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ソニー復活やいかに☆
2013.09.27|shiozawa
スマートフォンの売り上げも好調で元気になりつつある“ソニー”。
かつては一世風靡した90年代から、ヒット商品が生まれずに苦しんだ2000年代。
そして今まさにソニーブランド復活の狼煙を上げたところではないでしょうか。
ということで最近興味のあるソニー製の商品をご紹介☆
■ソニー、スマホ装着の高級レンズカメラを発表
ソニーは、ベルリンで開催されている「IFA」において、Android携帯の主力新機種「Xperia Z1 」とともに、iPhoneやAndroid機器に取り付けて使用するカメラレンズを2種類発表した。
「DSC-QX100」と 「DSC-QX10」
「DSC-QX100」のほうは、ソニー独自のCMOS画像センサー「Exmor R(エクスモア・アール)」と3.6倍の光学ズームを搭載した、20メガピクセルの広角レンズだ。
もうひとつの「DSC-QX10」は、センサーは小さいものの、より長い10倍ズームを搭載した18メガピクセル・タイプだ。
この2種類のレンズにはバッテリーが内蔵されていて、Wi-Fi経由でiOS機器やAndroid機器に接続できる。
接続すると、ソニーのPlayMemories(プレイメモリーズ)アプリを使用して、撮影した写真を自分のカメラロールに転送できる。
「DSC-QX100」
とってもクールでカッコイイ商品。
最近は画像加工もスマートフォンで簡単にできますので、スマートフォンを使って撮影できるのはとっても面白いです。
そして、とてもうれしいのはソニー製のスマートフォンでなくても使えるということ☆
この点ははかなり重要です。
かつてのソニーでしたら、ソニー製のスマートフォンにしか対応しなかったり、
特殊な機能はソニー製じゃないと使えません といったイメージがあるのはわたしだけでしょうか。
そしてこちらがこの9月発売の<Xperia Z1>
Xperia Z1は日本での発売も予定されているグローバル仕様のスマートフォンで、アルミ削り出しのフレームとガラスを組み合わせた外装となっている。
Xperia Zを踏襲する概観であるが、外周部はつなぎ目のない一体化されたアルミフレームとなっており、ガラスの前面、背面とも相まって高い質感を実現している。 カラーはブラック、ホワイト、パープルでXperia Zを踏襲している。
シンプルで薄型、とってもスタイリッシュでデザインなのはさすがと思います。
今も大人気のiPhoneもベースのデザインはソニーの携帯電話デザインを真似たといわれておりますし。
さらに
Xperia Z1に搭載されてたプロセッサは、クアルコムの最新プロセッサ「Snapdragon 800 2.2GHz」。
現時点では最も高性能なモバイル向けプロセッサです。
とのこと。
スマートフォンの性能で世界トップには追い付いておりませんでしたが、ここにきて
やっと世界のトップレベルに追い付いたといった印象です。
さらにほかの新商品はこちら
IFA2013でお披露目されたVAIOは2機種。
折り紙のような「VAIO Fit multi-flip PC」と、
XPERIA Tablet Zによく似た「VAIO Tap 11」
の二種類です。
今年の春までの8年間、ソニーのトップにいたハワード・ストリンガー氏。
ストリンガー氏が取締役兼代表執行役会長兼CEOに就任したのは05年6月22日。
その日のソニーの株価の終値は3890円。 時価総額は3兆8791億円。12年4月1日、社長兼CEOを退いた。
その前日の3月30日のそれは1704円。時価総額は1兆7119億円だった。
そして今年の春、社長に就任した 平井一夫氏
この社長交代と日本の円安(厳密には超円高が普通に戻ったというのが正しい認識)の効果で
明らかに今、ソニーに追い風が吹いております。
時価総額の歴史を見てみると、
現在はかつてのピークと比べものにできないほど下がってきております。
はたして将来のソニーはかつてのピーク時を超えられるかどうか。
ありがとうございます。
3Dプリンターもここまで来た!頭に思い浮かべれば形になる?!
2013.09.25|iwamura
こんにちは、nakanoです!
