HOME >
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿
2011.06.14|iwamura
ということで、6月11日の反原発デモがすごかったようです。
「どーなのよ?」
という部分もあるが、やっぱりこういうのは民衆の声、力が重要な変革のファクターにはなるだろうから、どんどんやっちゃってください。
そして選挙もいこうね。
ただ、原発は賛成反対の二元論では落とし込めないほど、複雑怪奇なエネルギー利権マミレの世界ではあるのだ。
やっぱり遠い国でやれビンラディンがやられたけどあれはコラでまだ生きているとか、
でもあの人はそもそもCIAの職員みたいな人でしょとか、
あるいは撤退したと見せかけた米軍が今度はリビアで増えていないかとか、
チュニジアで起こった革命はエジプトは計算外だったけど、本当の狙いは元々リビアだったとか、
上記は全部ネタの域を出ないものではあるものの、結局「エネルギーと血」というものは、切っても切り離せない関係なわけで(上記は石油利権がらみではあるけれども)。
エネルギーは、その是非や正義かそうでないかだけで、始めたり、止められるような問題ではない。
と、理解したうえで。
村上春樹先生のカタルーニャでの授賞式の文章が美しかったので以下抜粋です(1/3くらいに抜粋しています)。
「非現実的な夢想家として」
残念なことではありますが、今日は少し深刻な話をしなくてはなりません。
ご存じのように、去る3月11日午後2時46分に日本の東北地方を巨大な地震が襲いました。
地震そのものの被害も甚大でしたが、その後襲ってきた津波はすさまじい爪痕を残しました。
今回の大地震で、ほぼすべての日本人は激しいショックを受けましたし、普段から地震に馴れている我々でさえ、その被害の規模の大きさに、今なおたじろいでいます。無力感を抱き、国家の将来に不安さえ感じています。
でも結局のところ、我々は精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくでしょう。それについて、僕はあまり心配してはいません。我々はそうやって長い歴史を生き抜いてきた民族なのです。いつまでもショックにへたりこんでいるわけにはいかない。壊れた家屋は建て直せますし、崩れた道路は修復できます。
ここで僕が語りたいのは、建物や道路とは違って、簡単には修復できないものごとについてです。それはたとえば倫理であり、たとえば規範です。それらはかたちを持つ物体ではありません。いったん損なわれてしまえば、簡単に元通りにはできません。機械が用意され、人手が集まり、資材さえ揃えばすぐに拵えられる、というものではないからです。
僕が語っているのは、具体的に言えば、福島の原子力発電所のことです。
みなさんもおそらくご存じのように、福島で地震と津波の被害にあった六基の原子炉のうち、少なくとも三基は、修復されないまま、いまだに周辺に放射能を撒き散らしています。
十万に及ぶ数の人々が、原子力発電所の周辺地域から立ち退きを余儀なくされました。畑や牧場や工場や商店街や港湾は、無人のまま放棄されています。そこに住んでいた人々はもう二度と、その地に戻れないかもしれません。
なぜこのような悲惨な事態がもたらされたのか、その原因はほぼ明らかです。原子力発電所を建設した人々が、これほど大きな津波の到来を想定していなかったためです。何人かの専門家は、かつて同じ規模の大津波がこの地方を襲ったことを指摘し、安全基準の見直しを求めていたのですが、電力会社はそれを真剣には取り上げなかった。なぜなら、何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったからです。
また原子力発電所の安全対策を厳しく管理するべき政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます。
我々はそのような事情を調査し、もし過ちがあったなら、明らかにしなくてはなりません。その過ちのために、少なくとも十万を超える数の人々が、土地を捨て、生活を変えることを余儀なくされたのです。我々は腹を立てなくてはならない。当然のことです。
しかしそれと同時に我々は、そのような歪んだ構造の存在をこれまで許してきた、あるいは黙認してきた我々自身をも、糾弾しなくてはならないでしょう。今回の事態は、我々の倫理や規範に深くかかわる問題であるからです。
ご存じのように、我々日本人は歴史上唯一、核爆弾を投下された経験を持つ国民です。1945年8月、広島と長崎という二つの都市に、米軍の爆撃機によって原子爆弾が投下され、合わせて20万を超す人命が失われました。
僕がここで言いたいのは、爆撃直後の20万の死者だけではなく、生き残った人の多くがその後、放射能被曝の症状に苦しみながら、時間をかけて亡くなっていったということです。
広島にある原爆死没者慰霊碑にはこのような言葉が刻まれています。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」
素晴らしい言葉です。我々は被害者であると同時に、加害者でもある。そこにはそういう意味がこめられています。
そして原爆投下から66年が経過した今、福島第一発電所は、三カ月にわたって放射能をまき散らし、周辺の土壌や海や空気を汚染し続けています。それをいつどのようにして止められるのか、まだ誰にもわかっていません。これは我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。
何故そんなことになったのか?
