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三葉虫と一場
2009.04.18|umiushi
昨日、考古学ネタでミイラの投げ売りみたいな記事をご紹介しました。
今度は古生物学ネタでございます。
古生代生物・三葉虫の化石「超密集」地層を発見―山東
16日付中国新聞社電によると、山東省棗荘市山亭区文物調査隊はこのほど、現地の水峪村山間部で、大量の三葉虫の化石が含まれる地層を発見した。
地層は海抜300メートルの位置にあり、厚さは約5メートル。約500メートルにわたり露出していた(写真)。三葉虫は古生代に繁栄した生物。化石により、カンブリア紀(約5億4000万年前-約5億500万年前)からペルム紀(約2億9000万年前-2億 5100万年前)まで生息していたことが、確認されている。三葉虫の化石は、古生代の地層でのみ見つかっているので、逆に三葉虫の化石が発見されたこと で、その地層が古生代に形成されたと推定することができる「示準化石」としても用いられる。(後略)
(サーチナ)
三葉虫にもいろいろありまして、ボコボコ産出するやつはガシャポンみたいな値段で売ってますが、それにしてもまたありがたみゼロ。
この写真は露頭(地層が露出してるとこ)そのまんまなので、何が三葉虫なのかよくわかりませんけど、黒いのが全部三葉虫の部品みたいですね。
そういえば長野市に「三陽中学校」ってあったな。略して三陽中(だから何だ)。
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ところで土曜日なので、前からどうしても触れておきたかったネタも一発。
◆横浜0-3ヤクルト(11日・横浜) 何度ピンチを迎えても、下だけは向かなかった。一場は胸を張り、思い切り腕を振り続けた。移籍初登板初先発で、5 回を4安打5四死球無失点。初登板を白星で飾り、「去年勝てなかったんで、素直にうれしい。最初に勝って、一員になれたかなと思います」と笑った。
何が「ところで」なのかは自分でもわかってません。
相変わらずの荒れ具合ですが、いくらなんでも投手に死球当てるなよ・・・
“ノムラの考え”からの脱却が、白星につながった。楽天ではストライクゾーンを81分割し、コーナーへの強い意識が求められた。しかし移籍直後、荒木投手コーチは「お前にコントロールは求めていない」。求められたのはストライク、ボールの2つのゾーンを使うだけ。
「ストライクゾーンのここがうんぬんかんぬん・・・」から
「ストライク入れるかボールか。以上。」
しかし発想の転換というのはすごいですね。
淡い緑色に光る「ホタルミミズ」確認 飯田で県内初
2009.04.17|umiushi
わたくしumiushi、半年ほどこのブログを書かせていただいておりますが、
初めていわゆる「タレこみ」をいただきました(?)。
ヨロコビのあまり、記事の連投もなんのその。
それがこちらのニュース、
飯田市龍江の農業、小山田聖直(まさなお)さん(41)が同市上久堅の畑で淡い緑色に光るミミズを見つけ、鑑定を依頼した駿河台大の伊藤雅道教授(50) が「ホタルミミズ」と確認した。伊藤教授によると、県内で確認されたのは初めて。小山田さんは「農薬をあまり使わずに、ホタルミミズが生息できる環境を整 えていきたい」と話している。(中略)
日本土壌動物学会評議員でミミズの生態に詳しい伊藤教授によると、ホタルミミズは体長約4-5センチの小型。刺激を受けた際に出す体(たい)腔(くう)液(えき)に、ホタルが光るのと同じ物質「ルシフェリン」が含まれている。
ホタルミミズは1934(昭和9)年に神奈川県で初めて確認された。その後、本州や九州、四国と各地で確認されているものの、一般の人は気付きにくいという。(信濃毎日新聞)
