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パナソニックが「パワードスーツ」を世界初の量産化!
2014.01.09|saito
こんにちは!齋藤です。
というわけで、当ブログでも何度かご紹介している「パワードスーツ」なのですが、
「パナソニック」さんが、世界初の量産販売を行うとの情報が!
というわけ、早速ご紹介!
「パワーローダーライト」(画像は、試作品画像)
1着50万円という低価格を実現!
量産タイプになるため持ち上げる重量は、30kg程度にはなっていますが、いろいろな場面で使えそうです。
身体に装着し、人間の筋力を超える力を引き出すパワードスーツは、大学や民間企業などで研究開発が進んでいるが、量産化の例はまだない。
パナソニックは、子会社でロボット事業を展開するアクティブリンク(奈良市)が、試作機の製造に成功したことから、26年内に量産体制を整備する。
試作機は大型化したリチウムイオン電池を搭載し、モーターで動く。
100キロの重量物を持ち上げることができるほか、人間の小走り程度の最大時速8キロで走行し、
10度の勾配の坂をのぼれる。「つかむ」「離す」といったアーム(腕)の操作は、使用者の手元にあるグリップで行う仕組みだ。
量産するのは、30キロ程度の重量物が持ち上げられる程度に機能を絞った普及版で、「パワーローダーライト」の名称で販売する。
1回の電池充電で2、3時間動かせる。アームは交換することができ、つかむだけでなく、ハンマーでたたいたり、スコップで掘ったりするなどの作業も可能だ。
さらにパナソニックは、宇宙服や潜水服の下に装着するスーツの開発も視野に入れる。
いずれも自在に操作するには相当な力が必要となり、米航空宇宙局(NASA)では、宇宙服の下にパワードスーツを装着する検討をしている。
完成品は公的機関や研究施設に納入する考えだ。
NASAでの検討も行われているとは、胸が踊りますね☆
量産ではないものであれば、100kgを軽々と持ち上げられるとの事で、
士郎先生のアップルシードに出てくるギュゲスが近くなりそうです。
といわけで、試作品ですが、動画をご覧頂き、お別れです~
乗って見たい。。。
打つぞ青空ホームラン!~国産航空機の未来について~/MRJ/HONDA Jet
2014.01.07|iwamura
みなさま明けましておめでとうございます。
ということで、お世話になっている先輩より転職の連絡を受けました。おめでとうございます!
☆三菱航空機~MRJ~Flying into the future.
国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発している三菱航空機(名古屋市)の川井昭陽社長は、MRJの初号機を今秋までには完成させる方針を、毎日新聞のインタビューで明らかにした。完成時期を明言したのは初めて。
※yahoo!ニュースより
ということで、先輩もメンバーとなり、年始からアゲアゲなニュース三菱航空機MRJ。
MRJとはなにか。
三菱重工業を筆頭に日本製の小型旅客機として計画が開始された。2008年の全日空からの受注を受け、三菱航空機として事業を子会社化し、開発・製造が進められている。
2014年1月、三菱航空機社長はインタビューで、初号機完成を2014年秋に、量産初号機納入を2017年4 – 6月に予定している、と明らかにした[1]。
MRJは、経済産業省が推進する事業の一つであった新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が提案した環境適応型高性能小型航空機計画をベースとして、三菱航空機が独自に進める日本初の小型のジェット旅客機である。日本が独自の旅客機を開発するのはYS-11以来40年ぶりである[2]。
※wikipediaより
エンジンはP&W社の小型ガスタービン事業を買収し採用することがほぼ確定されているようですが、いわゆる環境的にも経済的にもエコな「未来型小型ジェット旅客機」と言えるでしょう。
※ジャンボジェットがいよいよ退役、というニュースも先ごろ入ったばかりでございます。。。
競合はボンバルディア社、エンブラエル社あたりになるとのことですが、国産旅客機としてはYS-11以来40年ぶり、というところがまた我々日本人の心躍るポイントであるかと思います。
因みに、国産航空機という点では、我らがHONDAさんもジェット機をつくっているのだ!!!
ホンダは23日、開発中の小型ジェット機「ホンダジェット」(操縦士を含め6人乗り)が米連邦航空局(FAA)から型式検査承認を受けたと発表した。
これにより、型式証明に向けた最終的な飛行試験が実施できるようになり、2015年の量産開始に向けた準備が整うことになる。
ホンダは、06年にホンダジェットの生産販売に乗り出すと発表し、同年から受注を開始。現在まで計100機以上受注している。
※Sankei Bizさんより
これも大変結構なニュースです。
ホンダジェットさんのほうは、MRJさん(90人乗り)とはまた別の市場をターゲットとする5~6人乗りのタイプですが、「航空界のシビックを目指す」とし、その経済的、環境的に優れた性能やデザインを含め、航空業界へ殴りこむ姿勢が極めてHONDA的で美しいと言えましょう。
※競合他社に比べ、15%早く20%広く、15%燃費がいい、というあたりがHONDA的でありシビックです。
思えばホンダウィングマークはホンダ宗一郎さんの「世界へはばたく」「いつかは航空事業へ」という悲願の象徴であるだけに、ホンダジェットにも世界の空の架け橋としてホンダミュージックを奏でて頂きたいと思います。
弊社も宇宙航空事業のお手伝いをすることを具体的目標に、本年も「打つぞ青空ホームラン!」の精神で楽しく全力を尽くして正々堂々と闘うことを誓います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ロボット産業は金の卵か?
