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生誕25周年記念ドラゴンクエスト展
2011.10.06|iwamura
と、いうことで、いよいよ明後日開演、生誕25周年記念ドラゴンクエスト展でございます。
パチパチパチ。
さて、現在絶賛現場作業中です。
最期の最後まで、プロ中のプロたちの怒号が飛び交うのが真の仕事場、と、言えなくもない(笑)。
本案件を通じて、最初挨拶にもとまどったり、あるいは細かい部分でバチバチした、会社も立場も違う人間たちひとりひとりが、それでもしかし、一つの目標に向かって力を合わせてゆく過程が、極めて美しく感動的でありました。
何度、深夜に嬉し涙を堪えたことか。
そういった意味で、本案件は、弊社のお仕事としても、記念碑的なイベントとなりそうです。
やはり結果(オープン日以降のお客さまの笑顔)が最も重要ではあるものの、そこまでの「過程」というものは、結婚式も大事だがそれまでのレンアイの過程が同じように大切な事と同じく、とても重要なものでありますね。
応援して下さった皆様、誠にありがとうございます。
さて、それでは毎日弊社ブログへ遊びに来て下さる皆様も内覧会(プレイベント)へご招待。
実は明日7日、13時より、プレイベント会場の六本木ヒルズさんから、ニコニコ生放送を行います。
ゲーム大好きニッポン放送吉田アナ、本イベントサポーター、ドラクエファンな麒麟のお二人。そして、本展覧会監修ディレクターでもある、ゲームライター志田英邦先生の3つ巴ドラクエトークが行われてしまうのです!
いや、これはだいぶカオスな放送になると思われるので、仕事のフリして、絶対に観た方が良い放送かと存じます。
志田さんは本当に面白いです。
本イベントの準備中、何度もカチ合い、ときに夜中にキレさせたことも1度や2度ではなかったが、その度に、キレまくる自分の言葉の言い回しにウケて笑ってしまう志田大先生(笑)。
いや、こんなヒトに私は出会ったことが無かった。。。
しかしながら、深夜まで踏ん張る制作サイドにも、また、お仕事依頼主である実行委員会サイドにも、常に心配りと尊敬を忘れない志田さん。
御礼とともに、都度丁寧に頭を下げる志田さん。
面白いとか天才だとか、それだけじゃ一緒に仕事なんてできませんよね。「温かい」から、一緒にできるんだと思うんです。
ということで皆様。
明日のお昼休みは、スマフォ片手に、近くの喫茶店で志田英邦先生ウォッチということで、何卒宜しくお願い致します。
9月末にさらりと発表された福島原発の重大ニュースまとめ
2011.10.04|iwamura
ということで、またもや原発ネタで申し訳ないのだが、ニュースとして入手して、捨ておけない話題でもあるので。
①原発敷地外で初の「プルトニウム」検出
30日、原発敷地外で始めてプルトニウムが検出されたと文部科学省の発表があった。
場所は北西に約45キロメートル離れた飯舘村のほか、双葉町、浪江町の6カ所。日本経済新聞
http://s.nikkei.com/pbXU1J以下が特徴と人体への影響。
・「天然ではほとんど存在しない放射性物質」
・「本来遠くまで飛びにくい元素」
・「核分裂を起こして膨大なエネルギーを出すため核兵器の材料にもなる」
⇒イザ!
