顧客にアプローチする手法だ。
ではオムニチャネルは、従来のマルチチャネルとは違うのか?なぜ今注目を集めているのか?野村総合研究所のイノベーション開発部 上級研究員 中村博之氏は、オムニチャネルがビジネスに与える影響や、具体的な技術とサービス、さらにオムニチャネルを推進する体制などについて解説した。
オムニチャネルは、顧客を中心にすべてのチャネルを連携して考える。
商品の認知から、検討、購買に至る一連の購買またマーケティングプロセスで横串を刺してチャネルを併用して顧客にアプローチしていく。
当初このキーワードは小売業から生まれたため、「オムニチャネル・リテーリング」と呼ばれていたが、「小売以外の業種にも適用可能なことから、今はオムニチャネル・コマースと呼べる」(中村氏)という。
引用:ビジネス+IT
なるほど。
小さな小売店では店頭のお客さんへも、ネットで購入するお客へも、お店が小さいですから、同じ商品の中から販売しますが、
大きな企業となると店頭では店頭用の商品、ネット販売では ネット販売用に分けて在庫を持っています。
従来のマルチチャネルの方が管理は別々で簡単です。
しかし多くの在庫を抱えなくてはいけなかったり、遠くのお客様へわざわざ遠くから配送なければならなったりしてしまう訳です。
また、複数の媒体から得られた客層の統計情報やサービスなどが店頭だけでなく携帯電話やパソコンと連動して行えるという事。
お客さまにとってはいいことづくめ。
オムニチャネルで大変なのは、高速かつ膨大な情報管理がリアルタイムに必要にること。
しかし、その複雑な情報管理は十分実現できる時代です。
どの企業もより少ない在庫で複数の媒体からより多く販売したいわけですから、オムニチャネル経営こそがスタンダードの経営手法になりそうです。
ありがとうございます。
超巨大企業の新ビジネスの色々☆
2013.12.13|shiozawa
多くの企業がリスク分散のためにメインの市場とは違ったビジネス市場を開拓する事はよくあります。
それは世界的で指折りの超巨大企業でも同様です。
そのビジネスが非常に先進的で挑戦的なのでご紹介☆
まずはSNSの巨塔、“FaceBook”。
■Facebook、人工知能研究ラボを立ち上げ (2013.12.10)
米Facebookが人工知能(AI)ラボを立ち上げだ。
同ラボの所長に就任するというニューヨーク大学Center for Data Scienceの所長を務めるヤン・ルカン教授が、自らのFacebookで発表した。
ルカン教授の専門は、機械学習、コンピュータ視覚、移動ロボット工学、計算論的神経科学。
DARPAの野外ロボット向けアルゴリズムプロジェクトを統括した経験も持つ。
同氏はラボの具体的な課題については明らかにしていないが、AIにおける大きな進展が長期的な目標としているという。ルカン氏は現職と兼任し、FacebookとCenter for Data Scienceはデータ科学、機械学習、AIの研究で協力していくとしている。
引用:IT Media
SNSとは一見全く異なる世界ですが、新しい顧客獲得や新たな市場創出など、人工知能によりSNSビジネスをさらに発展させていくことのできる可能性も秘めています。
人工知能自体は、他にも多くの企業が進出しておりますので、すでにライバルはたくさんいるはず。
ただ、ビジネスとして確立されておりませんので、はたしてFaceBookはどのような人工知能をどのような目的で開発していくのかとっても楽しみです。
次は、さらに巨大な企業。
検索エンジンのトップランナー“Google”。
■「人が運転するより安全」、独自ブランドの自動走行車を開発するGoogle
Google XはGoogle研究所として機能し、1960年代の宇宙開発のように、壮大な目標に向かって研究を進めている。
Google X最初のプロジェクトが自動走行車 (Self-Driving Car、下の写真) であり、この研究がGoogle X設立のきっかけとなった。
自動走行技術の概要
