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天皇陛下、和船を操る
2009.09.15|umiushi
和船で海へ出られた両陛下=神奈川
葉山御用邸(葉山町)で静養中の天皇、皇后両陛下は14日朝、同御用邸の和船に乗り、海へ出られた。12日から合流した秋篠宮妃紀子さま、長男悠仁さまも同乗。穏やかな海を渡る風を楽しんだ。
これ、知らない人が見たら、ただの「孫と船で遊ぶおじいちゃん」な写真だよなあ。
(もし写真のリンク切られたら、ご面倒ですがリンク先に飛んでください)
和船を櫓で漕ぐのって、結構難しいんですよね。
僕もちょこっとだけやらせてもらって、あまりに進まないのでオウチ帰りたくなったことがあります。
特に陛下は魚類学の研究、なかでもハゼ類の大家でもいらっしゃいますし、さすがとしか申し上げようがありません。やっぱり「陛下」となると、色々出来ちゃうのね。
ご公務と比較するのもなんだけど、先帝にも
「(名代として)東宮ちゃんがいるから大丈夫」
と信頼されてらしたのも、なんか頷けるな。
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ときに、天皇家は伝統的に(奈良時代から!)、薬学や医学や作物学など、いわゆる生物学一般に通じた御家系でらっしゃいますな。たとえば、ちょっと時代は下るけど
後醍醐天皇
の「醍醐」って、チーズみたいなもんですよ。当時では最高級の栄養食品で、
「これでも食って精つけろ」
って臣下に賜る、みたいな。
・・・しかし、皇族や王族って、イメージ的には文系っぽいですよね。
皇太子殿下は文系でいらっしゃるのですが、文系が逆に目立つ皇族というのも歴史上稀有なのではないですかな。いや、皇族じたいが稀有どころか世界唯一なんだけど。
デヴィッド・ボウイのクモ
2009.09.11|umiushi
新種の生き物が見つかると、「学名」という世界共通の名前がつきます。
学名の付け方には色々決まりがあるのですが、基本的には発表する人が好きに付けちゃっていいわけです。
前も、化石の生物に怪獣の名前つけたアホども自由な発想ですとか、
もっとお花畑な決まりの緩やかな小惑星の名前もご紹介いたしました。
今度はクモだそうです。
ドイツの専門家が発見したマレーシア産の新種クモに、デヴィッド・ボウイの名がつけれれた。ボウイのアルバムのタイトルにある“火星からのクモ” (『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and The Spiders From Mars』)ではないが、絶滅の危機に瀕した珍しいタイプだという。
10年の間に200もの新種クモを発見してきたというペーター・イェーガー氏は、この巨大な黄色い毛むくじゃらのクモを“Heteropoda davidbowie”と名付けた。『Telegraph』紙によると、彼が発見したクモの大半は絶滅寸前にあり、世間の注目を集めるために有名人の名を 一部に入れているという。
名前といえば、発見者の「イェーガー」さんからして、ドイツ語で「猟師」「狙撃兵」という意味のファミリーネームですな。かっこいい。
それにしても記事の続きによると、他にもアレな命名が多いですね。
新種のクモに名前が使われたミュージシャンは、ボウイばかりではない。2008年、ニール・ヤングの大ファンだという生物学者が、彼の発見したクモに“Myrmekiaphilia nilyougi”と名付けている。
このほか、ミック・ジャガーやキース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、リンゴ・スターの名を冠した三葉虫がいるほか、スティング(カエル)、フランク・ザッパ(クラゲ)の名を使用した例もある。
ちなみに未確認ながら、日本人の手による「るろうに剣心」から採った学名もあるらしいです。うーむ、そういう経験してみたいものだ。
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ときに「ドイツ語」「アレな名前」で思い出したのですが。
Mac OS Xって、バージョンアップのたびに名前が変わりますよね。
すべてネコ科の猛獣の名前がついてますが、あるとき
「パンサー」
「タイガー」・・・と続きました。
これはもしかして次は「レオパルド」ではないかとウワサしていたら、やっぱりレオパルド(レパード)でしたな。
参考:ドイツの戦車
左:パンター。連合軍いわく「二次大戦の最良戦車」
中:タイガー。連合軍いわく「二次大戦の最強戦車」
右:レオパルド。現在NATO諸国で引く手あまたの高性能戦車
アップルにドイツ軍マニアがいるとしか思えん。
日経新聞は、サイモン・ウィーゼンタール・センターに謝罪するか。
2009.09.04|iwamura
自民党大敗や円高に隠れてしまっているが、久々にセンセーショナルだな、というニュースがこちら。
やっぱり、日本国内にも支援団体は存在するんだろうなあ。
The Simon Wiesenthal Center, a Los Angeles-based human rights group, on Monday issued a protest to the Nihon Keizai Shimbun-sha over an advertisement appearing in the Aug 2 edition of its Tokyo edition that it alleges to be anti-Semitic.