理由は簡単です。「効率」です。
原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。つまり利益が上がるシステムであるわけです。
そして気がついたときには、国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。
そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられてしまったわけです。原子力発電に危惧を抱く人々に対しては「じゃああなたは電気が足りなくてもいいんですね」という脅しのような質問が向けられます。原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。
そのようにして我々はここにいます。効率的であったはずの原子炉は、今や地獄の蓋を開けてしまったかのような、無惨な状態に陥っています。それが現実です。
原子力発電を推進する人々の主張した「現実を見なさい」という現実とは、実は現実でもなんでもなく、ただの表面的な「便宜」に過ぎなかった。それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。
それは日本が長年にわたって誇ってきた「技術力」神話の崩壊であると同時に、そのような「すり替え」を許してきた、我々日本人の倫理と規範の敗北でもありました。我々は電力会社を非難し、政府を非難します。それは当然のことであり、必要なことです。しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです。そのことを厳しく見つめなおさなくてはなりません。そうしないことには、またどこかで同じ失敗が繰り返されるでしょう。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」
我々はもう一度その言葉を心に刻まなくてはなりません。
我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。
我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。核に対するアレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。核を使わないエネルギーの開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。
しかし急速な経済発展の途上で、「効率」という安易な基準に流され、その大事な道筋を我々は見失ってしまったのです。
我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。(バルセロナ共同)
※毎日jpより抜粋(部分)
「地獄の蓋は開かれてしまって、その蓋はまだ閉じられていない。」
電力が足りる足りない以前に、これが圧倒的な現実なんだよな。みんな深夜にお笑いバラエティ見てる場合じゃないんだぜ。
【放射能漏れ】「東電の不作為は犯罪的」IAEA元事務次長一問一答+(1/2ページ) – MSN産経ニュース
【もんじゅ】 落下装置の引き上げは「工学的に不可能」であることが判明 : 【2ch】コピペ情報局
この辺をチェックしつつ、下記ニュースには拍手を送りたい気分ではある。
関電株主、原発からの撤退を 総会に提案 – 47NEWS(よんななニュース)
簡単じゃない。単純な二元論じゃない。
それでもしかし、正しいと思うことをちゃんと実行していくことは、未来への責務だよな。
エレーニン彗星
2011.05.21|saito
齋藤です!
今回はこんな話題。
【ホワイトハウスが文書を発表「エレーニン彗星衝突の危険あり 」】
ええ!!
衝突ですか!?
