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実は日本の伝統。~部活動~
2013.01.15|iwamura
こんにちは!
inoue です。
寒くなりましたが皆様におかれましてはますますご健勝の事と思われます。
テレビでは多くの高校生たちの熱いスポーツドラマが放送されております。
サッカー、バレーなど高校時代スポーツをやっていた自分と致しましても熱いものが込み上げます。
今回はスポーツといったテーマで日本と海外の違いについて書きたいと思います。
※画像は平林泰三オフィシャルページ記事より引用
皆さんも学生生活の間に、何かスポーツをやっていたという方がほとんどだと思います。
かくいう私も小学校から大学まで部活動に所属しておりました。
日本の部活動の場合、何か一つのスポーツを始めると卒業するまで一つのスポーツに打ち込むというのが常であります。
一方、アメリカの場合はというと、年間を通して3シーズン(夏・冬・春)に分け、その中で様々な種類のスポーツを行います。
例えば、冬はバスケ、春はフットボール、夏は野球…といった形で、色々なスポーツを経験するようです。
中には、複数の部活に所属し結果を残す選手もいるようです。
現在NBAで大活躍しているレブロン・ジェームスは、高校時代フットボールで活躍し有名だったようです。
※画像はCAP専門店”KINGS”記事より引用
日本の場合、バスケットボール部に所属しながら、ラグビー部にも所属するというのは、意識が低い!という風潮があるような気がします。
実際、私が大学時代所属していた部活では兼部、要は部活を2個掛け持ちするのは禁止されていました。
というよりも、部活を2個掛け持ちする余裕はありませんでしたが。
そもそも、日本とアメリカ、海外とでは部活という定義自体が違うのかもしれません。
現に海外の人からみると日本の部活動と呼ばれる活動には感激するようです。
オーストラリアに関していうと、部活という概念はあまりないようです。
部活のある日本と部活のないオーストラリア 両国の文化の違い
オーストラリアの学校は小学校から高校まで基本的に午後3時過ぎに授業が終わり、4時過ぎに学校に残っている生徒は基本的にはいません。(特別な文化発表会の前などをのぞく)午前中授業という言葉も存在しないし、部活がないので、部活動という言葉が英訳できないわけです。部活がない理由はいくつかあると思いますが、私が考えるにはこのような理由だと思っています。まず第一に、そのスポーツまたは芸術分野での専門の人以外が教えるというのがオーストラリア人から見ると考えられない。掃除がなかったりするのと同じで、学校は勉強しに来ているところで、スポーツはその地域の専門のクラブに参加して能力に合わせて行うものだという感覚。まして、サッカーをやったことがない先生が若いからという理由だけでサッカー部の監督になるというような感覚は受け入れがたいという点。
※オーストラリア留学ジャットセンターブログより引用
そして、スポーツを『専門家ではない人に教わる』という考えが先に来てしまうようです。
日本の場合は、大体がその部活に所属していたOBなどが監督やコーチになったりします。
その方々が専門家ではないという意味ではありませんが、
オーストラリアの場合は、学校が終わり帰宅後は、その種目の専門のクラブなどに入ってスポーツを教わるというのが一般的なようです。
良い指導者に教わるというのはスポーツにおいて、かなり重要な要素ですが、行き過ぎた指導は時に大変な事態を招くこともあります。
昨年12月のバスケットボール部キャプテンの自殺問題
※画像はテレ朝ニュース記事より引用
先月、大阪市立桜宮高校の男子生徒(17)が自殺した問題で9日、生徒の両親がカメラの前で初めて取材に応じた。自殺前日に顧問から30発以上殴られたと生徒が話していたという。