Googleは、2009年、スタンフォード大学のSebastian Thrun教授と共同で、自動運転技術の開発を始め、翌年、Google Xを設立し、本格的な研究に着手した。
Google自動走行車は、センサーでとらえた情報を人工知能の手法で解析し、安全な走行路を判定するものである。
車両上部にLidar (light detection and ranging) を搭載し、レーザーにより物体との距離を測定し、車両周辺の3Dマップを作成する。
車両前部と後部にRadarを搭載し、前後の物体との距離・速度を測定し、遠方の物体の位置を把握する。フロントグラスにはビデオ・カメラが設置され、信号機、道路標識、前方の車のテールライトなどを検知する。
屋根のGPSアンテナで位置を把握し、四つの車輪にはPosition Estimatorが搭載され、短距離の移動を測定し、正確な位置を算定する。
人工知能技術で走行路を判定
各種センサーから収集した情報で、自動車の位置を正確に把握できるが、どのレーンを走っているかまでは分からない。
そこでLidarのイメージをGoogleの得意とするマップに重ね、どのレーンを走行し、どこに横断歩道や交差点があるかなどを把握する。
このスタティックな情報に、他車、歩行者、信号表示、道路標識などダイナミックな情報を重ね合わせ、マップ (上のグラフィックス) を完成させる。
これら情報を解析し、安全な走行路を判定する技術として人工知能が使われている。
引用:IT Pro
グーグルはグーグルマップやグーグルアースで持っている膨大な道路情報に加えて、高速なデータ処理技術に高度な画像処理技術まで持っておりますので自動走行自動車においてはずば抜けて先行しているのではないでしょうか。
将来の自動車は“車を作る技術”以上に車を“安全に自動コントロールする技術”で選ばれる時代が来るのかもしれません。
さらに、Googleからもう一つ 。
■米Google、「健康と幸福」を研究するベンチャー子会社Calicoを設立 (2013.09.19)
米Googleは18日、「健康と幸福」について研究する新ベンチャー「Calico」の設立を発表した。
CalicoのCEOには、米Apple社会長、またバイオベンチャー米Genentech社会長で元CEOであるArthur Levinson氏が就任する。Levinson氏はCalicoの創業出資者でもあり、ほかにGenentech社会長、スイス製薬会社大手Hoffmann-La Roche取締役、米Apple社会長の役職も務めているが、これらの役職はそのまま継続する。
Calicoについて、米Google CEOであるLarry Page氏は「病気や老化は、私たちの家族すべてに影響を与える。医療やバイオテクノロジーの周辺領域で長期的に、考えられないほど大きな規模で考えることによって、私は何百万もの人生をより良い物にできると信じている」と設立意図を説明した。
Page氏は、Googleの本業と関係なさそうに見える事業に進出することについて、自分のGoogle+ページで「株主への我々の最初の手紙で説明したように、テクノロジーには人々の人生をより幅広く改善できるだけの途方もない可能性がある。既存のネットビジネスと比較して奇妙、あるいは投機的であるかのように見えるようなプロジェクトに投資するとしても、驚かないでほしい」と説明した。
人の最大の欲求は健康に長生きする事。
それは今も昔もそして将来も変わることはないと思います。
薬品メーカーや医療関係のみが担う市場かと思っていましたが、そこにまさかのGoogle。
しかし、少し考えてみればまたまたGoogleが持っている膨大な情報と高速なデータ処理技術を駆使することでこういった全く異なった市場に新しい風を吹き込むことができてしまいそうな気がするのは私だけでしょうか。
グーグルは強い!!
こちらも非常に楽しみです。
そして、次はPC界の巨人“マイクロソフト”。
新市場開拓の情報は他社と比べてあまり聞こえてきませんが。。。
■ビル・ゲイツ「次世代コンドーム」に関心 マイクロな薄さでソフトな肌触り?