とビックリした方、最後までお付き合い下さい。。。
エレーニン彗星(Elenin彗星、Comet Elenin) が現在太陽系の中心に接近してきているという。この情報に伴いホワイトハウスは対策をはじめる模様。
ホワイトハウス科学技術政策局長官John Holdren氏は「現在地球に接近している小天体から地球をまもる計画(protecting the United States from a near-Earth object that is expected to collide with Earth) 」を発表した。
計画名長い。。
そして、そのまま。。。
エレーニン彗星
Comet C / 2010 X1(Elenin彗星、Comet Elenin) は2010年12月10日にLeonid Eleninによって発見された。
2011年3月11日におきた東日本大震災を引き起こした原因はエレーニン彗星の引力だといわれる。この日エレーニン彗星と地球と太陽は一直線上に並んだ。
現在のエレーニン彗星の位置はまだ地球から離れている。しかし刻一刻接近しており、今年9月26日ごろエレーニン彗星は地球と太陽の間を通ると予測されている。
この時もエレーニン彗星と地球と太陽はもう一度一直線上に並ぶ。しかしこの時は3つの天体の距離は小さく地球が受ける引力の影響は東日本大震災の比ではないという。
とんでもない話ですね。
あの地震が、彗星のせいだと言われており、9月26日頃にはさらに接近し、
今回の比ではない現象が起きるそうです。
なんだか、映画みたいな話です。
実際にどういった軌道なのか?
NASAの写真をお借りしてみたいと思います。
※水色の点がエレーニン。
水色と青の線が予測軌道です。
2011年3月11日
たしかに一直線です。
偶然なのでしょうか?
2011年9月26日前後
この時は、水星と月も並んでいます。
これは、本当に何かあるのか?。。。。。。
と思ってNASAのWEBページを良く見たところ
Comet Elenin should be at its brightest shortly before the time of its closest approach to Earth on Oct. 16 of this year. At its closest point, it will be 35 million kilometers (22 million miles) from us. Can this icy interloper influence us from where it is, or where it will be in the future? What about this celestial object inspiring some shifting of the tides or even tectonic plates here on Earth? There have been some incorrect Internet speculations that external forces could cause comet Elenin to come closer.
最接近したとしても3500万kmも離れており、影響を与える心配はない。
インターネットでは、憶測が飛び交っていると否定をしています。
そして、今日になりこんな記事も出ていました。
※コメントをしているのはこの方。
彗星研究の専門家、国立天文台(東京)の渡部潤一教授。
「10月接近の彗星が衝突。誰がこんなデマを流したのか」
衝突の心配「まったくない」距離
渡部教授によると、エレーニン彗星が最接近した時でも、地球からの距離はざっと3000万キロ。地球に衝突云々を心配するようなものでは「まったくない」そうだ。同程度に地球に近付く彗星は「毎年、年に数個はある」。ちなみに、地球と月の距離は変動もあるが概ね38万キロだ。太陽までは概ね1億5000万キロ。
エレーニン彗星は小規模で、夜空でも肉眼でみつけるのはまず無理のようだ。
心配する必要はないらしい。
なぜこのような憶測が飛び交ったのか?
ホワイトハウス文書は「小惑星の危険」
専門家が完全に否定した「エレーニン彗星の地球との衝突」だが、では「ホワイトハウスが文書を発表」という話はどこから出たのだろうか。はっきりしないが、どうも以下のような経緯とみられる。エレーニン彗星発見前の10年10月に、ホワイトハウスが米議会に「地球に衝突する可能性のある小惑星の発見に注力する必要がある」などとするレポートを出していて、これが混同されたようだ。彗星とこのレポートに触れた米ブロガーのうがった推測を、日本語で紹介する人がさらに誤解・誤訳した可能性もある。
早とちりのようである。
ただ、絶対に安全と言われていた原発の事故しかり、
絶対にないとは言い切れない事がたしかにこの世に存在すると
私は思います。
果たして、火のない所に煙はたたない話なのか?
気になるところです。
そして!彗星の衝突といえばこの映画!
エアロスミスの歌が最高です。
「アルマゲドン」~I Don’t Want To Miss A Thing ver,~
今後とも宜しくお願い致します。
「スーパークールビズ」
2011.05.14|saito
「スーパークールビズ」
齋藤です!
