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【続】「萌え」は、地方を救う?
2009.12.18|iwamura
先日、『「萌え」は、地方を救う?』というエントリーをアップしました。地方都市のプロモーションとして、「萌え」を活用してはどうかという内容です。
そしたらついこないだ、こんな記事を発見しました。美少女イラストに揺れる羽後町
美少女イラストのコンテスト、町の景勝地に美少女を描いたポスター、イラストレーターを招いたイベント……。昨年春ごろから、山内さんたちが考えた企画がネット上で話題になり、県外から羽後町を訪れる若者が増えた。彼らは「聖地巡礼」と称し、関連グッズを買い、ポスターに描かれた古民家などを見て回る。土産物店「ながや」の佐藤良友店長は「高速道路のETC割引で愛媛県から来た若者もいた。おかげで売り上げは伸びている」と話す。
「聖地巡礼」で訪れるということは本来の目的ではありませんが、まずは集客という点でミッションクリアです。
住民のほうは突然、町の状況が変化したことに戸惑っている。国の重要文化財鈴木家住宅がある飯沢地区。10月末に公民館でイベントが開かれ、多くの若者が訪れた。
近くに住む北畠久子さん(63)は、家の前で記念撮影をしている若者を見て驚いた。男の子がかつらをかぶり、ワンピースを着て女装していた。イベントのことを知らず、「こんな山の中で何が起きているのか」と目の前の光景が信じられなかった。
訪れる人にも住民にも案内が行き届いていないのは、企画が山内さんやJAうごなどによるもので、町がほとんどかかわっていないことも一因だ。町のホームページでは、美少女イラストに一言も触れていない。佐藤康雄企画商工課長は「個人で始めた事業。町がどこまでサポートすればいいのか……」と悩む。
住民側の困惑に関しては、致し方ないのかもしれません。萌え系企画に町側が関わっていないというのもあるかもしれませんが。
良いこともあれば、問題点も浮き彫りになってきたということでしょうか。興味深いです。さて、これからどうしていくのか。順調に町へのトラフィックが増えたのであれば、訪れた人たちに町自体を楽しんでもらう仕掛けが必要でしょう。今のところ、あくまで「聖地巡礼」という目的で訪れていますから。ウェブで言えば、ギミック的なバナーをクリックしてサイトに飛んだようなものです。
若い町民が「萌え」な格好で出迎えるのもひとつですし、その中でさり気なく町の魅力をアピールするのもありでしょう。ユーザーというか、訪問者の行動シナリオを読んだ企画を見せて欲しいですね。
※ちなみに、羽後町と「萌え」については、こちらを御覧ください。
今回の「天皇陛下」と「習国家副主席」の会見ゴタゴタに関して。
2009.12.17|iwamura
今回の天皇の件が、巷を騒がせているけれども、どうなんだろうか。
取り急ぎ、カナダ州政府のサイトなんかを見ると、「やっぱり偉い方なんだなあ」ということは漠然とだが、わかる。
お迎えする時の言葉なんかも、全部違うんだな。「エンペラー」一番上だ。
個人的には、その幼少期、このブログでも紹介した乃木希典の帝王学を一身に受けた昭和天皇が、自分はどうなってもいいから、食料を日本に援助してほしいと、皇室財産の有価証券とともに、マッカーサー宿舎へ訪問した話が好きである。やはり天皇は、「日本全体の為に」動いてくださる、偉い方、という理解を小生はしている。
大阪方面で毎日放送されているニュースがあり、コメンテーター青山さんの歯に衣着せぬ物言いが好きで、ネットでよく見るのだが。
昨日から、メインのニュースキャスター山本さんが「忌引」でお休み。だが、どうも、小沢さんを「たかが一政党の一幹事長ごときが」と、発言したことが要因で、降板させられたと思われる。
まあ、権力云々や黒い力はいい。よくある話。
だが、注目すべきは、上記動画で内田誠さんというジャーナリストが発していたコメント。
山本アナ「内田さん、これはどう考えても政治利用ですよね?」
ジャーナリスト・内田誠「本当に、酷いことやってくれたなと思いますね。」
「陛下はお会いになる人について前もって勉強される。今回も非常に忙しい公務の間を縫って勉強しなきゃいけないわけです。一言一言に重みがあるので、間違ったことは言えない。そういう意味でも1カ月というのが大事、と言うのもあります」
「もう1つ、言っておかなきゃならないことがある。習さんが胡錦濤さんの後継者になると見られてる。でも中国国内では本当にそうなるかハッキリしてない。ということは、中国共産党内部の勢力争いに天皇陛下が利用されてる。その間に小沢さんが絡んでる。これは大変具合いの悪いこと。二度とどころではなく、撤回してほしい」
山本アナ「こんな前例は作っちゃいけない」「もし本当にいろんな意味での政治利用に使おうとするなら…たかが一政党の一幹事長ごときが 勝手にそんなところに手を突っ込んで暗躍してたんだとしたら、これは大変な問題ですよね」
tvウォッチBLOGより抜粋
まあ、政治利用ってこっちの意味だろうな。小沢さん個人は、今回のパフォーマンスでマイナス点なわけだし。確かに、けしからん問題ではある。みんなの天皇陛下を!
