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クールジャパン戦略に必要なのは、『ゲーム』の力!
2013.04.24|nakano
クールジャパン、クールジャパンと最近よく耳にしますが、
言葉のままだと『冷たい日本』?のような印象を受けるには、私だけでしょうか…
そんなクールジャパンですが、私も含め、内容理解のためのご説明を。
日本では、経済産業省に「クール・ジャパン室」が設置されており、戦略産業分野である日本の文化・産業の世界進出促進、国内外への発信などの政策を企画立案及び推進している。「クール・ジャパン戦略」として、日本のポップカルチャー方面を中心に文化産業の海外展開支援、輸出の拡大や人材育成、知的財産の保護などを図る官民一体の事業も展開されており、経済産業省主催で日本文化の対外ビジネス展開や市場開拓を検討する「クール・ジャパン官民有識者会議」を有識者と関係省庁参加で開催している。税制面の優遇も検討されており、「コンテンツ特区」を設け国外からも人材を集める。2010年に政府はクールジャパン推進により2009年度の海外収入1兆2000億円を今後倍増させる方針を示した。
具体的には、ゲーム・漫画・アニメや、J-POP・アイドルなどのポップカルチャーを指す場合が多い。さらに、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品、料理・武道などの伝統文化など、日本に関するあらゆる事物が対象となりうる。
※Wikipedia様より
カッコイイ日本発掘!といったところでしょうか。
クールジャパンのコンテンツとして、よく挙げられるのが『ジャパニメーション』、
日本のアニメや漫画のクオリティーにおいては、海外での評価も高く、多くの作品が海外進出しているのを、
メディアなども取り上げているようですが。
日本の今流行りの、いわゆる『萌え』アニメは、「artistic!」と称され、
芸術的な観点からの評価は高いようですが、あとは美的感覚にハマるハマらない…
その辺りは、日本でも同じだと思いますが…
しかし、実際のところ、『ジャパニメーション』の威力を耳にする事は多いけれど、
海外アニメ市場では、『ジャパニメーション』は数パーセント規模の話。
日本人に「スーパーマンを知っていますか?」と聞いたら、解答率は100%だろう事を考えると、
やっぱり少し弱い気もする。
しかし、「スーパーマリオをご存知ですか?」と聞いたら、大抵の人がわかるんではないか、
という話が、記事として特集されているのでご紹介。
■アニメは低下していても、ゲームの世界的なステイタスは相変わらず高い
ゲームは、世界で日本のイメージを形成している重要なコンテンツであると確信できる。アメリカなりの海外のおもちゃ屋に行けば、「マリオ」や「ピカチュウ」がいないことはない。香港やシンガポールに行けば違法コピーもあるかもしれないが、Tシャツにプリントされているものも、時計になっているフィギュアを常に見かける。コピーが起きるのはステイタスの高さを示している。フィギュアショップに行けば、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」のキャラクターやモンスターを見かけるし、先日カナダの書店によったときには、セガの「ソニック」のアメコミが、本屋で最も目立つところに置かれていた。日本では「ソニック」のマンガは描かれておらず、北米オリジナルだ。※アゴラ様より
確かに、ピカチュウはすごい。
※livedoorblog様より
ポケモンシリーズのゲーム総売上本数は、全世界で2億3000万本、とこれほど売れるRPGゲームも珍しいですね。
vgchartzの『世界で最も売れたゲームタイトル』(2011年)のランキングもすごい!