2013.12.27|shiozawa
最近テレビのニュースで取り上げれれていた、“災害ロボット”の大会に関してです。
■“災害”ロボット大会 日本チームが予選トップ
福島第一原発の事故を教訓に、人に代わって災害現場で働くロボットの性能を競う大会がアメリカで開かれ、日本のチームが予選をトップで通過しました。
この大会は、アメリカ国防総省の研究機関が原発事故などの災害現場で活動するロボットを開発するために企画したものです。
事故現場に向かう想定で車を運転したり、障害物を乗り越えるなどの課題を順調にこなした東大出身のベンチャー企業「SCHAFT」が圧勝し、1位で予選を通過しました。
大会関係者は、「福島で起こったような危機に備えて、ロボットの技術を高めたい」と話しています。予選を通過した8チームには、それぞれ研究費としてアメリカ政府から約1億円の補助金が出る見通しで、1年後の決勝大会で優勝を目指します。
大会参加者:「日本チームはすべてが素晴らしかった。しかも、4つの課題でトップだった。堅実なデザインと優秀なメンバーがそろっている」
SCHAFTは、ロボット事業に参入し、次々に関連企業を手中に収めているインターネット検索大手のグーグルに買収されています。引用:テレ朝ニュース


■グーグル、軍事用ロボットメーカーを買収
検索大手のグーグルが、Boston Dynamics社を買収した。
マサチューセッツ州に本社があるBoston Dynamics社は、困難な地形に対応できる、蹴られても倒れない不気味なロボットを米国防総省向けに複数設計していることで有名な企業だ。
Boston Dynamics社が開発したロボットには、ロボットろばの「BigDog」、時速25kmで走れる「WildCat」、そしてヒト型の「Atlas」がある。
引用:Wired.jp



折り紙と宇宙技術☆
2013.12.20|shiozawa
日本の伝統的な遊び“折り紙”。
日本人であればだれでも一度は遊んだことがあると思いますが
このご時世、世界でも“ORIGAMI”として認識させるようになってきました。
そんな折り紙ですが、“遊び”という枠を超えて、“テクノロジー”特に、“宇宙技術”にも利用されているようです。
そんな折り紙が利用された宇宙技術を紹介☆
■宇宙でも活用される「新しい折紙技術」
機械工学の技術者チームが、宇宙空間で放つときちんと大きく開く、低コストでコンパクトなアレイを設計するため、「折紙の数学」の専門家の知識を求めている。
米国ユタ州にあるブリガムヤング大学(BYU)のチームは、宇宙ステーションに電力を供給できるソーラーアレイ技術を開発している。
彼らは、ロバート・ラングが紹介する古くからある日本の「折紙(origami)」に関心をもった。ラング氏は数少ない折紙の専門家のひとりであり、折紙の数学や新しい折紙技術を研究している。
ラング氏は自身のウェブサイトで、折紙が、「Eyeglass」望遠鏡からエアバッグの折り畳みまで、技術の世界に大きく貢献できることを指摘している(同氏が折り紙の公理や新しい折り紙技術についてTEDで説明している動画を文末に掲載した)。
折紙は今回、直径25m、厚さ1cmというシリコンのソーラーアレイのインスピレーションになった。このアレイは、250kWの電力を発電する性能があるが、折り畳むと幅2.7mのコンパクト版になる。
現在は、広げると約1.25mになる試作機しかないが、チームはこれから数年をかけてこの技術を完成させる予定だ。
「折紙は、アンテナやソーラーセイル、さらには小惑星を捕まえるための広がるネットにも利用できるだろう」と、ラング氏は語る。
引用:Wired.jp
そう。
宇宙に運ぶにはコンパクトにしなければロケットに搭載できない。
宇宙に出て安定状態になったら、太陽光パネルだったり、太陽光圧だったりのエネルギーを得るために
大きな羽を広げなければいけません。
より大きい面積をコンパクトかつ、きれいに畳んだり広げたり。
その折り方は様々。
昔から有名なのは“ミウラ折り”。
その世界ではとっても有名です。
<ミウラ折り>
もちろん海外だけでなく、日本のJAXAでも利用されているようです。
■太陽の力で推進する宇宙ヨットIKAROS(イカロス) 2012.05.21打ち上げ>運行中
ソーラーセイル(太陽帆)は、超薄膜の帆を広げ太陽光圧を受けて進む宇宙船です。
ソーラー電力セイルは、帆の一部に薄膜の太陽電池を貼り付けて大電力発電を同時に行います。
