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No.1 Speeche from [Top 100 American Speeches]
2011.01.18|iwamura
And so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
[われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。]
delivered 28 August 1963, at the Lincoln Memorial, Washington D.C.
@ワシントンD.C.リンカーンメモリアルパーク 1963年8月28日
このスピーチが、アメリカ20世紀の名スピーチ100の第一位にランクされております。ランクされるまでもなく別格でありますね。
さて、昨日1月17日。日本は普通の月曜日でしたが、アメリカは国民の休日でした。Martin Luther King, Jr. Day(キング牧師の誕生日)です。あの国、及び世界における人種平等、黒人解放運動は彼をおいて語ることはできない。
日本人の我々にとってみれば、中学生の頃の課題で、ひょっとしたら訳したことあったかもな、、、程度のスピーチ文章。
だが、オトナになって見返して見ると、あの法と契約からなる人工国家「STATES(『NATION』ではない。)」をまとめ上げるに十分な、パワーある魂の言葉たちにヤられてしまいます。こんなにも、自由と夢を美しく謳いあげたスピーチがあっただろうか。
ちょっと我慢できないので原文引用+訳。
Let us not wallow in the valley of despair, I say to you today, my friends.
絶望の谷間でもがくことをやめよう。友よ、今日私は皆さんに言っておきたい。
And so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream.
われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。それは、アメリカン・ドリームに深く根ざした夢である。
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”
私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。
I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルに着くという夢である。
I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
私には夢がある。それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりの砂漠の州、ミシシッピでさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、その人格の中身によって評価される国に住むという夢である。
I have a dream today!
I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of “interposition” and “nullification” — one day right there in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.
今日、私には夢がある。
私には夢がある。それは、邪悪な人種差別主義者たちのいる、州権優位や連邦法の無視を主張する州知事のいるアラバマ州でさえも、いつの日か、そのアラバマでさえ、黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として手をつなげるようになるという夢である。
I have a dream today!
I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight; “and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together.”
今日、私には夢がある。
私には夢がある。それは、いつの日か、「あらゆる谷が身を起こし、あらゆる丘と山に身を低くさせよ。荒地が平らにされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生けるものにその栄光をともに見ることになる」という夢である。
※American Rhetoric : I Have A Dreamより部分抜粋
※上記サイト表示後、「ずるっこ」にて中学生時代のように一語一語、訳を確認するのも面白いぞ!
※訳はEMBASSY OF THE UNITED STATES IN JAPANより部分抜粋
さて、それではYOU TUBEいってみましょう!
YOUTUBEはスピーチの最後の部分の3分なのだが、熱過ぎて身体がしびれる。言葉のエネルギーって不思議。
小生はアメリカという国は嫌いだが、やはり好きでもあり、尊敬もしている。
もともとは自然発生の国ではないから「文化」といったものはないはずのところへ、人工的な「法」や「文明」といったもので「STATES」というものを成立させている、とてもインタレスティングな国であるし、
ある意味では人類の「理想郷」としてのシステムを、短い歴史の中で成立、成熟させている国であるから、尊敬もしているのである。
キング牧師の夢はかない、今や大統領もブラックのSTATES。
。。。
まだまだ先は長いが、オバマさんにも管さん同様、ここは歯を食いしばって踏ん張ってほしいと思います!
田中角栄と論語~父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。~
2010.11.06|iwamura
さて、出てしまったものはショーガナイ。例の「尖閣のやつ」です。
中学生時代、飯島愛さんの裏ビデオ以来の衝撃の映像こちら(2分過ぎに突撃開始)。
(2010/11/5)追記:オリジナルの動画が削除されたので、他の人の複製に差し替えました。
さらに消されていた場合は、コチラからご覧ください。YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁1.flv
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁2
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁3
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁4
YouTube – 日本の尖閣 海上保安庁5.flv
YouTube – 本当の尖閣 海上保安庁6経緯はまったくわかりませんが、これが本物だとするならば、日本と中国の両国を大きく揺るがす映像になることは間違いなさそうです。
追記:
尖閣ビデオ流出か ネット動画サイトに投稿 映像6本で約44分「本物と思う」と海保幹部 内部が関与? (1/2ページ) – MSN産経ニュース
【尖閣ビデオ流出問題】野党議員「政治家に対する役人のテロか」 – MSN産経ニュース
asahi.com(朝日新聞社):尖閣沖の衝突ビデオ? 動画サイトに流出
尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も※らばQさんより抜粋
さて、祭りはこれぐらいにして。
個人的に、今回の映像を流出させた奴は死ね!
