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WBC今頃ごめんなさい/iwamura
2009.03.28|iwamura
WBCシゴトで全く見れなくて、決勝戦9回ぐらいの時刻に、偶然恵比寿でお取引先様とばったり会い、全く仕事の話だけですれ違うという、ある意味、それはそれで闘ってるからいいのかなー、なんて思ってたんですが、昨夜あたりからぞくぞくとアップされはじめたYouTubeの動画(そろそろ消されちゃうかな?)を見ていたら、やっぱり日本人として熱くなってしまったのでエントリー。
やっぱり革命家カストロも、「野球のドラマ」が好きなんだろうなあと。
サッカーももちろん、ドラマあるんですけれども、野球が映画や漫画になりやすいのは、やっぱり、お話になりやすいからなんだろうなあと思ったり。
【リオデジャネイロ=小寺以作】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(82)は24日、日韓対決となった決勝戦について「両チームの質を証明するかのように、想像できる限り、最も緊迫した試合の一つとなった」と指摘。日本の専門家や打者が、2敗を喫した韓国先発の奉重根(ボンジュングン)投手をよく研究していたことや、原監督の投手起用を勝因にあげた。また、前議長は、決勝打を放ったイチローについて、「間違いなく、世界最高の打者だ」と激賞した。
※YOMIURI ONLINEより抜粋(部分略)
これ、ソースはキューバ政府系ウェブサイト(ここ)ですね。
日本語訳はGoogleさんにお願いするとこんな感じ(笑)。
ニュアンスは伝わりますね。完全に野球好きの(うるさい)オヤジ(笑)。
以前、どっかの野球ファンブログが、「『サッカー』こどもの球遊び」と揶揄したところ、大手サッカーファンブログが「『野球』はオヤジの暇つぶし」とやり返したことがあった(笑)。
でもね、いいんですよ。歳とっても、酒飲みながらできたり、試合状況を時系列であとあとからでも(数日後のブログでとかでも→わたしのことですね)分析しやすいところは、「オヤジむき」なのかもしれないけれど、それがよくて(笑)。
椎名誠さんがやってる「浮き球▲(三角)ベースボール」開幕戦が今週末!
守備をしながら、又の下に缶ビール(笑)!
という未来の見える小生としては、それもまた、野球の良さであるような気がしているのです。
見れなかった皆さんに、イチローの決勝打の瞬間を。見てない人は、元気になると思うので、いろいろあるけれどもアップです。
みなさんもよい週末を~☆
西松建設関連~小沢一郎民主党代表の件。
2009.03.18|iwamura
西松建設関連。今日はちょっと重いです。
もう、西松建設関連では見えてるだけで4人ほど既に亡くなられていますね。
これ、後ろにはもっとデカいゼネコンの影が見えてきてますね。
もちろん、脚色というか、フィルタかかってることは承知の上で。長いですが以下YouTubeを。
●1月21日/西松建設社長逮捕
●同日/元西松建設専務死亡
●2月24日/西松関連で警察に事情聴取を受けていた長野県知事・元秘書死亡
●3月1日/小沢利権を追及していた赤旗記者死亡
●同日/小沢スキャンダルを告発した元参議院議員、ソウルシンポジウム後の夕食の席で心臓発作で死亡
————————————
「黒い」ことに関しては。
「白河の清き流れに魚住まず。元の濁りの田沼恋しき」であるから、個人的に、政治や仕事における、「必要悪」だと思い、小生は「黒い」ことに関し、「沈黙は金なり」という立場をとることも多い。
だってそうでしょう?
みんな知らないフリしてるけど、ゴミを朝まとめてくれてるマンションの管理人さんや、罪人に飯を配る拘置所の警察官だって、いるわけですよ。実際に。
いずれは、自分の子供たちに、我々だって下の世話をやってもらうわけでしょう。
誰がやるんですか?皆が嫌だなあと思う仕事。あなたが全部やるんですか?
