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それでもボクはやってない~逆転無罪/最高裁
2009.04.15|iwamura
「それでもボクはやってない」という映画。
ご覧になったことがある方はご理解いただけると思いますが、激コワです。。。
さて、しかし昨日、注目すべき判決が出ましたね。
朝の満員電車で女子高校生の体を触ったとして1審と2審で実刑判決を受けた男性に、最高裁判所は、男性の犯行とするには合理的な疑いが残るとして、逆転で無罪を言い渡しました。
法律の検討が中心の最高裁が、事件の事実関係を調べる2審の判決を取り消して無罪を言い渡すのは異例です。この判決は、証拠が少なく犯人の特定が難しい痴漢事件では、より慎重な判断が求められるという姿勢を最高裁が初めて示したもので、今後の捜査や裁判に大きく影響するとみられます。
※NHKニュースより抜粋(部分略)
これはね、「防衛大教授」というところも、判決に大きな影響は与えているとは思う。
ただ、彼もモロテを挙げて喜んでいるわけではない。
初動捜査や30日間の勾留(こうりゅう)、1、2審については「人の一生をどう考えているのか。怒りを感じる」と語気を強めた。「犯罪者の汚名を着せられた人や、その家族を思うと言葉もなく、有頂天になる気もない」との配慮をみせ、自らの痴漢冤罪(えんざい)が“氷山の一角”であると位置づけた。
※msn産経ニュースより抜粋
高知白バイ事件エントリーもしつこく書き続けた小生としては、無視できない感涙の判決であったため、umiushiエントリーにかぶせて申し訳ないと思ったが書き込みました。
真実や正義の定義は難しいが、自分に嘘をつかず、死ぬまで生き抜く。それがぼくの人生目標です。
片岡晴彦さんにもがんばってもらいたい。
今できること、ぼくが発信できることは、発信してゆきたいと思っています。
人気漫画家が原稿料と印税を暴露!
2009.04.13|iwamura
さー、漫画家・佐藤秀峰先生のお給料出てしまいました。
これも凄い話で。1P「10,000円」てホントすか?!
『ブラックジャックによろしく』や『海猿』、『特攻の島』などの漫画で絶大な人気を誇っている漫画家・佐藤秀峰先生が、原稿料や印税、年収、アシスタントの給料の額を暴露した。漫画家自身から原稿料を暴露することは異例である。
先生は「僕は今、年間450ページ程の原稿を描いていて、原稿料にすると、約1600万円をいただいています」とコメントしており、結構なお金持ちだと思うのだが、実際はそうじゃないらしい。その原稿料と印税の額は以下のとおり。
作品名: 『海猿』
原稿料: 10,000円(1枚)
月産枚数: 80枚 / 800,000円作品名: 『特攻の島』
原稿料: 25,000円(1枚)作品名: 『新ブラックジャックによろしく』
原稿料: 35,000円(1枚)
企画料: 150,000円(1話)印税に関しては、「単行本の定価の10%が作者に支払われます」とのことで、本の価格が500円から50円、400円なら40円ということになる。100万部売れると五千万円に!? しかし「少女誌などでは、印税率が8%、9%という作家さんもいらっしゃいます」ともコメントしており、低い印税率で描いている人もいるようだ。
※「未来検索ガジェット通信」より抜粋(部分略)
佐藤先生の発言の是非は別。
※ただ、「海猿」も、映画よりドラマより、原作がいいから是非読んでみてほしい。
で、問題のお給料の話。
そうなんですよね。日本は、昨今の「著作権問題」もそうだが、「会社や組織が儲かる仕組み」ではありますよね。外国だと、クリエイターさんはスッゴイおうちに住んでたりしますけどね。
ぼくもお仕事で、大御所先生のおうちに行くことあるんですが、確かに、普通のおうちより全然大きいおうち住まれてますけど、出版社さんみたいな、「お城」ではないなあ。
でも、出版社にいた経験からもモノを申すと、出版社側の努力というのも、とてもあって。
商品を、一件一件、足を棒にしながら、「置いてください!」「○○出版さんの代わりにとにかく『棚を!棚をください!』」の営業さん。
お客さんと作家さんの間で(通常ここで、作家さん寄りになることが多い)、心を鬼にし、中庸を守って、厳しく、愛をもって、「ボツ!」を宣告する、よい作品の「助産婦さん」たる編集者さん。
これらはね、尊く、重い仕事なんですよ。実は。
例えば、「20世紀少年」や「YAWARA!」「PLUTO」の浦沢直樹さんと20年以上コンビを組む編集者、
「長崎尚志」さん
について、NHKのトップランナーは以下のようにまとめる。
日本で数少ない、フリーの漫画編集者・原作者である長崎。漫画家と本気でアイデアをぶつけあい、二人三脚でストーリーを作り上げる「陰の仕掛け人」として、企画やシナリオ制作、宣伝戦略まで「絵を描く以外すべてに関わる。
その長崎が20年以上前から付き合い続けるのが、漫画界のスーパースター・浦沢直樹だ。打合せは、まさにふたりの魂のぶつかり合い。
その長崎が常に胸に刻むのは、漫画家と同じ「愛と覚悟」をもって作品作りに臨むこと。世界で最初に漫画を愛し、そして世界でふたりだけでも「面白い」と信じ抜く覚悟がなければ世に送ることができないと、長崎は考える。※「プロフェッショナル~仕事の流儀」愛と覚悟のヒットメーカー/より抜粋
熱すぎる!
まさに作品を創る仕事は「出産、子育てと一緒」!