だが今回の顛末は、普天間の問題の影響が大きいだろう。
普天間移転の問題は、「連立政権」で直ぐに答えが出せるような簡単な問題ではない。圧力をかけてくる米政府に対する当てつけに結果的になってしまったとしても、日本は中国と蜜月関係を築いてゆくのですよ、アメリカの言うことばっかり聞きませんよ!これからはね!
という、パフォーマンスとしての、小沢さんの訪中や、今回の天皇の接見であるとしたら。
そういう意味であるとしたら、下記(やはり引用は「スーパーニュースアンカー」さん)動画でも、小沢さんも吠えているが、「もし陛下に直接お会いできれば、きっと『会いましょう』って言ってくれると思うよ。」という彼の言葉は、日本国民の最大多数の最大幸福を考えた場合の、陛下の本心からの了解であるはずだ!という、「願い」だな。
アメリカの基地が、結局移転してもまた沖縄内別所に置かれるような、本来であれば「極めてオカシイ決定」がなされることに、陛下も心を痛め、「急に言われたっていやだ」といわずに、「それじゃあ、中国と会いますか」と、言ってくれたのだと、小生も信じたい。
「たとえ、慣例に背いても、中国の権力争いに利用されても、朕は、日本の為に会見するよ。」
そうかも、知れないわけであります。
それが、「みんなの天皇陛下!」のお仕事だったのかもしれないわけであります。
以上、今日はちょっとセンシティヴな問題に突っ込んでみました。
切り込み隊長も独自の観点から意見展開されていて面白かったので、お時間ある方はぜひ。
白熊出没注意!
2009.11.30|shiozawa
先日の夜、
「何かソフトドリンク飲むか」と、東京都は中野区某所のスリーエフに向かいますれば、
・・・何故・・・?
「北海道フェア」なのは分かるんだけど、何と言うかこう、「熊出没注意グッズ」は、北海道でしか買ってはいけない気がするんです、僕は。
おとーさんと僕とでおそろいにするのだ!
まあ、
ヒグマがらみの事件は中々にシャレにならないのですが、それでも
とか(何してるそこのウサギ)、
とか
北海道の定番と言って差し支えないですな。
ちなみにこの木彫りのクマ、北海道が観光地として人気が出たころからの商品らしいのですが、初期はシャケをくわえてなかったそうです。それが、何でも
「そのほうがインパクトがあるから」
という理由でシャケ追加。そんな安直な。
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さて、最初にご紹介いたしましたガラナドリンク。完全に北海道限定ではないですが、やはり北海道に行って飲むもの、という印象が強いです。
コーラのような味ですが、もっと野性味溢れる木の実の味がするといいますか、若干ですがクセのあるドリンクですね。もちろんドクター○ッパーのようなエグイものではないですが。
しかし、この写真左にあります、
「白熊出没注意」は違った。
もっとガラナ風味を抑えて、マイルドに飲みやすくしてありました。ガラナが苦手な方、手を出すのがおっかなかった方にもオススメしたい飲み口でございます。少々お高いですが、1回飲んでみる価値はありますぜ。
・・・ま、唯一の問題は、季節が冬に差し掛かっている、ということなんですが・・・もっともガラナ味のホットドリンクとか、すさまじいことになりそうなんで、無理は言いませんけども。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が早く観たい件。
2009.11.24|iwamura
崖の上のポニョじゃあありません。坂の上の雲。
同書は司馬遼太郎先生の大傑作であるが、まあつまりは、坂の上に浮かぶ雲を、若者が無邪気に追いかけるお話。無邪気な、その前向きさを、明治という美しい時代に投影した「日本国青春時代」の物語であるわけです。
真っ直ぐな青春時代、喧嘩やケガやはつきものです。
当時の日本は、ロシアというシベリアヤクザから大分脅されておったわけです。「お前の財布も家も寄こせ」と。
日本は、ロシアに対抗するため、強い陸軍、海軍を持とうとします。
だが、ロシアと日本の国力差は、常備兵力で300万人対20万人。国家歳入で25億対2億。
人口5000人の村が、立派なプロ野球チームを持とうとしたことに似ています。しかし、食うや食わずで、実際にプロ野球チームを持ってしまった。