・「プルトニウム238の半減期は87年、239は2万4千年」
つーか、プルトニウムが検出されてしまった事実は、なんだかtvのニュース等でもさらりと流され過ぎているが、これは完全に人災であり、それこそ2万4千年先まで、我々は子孫に頭を下げ続けなくてはならない。
②そしてストロンチウムも検出。
30日、プルトニウム検出の知らせと同時にストロンチウムの検出も発表された。
ストロンチウムの沈着量は原発の20キロ圏内と北西で高い傾向。最も高かったのは双葉町の5700ベクレル。計測史上最大の数値を記録している。
asahi.com
http://bit.ly/oCpTUO以下は特徴と人体への影響
・「人体に入ると骨に沈着する」
・「水溶性のため植物等に蓄積しやすい」
・「白血病や骨髄腫などの原因となる」
・「半減期は29年」
※NAVER まとめより抜粋
むむぅ。。。
そして、チェルノブイリの放射能汚染について25年以上研究しているロシアの科学者、アレクセイ・ヤブロコフ博士のコメントを拾って今日は締めようと思う。
彼の発言も、ワシントンで3月25日に記者会見していたのだが、小生も全く知らなかった。
参ったな。なぜマスコミは報道しないのかな。やっぱり電力や利権の問題なのかな。
※小生の意見展開が疑心暗鬼であれば、ご指摘をお願いしたいです。疑心暗鬼なら、それにこしたことはない。
旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。博士の発言要旨は次の通り。
チェルノブイリ事故の放射性降下物は計約5千万キュリーだが、福島第1原発は今のところ私の知る限り約200万キュリーで格段に少ない。チェルノブイリは爆発とともに何日も核燃料が燃え続けたが、福島ではそういう事態はなく状況は明らかに違う。
だが、福島第1はチェルノブイリより人口密集地に位置し、200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある。さらに、福島第1の3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電だ。もしここからプルトニウムが大量に放出される事態となれば、極めて甚大な被害が生じる。除去は不可能で、人が住めない土地が生まれる。それを大変懸念している。
チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。
セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、食物の根がそれを吸い上げ、大気に再び放出する。例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのヘラジカから昨年、検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。そういう事実を知るべきだ。
日本政府は、国民に対し放射能被害を過小評価している。「健康に直ちに影響はない」という言い方はおかしい。直ちにではないが、影響はあるということだからだ。
=2011/03/27付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/233873
おそろしい。
おそろしいよ、原子力。原発。
もちろん賛成反対の二元論で決着がつくような問題ではない。
各国、各者利権が入り混じり、エネルギー問題は時に国家間の戦争まで起こるような、人類にとって極めてセンシティヴかつ、欲望に直結した問題であるのだ。
その是非を考えるのは我々ひとりひとり。
ただ、事実として、上記のような報道がなされているということは、我々日本人は日本人としての責務として、知っておく必要があるだろう。
ひ孫のそのまた孫まで、影響が残るという説は、重すぎると感じたので。
※関連エントリー
文科省発表の放射能飛散地図が拡大の一途をたどる件について。 | Pocketworks : Idea Portal
日本企業を救うのは台湾企業か?
2011.09.30|shiozawa
ここ数年家電量販店に行くと台湾メーカーの製品を数多く市場に並ぶようになりました。
エイサー(Acer)であったりアスース(ASUS)だったりHTCだったり。
そんな勢いのある台湾メーカーの中で、
特に巨大で多くの有名メーカーの製品を製造しているメーカー
があります。
鴻海精密工業(ホンハイ)。
この企業が私は非常に気になります。
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業(ホンハイ)。
世界各地に85カ所の生産拠点、100万人を超える従業員を抱える。
2010年、鴻海は売上高で2兆台湾ドル(約5・6兆円)を超え、成長率は実に前年比62・8%増に達した。
受託生産だけに商品を見ただけでは同社が製造しているとは分からず、社名が表に出ることはほとんどない。
ヒット商品の陰に隠れた、いわば“知られざる成長企業”である。
引用:日経ビジネス
従業員数、売上高ともに思った以上に大きな会社です。
このメーカーは受託をメインとした企業なのでブランドネームはあまり表に出ませんが超有名ブランドのヒット商品の製造委託を数多く受けています。
