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1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。
2010.03.04|iwamura
昨日も、仕事の打ち合わせ中「モチベーション」の話になった。モチベーションってどうやったら維持できるんだろう?
小生の場合は単純で「好きなら頑張れるし嫌いだとがんばりづらい」と、ただそれだけ。
でも、好き嫌いも大事な要素なんだけど、「コツコツ続けるしかないよ」という、たま~に見るサイトがあって。
これがまたDISれない感じなので、以下抜粋して紹介してみます。
「ちょっと」を毎日。
- 毎日努力している人にはどんな天才も絶対に及ばない。断言していいです。
- 大事なのは毎日(毎日じゃなくてもいいんだけど、常日頃)続けること。
バイオリズムに逆らわない。
- 疲れたら休む。
- 悲しかったら眠る。
- まだ起きていないことに絶望しない。
気持ちよく過ごせないのは周りじゃなくて自分が原因です。
- 恨まない。
- 「でも、恨むことによって明日への活力がわくときあるよね」という考えはナシです。活力がわいているようで顔つきが悪くなってます。
- 「辛いときはグチればいい」とか考えない。
- でも、どうしても言いたくなったら1ヶ月に1度だけ言おう。
1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば、きっと強くなれる。
- できるだけ自分が先陣切る。みんな最初にやってくれる人を待ってる。失敗したって笑わないって。
- ドアを開けてもらったときは「すいません」じゃなくて「ありがとう」って言う。
- いきなり「ありがとう」は言えないから、まずは「どうも」から始める。ちょっとずつ。
- 「もう限界」ってときは、あと1歩だけがんばる。あと1歩がんばったら「やーめた」って言ってOK。よくがんばった。
人とのつながりを大事にする。
- 「自分は自分の信じた道を行く」の道は、びっくりするぐらいたくさんの人に支えられている。
- 人には良い面と悪い面がある。どっちか一方で判断しない。
- いつかわかってもらえるときが来る。
- だから自分から関係を絶たない。自分からは絶対に絶たない。
何かのせいにしない。
- 運気とかツキとかを信じない。
- だけど「笑う門には福来たる」だけは狂ったように信じる。
- 自分のことをダメとか言わない。そんなことない。
- きついことに巻き込まれたら、まずはじめに「ぴーーんち!!」とつぶやいておく。
前に進んでいないようでも。
- できないことが多くてもくじけない。続けていれば必ずできるようになる。
- だってオレも↑これの9割方できてないもん。
結局、カッコいい人にはなれなかったなぁ。
- だけど、一緒にいて落ち着く「自然体の人」にはなれると思うんだ。
- でもって、オレはそんな「感じのいい人」を見ると嬉しくなるよ。
※1か月間だけ、思い切り頑張れば。より抜粋(部分略)
「少しづつでいいから、自分らしく、続けよう。」って、なんだかここまでいくと仏教の八正道みたいだな(笑)。
ビジネス書に疲れると「7つの習慣」とか読むんだけれども、この本も、仏教の教えみたいな「毎日正しいことを続けましょう」的な内容なんだけれども、ワリと好きで。
死ぬまで日常は毎日続くわけじゃないですか。それはもう絶対的な事実。
だったら、毎日を、少しづつ、無理なく励んでみようかなと。たまには無理しながらね~(笑)。
中島みゆきさんも歌っております。
今日もがんばっていきまっしょい!