だいぶ気温も上がってきて過ごしやすい気候になってきましたね。
今回は、この話題↓
環境省は12日、東日本大震災に伴う夏場の節電対策として、これまでのクールビズより一層の軽装を促す「スーパークールビズ」を6月から実施することを決めた。ポロシャツやアロハシャツ、スニーカーに加え、無地のTシャツやジーンズ姿での勤務もOKとする方向で調整している。
福島第1原発事故や浜岡原発停止による電力不足が懸念される中、環境省が軽装を率先して導入、冷房時の室温28度設定による節電の徹底を図る狙い。他省庁や自治体にも参加を呼び掛けるほか、ファッションショーでのPRも予定している。
同省のドレスコード(服装規定)案によると、ノーネクタイとノージャケットが基本だった従来のクールビズ姿に加え、ポロシャツやアロハシャツ、ジーンズ(「破れてだらしないもの」を除く)、スニーカーの着用を新たに認める。チノパンツや、沖縄風のかりゆしシャツは従来も認めていたが、浸透していないとしてあらためてOKとした。
職場内では無地のTシャツや、サンダル使用も認める。ただランニングシャツや短パン、ビーチサンダルは認めない方針だ。女性については以前から服装規定がなく、今回も女性に限った規定は設けないという。
スーパークールビズって・・・・・
スーパーつければいいと思っているのか・・・・
「ポロシャツやアロハシャツ、スニーカーに加え、無地のTシャツやジーンズ姿での勤務もOK」
との事だが、ジーンズは逆に暑いだろうと、ツッコミたくなる内容だ。
また、女性について
「以前から服装規定がなく、今回も女性に限った規定は設けないという。」
男女差別と叩かれるような内容が、なんとも言えない。
(すでに叩かれているコメントが多数WEBにアップされている)
ちなみにNGなものは下記↓
タンクトップ
ビーチサンダル
ショートパンツ
などが代表的なものだ。
そもそも「クールビズ」とは?
クール・ビズ(COOL BIZ、造語)とは、日本において夏期に環境省が中心となって行なわれる環境対策などを目的とした衣服の軽装化キャンペーン、ないしはその方向にそった軽装をいう。小泉政権下の2005年に始められた。
「涼しい」や「格好いい」という意味のクール(英語:cool)と、仕事や職業の意味を表す「ビジネス(英語:business)」の短縮形ビズ(BIZ)をあわせた、グンゼが提案した造語である。2005年4月に行われた環境省の公募によって選ばれた。
日本人らしい造語ですね。
さて、クールビズといってもいろいろなスタイルがあります。
いくらクールビズが政府から承認されていても会社や取引先で、どこまで
ならアリなのか気になるところです。
そんな疑問に対して、「はるやま商事株式会社」さんがアンケートを実施していました。
2011年5月11日、東京都・神奈川県・埼玉県のビジネスマン1,030名を対象に実施した「クールビズに関するアンケート」の結果を発表した。調査対象は20代から60代の男性で、調査期間は2011年5月6日から5月7日。
まず、「あなたご自身は、今年の夏に向けて、『クールビズ』を積極的に推進することに賛成しますか?」と聞いたところ、「大いに賛成」(62.3%)と「まあ賛成」(27.9%)を合わせて、90.2%が賛成であると回答した。
年代別にみると、20代の賛成意見が91.3%と一番多いものの、50代(89.3%)、60代(90.7%)の支持も根強く、どの年代でも「クールビズに賛成」という意見が多数を占めた。
「今年の夏、クールビズを実践しようと思いますか」との問いには、88.6%が「既に実践している」か「実践するつもり」と回答。また、この夏積極的に「クールビズを実践する理由」は何かを聞くと、「東日本大震災の影響で、電力不足が問題になっているから」(68.8%)が最も多く、次いで「地球温暖化の問題で、服装の見直しが必要だと思うから」(56.4%)だった。
逆に、この夏クールビズを「実践できない(しない)」という11.4%に理由を聞くと、「着るのが習慣になっている」(31.6%)と、「業界の慣習」(23.9%)が多く、習慣化されているスーツ着用は、なかなか変えにくいという回答が目立った。
また、同アンケートでは、図内の【1】から【5】のイラストから、ビジネスの場でどこまでが「許せる」と感じる格好なのかも聞いている。
「自分が着用して出勤できると思うもの」については、ネクタイ・ジャケットなしの「【1】から【3】まで」が66.2%を占めた。一方、「『委託先の人が訪問してくる格好』として問題ないもの」という問いに対して「【1】から【3】まで」は58.9%に減少し、一層のクールビズともいえるビズポロ着用の「【4】、【5】まで」との回答は増加した。
年代別にグラフで見てみると20代~40代がより肯定的なのがわかります。
他人がクールビズを進めることには寛容でも、自ら実践することに関しては抵抗を持っている人が多いようだ。
TPOを守る事は大事ですからね。。。
上記、記事内でもクールビズをする理由の一つとして上がっている通り、
震災の影響もあり節電の促進といった意味でも効果的です。
また、上記理由により今年のクールビズは、今まで懸念していた方々にも浸透するでしょう。
これを機にクールビズ商品の購入意欲に繋がり、日本の経済が潤うようになっていければ、
アパレル業界・百貨店にも活気が戻るきっかけにもなるかもしれません。
ただ、間違ってもこんな事にはならないように。。。。。
日本の男よためらうな!~コカコーラゼロ~
この夏は、日本にとって正念場!
