HOME >
スーパーのウズラ卵が孵化するかもしれない件。
2009.02.23|iwamura
スーパーのウズラ卵が孵化したらいいよなあ。。。
と、誰もが夢見ていた展開を実際に行ってしまった理科のセンセイのブログを発見した!
中国で炭鉱が爆発したり、中川大臣は実はハメられていた!というエントリーを紹介しようと思ったのですが、雨の月曜日、朝から「明るいニュース」がいいなあと思って。
このカラは何を意味するのかーっ!?
————————-
「スーパーで売っているうずらの卵にはなんと有精卵、つまり温めるとヒナがかえる卵が混ざっているらしい」
そんな衝撃ニュースの真偽を確かめるために、僕が母鳥の気持ちになって、スーパーのうずら卵を、毎日大切に大切に温めました!
☆スーパーでうずら卵入手
最寄のスーパー、「カスミ」で入手。1パック98円。
「発生に成功する率はかなり低い」と聞いていたので、念のため3パック30個を用意した。しかしこの卵、スーパーで普通に冷蔵コーナーに入って売られていた。思えば農場での産卵後、ここに至るまでに洗浄され、選別され、運搬され、冷蔵されているのだ。そもそも有精卵が混じっているかどうかも定かではないのに、混ざっていたとしても、そんなハードな過程を経た卵が本当にふ化するのだろうか。
☆インキュベーター(恒温槽)にてあたためる
えらく不安になってきたので、実験に万全を期すため、今回はプロの器具を実験に使わせていただいた。
うずらをふ化させるには、38℃で約17日間温めなければならないのだが、それを湯たんぽ・電気カイロで実現するのはかなり難しい。ペットショップに行けば、「ヒヨコ電球」という名の保温用電球も売っているが、値段が高い。
幸いなことに僕の学校にはインキュベーター(恒温槽)という、一定温度に保つことができる箱があったので、それを使わせてもらった。☆あとは毎日ゴロゴロ
卵は恒温槽に入れればあとはOK、というものではなく、たまにゴロゴロと転がしてやらないと、中で発生中のヒナが殻に張り付いて死んでしまう。だから毎日定期的にゴロゴロしてやる必要がある。自然界では母鳥がごく自然に行う作業だ。
僕は母鳥の気持ちで、朝に出勤してはゴロゴロ、夕方退勤前にゴロゴロと、毎日ウズラ卵を転がし続けた。※スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ/nifty dirly portal~より抜粋(部分略)
久々に面白くて感動したので、紹介してしまいました。
続きは上記リンクか、もしくはここから。思いっきり笑顔になれる結末です☆
こういう「なんでもないけど、元気出ちゃったなあ」という記事がふらっと読めるのも、ネットやブログのいいところですね。
小生も、実家軒下のツバメのひなが孵る日を楽しみにしていたのに、アオダイショウに卵全部食われてしまって、一晩中泣いた小学生時代の過去を思い出しました。
ちょっと、やってみようかな。
飼える責任の持てる人は、チャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね☆
※孵化後のケアの仕方については、執筆者の理科先生のブログにて。
中川前財務大臣の「正体発覚」の件について。
2009.02.22|iwamura
今更ながら中川さんネタかよと(笑)。
その前に、話はまったく違うんですが、マンガジャパンさん・デジタル漫画協会さんの新年会に出席してきました☆
凄かった凄かった。憧れのちばてつや先生、水島新司先生、モンキー・パンチ先生にご挨拶もできたしなあ。
それこそありがちな話であるが、峰不二子が初恋の人であり、ルパン三世が理想の男性像である小生にとって、30年待った御開帳といった日であり、感激もひとしおであった。
が
そんな小生を、驚きのニュースが襲った!中川大臣辞任の陰に、「彼」の姿が。。。
中川昭一前財務相がローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後に訪れたバチカン博物館で、展示されていたお宝に柵を乗り越えて触れ警報を鳴らしていた件で、来日中の国際刑事警察機構(インターポール)国際捜査官が