「次世代コンドーム」を開発したら10万ドル(約940万円)―――米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏によるこんな呼びかけが、ネットの注目を集めている。
さまざまなアイデアがやりとりされる一方で、マイクロソフトやウィンドウズに引っ掛けた「ネタ」投稿もかなりあり、中には「(次世代ウィンドウズと鳴り物入りで登場した)ビスタのようになるのでは」「セキュリティホールが見つかって漏れそう」などと不安がる人も出ている。新たな形状とデザインを求める
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が2013年3月4日に発表したところによると、「快感を保持あるいは高める新素材」「ユーザー・エクスペリエンスの向上につながる新たな形状とデザインのコンドームの開発とテスト」といったいくつかの例が出資の対象としてあげられている。
創業資金10万ドルに加えて、最高で100万ドル(9400万円)まで出資する可能性もあるという。
狙いはエイズウイルス(HIV)の感染拡大を食い止めること。コンドームは感染防止のもっとも効果的な手段とされているが、快感が損なわれるといった理由で使いたがらない男性が多く、それが「受け入れがたい代償」をもたらしていると同財団は指摘している。引用:J-Cast
こちらは完全にゲイツ財団ならではで、新しい市場開拓としてはちょっと毛色は違いますが、非常に面白いものです。
サブタイトルの“マイクロな薄さでソフトな肌触り?”は実に上手に掛けたなぁと感心してしまいます。
しかし、コンドームもこれから決してなくなるとは思えませんからぜひ開発の成功を祈っています。
人類が生存する限り、止まる事のない技術の進歩。
今できないことがすべて当たり前の時代は必ずやってくるような気がします。
そう感じられる時代である限り、斬新なテクノロジーがこれからももっと誕生するはずです。
ありがとうございます。
民間宇宙旅行開発の近況☆
2013.11.01|shiozawa
“民間宇宙旅行”。
まだ実現していませんが、たとえば
俳優の岩城滉一さんが“芸能界初で宇宙旅行に行く”と半年前くらいに言い、テレビで取り上げられていました。
別に、“そんなの無理だよ。。。”なんて感じた方はもう少ない時代がいつの間にか来ているようです☆
ということで最近の民間宇宙旅行実現に向けた開発状況を紹介します。
■成層圏や宇宙空間に観光旅行:各社のサーヴィスまとめ
アリゾナ州の新興企業World View社は、気球に吊るした広めのゴンドラにお客を乗せて、高度30kmまで連れて行くという計画を発表した。
弾道飛行のロケットほど高い料金を払うことなく、成層圏における漆黒の空や地球の湾曲を楽しみたいという人々が対象だ。
World View社の計画は、弾道飛行ロケットに搭乗して上空110kmまで行くVirgin Galactic社の「SpaceShipTwo」には、高度で遠くおよばないし、無重力も体験できない。
しかしWorld View社のゴンドラからの眺めは数時間(あるいはそれ以上)続く。
SpaceShipTwoの旅は、最高高度に滞在するのはわずか数分間であり、その後は地球に下降するのだ。さらに、SpaceShipTwoの搭乗チケットは250,000ドルだが、World View社のほうは75,000ドルと、ずっと安い。
引用:Wired.jp
飛行方法としてはもっとも単純で簡単な気球を応用した宇宙旅行。
大気の薄い成層圏までまさか気球でも行けるとは知りませんでした。
しかも、成層圏まで行けば、こんな感じで地球が見られるとのこと。
しかも、1000万円以下の値段でいけるので、大金持ちでなくてもいける。
低価格でなければ、本当の意味での民間宇宙旅行とは言えませんし。
そういった意味で、まさに民間宇宙旅行の第一歩にとってもふさわしい方法だと思います。