そのラインナップがすごいですし、意外なものまであります。
アップル製のiPod、iPhone、MacBook AirにiPadなどのパーツや
携帯型ゲーム機では「Wii」と「プレイステーション 3」にマイクロソフトのXbox360。
ソニーのブラビアやインテル社、AMD社のマザーボード。
さらにデル、ヒューレット・パッカード社のパーソナルコンピュータなどなど。
そんな会社を統括しているのが
カリスマ経営者の“郭台銘董事長兼最高経営責任者(CEO)”
超敏腕のワンマン社長です。
民主主義的経営ではなく、独裁的な経営のため、とにかく対応スピードが速いとのこと。
そんな台湾企業のホンハイが手がける数多くの事業の中で特に気になっているのが
“液晶パネル市場“での今後の動きです。
中小型の液晶パネルは
スマートフォンや、タブレットPCの人気によって市場拡大が一層期待されています。
その反面、テレビ用の大型液晶パネルは
昨年から価格下落が大幅に進み、どんなに売っても儲からない状態になっています。
このため日本企業も巻き込んで市場に大きな動きがありました。
■シャープ、液晶事業で台湾メーカーと業務提携 (2011/7/15)
シャープは7月15日、台湾メーカーの鴻海(ホンハイ)精密工業と、テレビ用液晶パネルの相互供給や部材の共同調達などを柱にした業務提携契約を結んだことを明らかにした。
テレビ用パネルは採算性が悪化しており、シャープはスマートフォン(高機能携帯電話)向けの中小型液晶などの成長分野に集中投資する狙いだ。
シャープはすでに鴻海傘下の液晶パネル大手、奇美電子からパネルを調達しており、台湾勢との連携を強めてサムスン電子などの韓国勢に対抗する。引用:Sankei.biz
■日立、台湾・鴻海と液晶合弁 中小型で世界首位連合 (2010/12/27)
日立製作所は電子機器の受託生産で世界最大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と、液晶パネル事業で提携する。
日立の液晶子会社に鴻海が約1000億円を出資して合弁に切り替え、千葉県に新工場を建設。
鴻海が生産するスマートフォン(高機能携帯電話)向けなどに高機能パネルを供給する。
両社の提携により、中小型の液晶パネルではシャープを抜いて世界シェア首位の企業連合が誕生する。
引用:日経新聞
円高に苦しむ日本ですから、コストダウン競争の激しい分野では到底かないません。
そこに、コストに強いホンハイからのラブコールです。
現在、液晶パネルの世界シェアNo1はやはりサムスンですが今年度はこの価格下落で不振のようです。すぐに息を吹き返すと思われますが。
■サムスン電子34%営業減益 1~3月、液晶パネル不振で
韓国のサムスン電子は7日、2011年1~3月期の連結営業利益が前年同期比34%減の2兆9千億ウォン(約2300億円)前後になったもようだと発表した。10年10~12月期比では4%減。
液晶パネルの価格下落が響いて部門赤字となった可能性があるほか、半導体メモリーや薄型テレビも利益水準が振るわなかった。東日本大震災の影響は大きく出ていないもようだ。
引用:日経新聞
これに対して、ホンハイは勢いそのまま打倒サムスンを掲げています。
円高で苦しむ日本企業。
ホンハイは台湾企業ですが、工場はほとんど中国。
中国語ももちろん話せますし、台湾は日本と友好的な国なので今成長著しい巨大市場“中国”をよりスムーズに開拓するバッファのような役割もしてくれると思います。
また、こちらの記事からいかに 郭台銘CEOが日本企業とタッグを組みたがっているかが良くわかる内容です。
また、理にかなっているご意見で強い将来性を感じる記事になっていますのでぜひ読んでください。
【郭台銘発言録2011】(1)鴻海は日本と緊密に協力して発展する
引用:Trch-on
ありがとうございます。
文科省発表の放射能飛散地図が拡大の一途をたどる件について。
2011.09.29|iwamura
ということで、表題のとおりなのだが、地震から半年を過ぎる現在、それでも我々は大本営発表を、頭を垂れながらラジオで聞くしかない、という現状なのかもしれない、というおハナシ。
まずは文部科学省発表、4月27日の飛散マップ。
ごらんのように、福島県のいわゆる「30キロ圏内」に限定されたかのような、当時良く我々が目にした地図がそこには存在していた。
asahi.com(朝日新聞社):福島県内の放射線量、詳細な汚染マップ作成 文科省 – 社会
さて、次。
以下は5月6日、ゴールデンウィーク最終日に文部科学省から発表されたデータ。
しれっと「80キロ圏内」。
福島市にまでその汚染が及んでいる、という事実を福島県民のみなさんが初めて公に認識する日となった。
航空機計測もとに「地表汚染マップ」 日米共同で制作
ポイントは
「日米共同で制作」というところかもしれぬ。
さて、そして下記は8月29日発表地図データ。「100キロ圏内」。
ついに、福島県外までの汚染を文部科学省が発表した日。
このときは初の「土の汚染」を調べたものであり、信憑性の高いデータとなっていた。
asahi.com(朝日新聞社):セシウム汚染土壌マップ発表 文科省、原発百キロ圏内 – 社会
