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ロンドンオリンピックと韓国との領土問題について。
2012.08.14|iwamura
ということで、今夏はオリンピックについてのエントリをほとんど書いてこなかったことに愕然。
見れなかったんです。。。
ただ、やっぱり開会式が「やっぱりイギリスだな!」というウィットに富んだものだった点と、今回はそして、男女ともサッカーが強くて楽しかったです。
ただその、男子サッカー3位決定戦における韓国人選手の例のアレが、なんとも後味の悪い展開です。
ロンドン五輪のサッカー男子の3位決定戦、日本―韓国の試合後に韓国の朴鍾佑選手が竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げた問題で、日本サッカー協会の大仁邦弥会長は13日、韓国サッカー協会から謝罪のメールを受け取ったことを明らかにした。
この問題についてIOCのロゲ会長は、FIFAが関係者に事情聴取して9月中旬に対応を決めることを明らかにしている。IOCはFIFAの決定後にメダルの扱いを決めるという。〔共同〕
※日経新聞さんより
勝ってもも負けても、その互いの歴史への思いや悔しさも含めて、近親憎悪的隣国対決はガチンコで熱くてよろしい、というところで止めておいて頂きたかったのであるが、やっぱりオリンピック公式スポンサーのサムソン先生はお強いことでも知られており、メダルの獲得数は各国家の豊かさや民度を図るある一定の基準にはなりつつも、その背後にある経済力というか、組織力について、日本も学ばなくてはならないなとは思います。
特には昨今、政権交代のタイミングの影響か、韓国における対日批判の熱の高さは常軌を逸しており、竹島まで遠泳のニュースには、灯油をかけて抗議自殺をするかの国の熱さというか、ある意味の尊敬も含め、椅子から転げ落ちてしまいました。
【8月13日 AFP】(写真追加)韓国の市民グループ数十人が13日、日韓両国が領有権を主張する竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)までの230キロメートル遠泳リレーを開始した。
韓国・蔚珍(Uljin)を出発した歌手のキム・ジャンフン(Kim Jang-Hoon)氏率いる遠泳隊は、韓国で第2次世界大戦終戦まで35年続いた日本の植民地支配からの解放記念日にあたる8月15日の光復節(Liberation Day)に、竹島に上陸を予定している。
現在韓国が実効支配する竹島をめぐっては、李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領が10日、韓国大統領として史上初めて上陸したことをきっかけに両国間の緊張が高まっている。
※afpbbニュースさんより
しかし、ネトウヨ的なただただ自尊心の拠り所を日本人としてのアイデンティティに求めざるを得ない、そうした脊髄反射的な感情論として我々は今この問題に蓋をしてしまうだけではなしに、国際司法裁判所への提訴もそれはそれでいいんだけれども、そもそも先方シカトで話は進まないことは火を見るよりも明らかなのであるから、やはりここは、毅然とした理論と行動をもって、かの国と相対してゆく(ケンカするという意味ではなく、しっかりじっくりと話し合いを続けてゆく)必要が、今まさにあるのではないか、と思うわけです。
国際司法裁判所や他国に頼るのもいいだろうけれども、自分は今回のオリンピックで静かに感動したのは、室伏広治選手の銅メダルでした。
アテネでの金、しかし腰を痛めての北京。そして、37歳でメダリストに返り咲いた彼の銅メダルを獲得するに至る、トレーニングの秘密とは一体なんだったのか。
かつての室伏選手は周囲を寄せつけないほどの厳しいトレーニングで自分を追い込み、29歳のとき、アテネオリンピックで金メダルを獲得しました。
しかし30歳を超えると、世界の頂点が遠くなります。
室伏選手本人もこの頃の体の状態について「金属疲労が起きている」と例えました。
長年鍛え続けてきた筋肉が悲鳴をあげていたのです。
年齢の壁をどう越えるかがロンドンに向けての大きなテーマとなりました。大きく見直したのはウオーミングアップに時間を割くことでした。
ハンマー投げにつながる1つ1つの動きを、ストレッチなどで繰り返し体に覚えさせます。
かける時間は1時間。
若いときの3倍に増やしました。反対に、投てきの練習は半分以下に減らしました。
長年のトレーニングで技術はすでに十分、身についていると考え、常に正確な動きをすることで80メートルを安定して投げられることを目指してきました。※nhkウェブサイトより