最近の技術の進歩って本当にすごいなーと、
何をしていても思うわけで、
50年前の人が突然タイムスリップしてきたら、
これが未来か!と驚かれるだろうと常常思っているところですが、
その主なやつがコレ、
※irorio様より
3Dプリンター
立体物を表すデータをもとに、樹脂を加工して造形する装置の一つ。
インクジェットプリンターはデジタルデータに基づいて、インクを平面上に吐出して文字や図形を描く。これに対して、3Dプリンターは、樹脂を空間に吐出して、デジタルデータを立体造形物として簡便に実体化・可視化することができる。また、そのようにして立体物を造形することを3Dプリンティングという。※コトバンク様より
元々は、建築関係の模型形成や、医療には患部モデルや医療パーツ、工業用の消耗部品など、
企業向けに考えられた3Dプリンターが、
今や『自家用3Dプリンター』や個人向けの3Dプリンター業までが誕生しているのです。
※gigazine様より
Amazon.co.jpは19日、DIY・工具カテゴリ内に「3Dプリンタストア」を開設した。低価格の個人向け3Dプリンタや、造形材料や参考書籍など、3Dに関する商品を集約して提供する。
3Dプリンタストアは、DIY・工具カテゴリ内の電動工具・エア工具ジャンルにてオープン。開始時点では、168,000円の3D Systems製3Dプリンタ「Cube」や417,900円の「Cube X」など、3Dプリンタ本体を計8機種揃えるほか、3Dプリンタ用のABS樹脂/PLA樹脂といった造形材料、PC向けのCADソフトウェア、3Dプリンタに関する書籍などのカテゴリが用意されている。
※マイナビニュース様より
そんな話題の3Dプリンターですが、
驚きのニュースがあったのでご紹介致します。
ジョージ・ラコウスキー率いるクリエイティブ集団「Thinker Thing」は、BCIと呼ばれる脳コンピュータインターフェースと3Dプリンターを組み合わせて、脳波から頭に思い描いたもの読み取り、それをそのまま形にすることに成功したそうだ。
Emotiv社のEPOCというBCIヘッドセットを使い、脳波の小さな電気インパルスを読み取ってコンピューターに送り、それを元に3Dオブジェクトを作っていくという。もちろんこの進化したモデルは、最新の3Dプリンターで読み込め、実際に現物ができるというわけだ。
※カラパイア様より
平面にデータ化されたものが、3Dとして形になるばかりでなく、
頭の中で思い描いた物が具現化出来る!という驚きの話。
具体的には、
Thinker Thingの機械を使用して、脳波を拾い、
脳波のデータを元にオリジナルのDNAを作成し、
それを3D化したら、あとはプリンターで出すだけ。
…イマイチ、私にも難しいですが…
恐竜は多種にも関わらず、元をたどれば祖先のたったひとつの共通のDNAにたどり着く。ここでもユーザーの心が進化させた未来の新しいオブジェクトから、建物の基礎ブロックとしての最初のDNAをつくりだす。そのDNAはその後世代を越えてさらに変化し、それはユーザーの心によって決まるというわけだ。
※カラパイア様より
今、私たちが知っている『恐竜』の形も、化石や欠片から作られたいわばDNAのひとつなわけで、
今日の恐竜を作ったのは、人の『想像』…というわけですね。
このプロジェクトは、チリ政府に資金援助を得て進められ、
不条理な状況下の子供たちへ、先ず心に描いたものを実物化出来るよう、進められている素晴らしいプロジェクトなんですね。
技術の進歩がスゴイ!と驚く裏に、
人への愛情や夢が見え隠れすると、
科学もヒトだ!と感激してしまいます。
ありがとうございました!
