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これからもっと“センサ”が増えていきます
2013.08.30|shiozawa
ほとんどすべての家電製品製品に入っている“センサ”。
もちろん、携帯電話や冷蔵庫、パソコン、テレビ、洗濯機、ありとあらゆるものです。
“センサ”はセンサでもにもいろんな種類があり、
温度を測定するものや、光を検出するもの、平衡感覚を検出するものやスピードを検出するものなどなど。
そんな、もはやなくては生活のできない“センサ”の最新動向や将来性についてご紹介。
まず最初にセンサの可能性を示す記事を紹介☆
■「センサー1兆個の世界」目指すプロジェクト、米国で始動 2013/7/9
米Fairchild Semiconductorは、米University of California, Berkley校などとともに、毎年1兆個規模のセンサーを使う社会「Trillion Sensors Universe(1兆個のセンサーが地球を覆う世界)」を目指すプロジェクトを立ち上げる。
2013年10月に米Stanford Universityでキックオフ・イベント「Trillion Sensors Summit」を開催。
日本を含む世界中から参加メンバーを集めて活動を本格化させる。
1兆個のセンサーは、現在の世界需要の約100倍に当たる。
世界中の人間が1人平均で毎年150個のセンサーを消費する規模だ。今はセンサーが無縁のものにまで装着し、あらゆるものにICT(情報通信技術)の恩恵をもたらす世界を想定しているという。
例えば錠剤一つひとつにセンサーを内蔵し、患者が飲んだら体内から無線で信号を飛ばせば、より確実な治療が実現する。
プロジェクトの参加メンバーは、米政府の補助金を得て産官学プロジェクトへ発展させることも検討している。
引用:日経新聞
ありとあらゆるものにセンサを付けて情報を得ましょうと言うプロジェクト。
たしかにセンサで検出した情報を有用に使えばより一層役に立つ可能性を秘めています。
今回のプロジェクトに参加予定の企業は
Fairchild, HP, Intel, TI, Qualcomm, Google, Intel, Avago, John Deer, Bosch, ST Micro などなど
世界的にも有名な大企業が積極的に参加するようです。
そして、これからプロジェクトに参加する日本企業も色々とわかってくるかと思います。
でも、“センサ”っていまいちわからないな” ということで、一例をご紹介。
■「耳が光って血糖値をお知らせ ―4ヶ月以上長期埋め込み計測に成功!―」 <2011/08/03>
東京大学生産技術研究所と技術研究組合BEANS研究所は、血糖値に応じて光の強度を変えるハイドロゲルをファイバー状に加工し、マウスの耳に4ヶ月以上埋め込み血糖値を計測することに成功した。
引用:東京大学
そして次に非常に注目されていて、私自身も大きな可能性を感じる、最新のセンサについてご紹介。
■見えてきた「バンソウコウ・センサ」、1枚1000円で貼るだけ
2013年7月5日、東京ビッグサイトで開催された「ナノ・マイクロ ビジネス展」で、進行中の国家プロジェクト「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト」の成果と計画について紹介するセミナーが開かれた。
絆創膏のように貼るだけでセンサ・ネットワークを構築できるセンサ・モジュールの開発経緯が明らかになった。
このプロジェクトは、無線通信機能と自立電源機能を搭載したフレキシブルなセンサ・モジュールと関連技術を開発するもの。
センサ・モジュールは、対象物に絆創膏のように貼って、周囲の環境をセンシングしてデータを無線で送信する。
コストは1000円程度である。
設置が容易かつ低コストなので、工場、オフィス、店舗などに、大量に敷設しやすい。
今回のセミナーでは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同開発している実施主体の技術研究組合 NMEMS技術研究機構のグリーンセンサネットワーク研究所などから発表があった。
センサ・モジュールは、高集積MEMSセンサを実装したフレキシブル・アンテナをフレキシブル蓄電・発電デバイスと重ねた構造である。
寸法は、絆創膏と同じ程度の2cm×5cmで、厚みは最も厚い部分で1mm程度である。現在は、要素技術を開発中であり、プロトタイプを2014年3月に完成させる予定だ。
引用:Tech-On
たった1000円程度で、そこ空間にある情報をキャッチできる。
そして、もっともすぐれた点はやはり、“自立電源”。
だから一生使えて実に有用です。
これは国家プロジェクトと言うことで世界に拡散できる可能性を感じるものになっています。
そもそも、日本はセンサの開発が世界トップクラス。
多くの企業がセンサを開発・販売していますので、経済復活の一つの種として大きく育てばいいなと感じます。
ありがとうございます。
ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルがついに発売!