基礎を大切に、自分の身体、力と向き合い、バランスの中で強くしてゆくトレーニング。
浅はかでなはない、大人の男の闘い方をそこに見ることができます。
誰かに頼る、何かの問題を後ろに持っていく、あるいは逃げる、そうしたことをせず、まっすぐに問題や自分自身と向き合い、世界のトップで闘い続ける室伏浩二先輩。
それが結果となり、また、国を超えた尊敬であったり、彼自身のアイデンティティ形成の上でのオリンピックになったりするわけです。
翻って、我々の仮想敵国がかの国であるとかそうではなくて、我々の国の根本的問題は、国旗・国歌に関する法律の件含め国内に存在するわけで、我が国の未来は、そうした我々自身の問題を解決してゆくことや、我々自身の考え方、行動の仕方次第で右にも左にも進んでゆくことであると思うのです。
隣の国が悪い、腹が立つ、だけではなしに、常に敵はわが弱き心であることを忘れず、真摯に問題や未来を見つめ続け、鍛え闘い続ける視線や言動こそが、結果となり、周りの国の尊敬や賛同にもつながってゆくのだ、と考えてやってゆく必要があるかと存じます。
ということで、室伏先輩の銅メダルに励まされてオリンピックネタ閉幕ということで、本日もお仕事に励みたいと存じます。
暑さ寒さも彼岸まで。
皆様もよいお盆休みをお過ごしくださいませ。
最後のニュース
2012.06.26|iwamura
最近、忙しすぎて(と自分が思い込んでいるだけだが)ニュースを「読めて」いなかった。
igoogle先生がホームに設定されているので、もちろん、日々ロイター、共同通信、朝日読売日経、1ch、2chに検索ランキングと、表層だけはニュースを追うことができるのだが、たまに表層だけでは考えなくなる時がある。ニュースや社会や時代に関して。
マスコミの方々へ。高橋容疑者の逮捕は、たしかに視聴率が取れるのでしょう。部数が伸びるのでしょう。でも、それがいま本当に伝えるべきトップニュースでしょうか。いまなされようとしている政治的決断は、我々の生活に大きな影響を与えようとしています。報道の使命、いま一度考えてみてください。
https://twitter.com/h_ototake/status/213611056705183744
※やまもといちろうブログより
これを見たときに、「あ、」と思って。
原監督のニュースも「なんでまた今」のタイミングであり、もはやどうでもいいんだけれども(でも「1億円」はネタとして秀逸w)。
しかしまたやられていたなあと。
たとえば高橋容疑者逮捕に沸いた一両日間、もっと大事だったニュースはこちら。
消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は21日午前、今国会成立が固まった。民主、自民、公明3党の幹事長会談で正式合意した。これにより2014年4月に消費税率を8%、15年10月に10%に2段階で引き上げる消費税増税は実現する方向となった。
※47ニュースさんより
これ、小沢さんの奥さんが書いたとする直筆離縁状(?)もアレは本当にマジのモノなのどうなの。
という、やはりこのタイミングで入ってきた突然の男女関係スキャンダル系ニュースが、怪しすぎるシロモノでもあり。
昨今では中国スパイ問題もあったんだけれども、う~んこれも、一番ソンしたひと(打撃を受けた党)はダレかつー話かもしれないですし。
そして時を合わせ、原発再稼働の問題は着々と進んでいるのだ。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働決定を受け、原発の立地自治体では学識経験者ら専門家の意見が次の焦点となってきた。福井に続き、北海道電力泊原子力発電所1、2号機(北海道泊村…続き
※日本経済新聞さんより
調べれば出てくる出てくる、大飯原発が過去のニュースとしてかすんででしまうような、そんなニュースたちなワケです。
◆大飯原発再稼働へ 海外の反応 : 47トピックス – 47NEWS(よんななニュース)
◆日新聞デジタル:米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず – 政治
◆玄海原発:再稼働「認可しないで」 プルサーマル裁判の会、県に要請 /佐賀- 毎日jp(毎日新聞)
◆柏崎刈羽原発:再稼働 住民投票求め市民団体が署名集め- 毎日jp(毎日新聞)
◆原発再稼働 :特集 :日本経済新聞
◆【原発再稼働】反対派1万1千人、首相官邸前でデモ – MSN産経ニュース
◆原子力発電所、米国から日本への警告 民主主義が実現できない国に運営する資格はない
やばい。
消費税増税自体が、まさかの取引材料や、ドロンの術だったらどうしよう、などと考えながら、