1 → Wii Sports (Wii)
2 → スーパーマリオブラザーズ(ファミコン)
3 → ポケモン赤緑青(GB)
4 → テトリス(GB)
6 → Wiiスポーツリゾート(Wii)
7 → ダックハント(ファミコン)
9 → Newスーパーマリオブラザーズ(DS)
10 → Nintendogs(DS)
驚いた事に、全て日本製タイトルという結果。
任天堂の圧倒的な力を感じますね…
公開中のディズニー映画 『シュガーラッシュ』
大人も子供も夢中にさせるもの――
それは、ゲーム。でも、人間たちは知らなかった。
ゲームセンターの閉店時間が過ぎると、そこでは“もう一つの世界”が始まることを…。人間たちの姿がなくなると、“仕事”を終えたゲーム・キャラクターたちが、
“ゲームの世界”で動き始める。これは、人間たちが知らない不思議なゲームの世界で
繰り広げられた、感動の大冒険の物語。※ディズニー公式サイト様より
ゲームの中の、悪役がヒーローになりたいと願い、繰り広げられる冒険のお話。
この映画にも、沢山のゲームキャラクターが出てきますが、
日本発のタイトル『スーパーマリオ』や『ソニックザヘッジホッグ』『ストリートファイター』など、有名なタイトルから、キャラクターが出演しているのも、
話題の一つです。
■ゲーム会社が自力で開拓してきた海外市場
ただ、事実として、国に自社のゲームのプロモーションを期待しているようなゲーム会社は存在していないとは思う。展開のスピード感が競われるゲーム産業では、のんきに文化発信なんてやっている時間はない。
世界の家庭用ゲーム市場は、80年代に苦労して任天堂が開拓したものであるし、90年代はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション」も自社で努力して成功させたものだ。現在のソニーの平井一夫社長は、SCEのアメリカの社長兼CEOとして、「プレイステーション2(PS2)」時代のマーケティングを大きく成功に導いた立役者だ。PS2はゲームのみならず、世界的なDVDの普及に大きな役割を担った。
現在は、ソーシャルゲーム会社が、海外進出の努力を懸命に続けている。新興勢力のディー・エヌ・エーなどの様々な企業が、アメリカの会社を買収したり、アップルのApp Storeや、グーグルのGoogle Playで、苦労しながら上位の売り上げランキングに食い込んでいる。
※アゴラ様より
おっしゃる通り、メディアの力を借りたり、イベント効果が影響をしたりといった宣伝効果も大きく感じられないのが、
『クールジャパン』の戦略の中でも、努力家の優等生…といったところなんでしょうか。
※GREE公式サイト様より
アニメの進化がなかなか難しくなっている今、
最近は、ソーシャルゲームのメディア進出に目覚しいものがあると感じていますが、
ソーシャルゲームの売りのひとつでもある『コンテンツの量』は、
対象の層を選別する、いわゆる『マニア化』が進んでいるように感じます。
マニア化されると、海外展開の際、なかなか難しいような気がしますが、
App、ソーシャルゲームは、今はまだマーケティング段階、
これからに期待です!
ビールでおなじみの『KIRIN』さんのスマートフォン向けアプリ『スマート晩酌』
キリンビールが提供するスマート晩酌向けのアプリ「スマート晩酌」。キリンの瓶ビールに付いているバーコードをスマホで読みこむと、架空の友だちの動画を見ることができ、一緒に晩酌を楽しんでいる雰囲気を味わえるというものだ。
架空の友だちは、「みんなから愛される女」「スターな男」「アルバイトかけもちの女」「きれいになる女」「告白できない女」「覆面レスラーの女」「良い加減に叱ってくれる女」「小料理屋を仕切る女」「後輩の男」「オーディションに受からない男」の10人が用意されている。
※トレンドニュース様より
気になります…
私は一人で呑むのが日課になっているので、慣れてしまっていますが、
架空の呑み友達がいるなんて、ちょっと楽しい気分になります。
※トレンドニュース様より
ただ、晩酌に付き合ってくれるのは、1日1回のみ。
「本アプリの利用は適正飲酒の観点から、1日のご利用を1回までとさせていただきます」との事。
ハマリ過ぎて課金…ならぬ、ハマリ過ぎて泥酔…を避けるためのシステムなんですね。
これまた『マニアック』な匂いがします…
MADE IN JAPANのマーケティング力とブランディングは、まだまだ先を見つめていますね!
架空の友達に晩酌のお付き合いをお願いして、今週もがんばります!
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「日本のポップパワー発信10策」ってなによ?