というのが、小生の個人的見解である。
無論、子供じみた突撃や、漁船のアンテナが多すぎる件について、言語道断であることは間違いないとしても、だからと言ってこの映像を公開し、両国間で歩み寄りつつある現状を「蒸し返し」てどうする。
日中国交正常化を実現させた、故田中角栄さんの愛を一身に受けて政治家として成長したドン小沢。
政権取得と同時に、胡錦涛国家主席へ民主党議員握手大会へと赴いたドン小沢。
そんな小沢センセイとしては、論語における「父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。」という、法律よりも、家族の愛が優先するという彼の正義に基づいて、中国の落ち度を隠してあげようとしていたのだと思う。
党を挙げてね。
楚の国の葉(しょう)公が孔子にこう語った。「われわれの村に正直一方の者がおります。父親が自分の土地に入ってきた他人の羊をちょろまかしたところ、正直者の息子が証言し、父親は有罪になりました」。ところが孔子は、「われわれの村の正直者はそれとは違う」とやり返し、「父は子の為に隠し、子は父の為に隠し、直きこと其の中に在り」と語った。父親は子供が犯した罪を隠し、子供は父親の犯した罪を隠す、それこそが本当の正義なのだ、というのである。
今日の刑法に慣れ親しんだわれわれにはとても考えられないことだが、「父は子の為に隠し、子は父の為に隠す」という孔子の言葉は、後世においてもそれほどまでに大きな力として作用したのである。このことは、今も東洋人の思考法に何らかの影響を残していると考えていいかもしれない。
※中外日報より抜粋(部分略)
そうなのだ。「田中角栄~小沢一郎と受け継がれた中国への愛を台無しにした流出愉快犯出てこい。」と、おれはいま言いたいのだ。
映像を流すことが、父を、子を、役人に差し出すことが、この場合正義ではない。
長い目で見るべきだ。お隣さんなんだから。
というわけであるから、ここはいっちょ、小沢センセイの大師匠、故田中角栄さんの日中国交正常化のち、帰国直後の自民党本部での演説を引用しようと思う。
「裏切り者!」「辞めちまえ!」「このアカ(共産主義者)が!」怒号が飛び交う中演説は始まる。そしてそれを鎮めた彼の名スピーチ。涙が出ます。
怒号の中を田中は颯爽と演壇に向かっていった。その体からは他を圧する磁気が放たれている。
演壇に立った田中は全員をにらみつけるようにして話し始めた。
「日中国交正常化をなし遂げていま私は帰国しました。党の中にいろいろ議論のあることは承知しております。相手との間には隔たりもありました。途中で帰ろうと思ったこともありました。」
怒号は次第に収まり、みなが田中の言葉に耳を傾ける。
「しかし、中国は動かすことのできぬ隣国であります。いかに体制が違っていても、日本との関係がどうであっても、隣の大国であります。そのことは永遠に変わらないのです。中国が嫌だからと言って引っ越すわけにはいかない。しかるに、そのような国といさかいがあっても、政府間で話し合えるルートがないのではどうにもならないではありませんか。
中国は大変な人口を抱える大国であります。毛沢東や周恩来が権力を掌握しているいまがチャンスなのです。中国とは良いことでも悪いことでも話し合えるようにする。何でも物を言えるようにする。私は決断して国交正常化に踏み切ったのです。」
演説が終わると誰も粛として声を上げる者はいなかった。舞台の袖に座っていた木内は、体の震えが止まらなかった。訪中に同行したが、この瞬間の感動が最も強烈に焼きついた。
※田中角栄~その巨善と巨悪~より抜粋(部分略)
小学校卒の学歴で、投獄経験もはねのけ、ここまでやった男がいた。
日本中に公団住宅を設け、各都道府県にテレビ局をつくり、高速道路、ガソリン税、新幹線を造った男は、今の日中関係の「はじまり」をつくった男でもあったわけなのだ。
流出もいい。そういう正義もあるだろう。
だが、お隣さんとの末永いお付き合いを、我々が望むなら。
家族のような、細かいこと気にしない、愛し愛される関係を我々が真に望むのなら。
その答えは必然と導きだされるように思うのだが、どうだろうか。
Miles Davisのトランペットは本当に泣いているか。
2010.10.28|iwamura
今週、2010年では最高となる動画ブックマーク数をされていたyoutubeがあったのでご報告。
早稲田の学祭からのヒトコマ。
カッコイイゼ。森田一義。
音楽は、主にジャズを好む。早稲田大学第二西洋文学部在学中における実績があるほか、植草甚一の死後、遺品整理をしていた高平哲郎の仲介で、植草のレコードコレクション約2000枚を約100万円で買い取っている[46]。自身も『森田一義』本名名義で早稲田大学応援歌『ザ・チャンス』の作詞を担当したり、トム・O・リーの名でトランペット演奏のレコードを出す他、THE SQUAREのアルバムのレコーディングに参加するなどの音楽活動も行っている。