先ほどの紹介の中の比較対象で書かれておりました“SpaceShipTwo”とは、このような民間宇宙船のようです。
■米企業による宇宙船”SpaceShipTwo”が二度目の動力飛行試験に成功。最高速度はマッハ1.43 (2013.09.08)
SpaceShipTwo(SST)はアポロのような発射台から煙を上げて飛び立つ機体ではなく、母船「WhiteKnightTwo」とロケットエンジンを搭載した機体から成り立つ「スペースプレーン」といわれる宇宙船。
打ち上げにスペースシャトルのような特別な施設を必要とせず、滑走路から飛行機のように離陸・着陸することが大きな特徴です。
そんな機体のテストは前回同様カリフォルニアのモハーヴェ空港/宇宙港でテストは行われました。
SSTは母船に搭載され離陸すると高度約46,000フィート(約14km)で切り離され、20秒間のロケットエンジンの燃焼で、最大高度69000フィート(約21km)、最高速度マッハ1.43に到達しました。
4/29のテストでは高度約46,000フィート(約14km)の記録は最大高度56000フィート(約17km)、速度はマッハ1.2とのことでしたので、今回のテストではその記録を更新することに成功したようです。
というわけでテストの様子は以下より。エンジン停止後には尾翼を可動させ空気抵抗で減速するフェザーモードの確認も行われているので注目です。
引用:おたほー
まるで飛行機が3体、横につながったような形。
外見は飛行機のようですが、これで宇宙に行けちゃうようです。
言葉より、こちらの試験飛行動画がとっても話割安いです。
今までに見たこともない方法で宇宙に飛んでいく姿が見られます。
<Virgin Galactic SpaceShipTwo First Powered Flight>
なるほど。
中央の機体が離れて宇宙に飛んでいくのですね。
かなりいいところまで来ているので実現も近いうちにできそうですね。
それにしても、デザインがとてもクールでカッコイイです☆
そして、こちらは実現は当分先になるかもしれませんが、完成すればかなり低コストで宇宙ステーションまでいけるようになる“宇宙エレベータ”
<宇宙エレベータ>
大林組が建設構想を打ち出した時に一度紹介させていただきました。
完成は2050年が目標とのことですがもっと早く実現できそうな可能性は、技術の進歩で見えてきそうです。
建造方法について、紹介した内容がありましたのでご紹介。
■宇宙エレベーターの建造方法
1.赤道の静止軌道上に静止衛星を打ち上げ、宇宙エレベーター建設用の場所を確保する。
2.静止衛星から、エレーベーターのケーブルを地上へ下ろしていく。
3.赤道上の土地にケーブルがついたらそれを固定する。
4.ケーブルをつかんで上っていく「クライマー」を製作。
5.クライマーをケーブルに取り付けて出来上がり。(『一般社団法人 宇宙エレベーター協会』顧問の皆神龍太郎さんのお話)
意外とシンプルな方法。
しかも、費用は1-2兆円ぐらいと試算されているようで、英仏海峡トンネルの建設費1兆8,000億円とさほどかわらないようなので、建設費用の問題はなさそうです。
とにかく、柔軟で強度の非常に高いロープを開発する必要があります。
それ次第でぐっと実現可能性が上がりそうです。

ついに3億冊を突破!ワンピースが地元の新聞にオリジナルイラストを掲載
2013.10.31|iwamura
皆様、こんにちは。
inoueです。
1997年より連載を開始し、今年で15年目を迎える尾田栄一郎先生の大人気漫画「one piece」
累計発行部数は、11月1日に発売される最新刊72巻のコミックスにて、ついに3億冊を超えるとの事です。
また、世界30か国以上で販売されておりこの国内のコミックス記録を多数保持しているモンスター漫画でございます。
※画像は、コミックナタリーより引用
その超人気作品「one piece」が全国47都道府県の新聞に、
キャラがジャックするとの情報が入って参りました。
