Mykoちゃん、Cたん


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丸投げは、やめよう。

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2009.09.07|iwamura

change or die

「じゃ、●●さん(広告代理店)。今回は予算●●億円を御社に託しますので、プロモーションを全部お任せします。」 by 宣伝部

これが、今までの日本の広告業界における”多くの”慣習でした。広告主は広告代理店に宣伝予算を預け、プロモーションをすべて丸投げしていたのが現状です。

メリットとしては、広告主側の作業コスト削減が挙げられます。プロモーションにおける調査、企画、実施をすべて広告代理店にお任せしますから。言ってみれば、このメリットがあるから、ずっと今までこのような慣習でやってきたとも言えます。広告代理店側としても、安定的に収益を確保することができます。

逆にデメリットは何か?ひとつ挙げるとするなら、目標設定力が身に付かないことでしょう。プロモーションの目的を定めることができないため、広告代理店はどのようなアイデアを出していいのかわからない。その結果、代理店のチカラを充分に引き出すことができなくなり、効果的なプロモーションが難しくなってしまう。

良い「目標」がなければ、良い「アイデア」は生まれないのです。

広告代理店に丸投げしていない広告主例として、日本コカ・コーラ株式会社があります。最近発売されたこころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられるを読んだことがありますが、商品のプロモーションを企画する際には、「どんな人に飲んでもらいたいのか」「どんな状況で飲んでもらいたいのか」「飲んで、どんな気持ちになってもらいたいのか」など、プロモーションの方向性をすべて自社で固めるそうです。その結果、広告代理店もクリエイティブジャンプしたアイデアが出てきたのではないでしょうか。

反対に、うまくいかなかった例。具体的な社名をお出しすることはできませんが、関係者から聞いた話ではこんなことがあったそうです。とある老舗の食品メーカー様。広告代理店側が「どんなターゲットを、どんな気持ちにさせたいのか教えてください」と宣伝部長に聞いたところ、白紙のオリエン・ブリーフ(プロモーションの方向性を書いた書類)が返ってきたそうです。今まで自社で考えたことがなかったから、戦略を立てられないとのこと。

でも、広告代理店としては、企画を持っていかないわけにはいきません。ただ、代理店内でブレストをしようにも、どうすればゴールなのかわからない。そのため、アイデア会議が活発にならなかったと聞きました。ちなみに、その企業は昔から代理店にプロモーションを丸投げしてたそうです。

代理店に丸投げしてしまうと、その場では作業も減って楽かもしれないですが、ゆくゆくを考えるとノウハウが蓄積されない。長い目で見るなら、ぜひ丸投げしないことをオススメします。

お台場ガンダム解体Live

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2009.09.02|iwamura

悔しかったのでまったくここのブログでは触れなかったのだが、お台場実物大ガンダムには、イベント関係者、広告業界一様に、「ヤラレタ」としか表現のしようがなかった。

コロンブスの卵とはまさにこのこと。

ただ実物大のガンダム造っただけなんですよ。でも、誰もがやりそうでやれなかった当たり前の初めてが人を集めた。

そもそも、会議でこの(アホな)案が出たときに、それを「アホな案」とせず、真剣に拾った人がいたんだろうな。偉いな。

と、いうことで、解体に際してもおもしろサイト見つけたので、そこから引っ張ってきましたライブ映像

ライブカメラは、アメリカのこのサイトが非常なアクセスを集め、一時期一世を風靡したが、今は7匹いた子犬ちゃんたちも1匹(?)になってしまっており、若干「青年犬」となってしまっておる(笑)。

ライブってやっぱり目が離せなくなりますね。

ライブカメラネタ、景勝地や宇宙なんかでも、もっとやってほしいな(って思ってさがしてたら見つけた見つけた。やったぜNASA TV!!!)。

米航空宇宙局(NASA)では、国際宇宙ステーション(ISS)の外付けカメラを、ライブ撮影ができるウェブカメラに切り替えた。ただしその映像は素晴らしく面白いとはいえない

とは言うものの、このウェブカメラは素晴らしい。退屈な映像を見られるようになったことで、実際のところ、われわれは大切な教訓を得ることができる。つまり、作業は非常に骨が折れるし、精密さが要求される。宇宙では何をするのも本当に大変だということだ。

それと、画面から目を離さないほうがいい。地球の映像が見れるからだ。NASAでは、乗組員がカメラを必要としないときは、カメラをこの青い惑星に向けることを約束している。

WIRED VISIONより抜粋

いいこと書いてあるよなー。ライブカメラは「いいも悪いも全部見える」。

仕事に疲れた夜。恋人とけんかした夜。

お台場や宇宙で頑張って汗を流してる人を見たり、

美しいわれらの地球を眺めてみるのもオツなものですね。

本末転倒?ソーシャルアプリ?