先月、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部のキャプテンだった2年の男子生徒は、顧問の男性教諭に体罰を受けた翌日、自宅で自殺した。大阪市教育委員会などの調査で、生徒が顧問から日常的に体罰を受けていたことがわかっているが、遺族によると、自殺前日に、30発以上、顧問から殴られたと生徒が話していたという。
※日テレニュース24時記事より引用
生徒からすれば、バスケをしていたというよりは、バスケをやらされていたという思いがあったのではないでしょうか。
熱心な指導は素晴らしいことだと思います。
しかし、指導が行き過ぎて生徒が自死したとなると、それは指導ではなく暴力になってしまうのでないかと。
やはり、スポーツは楽しくなければならないと思います。
また、部活というものはその活動期間での経験や人との出会い、また共同生活といった事が重要であり、財産となるような気が致します。
※画像は学習院空手道部ホームページより引用
年に数回、学生時代に過ごした部活の先輩、後輩と酒を飲みながら「昔は、ああだったな。」と話を誇張したりしながら昔話を話し合うというのも、部活動経験の醍醐味だと私は考えます。
先輩方が残してくださったものを自分たちが引き継ぎ、それをまた自分たちが次の世代に繋いでいく事も組織に所属している者の責務であると考えているからです。
そして、この部活動の制度も現在の我が国の考え方にも表れているような気が致します。
日本の場合、多くの企業が終身雇用制度をとり、一度就職したら、一生勤めあげる、
言い換えれば一つの事をやりきるといった、『 日本人の忍耐力』といった海外から評価されている美徳のひとつだと思います。
ガンバレ!部活動!
※画像は部活動風景より
ありがとうございました。
1等前後賞合わせて、6億円!!年末ジャンボ宝くじ!
2013.01.06|iwamura
皆様、こんにちは。
inoueです。
帰郷し、東京に帰ってきましたら年賀状が届いておりました。ありがとうございます。
私の貰ってうれしいもののベスト3に年賀状が入っているのでテンションが上がっていました。
しかし、年賀状も元旦の配達枚数が4年連続で減少しているそうで、今年は18億9900万通だったそうです。
年賀状は貰うと嬉しいものなのでこれからも書いていきたいと思います。
さて、今年も1月1日に2012年年末ジャンボ宝くじの当選番号が発表になりました。
※画像は銀座ジャンボ記事より引用
今回はなんと、1等、前後賞合わせて6億円!
宝くじ史上最高額!夢がありますね。
2012年4月に、以前は200万倍だった上限が額面金額の250万倍まで引き上げられました。
300円の宝くじだと、7億5000万円まで当選金額が上がるという事です。庶民の私には想像もできない金額です。
第633回目の年末jジャンボ宝くじの当選番号はこちら
※画像は宝くじ当選番号速報案内より引用
私も今回30枚買いました!1等は当たりませんでしたが、なんと!
3000円当たりました!17組の17というのが見えた時は一瞬テンションが上がりましたが、4000番ずれてたので一気にテンションが下がりました。
この宝くじの収益金の使い道は以下のように振り分けられます。
※画像は宝くじ公式ページより引用
宝くじは、販売総額のうち、賞金や経費などを除いた約40%が収益金として、発売元の全国都道府県及び全指定都市へ納められ、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われています。
宝くじ公式サイトより引用
宝くじもわずかですが多くの方々の役に立っているのですね。
1等が当籤しなかったのは残念ですが、次回も30枚ほど買いたいと思います。
それが私の購入金額の上限です、、。
買えば夢も見れます。使い道なども考えてしまいますね。
「年末ジャンボ、1等当選の使い道ランキング」
※画像はPOTORA記事より引用
1位はやはり、マイホーム。欲しいですね。
2位は無難に、貯金と皆さんやはり老後を心配されているのでしょうか。
宝くじの当選確率は3500万分の1位なので夢を見てしまいます。
しかし!!、まだ宝くじをお持ちの皆様!はずれたと思って捨ててしまってはいけません!