世の中はパソコンのインターフェースや結婚式のウェディングドレスだけで形成されているわけではない。
綺麗だけの世界なんてない。
だが。
誰かが泣いていたり、それこそ命を失くしていたり、という現実に関しては、「理想論」からすると、俺は賛成できない。
理想がすべてではない。
だが、理想を捨てたら、人間は人間でなくなる気がするのです。
「お父さんの背中は大きいね。お母さんの手はあったかいね。」
お金なんて大事なことの10番目にも入らなかったあのころの気持ちを、いつも、忘れるべきではない。そう思う本日であります。
中川前財務大臣の「正体発覚」の件について。
2009.02.22|iwamura
今更ながら中川さんネタかよと(笑)。
その前に、話はまったく違うんですが、マンガジャパンさん・デジタル漫画協会さんの新年会に出席してきました☆
凄かった凄かった。憧れのちばてつや先生、水島新司先生、モンキー・パンチ先生にご挨拶もできたしなあ。
それこそありがちな話であるが、峰不二子が初恋の人であり、ルパン三世が理想の男性像である小生にとって、30年待った御開帳といった日であり、感激もひとしおであった。
が
そんな小生を、驚きのニュースが襲った!中川大臣辞任の陰に、「彼」の姿が。。。
中川昭一前財務相がローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後に訪れたバチカン博物館で、展示されていたお宝に柵を乗り越えて触れ警報を鳴らしていた件で、来日中の国際刑事警察機構(インターポール)国際捜査官が
「指名手配中の窃盗犯“ルパン三世”のしわざ」とする見方を明らかにした。一国の大臣という責任ある身分の人物に変装しての大胆不敵な犯行に、各方面からは「許せない」との声があがっている。
中川氏の窃盗未遂行為がルパンのしわざだと見抜いたのは、インターポールの銭形警部。ルパン三世が日本政府要人の周辺に出没しているとの情報で来日、捜査をおこなっている最中だった。バチカンの騒動がルパンによるものだと発覚したのは、警部の「最近、怪しい行動をとる閣僚はいなかったか」との聞き込みに「そういえば中川財務相が…」との証言が得られたためで、警部は
「ばかもーん! そいつがルパンだ! 追え追え~」と怒り心頭だ。
銭形警部によると、サムライで知られる日本の大臣が、国際会議の舞台で酔っ払っうなどということはありえず、バチカンの貴重なお宝に手を出す手癖の悪さからも「中川氏に変装したルパンのしわざ」と考えてほぼ間違いないという。
いっぽう、バチカンでは実際には何も盗み出されていないことから、報告を受けた麻生太郎総理もいぶかしみ
「でも、彼は何も盗んでいきませんでしたよ」と尋ねたところ、銭形警部は
「いえ、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの支持率ですよ」
と答えたため、ようやく被害に気付いた総理がショックを受けて青ざめるというヒトコマもあった。
※bogusnewsさんより抜粋
おあとがよろしいようです(笑)。
でも、今の世界情勢で大臣は誰がやっても大変だと思う。頑張ってほしい!
ちなみに本物の「ルパン三世~カリオストロの城」はロマンに富んだとっても素敵なお話です。
マサカ観たことのない方はいらっしゃらないと思いますが、もしいらしたらこの機会にぜひ。
村上春樹がスゴい件。/エルサレム賞にて
2009.02.19|iwamura
村上春樹さんかっこいいですよ。
長いですけど、引用しますね。
原文は http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html
「常に卵の側に」
今日私はエルサレムに小説家、つまりプロの嘘つき(spinner of lies)としてやってきました。
もちろん、小説家だけが嘘をつく訳ではありません。小説家は嘘をついても不道徳だと咎められることはありません。実際、大きい嘘ほど良いものとされます。
しかし今日は、嘘をつくつもりはありません。なるだけ正直でいようと思います。1年のうちに嘘をつかないのは数日しかありませんが、今日がその1日なのです。
そういうわけで、ほんとうの事を話していいでしょう。結構な数の人々がエルサレム賞受賞のためにここに来るのを止めるようアドバイスをくれました。
もちろんこれには理由があります。ガザを怒りでみたした激しい戦いです。私はどんな戦争にも賛成しませんし、どんな国も支援しません。
でも慎重に考えて、とうとう来る事にしました。小説家は特殊な種族です。その目で見てない物、その手で触れていない物を純粋に信じる事ができないのです。
そういうわけでここにいます。ここに近寄らないよりは、来る事にしました。自分で見ないよりは見る事にしました。何も言わないよりは何か話す事にしました。
非常に個人的なメッセージをお届けするのをお許し下さい。
「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」
ええ、どんなに壁が正しくてどんなに卵がまちがっていても、私は卵の側に立ちます。この暗喩の意味とは?ある場合には、まったく単純で明快すぎます。爆撃機(bomber)と戦車とロケット弾と白リン弾は高い壁です。卵とは、押しつぶされ焼かれ撃たれる非武装の市民です。これが暗喩の意味するところのひとつです。