むふー、モロに地元。
(個人的には農薬云々はどうでもいいんですが)
わたくし、このミミズ自体知りませんでしたが、ニュースを聞いてまず思ったのが、
「ミミズが光ってどうする」でした。
(ホタルミミズ、すまん)
だって
ホタルは求愛だし、
ウミホタルはびっくらこいたときだし、
イキモノがあえて光るには何か理由がありそうなもんです。
でもミミズって地中じゃないですか。富山の置き薬なんかじゃ「地竜」って書いて「ミミズ」なくらいですもん。地中で光ってどうするんだろう。
もしかしたら、鳥とかモグラ(こっちは『土竜』ですね)とかに見つかったとき、食べられないような警告色になってたりして。
だっていやじゃないですか、自分の食べ物が光ってたら。
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光るイキモノ、といえば、反射ですがこちら
(キャプションは検閲により削除されました)
同じく信濃毎日新聞より、「全国ひかりサミット」のようす。
各地に同様の団体が出来ているようですが、元祖は青森県は鶴田町の「ツル多はげます会」。確か次に出来たのが「飯田ハゲます会」だったはずです。
僕らの地元はいろんなイキモノが光りますな。
木乃伊
2009.04.17|umiushi
ミイラ取りがミイラになる、
なんてのは昔の話でして、考古学調査にも(研究費がつけば)全面バックアップが約束されている現在では、こんなニュースも出てきたりします。
ミイラ数十体含む集団墳墓発掘=鮮やかな色残す-エジプト
【カイロ12日時事】エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は12日、首都南方のファイユームで、中王国時代(紀元前2000年代中盤-同1700年代後半)以降につくられた53基の石窟(せっくつ)墳墓を発見し、ミイラ数十体を見つけたことを明らかにした。
同事務局長によると、このうち4体のミイラは第22王朝(同900年代前半-同700年代前半)のもので、これまでに発見された最も美しいミイラの1つに数えられるという。ミイラは亜麻布で覆われ、明るい青緑色や金色が鮮やかに残っていた。(時事通信)
もう、ありがたみがどうとか、太古のロマンとか、そういう単語が吹っ飛ぶレベルの出土量。ミイラの大安売りです。
古代エジプトのミイラの作り方では、心臓は魂が宿るところ、として大事に保管してたいっぽう、脳みそはいらないと判断して鼻の穴から棒つっこんで掻きだしてたらしいですね。今の知識で考えるとアレですが、それはそれとして、
昔の人たちも「不老不死」というもんを追い求めていたということは、これは人類として究極の欲求なんでしょうか。
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ちなみに「火の鳥」みたいに復活する動物ならいます。
危機を迎えると再分化する不死のクラゲ
まさに、“深海のベンジャミン・バトン”だ。年齢をさかのぼる能力をもった“不死の”クラゲが世界中の海で静かに繁殖し、次々と群れを成していることが最近の研究で明らかになった。
(続きは ナショナルジオグラフィック で)
・・・クラゲ、ですけど。うーむ、クラゲに生まれ変わるしかないのか。
「海猿」の佐藤秀峰先生続報と、「Google=Evil Empire」???について。
2009.04.16|iwamura
と、いうことで「海猿」の佐藤秀峰先生続報。
もう雑誌での連載、行えないかもしれないんですよ。佐藤先生、ぶっちゃけちゃったしな~。
でも、それだけじゃあ、ないんですYO!