「指名手配中の窃盗犯“ルパン三世”のしわざ」とする見方を明らかにした。一国の大臣という責任ある身分の人物に変装しての大胆不敵な犯行に、各方面からは「許せない」との声があがっている。
中川氏の窃盗未遂行為がルパンのしわざだと見抜いたのは、インターポールの銭形警部。ルパン三世が日本政府要人の周辺に出没しているとの情報で来日、捜査をおこなっている最中だった。バチカンの騒動がルパンによるものだと発覚したのは、警部の「最近、怪しい行動をとる閣僚はいなかったか」との聞き込みに「そういえば中川財務相が…」との証言が得られたためで、警部は
「ばかもーん! そいつがルパンだ! 追え追え~」と怒り心頭だ。
銭形警部によると、サムライで知られる日本の大臣が、国際会議の舞台で酔っ払っうなどということはありえず、バチカンの貴重なお宝に手を出す手癖の悪さからも「中川氏に変装したルパンのしわざ」と考えてほぼ間違いないという。
いっぽう、バチカンでは実際には何も盗み出されていないことから、報告を受けた麻生太郎総理もいぶかしみ
「でも、彼は何も盗んでいきませんでしたよ」と尋ねたところ、銭形警部は
「いえ、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの支持率ですよ」
と答えたため、ようやく被害に気付いた総理がショックを受けて青ざめるというヒトコマもあった。
※bogusnewsさんより抜粋
おあとがよろしいようです(笑)。
でも、今の世界情勢で大臣は誰がやっても大変だと思う。頑張ってほしい!
ちなみに本物の「ルパン三世~カリオストロの城」はロマンに富んだとっても素敵なお話です。
マサカ観たことのない方はいらっしゃらないと思いますが、もしいらしたらこの機会にぜひ。
オムレツ + チキンライス = オムライス
2009.02.21|umiushi
先日ご紹介した「おたぐり」は、地元でもかなり好き嫌いの分かれる食べ物です。
いっぽうたとえば、カレーライスやハンバーグなんかは嫌いな人のほとんどいない(稀にいらっしゃいますが)、国民みんな大好きな食べ物でしょうか。
なかでも日本発の洋食として「オムライス」は外せません。
モツ煮で酒飲みたいなどと「にっぽんのおとうさん」全開な記事をあげておいてなんですが、わたくしオムライスも大好きでございます。
といっても、
ソースがケチャップかドミグラスかはたまたホワイトソースか、
卵は固焼きか半熟オムレツか、
などなど、バリエーションは千差万別。
そこでこちらのサイトですよ。
ご夫婦で食べ歩いたオムライスをレビューなさってて、その数なんと400軒以上!
うーん、一日三食オムライス食べても食べきれないですね。
———————
オムライスの成り立ちには諸説あるようですが、
「煉瓦亭のオムライス」は白飯に卵や具が混ざっており、どちらかというとチャーハンやオムレツに近い。賄い食と して出来たものが、客に供されるようになったもので、現在はこれを「元祖オムライス」という名前で提供。一般的なオムレツも別に提供している。 「北極星のオムライス」は、ケチャップライスを卵で包んだものであり、現在の主流のオムライスのルーツである。白飯とオムレツをいつも頼んでいた常連客を 見て思いついたとされる。
「煉瓦亭」が元祖とされることが多いようですが、「北極星」が現行オムライスのルーツみたいですね。
しかしまるでカツカレーのような成り立ちだ。
起源は、東京の銀座三丁目にある洋食店「グリルスイス」にて、常連客で当時プロ野球・読売ジャイアンツの選手であった千葉茂が食事をした際、それまではとんかつとカレーライスを別々に頼んでいたが、ある時、『とんかつをカレーライスの上に乗せて持って来てくれ』と注文した。それを見た店の主人がヒントを得てメニューを発案し「チバカツ」と呼ばれたものが全国にひろまったとする説が有力。
ああ、洋食屋さんに行きたい。
—————————
オリジンの話となれば、異説も多いものの外すわけに行かないのがこちら
東郷平八郎「びーふしちゅー、が食いたい」