2013.08.29|iwamura
皆様、こんにちは。
inoueです。
ジョジョの奇妙な冒険が昨年、25周年を迎えジョジョ展などを開催し、
更なる人気に拍車をかけるゲームソフトが本日発売となりました!
※画像は、公式HPより引用
2012年7月5日に行われた作者の荒木飛呂彦による原画展「ジョジョ展」の記者発表会で発表された、ジョジョの奇妙な冒険Part1〜Part8までに登場した主要キャラクターたちが入り乱れて戦う対戦型格闘ゲーム。
グラフィック面では荒木の独特の画風をゲームで再現するために独自のシェーディングエンジン「JOJO・シェーディング・レクイエム」が開発され、またモーション面でも「ジョジョ的」なアクションを表現するために秒間60フレームではなく敢えてその半分(秒間30フレーム)で作成されている。また、キャラクターの仕草や行動もゲームに影響させることもある。※wikipediaより引用
幅広いファンを持つジョジョの奇妙な冒険ですが、昨年のジョジョ展にて発売が発表され、
待ちわびた方も多いと思います。私も当然そのひとりでございます。
今回の作品ですが、1部~8部までのキャラクター38人が使えるとの事。
更に、ダウンロードキャラクターが使用できるとの事。
ダウンロードキャラクターというのがズルすぎます・・・
現在発表になっているダウンロードキャラクターは、
重ちー、フーゴ、イギ―そしてバオー来訪者から、バオーが参戦決定です。
※画像は、beamsHPより引用
『バオー来訪者』(バオーらいほうしゃ)は、荒木飛呂彦による日本の少年向け漫画、およびそれを原作とするOVA作品。集英社の少年向け漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に1984年45号から1985年11号まで17話が連載された。単行本は全2巻。
主人公は、生物兵器「バオー」へと改造された青年「橋沢育朗」と予知能力を持つ少女「スミレ」の2人。バオーの超人的能力を狙う、政府系の秘密組織「ドレス」からの逃避行を中心に、2人の成長と相思を綴った物語。
う~む、とにかく早くプレイしたいですね。
PV動画等も配信され、ゲームしたい意欲にかられます。
最新第7弾PVは下記URLより※youtubeより
http://mirror.bandaigames.channel.or.jp/list/asb/
以下1~6のPVです。※youtubeより
第1弾
http://www.youtube.com/watch?v=qOPqmpzlAE8
第2弾
http://www.youtube.com/watch?v=nkcEnfr3glI
第3弾
http://www.youtube.com/watch?v=HbdgjePSY0o
第4弾
http://www.youtube.com/watch?v=40BH5a5ltfY
第5弾
http://www.youtube.com/watch?v=xe9pvmZM1mA
第6弾
http://www.youtube.com/watch?v=DyjNooufho8
今回の作品の凄い所は、やはりキャラクターの多さ!
前回の作品、スターダストクルセイダーズでは3部のキャラクターのみでしたが、
今回は、ファントムブラッドからジョジョリオンまでの主要キャラクターが使用可能です。
第4部のダイヤモンドは砕けないでは、なぜ重ちーかと言いますと、
荒木飛呂彦先生の好きなキャラクターがハーベストであるからかと思われます。
下記URLはジョジョ展の発表会動画です。
※youtubeより
http://www.youtube.com/watch?v=Su0_tuodDRA
上記URLの動画56:00~荒木先生の質疑応答となっており、その中で語っております。
是非ご覧ください。
かなりの宣伝を行っており、作品にかける意気込みも伝わります。
東京23区内を走るJR山の手線には、ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル仕様の電車まで走っております。
※画像は、コミックナタリーより引用
発売前にすでに受注が50万本を突破しており、その記念に山の手線にこのような仕様が行われました。
皆様も話題の新作ゲームを是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
【ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル】
価格:7,980円
発売日:2013年8月29日
発売元:バンダイナムコゲームス
こちらより予約可能です。
amazonより
とにかく楽しみな作品です。
皆様、どうぞプレイした感想を教えて頂けましたら、幸いです。
ありがとうございました。
頭の中が色々わかる“脳スキャン”