五輪に間に合ってほしい最新インフラ☆
2013.09.20|shiozawa
“東京オリンピック”の開催が9月7日に正式に決まって早くも2週間。
<2020年五輪の開催都市を東京と発表するロゲ会長(AP=共同)>
七年後の開催に“間に合えばいいな!建設されればいいな!”と感じるインフラ計画をいくつかご紹介☆
■新国立競技場
新国立競技場
設計 ザハ・ハディド・アーキテクト 英国
工期 平成26年7月~平成31年3月末
工費 1300億円(解体費用別途40~50億円)収容人数 8万人
敷地面積 11万3千㎡
屋根 開閉式
陸上トラック 9レーン
座席 ピッチ付近は移動式
<新国立競技場の建設予定地>
<新国立競技場イメージ>
こちらは、100%問題なく建設されると思われます。
総工費は1300億円とのこと。
1スタジアムにかける工費としてはかなり大規模。
デザインも近未来的かつ斬新で集客人数も8万人と通常のスタジアムの2倍近いことからも今までにはないスタジアムになる事は間違いありません。
次は、私の主観的意見ですが、オリンピックに間に合えば間違いなく1番注目されるアトラクションになるのではと期待しているものです☆
■世界最大の観覧車、日本に登場?:オランダの建築事務所が設計
「Nippon Moon」という超巨大観覧車が、日本に出現するかもしれない。
2階建てカプセル32個が40分で1周し、スマホのアプリで拡張現実も楽しめる設計だ。
いまのところ高さは明らかにされていないが、設計したオランダの建築設計事務所UNStudioは、英国のロンドンにある大観覧車「ロンドン・アイ」の2倍の規模になると示唆している。
ロンドン・アイの高さは135mだ。
「ロンドン・アイのほぼ2倍の規模だ」とUNStudioの創設者ベン・ファン・ベルケルはWIRED UKに語った。
なお、現在世界最大とされる観覧車は、高さ165mの「シンガポール・フライヤー」だ。
135mのほぼ2倍ということは270m!
現在、日本最大の観覧車は
葛西臨海公園の ダイヤと花の大観覧車東京の 117m(111m)。
スケールが全く違います。
また、観覧車という概念を超えた全く新しい乗り物のようです。
例えば、池袋のサンシャイン60が240mですから全然この観覧車の方が巨大。
もしオリンピックまでに完成しましたら私は絶対に行きたいです☆
そして、最近ひそかにささやかれているのが“リニア建設の前倒し”。
そして、ついおとといJR東海がリニア中央新幹線のルートと中間駅の位置を正式発表しました。
■工費9兆円、リニア始動 計画前倒し望む声
1964年10月に開業した東海道新幹線以来の大プロジェクトが実現に向けていよいよ動きだす。
東海旅客鉄道(JR東海)は18日、2027年の開業を目指し、リニア中央新幹線の東京(品川)―名古屋間の詳細なルートと駅の位置を公表した。
総工費9兆円をかけ、全面開業時には品川―新大阪間を最短1時間強で結ぶ。
20年の東京五輪開催決定を受けて開業前倒しを望む声や、地域活性化への期待から計画への注文なども出始めた。
品川―名古屋間では神奈川(相模原市)、山梨(甲府市)、長野(飯田市)、岐阜(中津川市)の4県にそれぞれ中間駅をつくる。
JR東海は同日、駅の位置や詳細なルートを盛り込んだ環境影響評価(アセスメント)準備書を沿線自治体に提出した。
13年度に国の認可を得て、来年度中に工事が始まる見通しだ。
20年に東京五輪開催が決まったこともあり、開業の前倒しを望む声も高まっている。
菅義偉官房長官は18日の記者会見で、「五輪には海外から多くが日本を訪れる。我が国を代表する技術、リニアに部分的に乗っていただければいい」と語った。
経済同友会の長谷川閑史代表幹事も「少しでも開業が早くなれば、経済効果と国民意識の高揚効果があると思う」と早期開業に期待感を示した。
これまで「リニアはJR東海が独自の判断でやっている計画だ」と距離をおいてきた自民党内の雰囲気も変わりつつある。
「名古屋止まりでなく新大阪まで一気につくった方が経済効果が高い」「なぜ品川駅発着なのか。東北や新潟、北陸とのアクセスを考えれば本来は東京駅の下にターミナルをつくるべきだ」と注文する声が漏れ始めた。
引用:日経新聞
東京-名古屋間のリニアモーターカー開通は2027年。
東京オリンピックにはとてもとても間に合わない計画ですが、せっかくオリンピックという世界にアピールできるまたとないビッグチャンスを無駄にしてしまうのはもったいない話です。
でも、実は建設に時間がかかってしまう理由の一つが“JR東海が自己資金で賄うため”だそうです。
わざわざ政府からおカネ借りて、横槍を入れられてめんどうなことにならない為のようです。