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2009.08.31|iwamura

先週の月曜日より、mixiアプリがスタートしました。エンタメ、コミュニケーション、便利ツールなど、いろんなジャンルで多くのアプリが提供されています。
mixiアプリ

その中で、ひとつ気になったのが「今日のmixi美女」。(※リンク先を見るには、ログインが必要です)ユーザーのエントリー(応募またはマイミクからの推薦)と投票によって、毎日『今日のmixi美女』を決定するというものです。

ただ、実際にエントリーされている美女を見ると、モデルさんなど事務所所属の方が多いように見受けられます。そして、プロフィールを見ても、「個人的な交友お断り」の旨が多く記載されています。

正直な話、「あ、カワイイ!!」と思ってクリックしたユーザーは、どう感じるでしょうか?「どうせ、仲良くなれないんだぁ」と感じてしまっても、無理ないのでは?

ソーシャルメディアの一番のポイントは、「繋がり」「親密性」だと思います。みなさんも、共通の趣味を持つ人との出会いや、知り合いの意外な一面の発見などは、一度くらいは体験したことがあるかもしれません。(もちろん、「出会い系」や「犯罪のキッカケ」という一面も無視できません。)

たとえば、twitter。つぶやきの内容に興味を持った男女が実際に会い、結婚まで発展したこともありました。

出会いの機会を創出するだけだけでなく、人間性まで相手に伝えることができたんですね。

ソーシャルメディアには、製品・サービスと生活者の距離を近づけるツールとしての可能性がある。だからこそ、現在のmixiでは、ソーシャルメディアの特性を充分に活かしきれていないと思います。なんというか、単なる「露出量」を稼ぐ場としてしか機能していない気がするのです。ちょっと残念。

モデルさんと一般男性が、SNSを通じて出会い、結婚。
イケメン俳優と内気な女性ファンが、SNSで仲良くなり、親交を深める。

そんな時代も、悪くはないと思います。

参考までに、コチラもご覧ください。

メッセージ発信の主役は?

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2009.08.24|iwamura

既にニュースなどでも取り上げられていますが、民主党が地方の遊説において、2枚の日の丸を組み合わせて党のシンボルマークを作りました。そして、それに対して麻生総理が突っ込むという事態が発生しました。(既出で申し訳ございません。まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。)

どなたが、どのような目的で、上記の動画をアップしたのかは分かりません。ただ、テロップやBGMなどから想像するに、民主党にあまり良い印象を抱いていない人なのでしょう。

民主党の反対勢力か、ただの愉快犯か。どちらにせよ、今回の選挙戦を戦い抜く上で、ソーシャルメディアの存在は無視できないものと言えるでしょう。

その、ソーシャルメディアを用いた選挙戦で有名なものといえば、アメリカのオバマキャンペーンがあります。

オバマさん

たとえば、オバマスピーチに感激を受けたミュージシャンたちが、自発的に集まり、応援のミュージックビデオを作成し、YouTubeで流したりしました。

また、マケイン側からオバマ側に対して非難広告が出ると、複数の支持者が別個に、24時間待たずに反撃のムービーを作ったりしていました。

(こちらは、マケイン側の動画です。”Yes,We Can.”を文字って”No,You Can’t.”)

つまり、“政党そのもの”ではなく、”その政党の支持者”が、自分が使えるメディアを駆使してメッセージを発していたのです。

話は戻りますが、日本においても、同様のことが始まるのかもしれません。

ソーシャルメディアを無視できない時代というのは、つまり、メッセージ発信の主役が、企業や団体から個人の生活者に、徐々にシフトしてきた時代と言えるでしょう。

What should I do?

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2009.08.17|iwamura

以前、知り合いのプロモーション担当(メーカー)から、
「良い意味で広告代理店を刺激するにはどうすればいいか?」
と相談を受けました。

そこで、自分なりに整理してみました。
こんな担当者がお相手だと、広告代理店として燃えざるを得ないというパターン。

・今後の経営の方向性など、マクロの視点も持ってオリエンする。
・何かプランを提示されたら、とにかく「なぜ?」を繰り返す。
・ロジックの不完全なところは、徹底的に追求する。
・プロモーションの効果測定に、嫌というほどこだわる。
・「感覚」ではなく、「具体的なデータ」を求める。
・広告営業以上に、マーケティングのスキルを身につける。

簡単に言ってしまうと、
「我が社のプロモーション課題の解決のために、
御社(広告代理店)はどのようなシナリオを描いていますか?
そして、根拠は何ですか?」ということになります。

広告代理店としても、バイイングだけお願いされるより、
一緒になってプロモーションの課題解決を図っていく、
つまり、よりマクロな動きを求められたほうがモチベーションも上がります。
もともと、コミュニケーション産業の好きな人の集まりなのですから。

良い意味で、広告代理店を巻き込んでいく。
そんな担当者が、業界再編時代をリードしていくのではないでしょうか?

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