海軍の司厨「何ですかそれ?」
東郷平八郎「イギリスで食った。ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉の入った煮込みで、色は黒っぽい。作ってくれ」
・・・厨房にて
「材料は分かったけど、そんな見たことないもの作れるわけないだろう!」
「味付けすらわかんねーよ!」
「もういい、黒っぽいんだろ?醤油でいいだろ!みりんも入れとけ!」
東郷平八郎「・・・全然違うが、これはこれで美味いな」
・・・肉じゃがの完成である。
カツとカレーでカツカレーとか、そういう次元じゃない。
「イギリスで食った」だけで作らせる東郷平八郎、
そしてイギリスで食ったと聞いておきながら、醤油とみりんで味付けする厨房。
さすが海軍、海の男は違うぜ。
「YouTubeは恥ずかしい画像を流されるから怖いぞ」な件。
2009.02.20|iwamura
YouTubeはこわい。恥ずかしい画像が世界に流されてしまう(300万PV)。。。
そして動画に対するコメントが辛辣。「しょうがない」とは思うけど。。。
※下記引用はスレッド書き込み和訳です。海外のものです。
・彼女には医者が必要だ。
・わお、こんな女は監禁しておいてくれ、きっと店で何か売り切れのときもこんな態度なんだろう。
・これはめちゃくちゃ面白い動画だ。
・こんな女と日常的に暮らす人々を気の毒に思う。
・こんな女を乗せたら飛行機の安全にも問題がある。電車か船のチケットでいいだろう。飲み物のコップは紙かプラスチックで、ガラス製は与えてはいけない。
・大陸の人だから、きっと他にもフライトがあることを知らないんだよ。
・飛行機じゃなくて、救急車がいるだろ。
・成長しなかった大人を見るのはおもしろい。床で寝転がっているのは、もう金賞だ。
・きっと1年分の給料だったんだよ、そうでなけりゃ彼女は頭がおかしい。
・途切れ途切れだけど、わかった部分は、「どうして飛行機に乗せてくれないの?まだそこに止まってるじゃない!飛行機はまだ出発していないじゃない!」
・アメリカならこの女は手錠をかけられて、起訴されているだろう。
・空港スタッフの我慢強さがすごい。アメリカならテイザーか何かを使って電気ショックだよ。ついでに数回蹴られてるね。
・おもしろい。僕の2歳の子どもみたいだ。みんながちゃんと注目してくれるように娘はそうするんだ。
※らばQさんより抜粋(部分略)
でもねえ。
ぼくは彼女の気持ちなんとなくわかる気がするんですよ。
香港やシンガポールや日本のひとって、忙しい人多いと思うんですよ。その一便の遅れで、乗継うまくいかなくって、丸々1日潰れちゃったり。そうすると、例えば、韓国弾丸ツアー2泊3日なんて、1泊2日になっちゃいますもんね。
しかもそれが年に1度の旅行だったりしたらなおさら。
あとは、やっぱりこれは文化的な差もあるんだろうけれども、まだまだアジアではヒコーキはカッコよくて高い乗り物ですよ。
アメリカの航空会社さんみたいに、スーパーでお買いものしてるよーなでっかいおばちゃん客室乗務員さんが、窓際の席にはパンを投げてよこしたり(iwamura実体験)とかないもん。客室乗務員さんもある種の「フンイキある」し。
まだまだ、ヒコーキは高貴で、夢の乗り物で、それを使う旅は、人生の思い出に残る大切なものなのです。少なくともぼく個人は、仕事でヒコーキに乗っても、忘れたくない気持だなあそれって。
だから、ぼくはコメントの辛辣さ(主に欧米の人かな)に、逆に文化の差を感じたクチです。
そうですね、環境のこともあるけれど、自分の子供にはいっぱい世界を周ってもらって、コスモポリタンになって欲しいなあなんて思うアジア人な小生は、やっぱり昭和世代なのだろうか(笑)。
これくらいの動画、ネタだと思って笑って許してあげて欲しいものです。
村上春樹がスゴい件。/エルサレム賞にて
2009.02.19|iwamura
村上春樹さんかっこいいですよ。
長いですけど、引用しますね。
原文は http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html