2013.04.09|iwamura
ということで「日本のポップパワー発信10策」を提唱するのは中村伊知哉せんせいその人であります。
蝶ネクタイがカッコいいですね。
日本のポップパワー発信10策
http://blogos.com/article/59692/
そしてここに我らがやまもといちろう先生が果敢に切り込まれております。
※以下引用
中村さんの話を全否定しているように見えるかもしれませんが、基本的な私の考え方は「アイデアを出すのは構わないけど、民間から出てきた自然発生的なアウトバウンドを支援するという話以上の関与を政策で行うのは望ましくないんじゃないか」という話です。
>[1] 主要国首脳会議、World Economic Forumその他海外首脳の集まる会議において、ポップカルチャー宣言を首相が表明するとともに、ポップカルチャー政策を一元的に推進する機関を設立し、民間から登用する長官が世界中を渡り歩く。
恥ずかしいからやめてください。
しかも、ポップカルチャー政策を一元的に推進する機関は、どのような予算と権限で何をする窓口になるのでしょう。
>[3] アジア、南米等の新興国向けにポップカルチャー専用のテレビ3チャンネルを編成するとともに、同番組を世界にネット配信する。
素朴な疑問なのですが、これはどこの資本でやるのでしょうか。
経産省や総務省がファンドを組んで~ という話なら、それはNationalization、国家による放送の占拠という話に他なりません。むしろ、海外のポップカルチャー番組のプロデューサーが日本製番組を買いやすくしたり、先方の法律で扱いやすいようなガイドラインを作ればそれでいいんじゃないんですか。
>[5] 初音ミク、ピカチュー、ガンダムなどのキャラクターについて国際ネット投票を実施し、上位5名をポップカルチャー大使に任命し、Facebookやtwitter上で多言語観光キャンペーンを打つ。
これは誰が見るんでしょうか。届く層はどの辺なんでしょうか。どういう効果があるんでしょう、この施策で。
>[7] 映画、放送番組、音楽、アニメ、マンガ、ゲーム、デザイン、7種のデジタル・アーカイブ構築を推進するため、著作権制度等の特例措置を講ずる。
これはいいんじゃないでしょうか。例外を設けずに進めていくぞということであれば賛成なんですが、これはポップカルチャーとは本来無関係の、日本の文化・芸術全体に対する施策ですよね?
>[10] 京都、沖縄などの地域やコミケ、ニコニコ超会議、沖縄国際映画祭などのイベントを10件、国際ポップカルチャー特区として認定し、二次創作や税制等の特例措置を講ずる。
なんで特定地域や特定事業者の話になっちゃうんでしょう? 誰に対する配慮ですか?
>[20] 海外及び国内の20大学に日本ポップカルチャー講座を開設し、アーティストを講師として派遣するとともに、その場を利用してアニメ、ゲーム、音楽などを創作するワークショップを開催する。
このレベルであれば民間でGDCやCEDECその他イベントをやってるので、薄く後援してくれればそれでいいんじゃないでしょうか。
[30] 30本の人気アニメの権利を開放し、世界中のアニメファンに日本のPRビデオを二次創作してもらう。
アイデアとしては良いのかもしれませんが、税金使ってやることでしょうか。
[50] アニメやゲームの制作力に基づくデジタル教材を50本制作し、途上国にODAで情報システムとともに提供する。
もはや、アニメやゲームの素材制作において、フィリピンやベトナムは主戦場になっており、いまさら教材といっても周回遅れの感は否めないです。
[100] 日本を代表する100人のクリエイターのメッセージ動画を配信する。
税金使ってやることでしょうか。
[1000] 正規コンテンツ配信サイト、アーティストのブログ、問題のないファンサイト等1000サイトを選定し、無償で英中西仏葡の翻訳を付して発信する。
問題のないサイトの選別は誰がどうやるんでしょうか。翻訳コストも含めて、運営に費用がかかりすぎるのではないでしょうか。どうやって閲覧者を呼び込むんです?