しかし井上陽水さんの、「最後のニュース」は、20年以上前につくられたものなるのだけれども、これほどまでに今の我々の心に刺さってしまう楽曲も珍しい。
闇に沈む月の裏の顔をあばき
青い砂や石をどこへ運び去ったの
忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ
みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの飛行船が赤く空に燃え上がって
のどかだった空はあれが最後だったの※上記YouTubeより
ちょっとリアルな歌ですよね。。。
もう少し考えてもいいと思うんだけどなあ。少なくとも原発再稼働問題の方は。
消費税は国内ニュースというカテゴリですが、再稼働の問題は国際的なカテゴリだとも思いますし(もちろん消費税も結局は国際的なカテゴリにはなるけれども)。
去年も(電気が)無くなる無くなるって無くならなかったのは、もちろん火力等に無理させて発電して頂いていたことも理解はするけれども、そうならそうという説明もないままに、ただ「足りなくなるから」と以前(地震前)とまったく同じ「the常套文句」で攻め立てられても、我々は一向に、「はいそうですか」と落語じゃないんだから、そんなお人よし的納得はできかねると申しますか、まあ簡単に言うと、「あなたのことを信じることができませんボケ」という、例えば女子に言われたら死ぬまで忘れられないであろうトラウマ的発言をおまーらにしてやりたい、というところが、本心でもあるわけで。
だってそもそも、福島における地獄の釜の蓋は閉じられていないままでございますし。
いやいや、別に頭ごなしに再稼働に反対しているわけではありません。
もう少しきちんとした説明を、解りやすく大々的に、全国民が周知するような方法で行って頂くことを我々は求めているだけです。
そしてまず我々が必要としている情報は、再稼働の是非に合わせ、さまざまな立場の弱者が発生するという事実詳細と、そしてその弱者の側から見た真実ひとつひとつであるのだ、ということも、ここに申し添えさせておいて頂きます。
いよいよ白熱電球から100%LED電球へ。
2012.06.15|shiozawa
原発停止で夏場の節電対策の話が盛り上がってきている中、
節電の一環として少し政府らしい企業への要請がありました。
■白熱電球 製造販売自粛を要請
夏の節電対策の一環として、政府は、消費電力の大きい白熱電球の製造と販売を自粛するよう、メーカーや量販店などに要請しました。
白熱電球は、ガラスの球の中のフィラメントと呼ばれる細かい糸のような形をした抵抗体が電気を通すことで、高温になって光を放つもので、国内では去年1年間に4300万個が製造され、家庭などで広く利用されています。
環境省によりますと、LED電球は白熱電球の10倍ほど値段が高い一方で、消費電力はおよそ8分の1で40倍長もちするということで、現在国内で使われているすべての白熱電球をLED電球などに切り替えれば、年間50億キロワット時、140万世帯分の消費電力が節約できるとされています。
引用:NHKニュースウェブ
http://www.youtube.com/watch?v=hJF19wk3yes&feature=player_detailpage
年間、140万世帯分の消費電力が節約できるとのことですが
静岡県の世帯数が約140万世帯(2012年4月1日時点)。
つまり、
日本のすべての白熱電球がLED電球になれば、静岡県の家庭の電気がすべてまかなえるくらいは減らせられるということになります。
こう考えるとなかなか大きな数字です。
しかし、リアルタイムな話で最近“不正受給”で話題になっている生活保護。
“日本の生活保護が207万世帯越え”
と発表されていましたので残念ながら生活保護全員の電力をまかなえるほどの節電効果ではないと。
といいますか、静岡県より生活保護世帯の方がはるかに多いことに驚きと疑問を感じる結果です。
一旦、節電効果の話は抜きにして、この製造停止が要請された白熱電球の需給に関してです。
実は昨年の震災以降、急激に白熱電球の需要が減っていたようです。
それをよく示しているのがこちらのグラフ。
どちらかというと
白熱電球の需要が減ったというよりは、
長寿命で節電効果のあるLED電球の需要が増えた
といったほうが正しいかもしれません。
ただし、値段はLED電球のほうが白熱電球より10倍ほど高いとのことで、たくさん使用する人にはハードルの高い値段かもしれません。
しかし、たとえばの例がありました。
引用:All About
仮に一日5時間使用したとすると、365日で1825時間。
ざっくり計算して約2年ちょっと使って、4万円以上お得。
