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佐世保バーガーを食べてきた
2009.03.19|umiushi
わたくし流行に遅れまくるクセがあるのですが、初めて食べました佐世保バーガー。
佐世保、と聞いても「軍港の街だな」「城島健司の出身地だな」くらいの知識しかないので申し訳ない。しかし
佐世保は1889年以降、旧日本海軍の鎮守府のある都市として栄えた。1945年の終戦後、それらの基地施設を活用するため米海軍が進駐した。米軍属相手に飲食店、バー、キャバレーを営む日本人も多く、そういった時代背景からハンバーガーが出されるようになったと推測される。朝鮮戦争による特需で、佐世保が好景気に沸いた1950年前後、米海軍よりレシピを教わり作ったのが始まりとする説もある。初めて佐世保で手作りハンバーガーを作った店がどこなのかは定かではない。
というわけで、諸説あるにしろアメリカ海軍の存在が関係しているようなので、あながち外れてはいなかったですね。
でも出不精なわたくしのこと、佐世保に旅行したわけじゃなくて、東京で食べたんですが、
世界一おいしいものを作って、世界中の一人ひとりに、
“人解きの口腹(ひとときの幸福)”を感じてもらいたい…
という気持ちから、ここまでこだわりぬきました。
佐世保バーガーとは?佐世保バーガーの誕生秘話、佐世保バーガーのおいしさの秘密に迫ります。佐世保バーガーのことをよく知ってから食べると、おいしさ100倍!
是非、今までにないハンバーガーの新しい食感と、
全ての素材が一体となって口の中に広がる舌妙な味のバランスをお楽しみください。
さて、肝心のお味のほうですが、
お肉がうまい。
「潰して食べてください」との注意書きが貼ってあり、実際持ってきてくれるときも、そのように言われたのでやってみました。なんでも、肉汁がソースとからみあって美味しいんだとか(言われなくてもこんな分厚いハンバーガー、そのままじゃかじれませんがな)。
あえてもういちど言います、
パティそのものがうまい。
そして他の具も問答無用です。
目玉焼き(卵焼き)がうまい。
写真は焼きはじめの状態ですが、完成品の火加減が絶妙で、「黄身が流れ出さない半熟」をキープ。
また、ベーコンってふつうは薄切りですが、
ここのは文句無い「厚切り」ベーコン。
とはいっても自己主張をしすぎない厚さに抑えられていて、ベーコン密集エリアをかじったときのみ、濃厚な肉のコクみが出てまいります。
流行りものには斜にかまえてしまう天邪鬼なわたくしなのですが、これは美味しい。
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そういえばトルコライスも長崎でした。
やはり港町はいいものが揃いますね。というか、やるな長崎県。
ギャートルズを超えてる
2009.02.24|umiushi
以前、「はじめ人間ギャートルズ」のマンガ肉をご紹介しましたが、
まだわたくしの知らないマンガ○○があった。
それがこちら、
ブタの丸焼き
・・・こんなの、満漢全席でもないと食べられないと思っていたのに、
それなのに、嗚呼。たったの、あえてたったのと言ってしまいますが、
63,000円(税込)とは。
丸焼き専門店 有限会社信季 さま
・・・アドレスが”www.maruyaki.jp”なんですけど・・・
変な話、こちらの
特製ローストチキン
ですら、本来ならインパクト十分なアイテムなのに、存在感がかすむなんてもんじゃなく、ほとんど
絶望先生の臼井君状態。
閑話休題。
これから送別会の季節になります。幹事の方、ぜひご検討を。
そしてもし注文した方、よかったらコメントください。
カテゴリ:ご飯
オムレツ + チキンライス = オムライス
2009.02.21|umiushi
先日ご紹介した「おたぐり」は、地元でもかなり好き嫌いの分かれる食べ物です。
いっぽうたとえば、カレーライスやハンバーグなんかは嫌いな人のほとんどいない(稀にいらっしゃいますが)、国民みんな大好きな食べ物でしょうか。
なかでも日本発の洋食として「オムライス」は外せません。
モツ煮で酒飲みたいなどと「にっぽんのおとうさん」全開な記事をあげておいてなんですが、わたくしオムライスも大好きでございます。
といっても、
ソースがケチャップかドミグラスかはたまたホワイトソースか、
卵は固焼きか半熟オムレツか、
などなど、バリエーションは千差万別。
そこでこちらのサイトですよ。
ご夫婦で食べ歩いたオムライスをレビューなさってて、その数なんと400軒以上!