もしかしたら、当たっているかもしれないので1月7日(月)より支払いが始まりますのでぜひお近くの換金所もしくは、銀行に確認しにいかれてみてはいかがでしょうか。
※画像はなまはげの独り言記事より引用
落としてしまった、失くしてしまった、換金するのを忘れてた。
そうなってしまっては泣くに泣けません。
宝くじは毎年換金されないまま放置されるケースの方が多いみたいです。
2009年の話ですが、合計で21億円以上が未払いだったみたいです。
毎年未払いが1等もあるみたいなので入念にご確認されたほうがよろしいかと思われます。
こうなってしまっては本当に悔やみきれません。換金は早めにしましょう。
こういう時にジョジョの奇妙な冒険第4部の重ちーのスタンド「ハーベスト」が欲しいものです、、、
※画像はジョジョの奇妙な冒険4部より
このスタンド、街に落ちているお金や宝くじなどを集めてきてくれます!(漫画の話ですが)
しかも、主人公はこのスタンドを使っている重ちーに落ちている宝くじを集めさせて、500万の当たりくじを拾いました!
本当は、警察に届けないといけないんでしょうが。
やっぱり夢は楽しく自分で買うのがいいですね。
次回のジャンボは、2月14日から発売されます、グリーンジャンボです。
1等前後賞合わせて5,5億円なので皆様買ってみてはいかがでしょうか。
(1等3億5千万円×17本)1枚300円となります。
いつか当たりますように。
本年もよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
今年1年を振り返る。今年の1文字は「金」に決定!
2012.12.18|iwamura
こんにちは!
INOUEです。
1日1日が進むにつれ、年の暮れと共に新しい1年の幕開けを告げているような気がします。
そんな事を思った1週間でした。
今年もやってきました。今年の漢字、1文字!
※画像はマイナビニュースより引用
画像の方は、今年の1文字を揮毫(きごう)されている森清範貫主。
今年の漢字は、「金」!
1995年から毎年漢字の日である12月12日に、財団法人日本漢字能力検定協会が、全国から公募を募り最も公募の多かったものを今年の漢字とし、京都の清水寺にて発表されています。
今年の漢字の「金」ですが、実は2000年にも選ばれていて、今回がなんと2回目なのです。
そんな中でも、今年1年間は金にまつわる出来事が多かった気がします。
金と言えば連想するのが、金メダル!金メダルと言えばロンドンオリンピックでした。
※画像はameba.blogより
今回のオリンピックも個人的にはかなり感動する大会となりました。
サッカー、競泳、体操などスポーツのもつ人々を魅了するパワーを見せつけられた気がします。
競泳の北島康介選手はアテネオリンピックの時から応援していました。
アテネ、北京と日本競泳史上初となった2大会連続2種目金メダルの偉業を達成し、今大会でも史上初の3大会連続2種目金メダルを期待していました。
※画像はWEBRONZA記事より引用
結果は残念ながら、メダルには届きませんでしたがその後の男子400Mメドレーリレーでの銀メダルがやっぱり感動的でした。
個人では届かなかったメダルがチームではメダルに届いた。4人の心・技・体が一体となったメダルではないでしょうか。
※画像は太田祐一郎様記事より
この時の競泳男子400メートルリレーオリンピック代表、松田丈志選手の
「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない。」は2012年流行語大賞トップ10にも選ばれました。
先輩冥利に尽きる一言だと思います。
サッカーでもなでしこJAPANがワールドカップの興奮が冷めやらぬ中、
堂々の銀メダルを獲得しました。
※画像はnikkansports.com記事より
最後の最後まで諦めないなでしこJAPANの選手たち、2点ビハインドから1点を返しましたが、無情にも試合終了のホイッスルが・・・
アメリカの選手たちもなでしこJAPANの選手たちも本当に輝いていたと思いました。
紹介させていただいた2種目は金メダルとはなりませんでしたが、「金」という一文字はぴったりだと思います。
※日本人メダリスト一覧記事、livedoor.sports記事より
http://news.livedoor.com/olympic/london2012/medal_japan/
また、金環日食も今年の一文字の「金」にふさわしい天文イベントだったと思います。
※画像は虚構新聞記事より引用
2012年5月21日に観測されました金環日食。東京で観測されたのはなんと、173年ぶり。
私も朝、メガネを装着し観てしまいました。
天文イベントは初めて見たのですが、曇り空の中からですが感動したのを覚えています。
次回東京で観測されるのは、なんと300年後の2312年だとか。
近いところでは、2030年6月1日に北海道にて観測されるとされています。
次回は北海道で観るのもいいかもしれません!