名前は最初のプレゼント。ってかDQNネームの話
2010.01.16|shiozawa
寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は、少しも求めず、たゞ、ありのまゝに、やすく付けけるなり。この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。
何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。
現代語訳:
お寺の名前や、その他の様々な物に名前を付けるとき、昔の人は、何も考えずに、ただありのままに、わかりやすく付けたものだ。最近になって、よく考えたのかどうか知らないが、小細工したことを見せつけるように付けた名前は嫌らしい。人の名前にしても、見たことのない珍しい漢字を使っても、まったく意味がない。どんなことも、珍しさを追求して、一般的ではないものをありがたがるのは、薄っぺらな教養しかない人が必ずやりそうなことである。
吉田兼好『徒然草』第百十六段(徒然草さんより)
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以前から、このネタは取り上げたもんかどうか、ずーっと悩んでいたのですが、土曜日ですしやっちまいます。(理由になってない)
説明不用な有名サイトかもしれませんが、まずは一発。
同率一位:戦争(せんそう)、僕(しもべ)DQNネーム さんより
コレ、どっちも実在の子供さんの名前。
閲覧者の投票によってアレ具合の順位が決まるわけですが、本当にいるのかこれ、と勘ぐってみるも、どうもソースは割と信頼が置けるようでアレですな。
僕も自分の名前と同じ読みで探したりしたんですが、読めんってこれは。
・・・というか、上位ランカーは読める読めないを通り越してますな。
先輩にお子さんが生まれて、非常にまともな名前をつけてらしたので、この際と思いご紹介した次第です。
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しかし、いわゆる世界初のDQNネームはこれでしょう。
ラーフラ(障害をなすもの)
なんちゅう名前をつけるんだ、と思いますが、命名したお父様がこちら、
お釈迦様・・・
何でも「修行の妨げになるから」ってオイコラオモテ出ろ。
もっとも異説もあるので、確定ではないですが・・・で、何が言いたいかというと、吉田兼好グッジョブ。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が早く観たい件。
2009.11.24|iwamura
崖の上のポニョじゃあありません。坂の上の雲。
同書は司馬遼太郎先生の大傑作であるが、まあつまりは、坂の上に浮かぶ雲を、若者が無邪気に追いかけるお話。無邪気な、その前向きさを、明治という美しい時代に投影した「日本国青春時代」の物語であるわけです。
真っ直ぐな青春時代、喧嘩やケガやはつきものです。
当時の日本は、ロシアというシベリアヤクザから大分脅されておったわけです。「お前の財布も家も寄こせ」と。
日本は、ロシアに対抗するため、強い陸軍、海軍を持とうとします。
だが、ロシアと日本の国力差は、常備兵力で300万人対20万人。国家歳入で25億対2億。
人口5000人の村が、立派なプロ野球チームを持とうとしたことに似ています。しかし、食うや食わずで、実際にプロ野球チームを持ってしまった。
そしてついに、といった形で、ロシアからオリンピック代表チームが海を越えてやってきます。迎え撃つ日本村選手団。それがかの有名な日本海海戦ということになるでしょうか。
日本海海戦に関しては以下のサイトが詳しいが、この戦いにおいては特に、「東郷シフト」と呼ばれる、敵前一斉回頭が有名です。
相手にフネのハラを見せつつ、しかし味方全艦によって、敵の頭を集中的に叩く、という、一撃必殺のやり方ですね。
数や力の論理に、作戦で勝った好例と言えるでしょう。
この戦い方で、日本はロシア艦21隻を沈め、相手を「全滅」まで追い込むことに成功するのであるが(日本艦の損害は水雷艇3隻)、この作戦立案者がドラマ「坂の上の雲」における主人公、秋山真之(=本木雅弘=弟の方。しかし似てるなぁ本人)その人なわけです。
彼もアメリカ留学組で、米西(アメリカ対スペイン)戦争の従軍観戦も行い、未来の戦い(日本海海戦)に備えたわけであるが、彼の努力や成功は、彼の力のみ、海軍のみのそれではない。上記海軍が陸軍を助けた会戦のように、陸軍に助けられたおかげでもあったわけです。
そもそも、陸軍軍人代表として描かれるお兄ちゃんの秋山好古が、弟を軍隊に引っ張った張本人であるわけで。。。
だが、そうなのだ、話をもとに戻すと。
日本海海戦で海軍が勝てたのは、陸軍のお陰によるところも大きい。「203高地攻略」もそのひとつ。そこから見下ろせる旅順港に潜んだ、ロシア太平洋艦隊(ロシア海軍別動隊)を沈めておいてくれたのは、陸軍だった。
NHK「坂の上の雲」も、きっとロマンチックで、男の子としては注目なのだが。
だが、会社を休んででも見てほしい魂の映画は、やはり「二百三高地」だろう。旅順攻略では、日本軍も六万人を超える死傷者を出しました。下のYouTube予告編だけで既に泣きそうだ!
☆キャスト
すごいでしょ。脚本は「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫なわけですよ。
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さださん(主題歌)、愛は死なないと思います。
今日も1日、日本の為、そして世界平和の為に頑張ります!!!