一応、対案として、もしも私がコンテンツ産業の中からポップカルチャー支援策をまとめなければならないということであれば、絶対にやりたいことを列挙してみます。
■ 知的財産権管理徹底のためのWG設置
もちろんファンサブやプレイ動画といった日本文化の海外展開で浸透している部分はありますが、著作権の点で問題となっている部分も多く、割れやパクリといった問題は続発しています。
日本発のクールなコンテンツがしっかりと日本の制作者へ資金還元されるように、問題となりそうな国や地域の著作権の状況を確認し、日本の想像力が互恵的な取引に結びつくような方法を考えて欲しいと思います。
■ 二次利用、情報発信のための著作権関連の法律整備
発信者は民間であったほうがいいと思います。そこに国や役人の関与があるとぶっちゃけダルいです。
その民間からの発信が、制度上、法律上、慣習上の妨げを受けないよう、国が理解をして進めてくれればそれで充分です。「踊ってみた」「歌ってみた」における音楽の著作権(JASRAC等対策含め)や、CCの扱い、二次利用に対する収益の分配方法など、法律やガイドラインさえあればもっと発信できるのに、という方向で考えてもらったほうがいいと思うのです。
っていうか、アウトバウンドとか言ってますけどそれってマーケティングですよね。そんなの役人が音頭取ってどうするんですか。
■ 発信すべきもののレーティング組織を作る
考え方はまったく正しいと思います。ただ、文化差はちゃんと考えて欲しいです。
[引用]
●考え方
その際、子ども+大人、アマ+プロ、伝統+現代、科学技術+文化、ハード+ソフトという日本ポップカルチャーの特徴を活かしつつ、平和を志向し、宗教色が薄く、無国籍的な日本ポップカルチャーの潜在的な魅力を共有するよう努める。
ただ、もうガンダムだ初音ミクだ、すでにカネになってるものを発信するんだと言われても意味がないでしょう。利権の匂いしかしないです。
日本のコンテンツを海外に売るにあたって、児童向けや漫画以外がなぜ好まれないかというと、文脈に乏しいからです。無意味にエロかったり、残虐だったり、日本の学園モノとか彼らはまったく共感しません。肌の露出などもそうですが、児童ポルノ扱いされるようなコンテンツに「クールジャパン」のラベルを貼って、映画祭だ特区だって、それは英語圏の人たちから見えればエロ祭りですよ。日本人からすれば、萌えだ何だとブヒブヒ言ってて、大人が見て「キモいなあ」と言ってれば済みますけど、お前らの言っているクールジャパンの結構な割合は児童ポルノ紛いと思われています。
だから、ちゃんとレーティングしてね。
※ 私は児童ポルノの専門家ではありません。
※ クールジャパンコンテンツネタ周りでは、やまもと先生このへんのエントリも熱くて必読です。秋山先生はともかく、もしドラがなあ。。。
※やまもといちろうブログさんより
極論にあえて極論とやまもと先生おっしゃられるように、極論です。
また、まっとうなことだけでカネが動くのかという資本主義のカルマもまたあり、難しいところです。
ただ、こうした議論が積極的に行われることは、それに関わる人間の世界にとってみれば熱くやりがいのある世界への変貌であり、歓迎すべき事実ではあると思います。
週明け、そろそろトップギア入ってくる火曜日。
本日も励みたいと存じます。
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街コンとエヴァンゲリオンがコラボ?
2013.04.07|iwamura
※画像は、ameblo記事より引用
夢の企画が生み出すファーストインパクト
※画像は、ameblo記事より引用
エヴァトークで高まるシンクロ率
※画像は、yahoo.blogより引用
出会いのセカンドインパクトは起きるのか?!
※画像は、eachHPより引用
エヴァ好き同士だからこそ楽しさ倍増!
エヴァ好きの輪を広げよう!
次回!!
※画像は、ameblo記事より引用
さ~てこの次も、サ~ビス、サ~ビス!!