つまり、政府が支援しつつもJR東海の意向に合わせて開発すれば間に合う可能性もゼロではないわけです。
仲良く協力し合って間に合わせる事で世界にアピールしてほしいものです。
ただし、むりやり間に合わせるための手抜き工事だけはしてほしくないですね。
オリンピック開催による期待感。
そして、今回紹介したような魅力的なインフラ開発。
これらによる雇用拡大、内需拡大でうまくいけば日本は長い長い20年間のデフレ脱却を実現する事ができるのではないでしょうか。
スマートウォッチの色々☆
2013.09.13|shiozawa
最近耳にするようになりました“スマートウォッチ”。
スマートフォンと連携していろんなことができるとのことで各社の製品をご紹介☆
ソニー製スマートウォッチ“< Sony SmartWatch 2 SW2 >
、画面が1.3インチから1.6インチに防水 IP57 にも対応します。Bluetooth 通信の他に、NFC センサーを搭載することで Android 4.0 以降のスマートフォンとの非接触通信が可能。
初期状態で、スマートフォン着信通信、テキスト、電子メール、Facebook、Twitter、カレンダー、天気、アラート、ニュース、リモート音楽プレイヤーなどのアプリが搭載されており、発売時点で約200のアプリが利用可能になるとしています。
2013年9月以降日本を含めた世界各国で発売予定。価格情報はまだ出されていませんが150ドル(約15,000円)前後で販売されると見られています。
デザインはポップでなじみやすいデザイン。
Xperia スマートフォンなどと連動可能とのことでAndroidを搭載しているから、基本的なことはこれ一つでできそうです。
そして価格も手ごろです。
サムスン製<Galaxy Gear>
確認すべきメッセージを受信した場合は、携帯電話やタブレットを取り出すと、Smart Relay機能によって、Galaxyデバイスのフルサイズのスクリーンに必要なデータがすぐに同期される。
Galaxy Gearでは、音声操作による通話が可能だ。さらに、音声によってメッセージを作成したり、アラームやスケジュールを設定したりできるほか、ディスプレイで天気を確認できる。
内蔵の1.9MPカメラで、写真や10秒の720p動画も撮影できる。
通話もできるというはなかなかの優れもの。
デザインもなかなかスタイリッシュ。
ソノスター製スマートウォッチ<Sonostar>
クアルコム製「Qualcomm Toq」
「COOKOO」
こちらの商品は一風変わっていて普通の時計のように見えます。
しかし、電話やメール、SMSなどの着信を知らせる機能があり、さらに時計側からスマートフォンを操ることでカメラ撮影やFacebookのチェックインを行うことができるなかなかの優れものです。
イメージ的には、スマートフォンをサポートしてくれる時計といった印象です。
こちらの商品は意外と今注目されている商品☆
Nissan Smartwatch Concept 「NISMO WATCH」
「NISMO WATCH」は、省電力無線「Bluetooth Low Energy」を利用し、NISMO仕様の車に接続する。平均速度や燃費、交通状況などのテレマティクスや運転データなどを表示。
さらに心拍数モニターも搭載されており、運転者の心拍数が高過ぎると警告を行う。
またフェイスブックやツイッターなどのSNSの投稿も確認できる。
現段階ではコンセプトモデルだが、将来的には心電図や脳波、体温のモニタリング機能の搭載も検討しているという。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=PQyVETP1VfQ
なんと、自動車メーカーの日産製スマートウォッチ。
デザインが他のスマートウォッチと比較して群を抜いて斬新☆
さすが自動車メーカーといった印象です。
機能はとっても特徴的で自動車走行中に確認したい機能を中心にSNS投稿もできれば十分です。
ちなみスマートではないですが 腕時計型の携帯電話(PHS) が約10年ほど前に存在していたそうです。
その伝説的な製品がこちら。
セイコー製腕時計型PHS <WRISTOMO>
しかも、WRISTOMOは日本で市販された唯一の腕時計型携帯電話で2003年5月に発売。
まさに伝説です。
上記のとおり、スマートウォッチはコンセプトも各社かなりバラバラで
今が一番楽しいところですが、市場としてはこれからかなといった印象です。
そしてこちらが今後の世界市場規模予測です。
まだまだこれからといった感じですが、
2016年には年1億台になるとの見方もあるようです。
これからは時計屋さんと携帯ショップの区別が付かなくなりそうです。