In a press release also posted on its website, the Wiesenthal Center’s associate dean Abraham Cooper blasted the Nihon Keizai Shimbun for having “broken a longstanding commitment to desist from running advertisements that promote anti-Jewish stereotypes, by running an advertisement for two books that promote the canard of Jewish control over the global economy.”
ユダヤ人権団体が日経新聞に抗議/JAPAN TODAYより抜粋
※googleによる翻訳サイトはこちら。
※渦中の問題の本はこちら。
まあこれはつまり、日経新聞が「ユダヤの陰謀論」的な本の広告を載せたことについての抗議ですね。byサイモン・ウィーゼンタール・センター。
サイモン・ウィーゼンタール・センターについてはwikiに詳しいのでそちらを引用してみよう。
サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center、SWC)は、1977年に創設されたイスラエル・ロビー団体。本部はロサンゼルス。「寛容の博物館」の運営を行なっている。 サイモン・ヴィーゼンタールが設立し、日本においては、ユダヤ人やイスラエルを批判したりする人・団体や、いわゆる「ユダヤ陰謀論」やホロコースト否認を主張しているとする発言・書籍等に対しての抗議などで知られている。
※wikipediaより抜粋
この団体は、1995年、文芸春秋「マルコポーロ」が、「ホロコースト大量虐殺はなかった」とする文書を掲載してわずか2週間で廃刊、及び当時の文芸春秋社長辞任という騒ぎ(これは結構すごいことで)になったとき、名前のあがった団体であり、今回も容赦はないだろうな、と小生は推測する。
おそらく日経新聞も校閲してる人も10人じゃ足らないぐらいいるだろう。でも広告だったし、見逃しちゃったなという感じ。しかし、このレベルの他社出版物の広告にも確実に抗議してくるあたり、「世界におけるユダヤ人ネットワーク」の徹底を感じ、それはコワくもあるのだが、また同時に、日系2世3世が母国語をしゃべれない国の住人としては、羨ましくも映る。
そして最大の争点はやはり「日経新聞側は謝罪するのか」という点。
これはつまり、日経新聞が謝罪広告なんかを掲載しちゃった場合「広告収入にモロに影響する外部からの圧力に対し、謝罪することが日本最大の経済新聞としてどうなのか」という問題なわけですね。
日経新聞(「けいざい」の新聞だからねえ)なだけに、謝罪をスパっとしちゃってもいいような気もするが、今日の段階ではググっても出てこないから謝罪掲載はまだなんだろうな。
もちろん日経新聞も一枚岩ではないから、内部では相当揉めているだろうと思われる。外務省も動いているだろうな。
歴史と誇りを起因とした闘わねばならぬ民族ユダヤびとと、メディアの正義と。経済と。
俺はでも、プライドもカネも、メディアの責任も、いろいろ大事なんだけどさあ、でももっと大事なのは、仲良く助け合うことではないかと思うのだ。簡単に言うと「愛」。当たり前だけど。
たとえば、杉原千畝さんの功績は、ユダヤ人にとっても、日本人にとっても、「愛の歴史」であったと小生は思うのだ。
第二次世界大戦中、外務省の命令に反してトランジットビザ(Transit visa.通過査証、通過ビザとも。以下ビザと記載)を発給することでドイツによる迫害から約6,000人のユダヤ人を救った。
海外では、センポ・スギハラ、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる。
wikipediaより抜粋
人種や主張や立場が違っても、たとえ国に背いても、「自分の心に正しいことをした」杉原さんの愛。
「自分の心に正しい」と思って、そしてそれが「愛」に準じたものであれば。俺はそこにこそ、言論や主張の自由があってしかるべきだと思う。それこそが、報道やメディアにおける「正義」「事実」ではないのか?