そうなんだよなあ。愛の共同作業だもんなあ。もちろん、愛も大事だけど、お金も同じぐらい大事ですけどね。
確かに、作家さんもうちょっともらってもいいのかな。長崎さんもフリーだし。
と、デザイナーさんへのお支払いのカツカツな社長が言ってみますた(笑)。
えーと、週初め月曜日、カッコよく終わらせたいので(笑)、長崎さんの「プロフェッショナルとは」のコメントで〆ます。
お金もいいけど、マンガも好きだけど!
とにかく、前だけ向いて全力プロフェッショナルな月曜日!がんばりましょー!!!
Michel Gondry~CM映像クリエイティヴと、昨今の広告手法に関して。
2009.03.30|iwamura
週末、PVのクオリティについての2chスレを見ていて、なるほどそうだよなあと。
Michel Gondryは言わずと知れた映画監督(エターナルサンシャインとか)だと小生は勘違いしておったのだが、映像クリエイターですね、完全にこの人。無知ですみませんでした。
まずはケミカル・ブラザーズのPVがオカしすぎるのでこのへんから。
☆Chemical Brothers/Star Guitar
これはすごいなー。ミシェル・ゴンドリー大先生は、やっぱり薬物検査が必要かも知れぬ(笑)。
冗談はさておき、CMであると彼の作品で有名なのはこのへん。
このへんは、やはりUNIQLOCK(UNIQLOさんが初期のころから既に)がオテホンにしたであろうというオリジナル感がありますね。時代は確かに感じますが。
昨今だと、下記2つを比べると、やはりゴンドリーの「オリジナリティの凄さ」を感じずにはいられない。
そして比べるこっちは最近の日本のやつですね。ゴンドリーへのオマージュ(?)。
う~ん。あえて「オマージュ」という言葉にとどめておきたい(笑)。
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週末、「ネット広告代理店の人々が“普通”の広告費を理解できない理由」という「そのとおり!」なエントリーに深く納得と反省をしていたわけであるが。
確かにその通りなのだ。広告主の財布の中身が減れば、将来の財布の中身からいくら出せるの?よりは、財布の中身を、将来具体的に○○円増やせるぜ、の方が受け入れられ易いことは解りきったことで。
でも、お客様の財布の中身が減ることと、広告クリエイティヴのクオリティが下がることが同義ではいかんですよね。
もちろん、「まだそんなことない現状」だと思うのですけれども、クオリティ高いオリジナルに学び、不況の今だからこその新しい広告手法と織り交ぜて、広告クリエイティヴがさらに磨かれてゆくことを切に望んでおります。
と、いうことで、年度末最終週スタートの本日は、クオリティの高い広告クリエイティヴに学ヴの巻でした☆
今週もがんばっていきまっしょい!!!
釣りキチ三平~矢口高雄先生サイン会明日16時より
2009.03.21|iwamura
映画「釣りキチ三平」が20日から公開されていますね!
と、いうことで久々の告知。
©講談社/矢口高雄
サンシャインシティさんにて、『日本映画初「おくりびと」第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞!滝田洋二郎監督最新作!「釣りキチ三平」の実写版映画公開記念イベント』
が、4月10日まで開催されています。いいですよとても。心休まる展示になっています。
明日はそして作者の矢口高雄先生のサイン会が、60回展望台にて16時から開催されます!
「アートかけじく」という商品を、今回赤字で弊社は提供してるわけであるが(ホントウ)、今後、この商品を皆さんがいろんなイベントで目にすることがきっと多くなると思います。それはそれでよろしくです。
でも、本当は買い物なんていいから、映画を見て、展示を見て、先生のサイン会を見て、「釣りキチ三平」の盛り上がりを肌で感じて頂ければと、思う次第です。
そしておとーさんとおかーさんがデートの最中に、「今日のお父さんはいつもと違ってやさしいわね」「かーさんも今日は(も)きれいだな。それじゃ帰りに、うまいさかな食わせる店に寄ってこうか。」
なんて、そんな日にしてもらえることの、お手伝いができれば、幸いだなあと思っています。
各種公式サイト
そして釣りキチ三平トレーラー。
みなさんよい休日を~。
ライフネット生命さんの面白キャンペーンに関して
2009.03.07|iwamura
「生命保険に入ろうかな」と思った時に、「あ、そういえば、ライフネット生命も見てみようよ」って『思い出すだけのインパクトと分かりやすさ』はあると思いました。
アドマンさんのサイト見てて過去記事発見。まだキャンペーンやってた(笑)。
アドマンさんは「新興の保険会社の広告としてはどうか」というクールな目線で書かれていましたが(確かに生命保険で爆笑というのは気が引ける気はする!)、でもぼくは「Lifenet生命」さんだからこそ、ありかな~と思ってしまいました。
ライフネット生命さんは、ネットだけで生命保険を売り、業界に価格破壊の波を起こした新興生命保険会社さんです。
保険はありがたいですけれども、ダークな側面もぬぐい去れません。たぶん「見えない」からだろうな。
だからスーツ着て営業して、谷川俊太郎さんのCMやって、も、いいと思うのですが、でもやっぱり保険だからこそ「ぶっちゃけこうなんですよね!」という「わかりやすさ」はありがたい。
逆に言うと、このライフネットさんのキャンペーンは「こんなにわかりずらいじゃん保険ギョーカイ!大丈夫?!」という、保険業界に対するアカンベロベロ的な側面も持っていると思うのだ。
ウチは違うぞと(笑)。
と、いったところで、下に、「なんか雰囲気で持ってかれちゃう」日本生命の谷川俊太郎さんCMと、ライフネット生命の「保険業界アカンベロベロ」な鉄拳コントを並べてみました。
この対決はヤバい(笑)。
家を買うのと同じぐらいの買い物ですからね。保険CMは単純につくり込みが考えられていて、面白くって好きではありますね。
※ライフネット生命さんのキャンペーンサイト、以下です。爆笑(笑)。