まだまだ1年を振り返るには早すぎますが、残りわずかの2012年を「金」に出来るよう精一杯駆け抜けたいと思います。
ちなみに私の「金」は、、、
※画像は金欠なんてらくらく解消記事より引用
ありがとうございました。
選挙に行かない君へ。/乙武洋匡さんweb siteより
2012.12.16|iwamura
木曜日、ツインプラネットさんの謝恩会へ、特別顧問にお呼ばれし参りました。
会場内は食べ飲み放題はもちろん、鈴木奈々さんが各テーブルを周りご挨拶されておったりと、ワリとバブリーな感じであったのですが、vip席にてはTOHYO FMの編成部長さんから週内限定のお名刺を頂戴し、「締めるところは締めておるのだな」という、にぎにぎしさの中にも一本筋の通った会でございました。
さて、件の乙武さんのブログ、下記に引用します。
当ブログをお読みになって頂くことは至上の喜びでございますが、以下ご覧いただいたのちは、騙されたと思って投票所へGOでございます。
みなさんも知ってのとおり、選挙というのは、政治家を選ぶためのもの。じゃあ、政治家というのは、そもそも何をするための人なのでしょう。わかりやすく言うと、「税金の使い道を決める人」。国民から集めた税金を、福祉に使うのか、教育に使うのか、はたまた国防に使うのか――そんなことを話し合い、決定するのが政治家の仕事です。
さらに、政治家は法律をつくったり、憲法を変えたりすることもできます。たとえば、いまの日本では、憲法によって戦争をすることができない状態にありますが、その憲法を改定し、いつでも戦争ができるようにすることもできます。それだけ、政治家の仕事というのは重大なものなのです。
さて、ここで昨日から寄せられたみなさんの意見に戻ってみましょう。まず、みなさんの声でいちばん多かったのは、「だれに入れたって同じ」「結局は何も変わらない」。たしかに、これまでの経験を振りかえると、そうした考えになってしまいますよね。期待しては裏切られ、また期待しては裏切られ――の繰り返し。でも、本当に「だれに入れても同じ」なのでしょうか。
たとえば、上でも述べたように、他国の言いなりにならぬよう、憲法を改正して、戦争ができる国にしようと考えている政党があります。同時に、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、憲法を変えてはならないと主張する政党もあります。これが、「同じ」と言えるでしょうか。憲法についてだけでなく、ほかの政策においても、各党によって大きな「ちがい」があります。
みなさんは、政権が代わることで、「がらっと世の中が良くなる」と妄信してはいないでしょうか。だから、そこまで大きな変化が感じられないと、「ほら、やっぱり何も変わらない」となる。でも、きちんと評価してみれば、変わった点だってある。今回、自民党から民主党に政権が移ったことで変わったこと、いくつもあるんですよ!