私たちはそれぞれ、多かれ少なかれ、卵です。私たちそれぞれが壊れやすい殻に包まれた唯一無二のかけがえのない存在(soul)です。私にとってほんとうの事であり、あなたにとってもほんとうの事です。そして私たちそれぞれが、高く固い壁に直面しています。壁には名前があります。それはシステム(The System)です。システムはもともと、私たちを護るべきものですが、ときにはそれ自身がいのちを帯びて、私たちを殺したり殺し合うようしむけます。冷たく、効率的に、システマティックに。
私が小説を書く理由はひとつだけです。個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。物語の目的とは、私たちの存在がシステムの網に絡みとられ貶められるのを防ぐために、警報を鳴らしながらシステムに向けられた光を保ち続ける事です。
今日みなさんにお知らせしたかった事はただひとつだけです。私たちは誰もが人間であり、国籍・人種・宗教を超えた個人です。私たちはシステムと呼ばれる堅固な壁の前にいる壊れやすい卵です。どうみても勝算はなさそうです。もし勝ち目があるのなら、自分自身と他者の生が唯一無二であり、かけがえのないものであることを信じ、存在をつなぎ合わせる事によって得られた暖かみによってもたらされなければなりません。
ちょっと考えてみて下さい。私たちはそれぞれ、実体ある生きる存在です。システムが私たちを作ったのではないです。私たちがシステムを作ったのです。
私が言いたいのは以上です。
エルサレム賞をいただき、感謝しています。今日みなさんにお話できる機会を頂いて、うれしく思います。
※はてな匿名ダイアリーさんより抜粋(部分略)
映画「ミュンヘン」でも主人公たちの言葉から出てきてたんですが、
「おれたちは誇り高い民族のはずだろ?」
・・・
だったら。
・・・
「ありがとう。でもそして、卵の尊厳を考えましょう。」
は、作家らしいし、なにより、「日本人の作家」らしくてこれ好きだな~。
ぼくも世界を旅してた頃は、イズラエリのアヒ(にいちゃん)たちとよく絡んだのだが、「あの信号が赤に変わったのも神のミッションだからな」と言っていた彼らにも、村上さんのスピーチが伝わっていればいいな、と思った本日でありました。
難しいことですけどね。でも村上さん、これはすごい仕事だった。
パチパチパチですねー。
日本の未来が見える村/長野県下條村、出生率「2.04」の必然
2009.02.17|iwamura
村の入り口には、もちろん「この村から出身!峰竜太の村!」という看板もあったりしちゃうんですが(笑)。
そんな長野県下條村が、日本でも奇跡の「出生率2.04(国は1.34)」を叩き出し、全国トップというエントリーを発見していたのだ。
これは、ご報告しなくてはなりますまい。
長野県南部、天竜川の畔に広がる下條村。出生率を向上させたことで全国的に知られる村である。国の合計特殊出生率は1.34。それに対して、下條村の出生率は2003~06年の平均で2.04人に上る。1993~97年の平均1.80人から0.24人改善させた。この出生率は長野県下でも随一だ。さらに、村の人口4176人のうち0~14歳が710人を占める。人口比17%。この数字も県下一という。
村には、子供たちの声がこだましている。
この下條村の奇跡に触れようと、全国各地から視察に訪れる。この3年間で250以上の視察団が来た。役所の通常業務に差し支えるため、週1回に視察を制限しているほど。
なぜ出生率が増えたのか――。多くの視察団はそれを知ろうと、この辺鄙な田舎にやってくる。だが、その理由は驚くほど単純だ。村独自の子育て支援を充実させたこと。この一事に尽きる。
例えば、村営の集合住宅を見てみよう。一部屋は約60平方メートル。2LDKの間取りだが、2台分の駐車場がついて月3万6000円である。このリーズナブルな価格に引かれて、若い夫婦が数多く移り住んできた。
下條村の子育て支援は安価な村営住宅だけではない。
この村では中学3年生までは子供の医療費がかからない。さらに、この2年で村営保育園の保育料を20%値下げした。子供向けの書籍を中心に6万8000冊の蔵書がある村営図書館も村の中心部にある。最近では、より広い住居を求める夫婦のために戸建て分譲も始めた。
一時、4000人を割り込んだ村の人口も4200人近くまで増加した。若者夫婦が下條村に移住してしまうため、飯田市をはじめ周辺の市町村からはやっかみの声も漏れる。それもこれも、子供を持つ家族が暮らしやすい村作りに取り組んだ成果である。
出生率を上げるには若い夫婦を呼び寄せればいい。そして、彼らが安心して子供を育てられる環境を提供すればいい。下條村が示しているのは簡単な事実だ。
※日経ビジネスON LINEより抜粋(部分略)
なにやってんだよ(松岡修造ふうに)!!飯田市(iwamura出身city)!!
しかし、そうなのだ。
「若い人が安心して子供を育てられる環境を。」
これにつきる。
オリンピックもいいが、石原都知事。このへん、本気で取り組んでみていただきたいと、切に祈ります。
※未婚30歳/東京在住iwamuraより