ありがとうございます。
空気中から水を作る☆
2013.09.06|shiozawa
ジメジメした日本の夏。
当然、ジメジメするということは湿度が高いということ。
そして、空気中に多くの水分を含んでいるということですね。
エアコンの冷房をつけると当然のように室外機のホースから水がちょろちょろと流れます。
つまり電気で水を作る事(空気中から得る)ができるわけですが
もっと乾燥した水が不足した地域でよりたくさんの水分を空気中から取り出すことができたら、世界中の水不足が解決するのではないでしょうか。
ということで今日は“空気中から水を作る”をテーマにたテクノロジーネタでまとめてみたいと思います。
■空気中の水分を飲み水に変えるシステム:MITが開発 <2013/9/4>
空気中の水分を飲み水に変える高効率なシステムが開発された。
雨はほとんどないが海からの濃霧が発生するチリの地方で大型施設をつくれば、そこに住む人々の需要を満たせると計算されている。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、チリの研究者の協力を得て、空気中の水分を集めて飲み水に変えるシステムを開発した。
このシステムは、従来の同様のシステムと比べて最大で5倍効率がいい。
空気中の水分を集めて水に変える技術は、新しいものではない。
17カ国以上ですでに、飲み水を空気から作り出すのに利用されている。
こうしたシステムは、通常、テニス用の大型ネットに少し似た網(ポリオレフィン製の不織布でできた網)を使用する。
世界で最も乾燥した地域で空気中の水分を集めて生き延びている特殊な植物や昆虫からヒントを得た技術だ
引用:WIRED.JP
通常より5倍も効率がいいということで砂漠地帯でも水が取れるとはかなり期待ができます。
そんな技術にヒントを与えてくれたのは虫です。
ナミブ砂漠の甲虫のようです。
この甲虫は、年間降水量がわずか1.3cmというナミブ砂漠だけに生息しているが、硬い羽(鞘翅)の表面で、海風から水を集めて生き延びている。
鞘翅の表面は微小な凹凸で覆われていて、その頂点部分が水を引きつけ(親水性)、横の部分が水をはじく(疎水性)。
海風が吹いてくる方向に向かって羽を広げて湿った空気を受けることにより、最終的には直径15~20ミクロンの小さな水滴が背中に溜まり、口に向かって流れ込む仕組みになっている。
生物を模倣することで生み出された技術は意外に多いようです。
また、全く異なった視点から開発された技術はこちら。
■空気から水を抽出。電源は風力から
フランスのEole Water社では、空気中の水蒸気を凝縮して飲料水を作る装置を開発。
現在UAEのアブダビ市郊外、ムサファ地区でテスト中だ。
Eole WaterのMarc Parent氏が空気中の水蒸気から飲料水を作ることを考案したのは、およそ15年前。
エアコンの排水に発想を得たものだという。
Parent氏は研究を重ね、風力発電装置に組み込むことで外部電源を必要としない「WMS1000 wind turbine」を開発した。稼動に必要な風速は最低7m/s。
ムサファでは1日に最大800リットルの飲料水を生産できているという。
集められた水は紫外線処理を含む5段階の処理を経ることにより、WHOの飲料水水質ガイドラインをクリアしているとのことだ。引用:eole water
こちらの技術こそ冒頭のエアコンの排水をヒントにした技術。
今回紹介した技術はどちらも、基礎の部分はすごく単純なものです。
それを日々、磨き上げる事で新しい可能性を生み出しているのかと思います。
世界の特に発展途上国で発生している水不足問題。
水の豊富な日本ではなじみの薄く、実感する事がほとんどない問題です。
中央、東南アジアと特にアフリカで水不足が顕著なのがわかります。
また、人口にして約9億人つまりは世界の7人に1人は安全な水を手にする事が出来ていないとのことです。
さらにはこれからも人口はどんどん増えていき、それに伴い必要とされる水も比例して増えていくと考えられます。
現に世界各国で水不足が発生しております。
ところが、地球にある水、はたまた大地に降り注ぐ水の量は変わりません。
限りあるパイの中から水を作り出すにはやっぱり人間の知恵が必要です。
人間の知恵である最新技術を駆使して、今までには手に入れられなかった環境から水を獲得する技術がいっそう必要になります。
どんな水の少ない環境でも空気はあります。
空気から水が取り出せてかつ安価でできるようになることで貧しい人にも手に届くものになるはずです。
そんな最終終着駅まで早くたどり着くことを願っております。
ありがとうございます。