もちろん、それを「良い変化」ととらえるか、「悪い変化」ととらえるかは、個人によると思いますが、とにかく「何も変わらなかった」わけではない。その変化を望んだのは僕らだし、その変化を実現させたのも僕ら。僕ら一票、一票の積み重ねが、その変化を生みだしたのです。
だったら、せめて「いちばん考えの近い」候補者に託すしかないと思うのです。最近では、「日本政治.com」など、自分の考えにいちばん近い政党や候補者を見つけてくれるサイトもいくつか登場しています。これらのサイトを利用して、「いちばん考えの近い」候補者に一票を投じてみてはどうでしょうか。
※乙武さんブログより
解り易く、丁寧に書いてくださってるな、と思います。
特に上記でも引用されている日本政治.comですが、ま、自分でやってみての感想は「あれれ?」みたいな結果が出ちゃったりもするのだけれども、そのあとの総評、まとめを読み解いてゆくと、各政党の意見展開というか、ポジショントーク概要が一目瞭然というか、解り易いので良いかもです。
もちろん、「賛成」「反対」の二元論で世の中が回ってゆくほど簡単じゃないことは、このトシまで生きていたら解ることではあるし、各党それぞれも一枚岩じゃないことは理解したうえで、下記ちょっと見てみましょうか。
※あくまで彼らが約束を守ることを前提にしていますが。
☆消費税増税
「賛成」
民主党/自民党/公明党/維新の会/国民新党/新党改革
「反対」
未来の党/みんなの党/共産党/社民党/新党大地
☆TPP
「賛成」
民主党/みんなの党/新党改革
「反対」
自民党/未来の党/公明党/社民党/共産党/新党大地
☆原発2030年までの全廃
「賛成」
民主党/未来の党/みんなの党/社民党/共産党/新党大地
「反対」
自民党/維新の会/国民新党
とか。
現実的だが保守的な自民党を信用するのか、理想論だがやはり与党経験の少なさが目立つ民主党を支持するのか(自分にとってのこの3年間はどうだったのか)。
第三極と言われた維新の党、未来の党の失墜を手始めに、
阿部総裁の右的物言いが安定感を欠くと判断され、テレビに出るたびに何故か支持率が微妙な方向に動くという自民党の状態。
上記らへの消極的支持群が一気に民主党当落線上の議席獲得に向け動いているように、私には見えるのだが。
もちろん、自民党は大勝するのだろうけれども。
(だが、こうした私の予想はしばしば裏切られ、オバマが1期目の選挙の時、最後の最後、マケインの経済の失言があるまで、わたしは彼の勝利~強いアメリカ白人~を疑わなかったものであるが)。
そしてやっぱり小沢さんが言っていることはワリと筋は通ってると思うんだよなあ、、、イメージ悪いけど(やっぱり故田中角栄先生が好きなんでしょうね。でも、政治家ってやっぱり人間の度量だと思うんだよなあ。ヒーローって言っちゃうと古いのかなあおれ。)等、しかしここから先はホントウに個人の魂の問題になってゆくのだと思われます。
こうして見てくると、結構システマチックに選挙も楽しめる余地があるのかもかもしれません。
そもそも
「百姓の子供も大統領になれるように。」
そう信じて刀創剣撃、弾丸雨飛の中を駆け巡った坂本竜馬先生らがいらしたわけですから。
その「自由民権」を行使せずに、文句だけ言う人間にはなりたくないな、と自分なんかは思うわけであります。
命の一票、血の一票でございます。
皆様におかれましても、よい日曜日となりますことを心よりお祈り申し上げます。
※17日0:30
終日外回りで食事し帰宅。
うわ~、自公ボロ勝ちですね~。維新が正直ここまで伸びるとは。。。少しバランス的に危険な感じですね。いやはや。
今後の日本産業についてですが。
2012.12.14|shiozawa
今週は特にお堅い内容です。
かつては高々と技術立国“日本”と言われてきましたが
近年、新興国の台頭や超円高によるデフレで日本産業はますます明るい希望が持てなくなるばかり。
そんな時こそ、全国民で“負のスパイラルからの脱却”のための大きな指針を持つべき。
ということで、