この電力を用いて高性能イオンエンジンを駆動することで、ハイブリッド推進を実現し、効率的で柔軟なミッションが可能となります。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」(IKAROS = Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun)では、帆だけで宇宙空間を航行できること及び薄膜太陽電池で発電できることの世界初の実証をめざします。IKAROSは、H-IIAロケット17号機によって金星探査機「あかつき」と相乗りで打ち上げられました。
●広くて薄くて丈夫なソーラーセイル
ソーラーセイルは、太陽光を十分に受けることができれば、燃料を消費することなく、宇宙空間を進むことができます。
このアイデアは100年程前からありましたが、帆の素材や展開方式など非常に難しく、近年になりやっと実用化の見通しがついてきました。IKAROSの帆は対角線の長さが20mもある正方形で、厚さはわずか0.0075mmのポリイミド樹脂です。
帆の膜面には、薄膜太陽電池だけでなく、姿勢制御デバイスや理学観測用センサも搭載されています。
この薄くて軽いソーラーセイルの膜面は、IKAROSの機体をスピンさせて、その遠心力によって膜面を展開し、展張状態が維持されます。膜面先端には、おもりが取り付けられていて、膜面の展開・展張をサポートします。展開は2段階に分けられ、本体側面に搭載された展開機構によって1段階目は準静的に、2段階目は動的に展開します。
この展開方式は、ブーム等の支柱を用いないため比較的軽量で、膜面が大型化しても適用することが可能です。
引用:JAXA
<「ソーラー電力セイル」展開方式>
1.先端の重りを分離
2.一次展開
3.二次展開
4.完成
引用:こだわりアカデミー
で、この折り紙を利用した宇宙ヨットは世界初でギネスブックに載ったようです。
■「IKAROS」世界記録に認定! 2012.11.30
この度、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」が世界初の惑星間ソーラーセイル宇宙機として、また搭載していた2つの分離カメラDCAM1とDCAM2が世界最小の惑星間子衛星として、それぞれギネス世界記録TMに認定されました。
写真左:森治 IKAROSデモンストレーションチーム長
写真右:澤田弘崇 開発員(DCAM開発とりまとめ担当)引用:JAXA
折り紙の技術は、宇宙だけでなく身近な所にも実はたくさん応用されているようです。
折り紙という二次元の世界を3次元へと変換できる小さな宇宙。
まだまだこれから応用されるであろう無限の可能性を感じます。
それにしても、折り紙を最初に思いついた人はすごいなあ。
ありがとうございます。
手書きがアツイ?! 綺麗な字を手に入れる為の凄い技術!『BL‐80』
2013.12.18|iwamura
こんにちは、nakanoです!
最近のブログが、ずっと技術の進歩がスゴイ…!というお話を、
モバイルや、プリンターなどで、立て続けにさせていただいていますが、
今回のご紹介も、アナログなのか、技術の進歩なのか…
曖昧ではありますが、とにかくスゴイ!
美しい文字を書くのに必ずや一役買ってくれる注目の1品。『マックス』社から発売されている、手書きで文字を入力してくれるマシーン、その名も『ワードライタ』です。
※POUCH様より
こちら、『マックス社』より発売されている『ワードライト』、
ラベル製作マシンやワープロなど、文字を入力し、印刷出来る機械は昔からございますが、
こちらはなんと手書き!
※POUCH様より
ボールペンは勿論、筆ペンやオプションで鉛筆をセットして、
あとはワープロ同様、文字を入力するのみ。
すると、『ワードライタ』がスルスル~と文字を書いてくれます。
厳密に言えば、『手書き』…ではありませんが、
書体や文字のサイズを選び、印刷とは違う、実際のインクで字が書けます。
※マックス社サイトより
手書きの温かみや、御礼文で強い気持ちを伝えたい…など、
自分の字に自信の無い方でも、簡単に手書きが再現出来てしまう優れものです!
また、冠婚葬祭の宛名書きや、
印刷では不可能な複写書類など、
『手書き』なんてアナログな…と侮ってはいけません!
上位機種としては、
『BL‐120』なんてものもございます。
※マックス社サイトより
1行の宛名などが書ける『BL-80』とは違い、最大8行までの文書が書けます。
文書です、文が書けるんです。
人が文字を書かない時代が来てしまうのではないかと、少し怖い気もしますが。
『ワードライトBL-80』は、定価¥86,000と少し高価ではありますが、
時代の流れが冷たい印象を受けがちな印刷文字になる中、
少し粋な図らいの手書きマシン、
年末年始の何かと物入りで、お歳暮や年賀状の準備も必要な時期ですから、
魅力的なアイテムです…!
機械が温かみ与える事が出来る世の中になってきたんですね…
ありがとうございました。