2013.08.23|shiozawa
人間の“脳”の中を探る、そんなことは不可能と思っていましたが
最新の研究では、
人間が考えている事を外側からかなり正確に読み取ることができるようになっています。
この外側から脳内を読み取ることを“脳スキャン”というようです。
そんな脳スキャンの研究結果をいくつか紹介☆
目で見ている文字を脳の活動から読み取ることに、ある研究チームは成功したそうです。
■脳スキャンで「見ている文字」の解読に成功 <2013.8.22>
オランダにあるラドバウド大学ナイメーヘン校の研究チームが、被験者の脳内の知覚情報を「解読」することに成功した。
形状認識とアルゴリズムのトレーニングを組み合わせ、人間が文字を見たときに生じる機能的磁気共鳴画像(fMRI)の信号の変化を理解するよう、アルゴリズムに学習させる方法を用いたものだ。
「これは知覚を解読しているといっていい」と、『Neuroimage』誌に近く発表される研究の共著者であるマルセル・ファン・ヘルフェンは述べている。
今回用いられた手法は、視覚刺激を後頭葉においてとらえるというもの。
後頭葉は、脳の後部にある視覚処理の中枢であり、この場所と網膜における情報は1対1の対応関係を保つ。
「視覚空間におけるピクセル(画素)は、皮質においても同じようにマッピングされる」と、ファン・ヘルフェン氏はWired UKの取材に対して述べた。
簡単にいうと、網膜上のピクセルは、後頭葉においても同じ相対的位置を占めるということだ。
引用:WIRED.JP
これはとっても面白いお話です。
目で見たものがそのまま脳内の“後頭葉”で
目で見た位置と同じ位置関係で反応する
まるで写真を脳内にコピーしたかのようです。
上の画像は
研究では、被験者をfMRIスキャンにかけた状態で、画面にぱっと現れる一連の文字を見せた。
筆跡がいろいろに異なる手書きの文字「B」「R」「A」「I」「N」「S」を表示し、それを見たときの後頭葉の反応をfMRIによってモニターした。
まさにその、モニターに表示された結果です。
文字として正確に読み取ることができるようです。
そしてこちらのニュースも脳の中の情報を外部から読み取る事が出来た一例です。
■「植物状態」患者と意思疎通に成功:脳スキャンを活用 <2013.8.21>
12年間にわたって無反応とみなされてきた患者であっても、脳で行われている活動をスキャンすることで、意思疎通ができることが示された。
「JAMA Neurology」誌で発表されたこの研究では、重篤な脳損傷により長期間無反応だと考えられてきた3人の患者(1人は、植物人間状態にまで陥っていると考えられていた)が、実際には外部からの指示を理解していることが示された。
論文では、彼らがそれをどのようにして示したか詳しく述べられている。
[「植物状態」は、脳の広範囲が活動出来ない状態にあるが、辛うじて生命維持に必要な脳幹部分だけは生きている状態を指す]
論文の主著者である西オンタリオ大学脳心理研究所のロリーナ・ナシ博士は、リリースで次のように述べている。
「私たちは今回初めて、植物状態と診断された患者が、自分の注意を向ける先を変えることで、自分に意識があることを伝え、他者と意思疎通を図ることができることを明確に示した」
引用:HUFF POST
外部的な見た目と簡単な脳波だけでは脳死状態かが実はわかっていなかったということを示しています。
ということは、本当は脳死ではなかった人も脳死の判定を受けていた可能性があるということも考えられます。
ちょっと恐ろしくも感じる研究結果です。
ただし、身体的な理由で意思疎通が難しい人とのコミュニケーションには大変役立ちそうです。
次は人間以外の動物に利用した場合の研究結果です。
■「イヌの思考」を脳スキャンで調査 <2012.5.7>
イヌの脳をfMRI(機能的磁気共鳴画像)装置でスキャンし、イヌが「何を考えているか」を研究する試みが進んでいる。
『Public Library of Science One』に掲載される予定の研究論文では、イヌの脳において、報酬を期待するときに活性化すると予測される領域が、実際にその通りだったことが実証され、fMRI(機能的磁気共鳴画像)装置によるイヌの研究が論理的に実行可能であることが示されたと述べている。
論文の主著者であるエモリー大学の神経科学者であるグレッグ・バーンズは、普段は人間の意思決定における脳の様子(日本語版記事)を研究している(日本語版記事)。
バーンズ氏によると、認識研究の動物モデルには、こうした研究で一般的に用いられるサルよりも、イヌのほうが優れている可能性があるという。
サルにとっては、人間がたくさんいる実験室は異常な環境だが、イヌにとっては人間と一緒に過ごすことは自然な環境だからだ。
引用:産経新聞
人間のみならず、他の動物も考えた時に活性化する脳の位置さえわかれば読み取ることができそうです。