できる限りの事をやっていきましょう!
今後とも宜しくお願い致します。
「狼と安心料」…原発関連の安全神話とメディアコントロール
2011.05.10|iwamura
ということで、WSJ(ウォールストリートジャーナル)でも報道されたようです。
中部電力、浜岡原発の全面停止を決定。
海江田万里経済産業相は9日、政府による浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の運転停止要請を中部電力が受け入れたことについて会見し、浜岡原発に大規模津波が襲来するおそれがあるとの切迫性という特別な状況を踏まえたとし、他の原発は切迫した状況にないと説明した。文部科学省などの調査で、30年以内に大規模地震が発生する確率が8割以上と高いことを重視したとしている。
※ロイターより抜粋
「他が大丈夫」かどうかはわからないけれども。
そもそも、今回はいわゆる
「狼が来るぞー!」(原発反対論者)
「来ないじゃねえかよ」(一般市民)
という図式が
「狼が来るぞー!」
「ホントに来た!」
というものになってしまっていたのであるが、しかし、狼がもっとも来そうな村の、しかも狼が飛び越えられそうな柵しかない牧場が一時閉鎖されるのは、これは大きな前進ではないだろうか。
以下、切込隊長ブログで表題の件、アカデミックに書かれていたので以下抜粋。
「嘘をつく子供」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%98%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E5%AD%90%E4%BE%9B嘘をつく子供(反原発知識人)が「狼が来るぞ」(原発は危険だ)という。それなりの騒ぎ(安保、反核運動)になったのだが、狼は来ない(原発には何事も起きない)。何度も騒ぎを起こしているうちに、村人は嘘をつく子供の言葉をあまり信じなくなった。
ある日、嘘をつく子供の言うとおり、狼が本当にやってきた(原発が爆発して、放射性廃棄物が巻き散らかされた)。村人の大事な羊は喰われてしまう(大地が放射性物質に汚染される)。
物語はここで終わるが、現実はここから始まる。
なぜ、嘘をつく子供は嘘になったのか。
警鐘を鳴らしても、現実化しなければそれへの対策は徒労に終わる。我が国の反原発運動はいろいろと意義もあったが反政府運動と結びつくなどして国民からの運動への信頼を得ることはついにできなかった。
一方で、狼は来ない派の村人は、狼は来ない前提で羊を飼った。柵を立てたり歩哨を置いたりして狼が来る対策をするコストよりも、村人に狼は来ないと信じさせるコストのほうが安く上がり、多数派を作りやすかったのだろう。
しかし、現実には狼は来た。
結果的に、反原発知識人の物言いが当たったわけだが、なぜ反原発運動は東京電力や経済産業省の体質を変えるに至らず、最悪の結果になってようやく振り向かれるような事態になったのか。
本来の外部的なチェック機能はマスメディアの役割でもある。充分機能しただろうか。
「川端幹人氏(riversidecry)による電力会社の広告についての発言」
http://togetter.com/li/124748個人的には、東京電力が大口スポンサーなのは事実として、テレビ各局の報道に東電の報道を押し留めるような圧力をかけ放題だとは思わない。
それ以上に、東京電力の抱えていた他の問題、例えばもんじゅの件なんか最適だと思うが、政府関係者やマスコミの人にとってはほとんど暗黙の諒解になっているほどヤバい話である。