※wikipediaより抜粋
谷啓さんも、ドリフもそうなんだけど、さりげに音楽が芸能活動のベースにあるってカッコイイよな。
つーか、「トランペット」は文句なしに渋い。オトコの楽器だと思うのだ。
タモさんはトランペットの帝王「マイルス・デイヴィス」を敬愛していたが、トーク番組(インタビュー)でこんな緊張してガチガチのタモさんは近年見られないので、お時間ある方はどうぞ。
しかし、確かに
「マイルスのトランペットは泣いているが、お前のトランペットは笑ってる。」(赤塚さんかだれかに言われたはず)
は、そうかもしれないですね(笑)。
そんなタモリさん「笑うトランペット」に対して。「泣いているトランペット」の件。
演歌なら、小生は八代亜紀を置いて他には考えられない。
究極は、涙を流して感動したいから、音楽を聴いたり、絵を見たりっていう、芸術活動があるんだと思う。「泣くぐらい、カッコイイ。」が聞きたい。
もちろん、演歌のようなソウルフルな響きとはまた別モノとしても、「JAZZなんてオッサンの音楽だろー」「カッコつけやがってオヤジどもが」というイメージをJAZZにお持ちの諸氏へ、「初めてのJAZZ」なら。
タモさんも敬愛する、泣きの帝王「マイルス・デイヴィス」先生のトランペット、こちら。
※「初めて」は、「超一流」から入れば絶対失敗しない。
ヤバい。ヤバすぎる。
上記動画見て、時間まだある人は、ほぼ日の以下特集が、面白いかもしれない。
じゅげむじゅげむごこうのすりきれ
2010.10.07|umiushi
落語という芸能があります。
手拭いと扇子くらいの小道具しかなく、基本的には和服のおっさんが喋ってるだけ(失礼)の芸能ですが、つまりは逆にその話芸が素晴らしいのですな・・・まあ、野暮なので細かいことは申しません。
しかしおっさんが喋ってるだけ(かさねがさね失礼)の画というのは、お子さんには退屈なものです。
その一方、多くの落語では、プロットやオチ自体はそんなにフクザツなわけではありません。つまり子供でも分かるようなネタなわけです。
そんなわけで、見つけてしまいましたのがこちら。
親戚の子に一冊、と選んでいたのですが、途中から本気になってしまい、紀伊国屋の絵本コーナーで読み込む三十路約一名。
なんていうんでしょう、この画というのか作風が、広い意味での話芸ですね。うーむ、僕も欲しいぞ。
ちなみに現時点の最新刊は「かえんだいこ」だそうです。
このクオリティでは続々出版とはいかないでしょうが、著者の川端先生にはコンスタントに発表していただきたいです。皆さんもお子さんや甥っ子姪っ子にぜひぜひ。
・・・個人的には「あたま山」が出てほしいですな。
予算30万円のヤクザドラマが秀逸な件~福岡県警~
2010.08.03|iwamura
ということで、やくざドラマがリアルで秀逸。
ちょっと長いけれど九州のレンタルビデオ屋さんではスゴイ人気らしいので、夜中にちょっと見てみてください。
ストーリーは展開速いのでサクッと見れるイメージ。
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 20:02:22.63 ID:NCyu8EZv0
福 岡 県 警 始 ま っ た な
まあ、上記リンクはネタとしても。
一つ印象としておもしろいというか、これはとても難しい問題なのだが、出演者全員「警察官の方々」なんですよね。見分けつかねー!
身内に元警察特殊部隊員がいるのだが、一緒に歩いてると間違われるもんなー。
これはある意味で真実ですよ。
これは個人的な見解でしかないのだが。
例えば物語中に出てくるヤミ金もさあ。本当はやりたくないと思うのだよ彼らだって。
でも、貸してくれない国や銀行のシステム(そして保証人制度システムで逃げがきかなくて自殺者は増加の一途)を、彼らが補完している、という見方もできるわけで。
早朝のごみ掃収集や、葬儀の会社さんもそうだけれども、役割という側面は、どうしたってあるんだよなあ。だってみなさんエッチなビデオだって見るでしょ?あれだってギリギリですよ実際は。
人間はみな弱い心(闇)を持つので、社会に人間が集積すればするほど、その闇も集積され、そこを担当する役割分担も発生する事実。それを取り締まらなきゃいけないのも事実。
上記ドラマの警察官のヒトたちの眉間のしわに、小生は人間のカルマを見る。警察官だって辛いよ。人間の一番汚いところ見なきゃいけない。
なんだか辛気臭くなっちゃったので、それでも人間を信じられる動画を一本。
ヤクザも警察も出てきます。そして、泣く。
上記福岡県警ビデオでもあるけれども、やっぱり家族幸せが一番大事だよな。
今週末、大切な友人が家庭持ちになります。心よりおめでとう。幸せになってください。