「常に卵の側に」
今日私はエルサレムに小説家、つまりプロの嘘つき(spinner of lies)としてやってきました。
もちろん、小説家だけが嘘をつく訳ではありません。小説家は嘘をついても不道徳だと咎められることはありません。実際、大きい嘘ほど良いものとされます。
しかし今日は、嘘をつくつもりはありません。なるだけ正直でいようと思います。1年のうちに嘘をつかないのは数日しかありませんが、今日がその1日なのです。
そういうわけで、ほんとうの事を話していいでしょう。結構な数の人々がエルサレム賞受賞のためにここに来るのを止めるようアドバイスをくれました。
もちろんこれには理由があります。ガザを怒りでみたした激しい戦いです。私はどんな戦争にも賛成しませんし、どんな国も支援しません。
でも慎重に考えて、とうとう来る事にしました。小説家は特殊な種族です。その目で見てない物、その手で触れていない物を純粋に信じる事ができないのです。
そういうわけでここにいます。ここに近寄らないよりは、来る事にしました。自分で見ないよりは見る事にしました。何も言わないよりは何か話す事にしました。
非常に個人的なメッセージをお届けするのをお許し下さい。
「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」
ええ、どんなに壁が正しくてどんなに卵がまちがっていても、私は卵の側に立ちます。この暗喩の意味とは?ある場合には、まったく単純で明快すぎます。爆撃機(bomber)と戦車とロケット弾と白リン弾は高い壁です。卵とは、押しつぶされ焼かれ撃たれる非武装の市民です。これが暗喩の意味するところのひとつです。
私たちはそれぞれ、多かれ少なかれ、卵です。私たちそれぞれが壊れやすい殻に包まれた唯一無二のかけがえのない存在(soul)です。私にとってほんとうの事であり、あなたにとってもほんとうの事です。そして私たちそれぞれが、高く固い壁に直面しています。壁には名前があります。それはシステム(The System)です。システムはもともと、私たちを護るべきものですが、ときにはそれ自身がいのちを帯びて、私たちを殺したり殺し合うようしむけます。冷たく、効率的に、システマティックに。
私が小説を書く理由はひとつだけです。個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。物語の目的とは、私たちの存在がシステムの網に絡みとられ貶められるのを防ぐために、警報を鳴らしながらシステムに向けられた光を保ち続ける事です。
今日みなさんにお知らせしたかった事はただひとつだけです。私たちは誰もが人間であり、国籍・人種・宗教を超えた個人です。私たちはシステムと呼ばれる堅固な壁の前にいる壊れやすい卵です。どうみても勝算はなさそうです。もし勝ち目があるのなら、自分自身と他者の生が唯一無二であり、かけがえのないものであることを信じ、存在をつなぎ合わせる事によって得られた暖かみによってもたらされなければなりません。
ちょっと考えてみて下さい。私たちはそれぞれ、実体ある生きる存在です。システムが私たちを作ったのではないです。私たちがシステムを作ったのです。
私が言いたいのは以上です。
エルサレム賞をいただき、感謝しています。今日みなさんにお話できる機会を頂いて、うれしく思います。
※はてな匿名ダイアリーさんより抜粋(部分略)
映画「ミュンヘン」でも主人公たちの言葉から出てきてたんですが、
「おれたちは誇り高い民族のはずだろ?」
・・・
だったら。
・・・
「ありがとう。でもそして、卵の尊厳を考えましょう。」
は、作家らしいし、なにより、「日本人の作家」らしくてこれ好きだな~。
ぼくも世界を旅してた頃は、イズラエリのアヒ(にいちゃん)たちとよく絡んだのだが、「あの信号が赤に変わったのも神のミッションだからな」と言っていた彼らにも、村上さんのスピーチが伝わっていればいいな、と思った本日でありました。
難しいことですけどね。でも村上さん、これはすごい仕事だった。
パチパチパチですねー。