でも報じられない。
何故か。
報道を行って、仮に東京電力から異議をぶつけられて、あるいは巨額の訴訟を起こされたとき、耐えられるだけの証拠集めができるのかというハードルだ。調査報道の限界の部分があるのだろうと思う。
ネット時代になって、大きな事件を扱う体力がなくなって、むしろ社会の自浄作用は失われ、脊髄反射のような論説で一喜一憂する傾向が顕著になった。
で、本来の嘘をつく子供は昔ながらの手法でまた左翼同士が団結して、反核を御旗に反政府運動と連結してしまって収拾がつかなくなり始めている。
※切り込み隊長Blogより抜粋(部分)
「狼が来たらまずいから、この牧場は閉めよう」と叫ぶことは重要。
来る可能性は、高いムラなのだから。
ただし。
「狼が来るかもしれない牧場の閉鎖問題」は、反政府運動と結託しての、消費税反対や国旗掲揚反対、総理大臣交代と一緒に叫ばれるものであってはならないのだ。
本当に危険な狼出没可能性の話は、皆の耳に届かなくてはならない。
届かない叫びが「嘘」と処理されてきたのが我が国の歴史だった。
それでもしかし。
今回まずひとつ、危険度の高い牧場が閉められた。
大きな、前進であろう。
YouTube動画再生回数400万回以上、docomoのCMを外国人が大絶賛。
2011.04.30|iwamura
昨今重い話題が続いた感もあるので、ちょっと素敵な広告動画なぞ一本。
週末ですしね。
これは、久方ぶりに気持ちがいいハイレベル動画。
ボリュウム上げていってみましょう。心に清流。
ドコモのCM動画が海外で話題となっており、外国人たちが大絶賛している。
このCMはドコモが制作した『森の木琴』(PLAY WOOD)で、風と清水が流れる
音だけが響き渡る、美しい日本の森で撮影されたもの。このCMはドコモの公式サイトや動画共有サイトYouTubeで公開されており、
世界中の人たちが見ることができる。実際に見てみたが、非常に心が癒やされる
素晴らしいCMだった。日本人だけでなく外国人も絶賛しており、「おおおおぉぉ!
アメージング!」や「自然、調和、美しい」などの声が寄せられている。・外国人インターネットユーザーの声
「素晴らしい! よくできたな」
「自然を壊さずすべて木で作られたCM」
「本当に素晴らしいCMプロジェクトだ」
「私はこのCMに拍手を贈ります!」
「このCMを見られて本当に良かった」
「アジア人の想像力は無限だな……」
「すげええええええええええ!」
「今まで見てきたCMなかでいちばん素晴らしいと感じた」
「この感動を作るため、スタッフは血がにじむ努力をしただろう」
「エヴァンゲリオン思い出した」
「うわわぁぁあ! すげぇえええええ!」
「見ていると素敵だし幸せになる」とにかくほとんどの外国人が大絶賛。少なくとも、日本という国に対して好印象を
持ったのは確かなようだ。日本人としては、この美しい音を奏でる国土をいつまでも
守り続けたいものである。そして、こんな素晴らしいCMを作った制作スタッフに
敬意を表したい。※tvウォッチblogさんより抜粋(部分)
※TOUCH WOOD SH-08C(docomoさんプロダクトサイト)
3月11日以降、こんなに「自然っていいな」って思えたのは、正直なところ、久しぶりだったかも。
厳しい、おっかないのも自然だが、やっぱり日本人は森と水とともに生きてきたんだよな。
連休も入りましたし、今日はちょっと、風の谷のナウシカでも見ちゃおうかなと思っています。
みなさまにおかれましても、どうか良い連休をお過ごしください。