小学館にて『新ブラックジャックによろしく』を連載中であり、映画化された『海猿』の作者でもあるプロ漫画家・佐藤秀峰先生が、自身のサイトでショッキングなコメントをしている。なんと、「恐らく、僕が雑誌で連載をするのは「新ブラックジャックによろしく」と「特攻の島」が最後かもしれません。もう雑誌から声はかからないでしょうから…」と語っているのである。
従来のように漫画雑誌などの紙メディアでの連載ではなく、インターネットメディアで漫画を連載することに決めたことがいちばんの原因のようだ。
※未来検索ガジェット通信より抜粋(部分略)
これは、上記リンク末尾でチェ・ゲバラの引用を持ち出されるまでもなく(佐藤先生は革命家というわけではなく)、佐藤先生は完全に、世の流れの先を見越した「慧眼」の持ち主であるとしか言いようがないだろう。
例えば、2月にはこんな「青天の霹靂」なビックリニュースもあって、おれは思わず笑っちゃったのだが。
検索大手グーグルが進めている書籍全文のデータベース化を巡って、同社と米国の著作者らが争っていた集団訴訟が和解に達し、その効力が日本の著作者にも及ぶとする「法定通知」が24日の読売新聞などに広告として掲載された。
合意の対象は、今年1月5日以前に出版された書籍で、同社は、〈1〉著作権保護のために設立される非営利機関の費用3450万ドル(約32億円)〈2〉無断でデジタル化された書籍などの著作権者に対しての補償金総額4500万ドル(約42億円)以上をそれぞれ支払う。見返りとして同社は、絶版などで米国内で流通していないと判断した書籍のデジタル化を継続し、書籍データベースアクセス権の販売や、広告掲載などの権利を取得することが定められた。また、対象書籍に関連して同社が今後得る総収入の63%を著作者らに分配することも決まった。
まあ、これは簡単に言うと
「Googleでインターネット書籍勝手にやっちゃうけどいいよNE(笑)!
お金も払うし、法も守るけど、出版社や紙メディアには大打撃かもねゴメリンコ☆」
ということですねジッサイ。
裁判が2005年から起こされていて、ついに決着。和解。
インターネットで勝手に載せてもらっちゃイヤな著作権保持者は、この5月5日までに申請しないとだめなんだってさ(ごめんなさい、間違ってたらだれか指摘して)。
ただ、「聞いてねえよ!」的なアレルギー反応は確かにあるだろうが(切り込み隊長ブログにても「背広を着たデジタル版ブックオフ問題」とこれまた言い当て妙で(笑))、
でも、漫画家さんにとっても、作家さんにとっても、インターネットの顧客は
「世界ですから!」
ということを考えると、自然の流れであり、お客さんも増えて、とてもいいことなのかも知れない。実は。
そういった意味で、佐藤先生は、一歩も二歩も先を歩まれており、先生の著作が「雑誌では読めなくなる!」ということに関して、そんなに悲観的になる必要もないのではないか?とも思う。
そういうふうに、「いとおもしろく」小生には感じられるのであるが、どうであろうか(ニヤリ)。
それでもボクはやってない~逆転無罪/最高裁
2009.04.15|iwamura
「それでもボクはやってない」という映画。
ご覧になったことがある方はご理解いただけると思いますが、激コワです。。。
さて、しかし昨日、注目すべき判決が出ましたね。
朝の満員電車で女子高校生の体を触ったとして1審と2審で実刑判決を受けた男性に、最高裁判所は、男性の犯行とするには合理的な疑いが残るとして、逆転で無罪を言い渡しました。
法律の検討が中心の最高裁が、事件の事実関係を調べる2審の判決を取り消して無罪を言い渡すのは異例です。この判決は、証拠が少なく犯人の特定が難しい痴漢事件では、より慎重な判断が求められるという姿勢を最高裁が初めて示したもので、今後の捜査や裁判に大きく影響するとみられます。
※NHKニュースより抜粋(部分略)
これはね、「防衛大教授」というところも、判決に大きな影響は与えているとは思う。
ただ、彼もモロテを挙げて喜んでいるわけではない。
初動捜査や30日間の勾留(こうりゅう)、1、2審については「人の一生をどう考えているのか。怒りを感じる」と語気を強めた。「犯罪者の汚名を着せられた人や、その家族を思うと言葉もなく、有頂天になる気もない」との配慮をみせ、自らの痴漢冤罪(えんざい)が“氷山の一角”であると位置づけた。
※msn産経ニュースより抜粋
高知白バイ事件エントリーもしつこく書き続けた小生としては、無視できない感涙の判決であったため、umiushiエントリーにかぶせて申し訳ないと思ったが書き込みました。
真実や正義の定義は難しいが、自分に嘘をつかず、死ぬまで生き抜く。それがぼくの人生目標です。
片岡晴彦さんにもがんばってもらいたい。
今できること、ぼくが発信できることは、発信してゆきたいと思っています。