しかも、約半年に1回は白熱電球の場合電気が切れてしまいますが、そんな取り換えの手間もLED約2年に1回。
長期的なビジョンでみるとものすごくお得のようです。
最近ではLED電球の値段も少しずつですが下がってきているようですし、
私も夏の節電に向けて、近々LED電球に替えようかなと思っております。
ありがとうございます。
「お前なんかもう死んでいる」
2012.05.29|iwamura
ということで、朝から騒がしいニュースが。
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)の母親が生活保護を15年間受給していたことが問題となった中、
同じ吉本興業所属のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(31)の母親(63)が昨年3月から
生活保護を受給していることが28日、分かった。祖母の介護とパート先を失ったことが重なり、
福祉事務所に相談し受給が決まった。母親の住居のローンを全額負担している梶原は
「今年8月に完済したら、受給を打ち切ることにしていた」と話している。祖母の介護に失業が重なった昨年3月から1年3カ月間の受給額は計約140万円。
梶原は「おかんが苦しんでいたので“助かった”というのが率直な気持ち」と感謝。
自身も2人の子供を育てており「生活費が赤字の時もあり、福祉事務所が勧めてくれたことに
疑問を持たなかった。今は生活の不安以上に母親の精神面が心配」と話している。 (了)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/05/29/kiji/K20120529003348840.html※痛いニュースさんより
一連のニュースの中で。
① 日本人はやっぱり論語というか「儀」の国ですね。
河本さんのニュースも、梶原さんのニュースも、当然「子が親の面倒を見るべき」とする論点で書かれておりますし、それはそれで当然かと存じますが、さりとて、今こうしてエントリ書いている自分も、実は母が生活保護を受けていた!とか、妹が失恋して仕事を辞めていた!みたいな話までは、実は知らなかったりするわけです。特に離れて暮らしていたりすると。
じゃあもし知っていたら、それは「俺が何とかするからさ」と、言ったかもしれないし、自分の家族も持ち、不安定なギリギリ生活であり、そこまではなんとも、と回答し、兄弟に総スカンを喰らったかもしれないし。
あとはも少し、国というか、管理する側も、そういうのちゃんと調べようよ、という点もありますね。
② 国民年金との金額的差異
「真面目に国民年金毎月納めたのに、年金よりも生活保護のほうがもらえるのかよ!」とする論理。確かに一理あり。
ただ、根本的に生活保護のほうは、病気や怪我時における「あってよかった健康保険」と近いイメージで、緊急避難の論理で考えるべきものであり、老後の蓄えとはまた意味が違う気がします。ただ、国民年金は国民年金でヤバいし、「緊急避難的お金の拠出と同等に、おじいちゃんおばあちゃんに対するお支払いもまた大切」とする論理は正であり、ムツカシイ問題。
③ 上記①②の解決策として
やはり、「どう払うか」で喧々諤々するよりも、「どう稼ぐか」とする論理とのセットで考えたいところ。
昨今、上記生活保護のオハナシと同じく、政府の打ち出した「エネルギー比率」の問題や、電気の買取価格の件が議論されるところであるが、やはりたとえば、技術やテクニック大国としての、新エネルギー開発分野においては、もちろん欧州に一日の長はありつつも、実は日本国内の発電技術に優れたものは多かったりする。バイオマス発電なんかは、炭焼きの理論だから、我が国は実は強いとか。
そういったものを、誰かの利鞘を増やすというよりは、国家全体の利鞘を増やすためのひとつの武器として、海外展開への積極的な後押しを、例えば政府は行ったりして、結果潤う部分を、上記①②に還元する、というやり方が、実は大事であって、国民年金の支払額を上げ、国民総背番号制とし、生活保護受給者の受給資格を市役所の職員が調べまくるコストが膨らんだりすることは論理としてはアベコベだと思うのです。
と、いちおうの正論(?)をぶったあとに。
これもまた一方の正論ではあるのですが、昨今もっとも衝撃というか、「ワカルワカル」とうなずきまくってしまった本がこちら。
今までの論理と違ってしまうのだけれども。
この本は本当に共感しながら読めました。
厳しいわけです。芸人さんとか。いつ仕事無くなってもおかしくないし。何千万ももらってんだろ!って言うなら、お前やれよみたいな。