かつて経済産業省所属であった“産業技術総合研究所”が主催で催されている
日本の成長戦略の会議のざっくりした内容と最近の現状をちょっぴり紹介。
■6分野で16項目提言 産業技術会議が最終報告
独立行政法人の産業技術総合研究所が主催する「日本を元気にする産業技術会議」(後援・日本経済新聞社)は12日、日本の成長に向けた提言「“もの”“こと”“ひと”づくりで日本を元気にしよう!」の最終報告をまとめた。
最終報告は
(1)エネルギー・資源
(2)革新的医療・創薬
(3)先端材料・製造技術
(4)IT(情報技術)・サービステクノロジー
(5)人材育成
(6)国際標準化
の6分野で、産業競争力を高める16項目の提言をまとめた。
エネルギー分野では再生エネルギーや省エネルギー技術に一段の磨きをかけることや医療分野では再生医療の早期実用化の必要性を強調した。
企業に役員クラスの最高標準化戦略責任者(チーフ・スタンダード・オフィサー)をおくことなど取り組むべき課題をあげた。
<日本を元気にする産業技術会議の分野別提言骨子>
【エネルギー・資源】
日本の危機克服で世界に貢献
(1)再生可能エネを中心に分散型電源の競争力を高めよう
(2)省エネの社会インフラ技術の海外展開を目指そう
(3)資源探査・開発の自前技術を蓄え国内の資源調査を推進しよう【革新的医療・創薬】
豊かな高齢化社会へ技術力結集
(1)創薬プロセスを効率化し革新的新薬を生みだそう
(2)世界に先駆けて再生医療の産業化を加速しよう
(3)元気な高齢化社会をつくる革新的医療機器の実用化に取り組もう【先端材料・製造技術】
ものづくり王国復活へ
(1)ナノテクノロジーでものづくりを革新しよう
(2)分散型資源に立脚した新しいものづくりを追求しよう
(3)自立分散型の生産システムで顧客視点のものづくりに挑もう【IT・サービステクノロジー】
データ革命で価値づくり
(1)もの・ことづくりを目指しサービステクノロジーの開発と応用に取り組もう
(2)情報をヒト・モノ・カネと並ぶ経営資源として活用し新ビジネスを創造しよう
(3)ビッグデータ活用のため情報セキュリティー技術を開発・利用しよう【人材育成】
創造力は多様な個性から
(1)オープンイノベーションに挑む人材育成のため産学官連携で「人材育成プラットフォーム」を創設しよう
(2)グローバル人材育成に向け大学や公的研究機関は「人材開国」に取り組もう【国際標準化】
知財大国へ「技術外交」強化
(1)企業は最高標準化戦略責任者(CSO)を任命し標準化戦略を事業戦略に直結させよう
(2)国際的に存在感のある認証機関を育てよう
まず、最初の議題
“エネルギー・資源”
流れとしては“電力自由化”推進のようです。
“電力自由化”により家庭レベルでも電力の売買ができるようになっていくと思いますがその電力網の構築がそんな簡単なことではない。
また、電力の値段を競争することになりますから、価格が安くなると思いますがそううまくはいかないよう。先を行っているヨーロッパではことごとく失敗しています。
■電力小売り完全自由化 実現に課題山積、価格高騰の可能性も 2012.12.6
過去10年以上にわたり電力自由化を進めてきた欧州各国では、電気料金は2~3倍に上昇した。
再生エネルギー導入費に加え、小売業者の利潤も加わったためだ。「電力不足のなか、業者間で電気の奪い合いが起これば価格は高騰する」(大手電力幹部)。
完全自由化の導入の仕方を誤れば、国内電力供給が混迷を極める可能性がある。
引用:産経新聞
一気に自由化にシフトせずに慎重に進めれば、技術の研修開発も進みますし良いかとは思います。
ただ、焦っては禁物。
普通に考えて電気代はどんどん高くなるなるでしょう。
また、海外資本に100%国の基礎である“電力”事業を乗っ取られるのだけは避けてほしいです。
当然自由化にはそのリスクはあります。
“革新的医療・創薬”
ちょうど京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞され、おとといに授賞式が行われたところ。