※上記文章は、エヴァコン公式サイトより引用
次回予告風に紹介させて頂きました。
申し訳ございません。
inoueです。
さて、
「エヴァンゲリオン新劇場版シリーズ」プロモーション協力のグラウンドワークス、読売広告社が
東京渋谷などでエヴァファンの交流イベントを行う事を発表致しました。
その名も通称「エヴァコン」
※画像は、エヴァコン公式サイトより引用
エヴァンゲリオン新劇場版:QのDVD&BLUE-RAYの発売を記念するものであり、
参加者には参加特典なるものも用意されているとの事です。
食べて、飲んでファン同士が交流するためのイベントとの事であります。
エヴァ好きでなくとも楽しめると思います。
共通の話題について話し合うと不思議と話せるものであります。
しかし、参加資格にエヴァ好きであるとなっているのでエヴァ好きじゃないとだめなのかもしれません。
費用は、
費用は、男性女性共に1人4950円です。
開催日時は、
大阪府・梅田
4月23日(火曜日)19:30~22:30
東京都・原宿
4月24日(水曜日)17:30~22:30
東京都・渋谷
5月4日(土曜日)15:00~18:00
となっております。
2人1組にて参加できるようなので参加してみてはいかがでしょうか。
こちらから参加申し込み出来ます。
何故、箱根じゃねーんだというツッコみなどはなさらず楽しんでいただきたいと思います。
友達を誘って参加したいと思います。
そして、4月24日(水曜日)にはエヴァンゲリオン新劇場版:QのDVDも発売されます。
※画像は、amazonより引用
ありがとうございました。
最近の雑誌の付録が凄すぎる件について
2013.04.03|nakano
こんにちはnakanoです!
3月末のアニメコンテンツエキスポの熱にうかれたまま、新しい年度を迎えております。
ご参加された皆様、また弊社ブースにも沢山の方々にお越しいただき、
大いに盛り上がりました!
ありがとうございました!
アニメの人気やグッズの力はスゴイ!と改めて感じた2日間でしたが、
今日のブログも、遠くないお話から。
※なかよし公式サイトより
皆さん、この雑誌をご存知でしょうか?
対象は、主に小中学生の女子。
実はこの雑誌、昭和29年の発刊から約60年と、日本で現在刊行中の漫画雑誌として、
最古の雑誌になるそうです!
過去には、美少女戦士セーラームーンやきんぎょ注意報など、
有名な作品を排出しています。
今、雑誌がなかなか売れず、休刊や廃刊が相次ぐ中、
この歴史はスゴイことですね!
そんな『なかよし』ですが、
2月頭に発売した『なかよし3月号』が書店で完売続出、なかなか手に入らない…というニュースを発見しました。
この私もマンガ家になれるかも!? 講談社の少女コミック誌「なかよし」3月号(最新号は4月号)の付録「スーパー最強まんが家セット」が、“豪華すぎる”とちまたの話題をさらっている。背景には少子化やマンガ離れが進む中、描き手と読者を増やしたい出版社の切実な思いも垣間見える。
今年2月、なかよしの付録に関する話題がツイッター上を駆け回った。「凄すごすぎる。作りが本気。あれきちんとやったら間違いなく画力上がる」と『恋と軍艦』で知られる西炯子けいこさんが驚けば、『おとめ妖怪ざくろ』の星野リリィさんは、「私もこれで遊びの時間に漫画家ごっこする」とつぶやいた。現役の描き手をも興奮させる3月号は14万部中99%が売れた。
人気の秘密はその本格度。原稿用紙やスクリーントーンはプロ顔負け。そのほか、初めてペンを手に取った読者が、顔の形や動物を簡単に描けるテンプレート、なぞるだけでマンガ家っぽい絵が描ける「なぞるだけプロ原稿」、編集部に作品をどうやって持ち込むかなどのノウハウが載る小冊子と、盛りだくさんなのだ。
また、同号では付録を使い完成させたイラストを募集するコンテスト開催を告知した。「恋愛」「感動」「ギャグ」「サスペンス」の4部門に分け、各部門でレベルに応じて「初級」「中級」「上級」を設けて、やる気を高めてもらう仕組みだ。
「なかよし」編集部によると、「最強まんが家セット」は、付録を作る付録班と新人作家を発掘する新人賞班がタッグを組んで企画開発した。
背景にあるのは、マンガ人気の長期低落傾向。出版科学研究所の調べでは、昨年のマンガ誌全体の推定売り上げは、対前年比5・2%減、推定販売部数も同6・4%減と、市場縮小に歯止めがかからない。
※読売オンラインサイト様より
先ず、西炯子先生や星野リリィ先生が、『なかよし』で連載をされていた事実に驚き…
人気職業ランキング(13歳のハローワーク公式サイトより)も、7位の「医師」に次いで、8位の「漫画家」です。
10位に「イラストレーター」、11位に「声優」…とまさに先を見据えたアニメ業界の人気は、