特に犬は人間と接する事の多い動物なので私もとても気になります。
この犬はいったい今何を考えているのかなと。
他には犯罪予知に使えるのではないかといった例です。
■最新の脳スキャン技術を使うと犯罪を予知できるらしい <2013.04.25>
ニューメキシコ州のアルバカーキにある、非営利のMind Research Networkの神経科学者ケント・キール氏と、その共同研究者は、釈放直前の男性受刑者96人を対象として研究を行いました。彼らは、受刑者達に、迅速な判断を要したり衝動的な反応を抑制しなくてはならないコンピュータータスクを与え、その間の脳の様子を機能的磁気共鳴画像(MRI)でスキャンしたのです。
このスキャンでは、意思決定や共感、また情動等の認知機能に関わっているとされる前帯状皮質(ACC)の動きに注目しました。
そして、出所後に、彼らがどのような生活を送るのかを追ったのです。
調査対象者の中で、迅速な意思決定をするタスクでACCの活性が低かった者は、年齢や薬物、またアルコールの乱用、精神病等、他のリスク要因を確認した上で、出所後にも犯罪を犯し逮捕される可能性が高かったという結果が出ました。
そして、ACCの活性ランキングの下半分に位置した男性は、あらゆる犯罪の再逮捕率が2.6倍、非暴力犯罪での再逮捕率は4.3倍という数字となりました。
昨今、どのようにすれば脳イメージングスキャンで未来の行動を予測出来るのかということが研究されており、今回紹介したものは、その中の最新のものです。
しかし、fMRIに依存する研究は、その信頼性に議論の余地があります。数年前のことですが、死んだサーモンの脳をfMRIでスキャンしたところ、活動しているとマシンが読み取ったことがありました。
引用:GIZMODO
脳スキャンの結果で犯罪の再犯率がわかってしまうというのも、未然に犯罪を防止する事ができるといった点では有効化もしれません。
ただ、気が付かないうちに犯罪防止のマークが自分にもかかっていたらと考えると不安な思いもあります。
脳スキャンの技術が進めば進むほど、被験者がどんなことを考えているかが正確に読み取られるということですから、
“犯罪者の脳内を探ることができれば、その事件の真相が読み取ることができる”
そんな、映画のような時代が来るかもしれません。
今後の研究の進歩が楽しみでもありますが少々怖さも感じます。
ありがとうございます。
「バカの壁」を超えてゆきましょう~Be stupid~
2013.08.13|iwamura
ということで、コミケ2日目のコミケ雲!おめでとうございます!
ヒトの汗で雲とかマジかよ。。。と思いますが、
そんな熱すぎる日本列島。冷凍庫に入ることが、どうも今年のトレンドのようです。
もちろん、夏休みで暇な週間に突入のタイミングでございますから、ネット界からも諸処の意見展開が見られます。
ブックマークされた数の多かったものを4点ほどご紹介。
この辺は、大学の駐車場が、自宅(親父)の外車や、国産車でもワリと高いクルマが多かったのを見て、学歴ってお金との関係性って強いんだな、と感じた18歳の春のことを思い出しました。
ただ、学歴と、その人の能力との相関関係は外れていることも多く、学歴や周りの人間関係はあくまで「環境可能論」というか、「環境が可能にすることも多い」とする論者ではあるので、この辺は感情論、というか、確率論として考えるべきかと。
興味深かったのは下記のふたつの論理展開でした。
彼らの社会は「うちら」で完結する。「うちら」の外側はよくわかんないものである。よくわかんないものが干渉してくれば反発する。そして主観的には彼らは「なにも悪いことはしていない」。彼らにとって「悪いこと」とは明確な脱法行為のみである。
もうひとつ、彼らには「インターネット」という概念がよくわからないのだが、ここでSNSと「うちら」の結託が起こる。SNS=うちらとなるわけだ。
実態は今も昔も特に変わりがないのだけど、今までは隠されていて見えなかった部分がtwitterによって見えるようになってしまった。見えてしまった以上は、そういう行為に及んだ従業員は適切に処罰しなければ、企業イメージが保てない。
一言で言えば「バカが可視化される時代」になってしまったということだ。
両サイトで共通している考え方として「バカはインターネット(SNS)が解っていない」というところに落ち着くのかなと思います。
もっと言えば、殺すとかLINEで書いたら、ふつうに警察にバレるでしょ、というところを解らなかった「バカ」もいたわけで。。。
ただ、本質的には「インターネットが解らない人=バカ」では決してないと思うのだ。