さて、そして昨日9月28日、ついに汚染マップに関東地方が堂々の登場です。
次回発表時はついに東京地方がお目見えか。
asahi.com(朝日新聞社):セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表 – 社会
測定方法や単位の相違等、突っ込みどころは満載であるのだが、ここで言いたいことはそんなことではなくて、大本営発表が時を追うごとに「実は戦況は悪化していた」という「伝え方」になっているという事実である。
我々はインターネットというツールを用いるようになって、「テレビのニュースなんか見なくても情報は精査して得られるんだもんね」とか、「インターネットニュースはスピードが一番だよね」とか言っちゃっているが、はたしてそれは事実だったのかと。
未だにお上の握る情報、発表に、我々国民は左右されているのではないのか、という警鐘を本日は鳴らしてみる。
それでは、地震直後の海外メディアにおける「日本放射能汚染地図」一覧も合わせてご確認を。
肝が冷える。
これからされるであろう、差別と闘っていかねばならない件。 | Pocketworks : Idea Portal
原発のエントリーばっかりで申し訳ないなあ。
でも、関連エントリーも以下記しておきます。
そうなんだよな。俺たちはいいけど、俺たちの子どもには申し訳ないとしか言いようがないんだよな。
2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り – 児玉龍彦 | Pocketworks : Idea Portal
発電量が桁違い ~未来の発電“レーザー核融合”
2011.09.16|shiozawa
今日は自然エネルギーとは異なる注目すべきエネルギーの紹介です。
地球にたくさんある水素(※)を元に膨大なエネルギーを作り出す技術。
名前は レーザー核融合。
原子力とは異なり、放射能も極めて微量でクリーンとのこと。
自然エネルギー発電と比べてエネルギー生産量は桁違い。
実現にはまだ時間が掛かりそうですが最近再注目されているようです。
特に国家レベルで力を入れているのがアメリカ。
米政府は約4000億円を投じてレーザー核融合施設「国立点火施設(NIF)」を建設しています。
引用:YouTube
引用:Mail Online
まだレーザー核融合の成功例はないようですが来年の2012年にNIFで“点火”する計画とのこと。
成功するか楽しみです。
このレーザー核融合についてわかりやすく解説してくれているのが以下のページ
■レーザー核融合って何?
核融合の原理
太陽をはじめとして、宇宙で輝いている恒星のエネルギーは未来のエネルギー源といわれる核融合によって供給されています。
2つの原子核が十分近づくと、原子核の間に働く引力(核力)が静電的な反発力(クーロン力)に打ち勝って1つに融合し、新しい原子核が生まれます。
これを核融合反応と呼びます。重水素(D)や三重水素(T)のような軽い元素は比較的容易に核融合反応が起こります。
この場合には、核融合反応によってヘリウムと中性子ができ、全質量がわずかに減少します。
この減少した質量に相当する17.6メガ電子ボルトのエネルギーが重水素-三重水素核融合反応に伴なって発生します(E=Δmc^2)。
わかりずらかったらすみません。
すごくザックリ言うと、“原子が軽くなった時に膨大なエネルギーが発生する”のです。
このレーザー核融合。
日本企業も注目しているようです。
■阪大・浜ホト・トヨタが挑む「夢の発電設備」 レーザー核融合
遠い将来をにらんだ「夢の発電設備」として「レーザー核融合」の研究も進められている。
核融合と言っても、原子力ではなく、光を増幅させて強力なレーザー光線を作り、そこで生じるエネルギーを取り出す発電技術だ。
核分裂反応を利用する原発よりも安全性が圧倒的に高いとされ、米国のオバマ政権も力を入れている。この分野では日本も負けていない。
実は浜松ホトニクス、トヨタ自動車、大阪大学などが次世代技術の開発を急いでいる。これは、重水素などで構成する燃料に強力なレーザーを照射して一気に圧縮させ、原子核同士が融合する際に発生するエネルギーを取り出す。
技術的に説明するのは難しいが、簡単に言えば、太陽のエネルギーと同じ仕組みだ。
それゆえ、「地上に太陽を」を合言葉に、人類未踏のエネルギーの獲得に向け、世界のレーザー研究者たちが研究に取り組んでいる。
引用:日経新聞
ここで出てきました“浜松ホトニクス”。
地下天文台「スーパーカミオカンデ」の光電子増倍管を作った会社で有名です。
この浜松ホトニクスはレーザーなど光分野の技術でも世界でも突出した存在のようでして
レーザー核融合の光源になる半導体レーザーを独自開発しているようです。
頼もしい限りです。
アメリカに負けていられませんが、
来年2012年のNIFでの実験が成功すれば、実用化への動きがいっそう加速すると思います。
エネルギー問題が心配ですからできるだけ早く実用化されるように応援しています。
なんせ実現できれば、非効率的な自然エネルギー発電設備のために無駄な国家予算(つまりは私たちの税金)を使わずに済むはずですし。
ありがとうございます。
※重水素(D)や三重水素(T)が用いられる。