※NHK「坂の上の雲」11月29日20時オンエアです。
ピーター・ドラッカーも~「THIS IS IT!」
2009.11.03|iwamura
ということで、ピーター・ドラッカーの詩に、涙を流した朝に。
ピーター・ドラッカーはwikiを見てもらえればわかるのだが、
「イノベーションとは、昨日の世界と縁を切り、明日を創造することである。」
という論理のもと、つまりは古い社会体制をスクラップし、新しい考え方ややり方をビルドすることを生涯言い続け、実行し続けたエラい人なわけです。多くの政治家や経営者が影響を受けた人だな。「社会における人間」を基準に生きた、人類の革命家。ビジネスの世界では神。本もいっぱい出ています。
そんなバッキバキなイノベーターだったはずの彼の詩が以下。
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違いをおかそう。
もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。
もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、もっとたくさん冒険をし、
もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・
もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、
たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。
– P.F.ドラッカー 享年95歳-
ピーター・ドラッガー95歳の詩より抜粋(部分略)
これすごいな。人類でもっとも頭の良かっただろう人の、最後の言葉です。
そして期せずして我が親友からも、昨日「連休前の午前10時」という、最も忙しい業務時間のさなかに、シンプルで馬鹿な電話があり
「THIS IS ITを見に行け!!!」
と、その素晴らしさを繰り返し語られてしまったので、今日はちょっとこれから、久々に映画館なぞ行ってこようと思っています。
この人のテーマも、「ぼくの音楽で人が幸せになってくれること」ではなかったか?イノベーションではなかったか?
徳損ではなくて、いつも幕が開いたら、全身全霊で「さあ!今だ!(This is it)」って、人生の情熱を表現することではなかったか?
これかっこいいよなあ「THIS IS IT」!タイトルがいいよな。
親友の話では「映画終了後、スタンディングオベーションの映画なんて初めてだった」そうです。
今日の夜は感想を書くかもしれない。待て次号。
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過去記事「マイケルPVまとめ」も時間ある人は見てから「さあ、いこうぜ!」
沈まぬ太陽~小倉寛太郎氏に想いを馳せる
2009.10.06|iwamura
さて、ついにいよいよ!「沈まぬ太陽」来週末映画化公開です!
これはずっと待っていただけに、俺は並んでしまうかもしれない!
3時間55分の映像化、ついに踏み切った角川映画にまずは拍手ではないか。
日本航空の労使・経営問題が「モデル」とされる山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」をもとにした同名の映画(角川映画)が完成し、1日夜、前原誠司国土交通相が鑑賞した。試写後、「日航再建の参考になったか」など、今の問題に引きつけた質問には「いちいち結びつけてコメントするつもりはない」と話した。
日航側は「ジャンボ機墜落事故の場面もあり、快く思っていない遺族もいる。名誉棄損のおそれもある」と映画化に不快感を示していた。公開は24日から。
※asahi.comより抜粋
と、いうことなんですがね、まあそりゃそうだ。日本航空は国会議員センイセイがたのボンボンの、天下りの巣窟だっただけに、「いちいちコメント」はできないよな。
もちろん週刊朝日等で、同名小説への抗議文は載せられたりしたことはあった。
週刊朝日2000年2月11日号、18日号の2号にわたり “『沈まぬ太陽』を「私は許せない」” と題した記事が掲載されました。(18日号の表題は、“読者が一番泣いた「御巣鷹山編」こそ「許せない」”)
この小説のモデルにされたと思われる方々、特に“悪役”として描かれた方々の不満の声がのせられています。曰く、「俺はそんなことはしていない・・・」「そんな事実はない・・・」
しかしこれに対しては、やはり同じく週刊朝日内において、原作者モデルの小倉寛太郎(おぐらひろたろう)氏より、反論掲載がなされています。