どんどん盛り上がりを見せています。
アニメコンテンツエキスポでも「職業紹介コーナー」や「会社案内」などのエリアがあり、
アニメ業界でどんな仕事をしているか、講習会も併せて開催されておりました。
「スーパー最強漫画家セット」という豪華すぎる付録が話題になっていますが、
少子化や雑誌離れへの対策を打ちながら、
併せて将来への希望や興味を強く感じる付録をつける『なかよし』、
さすが歴史が長いわけですね。
世相を映した付録といえば、
※ファミ通Appサイト様より
この雑誌も、完売御礼の人気雑誌。
理由は同じく、付録の存在。
iphoneやAndroidのアプリゲームで使用されるレアアイテムが付録となっています。
袋とじの中にシリアルコードがあり、それを入力すると他では手に入らない限定アイテムやレアアイテムがゲット出来るといったシステム。
付録人気の発祥といわれている宝島社のバッグやポーチも、
高価に見えるよう、ブランドとのコラボや布に拘ったりと、
安い単価の中で苦労されているようですが、
シリアルコードを袋とじの中に入れるだけ…という付録は、
コストや転売の心配もなく、数量も作り放題じゃないですか…
紙の冠とか、ゴム紐で出来たネックレスとか、
もう昔の事なんですね…
付録ひとつでも世相を反映しているのが、実に興味深い!
ありがとうございました。
マンガ大賞2013が発表。数ある作品の中から大賞に選ばれたのは!
2013.03.31|iwamura
皆様、こんにちは。
inoueです。
マンガ大賞2013がついに発表になりました。
2013年の大賞作品は、
吉田秋夫さんの「海街diary」
※画像は、マンガ大賞公式ホームページより引用
男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に
父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、
なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の
「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!※ニコニコINFOより引用
マンガ大賞にノミネートされる作品は、
選考委員が選び投票をおこなっております。
過去にノミネートされ大賞まで受賞した「テルマエ・ロマエ」は、
発行部数が数十倍になったり、映画化されたりと雑誌が売れないこの時代に多大なる経済効果をもたらしております。
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
そもそも、マンガ大賞とは、
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
「友達に進めたくなるマンガ」の選出をコンセプトとしたものであり、
2008年に創設されました。
発起人は、ニッポン放送の吉田尚記氏との事です。
選考委員が何名いるのかは、不明ではございますが、
注目の団体という事で間違いないでしょう。
2008年度大賞受賞作品
「岳 みんなの山」
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
石塚真一氏による、山岳救助を題材としたマンガ作品であり、
映画化もされました。
ハッピーエンドではない話が多いのですが、
心惹かれるストーリーはリアルな状況を描いているからではないでしょうか。
オススメです。
~2008年度ノミネート作品~
- よつばと!(あずまきよひこ) 49P
- 海街diary(吉田秋生) 43P
- フラワー・オブ・ライフ(よしながふみ) 43P
- 君に届け(椎名軽穂) 42P
- 大奥(よしながふみ) 40P
- 皇国の守護者(佐藤大輔、伊藤悠) 35P
- とめはねっ! 鈴里高校書道部(河合克敏) 27P
- もやしもん(石川雅之) 26P
- 夏目友人帳(緑川ゆき) 23P
- ひまわりっ 〜健一レジェンド〜(東村アキコ) 20P
- きのう何食べた?(よしながふみ) 19P
※wikipediaより引用
2009年度大賞作品
「ちはやふる」
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
末次由紀さんのカルタ競技を舞台にした青春漫画。
ひとりの天才の話ではなく、仲間と共にまとまって戦っていく姿が感動です。
男女問わず人気の作品が2009年に大賞を受賞しました。
~2009年ノミネート作品~
- 宇宙兄弟(小山宙哉) 94P