事実とは、支配される側の立場に立った主観的事実をえぐり出すこと(本田勝一氏)。その観点において、今回の「弱者の為の公器」である「新聞」への広告掲載はどうであったか。また一方、ユダヤ人の世界的立場は、いま、そしてこれから、どうであるのか。
日経新聞側の謝罪は必要かもしれない。ただ、「寛容の博物館」を運営するサイモン・ウィーゼンタール・センター側にも、愛ある対応を期待したいと思います。
長文最後までありがとうございます。
ブログ訪問のみなさんにも、愛あふれる金曜日でありますように。
我々は星屑で出来ている
2009.08.19|umiushi
お盆に帰省したら、胃腸を壊して悶絶していたumiushiです。
くそう、五平餅も満足に食えなかった・・・
などという私事は置いといてですね、
表題は故カール・セーガン博士の有名すぎる名言でございます。
どういうことかというと、我々の体は有機物で出来ている。そして有機物を構成するヘリウムより重い原子はすべて、数十億年前にどこかの星が超新星爆発して撒き散らされたものである、と。
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では有機物はどこでできたのか、というのも面白い問題でして、そのひとつの可能性が
宇宙からアミノ酸のかたちでもたらされた
というやつです。
「生命の源」発見=彗星のちりにアミノ酸-NASA
【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は17日、彗星(すいせい)探査機スターダストが採取したちりから、生命誕生に欠かせないアミノ酸の一種グリシンを初めて発見したと発表した。
スターダストは2004年1月、ビルト第2彗星に接近し、ちりを採取。NASAの研究者が分析した結果、グリシンを発見、16日にワシントンで開かれた学会で研究成果を発表した。
生命の誕生には、タンパク質を構成するアミノ酸が不可欠。NASAの研究者は「彗星におけるグリシンの発見は、宇宙に生命の源を構成する物質が存在するという考えを裏付けるものだ」と述べている。
我々は星屑で出来ているだけでなく、星の落とし子でもあるのかも知れませんね。
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ま、話としては誠にキレイなのですが、彗星も地球に落下するとえらいことになります。
たとえばこちら、木がなぎ倒されてますが、
ツングースカの大爆発というこの事件、犯人は大気圏に突入したエンケ彗星のカケラではないかとも言われております。
日本国旗が「切り刻まれた」件と、日本の未来について。
2009.08.18|iwamura
まあ、日本国旗が「切り刻まれた」というよりは、だれだろうなあ、これやっちゃったの(笑)。
ホントに「ザ・有頂天ホテル」の正月ロビーのシーンみたく、「謹賀新年」が「謹賀信念」になっちゃってたってレベルの話だと思うんですけどね。上げ足とられたな~民主。
さらに意地悪な動画はこちら。
鹿児島県霧島市で8日に開かれた民主党の衆院選立候補予定者の決起集会で、2枚の「日の丸」を切り貼りして、民主党旗として掲揚していたことが分かった。集会には小沢一郎代表代行も出席しており、「切り貼りした国旗」は民主党のホームページにも一時掲載されていた。
麻生太郎首相が17日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論会でこの事実を指摘し、「国旗を切り刻むとはどういうことか。信じたくない。とても悲しく許し難い行為だ」と批判した。
民主党の鳩山由紀夫代表は「そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば大変申し訳ない。それは国旗ではなく、われわれの神聖なマークなので、きちんと作られなければいけない話だ」と述べた。
※MSN産経ニュースより抜粋
おもしろいから載せてしまったけれど(笑)。
いいかげんな仕事する「ちょっと残念な」担当者のうっかりミスだろ。自殺とかするなよ。
そんなことより!おれはやっぱり!
そんなことよりもさあ、19歳北限の海女「美咲ちゃん」のことが気になるのだ!
これはかわいすぎるだろ!今朝の段階では、はてぶのブックマーク数もこっちのが勝っていたなあ(笑)。っていうか、これはすっぴんなのか?!
やっぱり頑張ってる人応援したくなるよねえ。人の足引っ張るよりもぜんぜんさ。もちろん、国旗切り張りするなんて言語道断だけれどもさ。
※でも、ウェットスーツは着た方がいいと思いますよ美咲ちゃん。。。
さあ!今日も我々も、波高い荒海へ飛び込んで行きまっしょい!!
日本の未来は、我々ひとりひとりの若者が、飛び込み創っていくべきもの、であるはずだ!!