「この小説で白日の下にさらけ出された、組合分裂工作、不当配転、昇格差別、いじめなどは、私および私の仲間たちが実際に体験させられた事実です。日本航空の経営側にいた人たちは、(中略)数々の不当労働行為やその他の不祥事を思い出されたらいかがでしょう。人間である限り、そんな事実はなかった、などとはいえないはずです。」
※日本航空機長組合ウェブサイトより抜粋
小説「沈まぬ太陽」は、文庫では5巻からなるのですが、読んでて気持ち悪くなるぐらい人間の汚さや弱さが見えてすごい物語です。映画はもう少しソフトになっていると思われますので、劇場に行かれる前に、読める人がいらっしゃればぜひ。
※恩地元が僻地をたらい回しされている間にも、ニューデリー、ボンベイ、NYと誤着陸、死亡事故が続く。巧みにもみ消し、マスコミ操作、政治家懐柔を続ける「国民航空」であったが、ついに、企業の腐敗は、520名の犠牲者を出す、御巣鷹山墜落事故を発生させてしまう。。。
そしてこの小説のモデルとなった小倉寛太郎氏は、もう亡くなっちゃっているんですけれども、’99年に母校の東京大学にて公演した内容がまた激熱だったので、それを今日は紹介してみたいと思います。
日本航空に入って、10年なら10年みっちり仕事をして考えようと思っていたんですけど、ことのはずみで、(組合委員長に)なっちゃいまして。
出来たての会社で、縁故採用多い。そこで、ストライキをやるようにしまして。というようなことで労働条件は大分良くなったんですが、2年委員長やって職場に帰ったらカラチに行け、と。2年経ったら帰れると思ったら今度はテヘランに行けと。「テヘランは店がない」といったら、「お前が開くんだ」と言われ。とうとうテヘランに4年いて、今度はナイロビに行け。「ナイロビには店がない」と言うと「お前が開け」と。いうことで、ナイロビにまた4年いて、合計10年、いましたね。
う~ん、やっぱり「沈まぬ太陽」はフィクションなんかではないですね。。。
これはひどい。
そして、「なぜ(そんな腐った社内にて闘い続けることを)辞めなかったのか」ということについては以下。
それでよく質問されるんですけど、「そんなにいじわるされてどうしてやめなかったのか」。それは「このやろう」と思ってやめてやろうと思ったときだってあり ますよね。しかしね、やめるとよろこぶやつがいる。東京本社では喜び、その場で祝杯をあげそうなのがぞろぞろいる(笑い)。一方、成田や羽田では、やめ ちゃったんだそうだ、なんて、ヤケ酒飲むのがいるかもしれない。それ考えると冗談じゃないやめられない、ということですよね。
応援してくれる人の為に、悪しき権力と最後まで闘うぞと。
そんな小倉さんの、それでも弱い若者たちに対して最後のご薫陶。
「人間は弱い」。とくに日本人は弱いと思います。これは、言いたかないですけど、第二次世界大戦でフランスがナチスドイツに占領されたとき、歴史に残るレジス タンスがありましたね。日本で、できるだろうか、私は非常に悲観的です。密告の連続でできないんじゃないか。
よく、私は求められると話をするんですけど、 東アフリカで学んだことの一つなんですけど、肉食獣は草食獣を食べないと生きていけないです。ライオンが一番襲うのは一発で肉がたくさんとれるバッファ ローなんです。しかしバッファローは群で生活しています。他のバッファローは気がつくとそれを奪回にくるんですよ。それで、バッファローがライオンをけち らして、そしてバッファローがしつこいんですね、ライオンが木に登るまでおいかけて。
だけど、ヌーはそのやり方を知らないし、そんな気もないからバーと逃げるだけ。そしてみすみす、大きな体をしながら、一頭が殺されちゃう。そして他のヌーは「あー、今日は俺の番じゃなかった、よかった」それだけなんだ。
私は、リストラの名の不合理な首切りに抵抗できない日本の労働組合はヌーじゃないかと思うんです。やはりバッファローにならなきゃいけないんだと思うんです。だから、人間は弱い、お前ね、第一組合に残っていると出世もできないよ、それから正論はいたって世の中通らないんだから、まあ身のため考えたほうがいいんじゃないか、とかね、どうしてもみんな負けちゃうんですよ。だからこそ、お互い支え合う仲間が必要なんだし、それからお互いの信義も必要なんです。人間は弱い、だから、団結と連帯が必要なんです。
※民青同盟東大駒場班ウェブサイトより抜粋
弱いが、弱いからこそ、団結と連帯で、「オカシイ!」と思うこととは徹底的に闘う!
闘う男、小倉寛太郎もとい、恩地元の物語、「沈まぬ太陽」来週末いよいよ公開です!
我々も、正しいと思った事には、仲間で力を合わせ、徹底的に闘い抜きましょう!
※そして日本航空さん!ガンバってくれ!なんつっても我々日本の、ナショナルフラッグキャリアなんだから!