- 3月のライオン(羽海野チカ) 65P
- 深夜食堂(安倍夜郎) 47P
- 青春少年マガジン1978〜1983(小林まこと) 46P
- 聖☆おにいさん(中村光) 45p
- とめはねっ! 鈴里高校書道部(河合克敏) 43P
- ママはテンパリスト(東村アキコ) 36P
- トリコ(島袋光年) 25P
- よんでますよ、アザゼルさん。(久保保久) 15P
※wikipediaより引用
2010年度大賞作品
「テルマエ・ロマエ」
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
ヤマザキマリさんの風呂をテーマにした作品。意味は、ローマの浴場。
古代ローマと現代日本の共通点を描いた作品。
タイムスリップコメディー漫画、今後の展開が不安になる作品ですが、面白いです。
朗読者続出の作品です。
~2010年のノミネート作品~
- 宇宙兄弟(小山宙哉) 89P
- バクマン。(大場つぐみ・小畑健) 60P
- アイアム ア ヒーロー(花沢健吾) 55P
- 娚の一生(西炯子) 48P
- 虫と歌 市川春子作品集(市川春子) 47p
- 海月姫(東村アキコ) 46P
- モテキ(久保ミツロウ) 44P
- 高校球児ザワさん(三島衛里子) 25P
- アオイホノオ(島本和彦) 23P
※wikipediaより引用
2011年度大賞作品
「3月のライオン」
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
羽海野チカさんの作品。テーマは将棋。
何か1つの事を成し遂げるためには多くの物を犠牲にしなければいけないという苦悩と葛藤。
将棋に興味がない人であっても読ませてしまう一生付き合えるマンガです。
~2011年度ノミネート作品~
- 乙嫁語り(森薫) 55P
- アイアム ア ヒーロー(花沢健吾) 51P
- 花のズボラ飯(久住昌之・水沢悦子) 50P
- 失恋ショコラティエ(水城せとな) 47P
- さよならもいわずに(上野顕太郎) 42P
- 進撃の巨人(諌山創) 41P
- 刻刻(堀尾省太) 38P
- ましろのおと(羅川真里茂) 36P
- ドリフターズ(平野耕太) 35P
- ドントクライ、ガール(ヤマシタトモコ) 35P
- 主に泣いてます(東村アキコ) 27P
- SARU(五十嵐大介) 21P
2012年大賞作品
「銀の匙」
※画像は、マンガ大賞公式ページより引用
荒川弘さんの酪農という食だけではなく、「生と死」を身近に感じる仕事ならではの
主人公の苦悩と重たくなりがちなテーマを絶妙なトーンで描いております。
友達に薦められること間違いなしの作品です。
~2012年ノミネート作品~
- 大東京トイボックス(うめ) 61P
- 信長協奏曲(石井あゆみ) 57P
- 昭和元禄 落語心中(雲田はるこ) 49P
- 25時のバカンス 市川春子作品集II(市川春子) 46P
- ドリフターズ(平野耕太) 43P
- グラゼニ(森高夕次・アダチケイジ) 41P
- アイアム ア ヒーロー(花沢健吾) 40P
- 外天楼(石黒正数) 37P
- 高杉さん家のおべんとう(柳原望) 37P
- 日々ロック(榎屋克優) 32P
- 惡の華(押見修造) 28P
- 四月は君の嘘(新川直司) 27P
- 鬼灯の冷徹(江口夏実) 24P
- となりの関くん(森繁拓真)12P
日本の書店の選考委員の方々によって選ばれるマンガ大賞。
大賞ではなくとも、面白い作品は多くございます。
好みは解れますが、あなたのお気に入りの作品はきっとあります。
是非、お近くの書店でマンガ大賞選考作品、もしくは店員さんのオススメ作品などを
手に取ってみてはいかがでしょうか。
友達に薦めたくなる作品がきっと見つかります!
作品が描かれて世に出ていき、映画化、商品化となっていく為には、
話題性とお金が必要となって参ります。
アニメ業界の全体的底上げ。日本が世界にアニメを売っていく為には業界以上に
アニメ好きの方々のお力が大切であります。
そして、本日
「アニメコンテンツエキスポ2013」最終日であります!
アニメのコンテンツ事業の展覧会です。
進撃の巨人やジョジョの奇妙な冒険などのアニメの事業が見られます。
是非、皆様お越しください。
楽しいこと間違いなしであります!
詳細は以下URLよりが確認ください。
http://www.goods-koubou.com/article/archives/20688
皆様のご来場心よりお待ちしております。
ありがとうございました。
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