山中先生が開発しましたiPS細胞によって再生医療の研究のスピードが急激にアップすると思われます。
せっかく日本で生んだ技術なのだから、研究だけでなく産業としてしっかり確立するまでに、国が主導となって、重要特許はしっかり守りながら支援してほしいです。
“先端材料・製造技術”
日本がここ最近もっとも失敗している分野の一つかと思います。
半導体技術の流出と価格の暴落等々により、日本を代表するエルピーダメモリは経営破綻。
アメリカの半導体大手、米マイクロン・テクノロジーが総額3000億円規模の支援をし、完全子会社として再建を図るとのこと。
雇用はひとまず守るといいますが、外資系なので雇用はきっと年更新ではないでしょうか。
また、ルネサスは日本の自動車を支える大事な半導体を製造する会社。
■ルネサスが2000億円出資受け入れ、正式発表 12月10日
経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは10日、官民投資ファンドの産業革新機構とトヨタ自動車など国内企業8社から、最大で計2000億円の出資を受け入れると正式に発表した。
一時、外資ファンドによるルネサス買収が有力になり、日本の産業界に半導体を安定調達できなくなる危機感が広がったことで、国内勢による巨額の支援が成立した。
ルネサスは来年2月から9月にかけ、1500億円の第三者割当増資を実施する。うち革新機構が1383億円強を引き受け、出資比率7割弱の筆頭株主となる。残りはトヨタなど8社が計116億円強を出す。革新機構はさらに、追加出資または融資を500億円を上限に行う予定だ。
引用:読売オンライン
“IT・サービステクノロジー”
“人材育成”
■日本の国際学力テストがランクアップ 2012/12/13
国際教育到達度評価学会(IEA)は11日、小学4年生と中学2年生を対象とした国際学力テスト「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の11年の結果を発表した。
この調査結果によると日本は全科目(小4算数・理科、中2算数・理科)で平均点が上昇または横ばいとなった。
また国際順位で見ると全科目で5位以内に入り、理数系の学力がやや改善したとされている。
この調査は4年に1回実施され、前々回03年の調査では平均点や順位の下落が鮮明になり、学力低下論争の引き金となった経緯もある。
今回は特に小学4年生の成績が過去最高となった模様であり、小学4年生の成績が明確に上向いたのは1995年以降で初めてだという。
今回の調査結果に対して文部科学省では、09年度からの「脱ゆとり教育」路線を鮮明にした新学習指導要綱の成果だとして、子供の学力は改善傾向にあるとしている。
引用:サーチナ
“国際標準化”
■電気自動車(EV)の主導権争奪戦「チャデモvsコンボ」日欧自動車メーカーの標準化覇権争いが勃発した!!
自分たちが世界標準でないと気が済まない西洋人、無関心な政府、詰が甘いチャデモ
チャデモとコンボ、電気自動車の充電方式の標準が争われている。ああ、またかという気分にさせられているのは私だけではないだろう。これまでにもテレビや携帯電話などで、何度も標準化が問題になってきたからだ。テレビも携帯電話も、はっきり言って西洋人(とりわけヨーロッパ人)の東洋人(とりわけ日本人)に対する差別意識としか思えない対応で、いずれも日本とは異なるシステムが採用され、日本はガラパゴスかを余儀なくされてきた経緯がある。だから、私は何年も前から電気自動車では、そうしたことにならないように警鐘を発してきたが、残念ながら電気自動車の充電方式についても、西洋人による日本外しが徹底されそうな状況である。日本では、5月22日にチャデモ方式の充電システムを推進する企業による第二回チャデモ協議会総会が開かれた。
総会では、チャデモの推進をアピールすると同時に、欧米の自動車メーカーがコンボ方式とい別方式を主張してきたことに危機感を強めている。
ただ、今となってはすでに手遅れといった感がないでもない。