このキャンペーンは、11月1日から11月20日までの期間に、全国47都道府県の名産や名所とone pieceのキャラクターがコラボし、
広告を掲載するといったものでございます。
下記、1例~※画像は、コミックナタリー記事より引用
第一弾としては、上記2作品が掲載されます。
上段画像は、北海道新聞にオホーツク海沿岸の流氷を、元海軍大将”青キジ”ことクザンが自転車にて散歩するというもの。
また、2枚目の画像は、青森県の東奥日報にて、青森県のねぶた祭りを観戦する海軍本部大将”藤虎”がそれぞれ登場します。
上記画像を見ただけでも、one piece好きの方々からすれば、全部の新聞を揃えたくなる事でしょう。
その他、全国新聞one piece都道府県広告掲載コラボ1覧~
11月1日:北海道(北海道新聞)、青森県(東奥日報)
11月2日:秋田県(秋田魁新報)、岩手県(岩手日報)
11月3日:山形県(山形新聞)、宮城県(河北新報)
11月4日:福島県(福島民報、福島民友新聞)
11月5日:茨城県(茨城新聞)、埼玉県(埼玉新聞)、千葉県(千葉日報)、神奈川県(神奈川新聞)、東京都(読売新聞、朝日新聞、東京新聞)
11月6日:栃木県(下野新聞)、群馬県(上毛新聞)
11月7日:山梨県(山梨日日新聞)
11月8日:静岡県(静岡新聞)、長野県(信濃毎日新聞)
11月9日:新潟県(新潟日報)、愛知県(中日新聞)
11月10日:岐阜県(岐阜新聞)
11月12日:福井県(福井新聞、日刊県民福井)、富山県(北日本新聞)、石川県(北國新聞)
11月13日:大阪府(読売新聞、朝日新聞)、京都府(京都新聞)、滋賀県(京都新聞)、和歌山県(紀伊民報・夕刊紙)
11月14日:奈良県(奈良新聞)、三重県(伊勢新聞)
11月15日:兵庫県(神戸新聞)
11月16日:岡山県(山陽新聞)、広島県(中国新聞)、鳥取県(日本海新聞)
11月17日:島根県(山陰中央新報)、山口県(山口新聞)、香川県(四国新聞)
11月18日:徳島県(徳島新聞)、愛媛県(愛媛新聞)、高知県(高知新聞)
11月19日:福岡県(西日本新聞)、佐賀県(佐賀新聞)、長崎県(長崎新聞)、熊本県(熊本日日新聞)
11月20日:大分県(大分合同新聞)、宮崎県(宮崎日日新聞)、鹿児島県(南日本新聞)、沖縄県(琉球新報)
また、全国の都道府県の名産・名所とコラボしTシャツを作成するといったコラボ企画も開催予定です。
※画像は、三億冊突破記念特設HPより引用
この企画は、全国の一般の応募により投票者の中から投票にて人気のあった10作品をTシャツにするといったものであり、都道府県の応募の中から、各都道府県にて、1枚の絵を選出し47枚から10枚に絞りTシャツにするというもの。
入賞作品に選ばれた方には、新聞広告をプリントしたポストカードセットが贈呈されるとの事です。
また、10枚のTシャツに選ばれた方にはその後プレゼントされる予定でございます。
かなりの太っ腹かつ、全国に画力とアイデアをアピールするチャンスでございます。
詳しい情報は、下記URLよりご確認ください。
http://www.shonenjump.com/j/3oku/
また、全国主要都市7カ所の駅にて新聞ジャック広告を集めたポスターを掲載するとの事。
※画像は、三億冊突破記念特設HPより引用
世界的に人気のあるone piece。
日本の漫画界の歴史をことごとく塗り替えております。
若い方から大人の方まで人気の作品です。
いずれは、この日本の国内初版再校発行記録を塗り替えてきた漫画が世に出る事を期待しつつ、
私も今回の企画のようなエンターテインメントを世の中に発信していければと考えます。
オリジナルグッズは、弊社でも製作可能です。
詳しくは、Goods工房.comをご覧ください!
皆様からのfacebookいいね!が10000を突破しております。
是非、1度ご覧ください。
ありがとうございました。
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