うーん、一日三食オムライス食べても食べきれないですね。
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オムライスの成り立ちには諸説あるようですが、
「煉瓦亭のオムライス」は白飯に卵や具が混ざっており、どちらかというとチャーハンやオムレツに近い。賄い食と して出来たものが、客に供されるようになったもので、現在はこれを「元祖オムライス」という名前で提供。一般的なオムレツも別に提供している。 「北極星のオムライス」は、ケチャップライスを卵で包んだものであり、現在の主流のオムライスのルーツである。白飯とオムレツをいつも頼んでいた常連客を 見て思いついたとされる。
「煉瓦亭」が元祖とされることが多いようですが、「北極星」が現行オムライスのルーツみたいですね。
しかしまるでカツカレーのような成り立ちだ。
起源は、東京の銀座三丁目にある洋食店「グリルスイス」にて、常連客で当時プロ野球・読売ジャイアンツの選手であった千葉茂が食事をした際、それまではとんかつとカレーライスを別々に頼んでいたが、ある時、『とんかつをカレーライスの上に乗せて持って来てくれ』と注文した。それを見た店の主人がヒントを得てメニューを発案し「チバカツ」と呼ばれたものが全国にひろまったとする説が有力。
ああ、洋食屋さんに行きたい。
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オリジンの話となれば、異説も多いものの外すわけに行かないのがこちら
東郷平八郎「びーふしちゅー、が食いたい」
海軍の司厨「何ですかそれ?」
東郷平八郎「イギリスで食った。ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉の入った煮込みで、色は黒っぽい。作ってくれ」
・・・厨房にて
「材料は分かったけど、そんな見たことないもの作れるわけないだろう!」
「味付けすらわかんねーよ!」
「もういい、黒っぽいんだろ?醤油でいいだろ!みりんも入れとけ!」
東郷平八郎「・・・全然違うが、これはこれで美味いな」
・・・肉じゃがの完成である。
カツとカレーでカツカレーとか、そういう次元じゃない。
「イギリスで食った」だけで作らせる東郷平八郎、
そしてイギリスで食ったと聞いておきながら、醤油とみりんで味付けする厨房。
さすが海軍、海の男は違うぜ。
下條村に触発されて
2009.02.18|umiushi
昨日のiwamuraさんの記事、同郷たるわたくしも思うことがありました。
というのも、無性におたぐりが食べたくなりました。
「真面目な話で思い出すのが食い物かよ」という内なる心の突っ込みをあえて無視しまして、おたぐりとは何か。
馬の腸をじっくり煮込んだもの。飯田地方は塩味、上伊那地方は味噌味が多い。もつ煮の一種。
日本酒などのおつまみなどとして食べられるが、独特の匂いがあり地元でも好き嫌いは多い。薬味には刻み葱、唐辛子を用いる。
同地方の居酒屋のメニューとして提供されるほか、地元スーパーや通信販売でも購入することができる。
名称は、下ごしらえをする際に、20m以上もの長さのある馬の腸をたぐりながら洗ったことに由来する。
(Wikipediaより)
という、競馬ファンが激怒しそうな食べ物でございます。
こんにゃくも入らず、ネギも添えず、唐辛子のみ!が正式ですな
近所で飲み会やると、必ずと言っていいほど出てきます。牛モツともちょっと風味の違う、しかしやはり消化器系の臭みのある味です。ウィキペディアにもありますが、ウチは飯田地方なので、味噌ではなく塩味で食べるほうが多い気がします。
ともあれ、どちらの味付けにしろ、
おたぐり食う
→ビールや焼酎で流す
→おたぐり食う
→ビールや焼酎で流す
→おたg・・・
という人間永久機関の完成を見ることができます。
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山がちな信州のこと、海もないし広い土地もないしで、
イナゴとかハチノコ食べちゃう土地柄
であるからして、貴重なタンパク源だったのです。しかもソレ用に馬を飼っていたわけではなく、荷役用の馬をツブすときに食べたわけです。
大げさにいえば、ブラジルのフェジョアーダみたいなソウルフードなわけですよ。下條村にならってgene(遺伝子)を残すのはもちろん、こういうmeme(文化遺伝子)も大事ですよね。
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ほかにも県外に出てしまった信州人の心をつかんで離さない単語に
「五平餅」「塩いか」「野沢菜」
などがありますが、食べ物ブログではないのでこの辺で失礼いたします。
という、そのものズバリなサイトがあるので、興味のある方、私のような南信出身者はそちらをどうぞ。
カップヌードルという食べ物
2009.02.14|umiushi
このところ腹が減ると「あーもうカップ麺でいいや」という、ダークサイドに堕ちた小池さんのような状況によく陥るのですが、
彼が主人公のマンガもあったり。そして本論には1ミリも関係なかったり。
最近カップヌードルに新製品が出ましたね。
チーズ星人が健在なのが何故かうれしい
というわけで、「仮眠後の夜食」という条件を同じにして、ふた晩かけて食べ比べてみました。
僕はトマトを推します。
ガーリックのほうは、ガーリックにヒットしたときの破壊力は高いのですが、いかんせんコンソメスープが負けてしまってるようです。
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しかし、やはり回帰するべきは元祖「カップヌードル」です。
浅間山荘事件で、待機中の機動隊員が食べてる姿から火がついたと言われてますが、
有名ラーメン店の店長に「どのインスタントラーメンが好きですか」というアンケートをとったところ、ブッチギリで一位を獲得したのがカップヌードル。曰く、
「あれは『カップヌードル』というひとつの食品なんだ」
つまりラーメンというカテゴリの一種ではなく、もはやそういう食べ物なんだ、と。
CMも原始人シリーズとか、20世紀シリーズとか、大友克洋とコラボとか・・・
しかし幼心に強烈だったのはやっぱりこれなんですよね。
一口で平らげる現カリフォルニア州知事
昔っからCMがキてたんだな、と、改めて思うわけです。
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また、スチロールのカップの思わぬ特徴として、
深海に持っていくと(加圧すると)そのまま縮む
という遊びがあるのですが、今の紙製カップでは無理みたいです。
時代の流れとはいえ、ちょっとさびしい。