翻って社長業もそういうところがあって、酒と薬を交互に飲みながら、いくつかの銀行さんからお金を借りて、「今月末は払えませんが、来月末なら払えますから!」なんて菓子折りもってお客さんにお願いしながら、集客人員や販売数の読めない(どんなにデータや実績があっても、「やってみるまで解らない」とする事実はあるわけで)仕事へ突入ぶっこいたりとかするわけです。
小さい会社や個人(芸人さんとかも含め)だと、やっぱり不安定は不安定だし、その場その場の判断というか、タイミングのつかみ方というか、個人の持つセンスやタレント、運に大きく影響されることがどうしても多い、そんな人生になります。
上記芸人さんのお母様たちの件、「そんなのいいじゃんか。」とまでは申しませんが、やっぱり、稼ぐ方に集中し、無駄遣いせず真面目に、正直に生きることが大切なのだと気づかされる本です。
やっぱり「暗黒時代」を持つ仲のいい社長さんも「最高だった。」とおっしゃられておりまして、フツーにエンタテインメントとして読むも良しですが、泥水すすった事のある方が読むと、感慨深いものがあります。
ということで、本日も忙しいことに感謝して、笑顔でやっていきたい、初夏の火曜日でございます。
発売直前☆ 次世代のカーナビ“ サイバーナビ ”
2012.05.25|shiozawa
なかなかすごい次世代カーナビが目前7月に発売される事が発表されました。
商品名は“サイバーナビ”。
■近未来の技術が現実に!? ドライバーの視界にナビ情報が重なるパイオニアの“サイバーナビ”
パイオニアは8日、フロントガラス越しに拡張現実(AR)情報を表示できるヘッドアップディスプレイ(AR HUD)搭載カーナビシステム「カロッツェリア サイバーナビ」を発表した。
販売開始は7月下旬。価格はオープン。
同製品は、7型液晶ディスプレイ搭載のAV一体型HDDカーナビシステム。
「AR HUDユニット」(型番:ND-HUD1)を同梱し、運転席上部にあるサンバイザー取り付け部を利用して同ユニットを設置。
運転中のドライバーの視線に重なり合うように、フロントガラスにナビ情報を表示する。
その最新機能の解説動画がこちら↓↓
引用:YouTube
以前にも一度お話をさせてただきました“拡張現実”。
それをカーナビに適用したバージョンですね。
拡張現実とは?
現実の環境から知覚に与えられる情報に、コンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を与える技術
引用:IT用語辞典
1番目の機能解説の動画、説明が早くてわかりずらいですがすごい機能満載な事は一度見ただけでよくわかります。
なんといっても革新的なのは“ヘッドアップディスプレイ”。
この機能はカーナビで世界初。
透明な画面に、はその画面の先に見える道や建物のに解説を加えてくれる。
今までは左下にあるカーナビの小さい画面を見ながら運転するために、結構な時間目を正面からずらさなければいけませんでしたが
これだと、ちゃんと正面を見たままカーナビの解説を見る事ができます。
それもまるで、道にある標識のように、すぐそこに書かれているかのように。
さらにさらに、前の車の位置や、そばを歩く人をちゃんと認識して、危険が発生した時に連絡してくれたり、
レーンの白線を認識して“ふらつき”がある時に警告したり、
標識を画像認識して知らせたりと、もうなんでもやってくれる。
具体的な製品の解説。
サイバーナビは、2011年モデルにおいてARスカウターモードを搭載。約31万画素のCMOSイメージセンサーと画像解析ユニットからなる「クルーズスカウターユニット」を接続することで、ナビ画面とイメージセンサーから取り込んだ映像を合成して、AR(拡張現実)表示を実現していた。
2012年モデルの新型サイバーナビでは、AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニットを用意。サイバーナビ、クルーズスカウターユニット、AR HUDユニットを組み合わせることで、ナビ画面をフロントウインドーの前方に映し出す。
2DINモデルの「AVIC-ZH99HUD」
2DINモデルの「AVIC-ZH99HUD」
引用:CarWatch
主観的な感想ですが、ここ最近車の安全機能が急激に増えている気がします。
車は“スピードの時代”ではなくて“性能の時代”になったのでしょうか。
今回の機能で車の事故が1件でも多く減ればいいですね。
実に、世の中に貢献するいい製品だと私は感じました。
そして、今日の話とつながるリアルタイムな情報をひとつ。
本日まで“サイバーナビ”のような、車の最先端を見られるイベントが横浜でやっているようです。
<人とくるまのテクノロジー展2012>
今日、時間のある方はぜひ。
ありがとうございます。