そしてついに、といった形で、ロシアからオリンピック代表チームが海を越えてやってきます。迎え撃つ日本村選手団。それがかの有名な日本海海戦ということになるでしょうか。
日本海海戦に関しては以下のサイトが詳しいが、この戦いにおいては特に、「東郷シフト」と呼ばれる、敵前一斉回頭が有名です。
相手にフネのハラを見せつつ、しかし味方全艦によって、敵の頭を集中的に叩く、という、一撃必殺のやり方ですね。
数や力の論理に、作戦で勝った好例と言えるでしょう。
この戦い方で、日本はロシア艦21隻を沈め、相手を「全滅」まで追い込むことに成功するのであるが(日本艦の損害は水雷艇3隻)、この作戦立案者がドラマ「坂の上の雲」における主人公、秋山真之(=本木雅弘=弟の方。しかし似てるなぁ本人)その人なわけです。
彼もアメリカ留学組で、米西(アメリカ対スペイン)戦争の従軍観戦も行い、未来の戦い(日本海海戦)に備えたわけであるが、彼の努力や成功は、彼の力のみ、海軍のみのそれではない。上記海軍が陸軍を助けた会戦のように、陸軍に助けられたおかげでもあったわけです。
そもそも、陸軍軍人代表として描かれるお兄ちゃんの秋山好古が、弟を軍隊に引っ張った張本人であるわけで。。。
だが、そうなのだ、話をもとに戻すと。
日本海海戦で海軍が勝てたのは、陸軍のお陰によるところも大きい。「203高地攻略」もそのひとつ。そこから見下ろせる旅順港に潜んだ、ロシア太平洋艦隊(ロシア海軍別動隊)を沈めておいてくれたのは、陸軍だった。
NHK「坂の上の雲」も、きっとロマンチックで、男の子としては注目なのだが。
だが、会社を休んででも見てほしい魂の映画は、やはり「二百三高地」だろう。旅順攻略では、日本軍も六万人を超える死傷者を出しました。下のYouTube予告編だけで既に泣きそうだ!
☆キャスト
すごいでしょ。脚本は「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫なわけですよ。
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さださん(主題歌)、愛は死なないと思います。
今日も1日、日本の為、そして世界平和の為に頑張ります!!!
※NHK「坂の上の雲」11月29日20時オンエアです。
「萌え」は、地方を救う?
2009.11.23|iwamura
またまた、kawaiです。
「女子高生キムチ」などがある「萌え食べ物」シリーズ。
今回は、「牡蠣」みたいです。
いやぁ…僕みたいな草食系男子にはちょっと刺激が強すぎるというか…(笑)思わず、目をそらしてしまいました。
今度は、どアップでどうぞ。どーん!
やりすぎでしょうか?(笑)すいません。
ただ、このような地方の特産物(?)のプロモーションとして、決して”なし”ではないと思うのです。
たとえば、「萌え」を使わないとして、どんなプロモーションがあるか。ひとつは、東京・銀座の「どさんこプラザ」みたいなアンテナショップ展開でしょう。
大都市の人が集まるところにショップを展開し、その地方の特産物や県自体のアピールをする。でも、単に場所を確保したからといって、人は振り向くのか?(北海道に関しては「カニが美味しい」みたいなブランドイメージがあるのでいいのかもしれませんが)何かしら、注目を集めるコンテンツが必要だと思うのです。
逆にいえば、「集客」よりも先に、「注目を集めるコンテンツ」があってもいいのではないか。今回の「牡蠣」がまさにその例です。実はこれは兵庫県産の牡蠣みたいですが、兵庫県のアンテナショップが東京にあったからといって、それだけでは注目されない気がします。
これをアンテナショップに置いて、「実際に見に来てね♪」というメッセージを打ち出してみる。そうすれば、「良質なコンテンツ」が「集客」の役割も果たしているといえるのではないでしょうか?
現状、アンテナショップが「萌え」をどう捉えているのかは不明ですが、ひとつの選択肢にはなるはずです。
(いろんな「萌え食べ物」は、下記をご参照ください)
ちょっと後半はカタイ話になりましたが、大切なことは「人の注目を集める工夫をする」ということに集約されるのではと思います。
とりあえず、次の「萌え」食べ物シリーズに期待です。
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