ということで、例えば上記、「バカの壁」等は解り易いと思うのですが、自分で「知ろう」とすることについてリミットを設ける事と言うか、そういう壁を勝手に作っちゃってる、成長しようとしない人間を本来的にバカ、と呼ぶべきであって、昨今ネットで騒がれる冷凍庫に入る一連の人たちは、バカというよりも、「インターネットというか、新しい物を理解できなかった人、理解しようと努めなかった人、あるいはそのチャンスが可能性として低かった人の結末」と定義してよいかと思います。
もちろん、上記引用の①②サイトにもあるように、環境は大切です。両親が金持ちだということもインターネットを始めとした、新しい技術の理解の為に有利に働くことも多い。
ただ、「バカだな」と言われたり、失敗したり、損害賠償請求されたり、最悪警察に捕まるようなことがあったとしても。
それらを悔い改めて真摯に学び、成長しようとする姿勢を死ぬまで貫き続けることが、人間としての「智慧」であって、バカとの対極にあるものだと思うのです。
一方でもちろん、バカにならなきゃできないこともいっぱいあります。世の中には。
下記ご紹介映画の主人公も、相当な天才でありつつも、伝説のスピーチでは「Be stupid!」を奨励されております。
ということで、SNSもインターネットも含め、この人がいなければ現在の世界もなかっただろうスティーヴ先生に、その成功と挫折を、天才≒バカという観点から学ぶべきタイミングかと存じます。
11月、「スティーブ・ジョブズ」公開です(公式サイトこちら)。
(続)“燃料電池車”元年は2015年になりそうです☆
2013.08.09|shiozawa
先週は本ブログで
水素を利用した燃料電池車が予想以上に近い将来市場にお目見えしそうだ
ということでお話しました。
今週も引き続き、水素を使った“燃料電池”に関するお話です。
■水素を液体化、体積500分の1に
クリーンだが、かさばるのが難点とされてきた水素の使い勝手を画期的に向上させる技術を千代田化工建設が開発した。
液体化して体積を500分の1に小さくし、常温・常圧で貯蔵や輸送が可能になる。
水素社会への扉を開くものと国際的にも注目を集める
■新開発の触媒、1年使えて再利用も可能
――「SPERA(スペラ)水素」と商標登録された新技術の中身を説明してください。
「有機溶剤のトルエンと水素を化学反応させメチルシクロヘキサン(MCH)という化学物質にして水素を貯蔵・輸送する技術だ。MCHは修正インクやボールペンのインクなどに日常的に使われている。例えばガソリンなどと同じようにためたり運んだりできる」
「体積は500分の1になる。ガスの状態で500分の1にするとしたら、500気圧の高圧ボンベに閉じ込める必要があるが、MCHなら常温・常圧で貯蔵できる」
引用:日経新聞
この技術がいかに画期的なことか。
安全かつ日常で使われている物質であるとのこと。
水素(H)は酸素(O)と反応して水(H2O)になる際に大きなエネルギーを発生しますのでエネルギーを得るにはよいのですが 問題はなんといっても、その“保管方法”でした。
空気に触れて火が加われば、瞬時に反応して爆発しますので非常に危険。
多くの人が小学校か中学校の化学の実験で体験したかと思います
<水素爆発実験>
私の学校では水素の入ったシャボン玉にライターで火をつけて爆発させた記憶があります。
小さなシャボン玉でしたが想像以上の爆発音に驚いた記憶が残っています。
そして、こちらが過去に起こった水素爆発事故です。
<ヒンデンブルク号爆発事故>
この動画はずいぶん過去の事故ですが、水素爆発事故はいまだに世界各地で発生し続けています。
そんな危険な水素をどんな物質に変換することで扱いやすくできるのか。
その方法は以下の通り。
■トルエンを使って水素を「液化」する
同社が使ったのは「トルエン(C7H8)」と「メチルシクロヘキサン(MCH、C7H14)」だ。
<水素をトルエンに貯蔵し、取り出す反応>
中央に描いたトルエン1分子に水素3分子を加えると、発熱しながら左にあるMCHに変化する。
これが水素の貯蔵に相当する。この逆の反応で水素を取り出すことができる。
しかし反応が起こりにくいため、脱水素触媒を使う。
トルエンは工業用原料として大量に使われている物質だ。
入手も容易であり、工業上の取り扱い方法が確立している。
トルエン、MCHとも沸点は100℃程度なので、常温では液体だ。特別な液化処理は必要ない。
引用:IT Media
つまり、このメチルシクロヘキサン(MCH)という液体にすることで貯蔵や輸送が容易になり、安全性も格段に上がるとのこと。
しかも水素を取り出す効率もかなり上がってきているようです。
先週お話した通り、エネルギーをより効率的に生産し、利用するために
水素をエネルギーとして使う“水素社会”
を官民一体となって実現しようという流れが生まれ始めています。
今回紹介したような“基礎技術の発見”こそがもっとも実現の可能性を広げてくれます。
より安全で環境にやさしい時代はすぐそこまで来ているかもしれません。
ありがとうございます