HOME >
地球環境時代のエネルギー☆パートナー
2012.04.12|iwamura
ということで、クリーンなエネルギーについて、今日は皆さんと一緒に考えてみたいと思うわけです。
先日、花見のあと終電で爆睡し、気が付いたら終点久里浜でございました。
久里浜と言えば、ペリー来航(上陸)で有名でもあるのですが、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン本社(GNF)もございますね。
いわゆる、日本においては、核燃料の荷揚げは、ここと東海村の三菱原子燃料と、大阪は熊取の原子燃料工業にて行われ、のち、各原子力発電所へ原料が輸送されることになるのですが(下記画像/引用原水禁)、そのひとつが意外と自宅近くにもあったのね。
※渋谷を通るプルトニウム
昨年も、被ばくの是非は闇の中ではあるのですが、久里浜GFNにおいては下記のような事故も起こっていたり。
電気炉(焼結炉)での過加熱防止インターロック作動について(最終報告書の提出)(2011/03/01)
2010年12月11日(土)に発生した「ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について」 (事象については同年12月14日に、経過報告書提出については12月21日にお知らせ済み)、原因と再発防止策について取り纏めた最終報告書を本日(2011年3月1日)、経済産業大臣宛に提出いたしました。
また同日、経済産業省原子力安全・保安院長より本事象に関して厳重注意を受けるとともに、根本的な原因を究明し、 それに対する再発防止対策を2011年6月1日までに報告すること、最終報告書に掲げた対策を確実に実施し、その実施状況の確認および有効性の評価を継続的に行うことについての指示文書を受領しました。
当社といたしましては、重ねての厳重注意を重く受け止め、今回掲げた再発防止策を早期に確実に実行すべく、全社員が一丸となって安全第一に取り組み、信頼回復に努めて参ります。
住民の皆様並びに関係機関の方々には多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。添付資料
1. ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について(概要)
2. ガドリニア焼結炉B号機の過加熱防止インターロックの作動について(最終報告書)お問合せ先: 広報部 東 (電話: 046-833-2321)
※GSFプレスリリースより
広報部の東さんにどこまで真摯に応えてもらえるか、お時間ある方は電話してみるもよし。
そして、昨夜はインドネシアにてもマグニチュード8.7ということで、大飯原発再稼働にはやはり、異を唱えると申しますか、「こわいからもうちょっとなんとかならんもんか」というところが、生物としての小生の正直な反応。
大阪市長橋下さんが出した下記なんかは大事だと思います。
大阪府と大阪市でつくる府市統合本部のエネルギー戦略会議は十日、大阪市内で会合を開き、関西電力の大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働などに際し、原発から百キロ圏内の自治体との安全協定締結など八条件を固め公表した。
「独立性の高い原子力規制庁の設立」「使用済み核燃料の最終処理体制の確立」なども盛り込み、大飯3、4号機の再稼働に向け安全性を事実上確認した政府側には高いハードル。今後の政府の判断にも影響を与えそうだ。
関電筆頭株主の大阪市の橋下徹市長は再稼働を急ぐ政府側の動きを批判。八条件提示の狙いについて十日、市役所で記者団に「有権者に政治的な判断をしてもらう材料だ。次の総選挙で判断してほしい」と説明した。
※東京新聞さんより
そうなんだよな。ぶっ壊れたらまた周りの人たちが田畑や家を捨てて離散することになるわけで、やっぱり福島におけるあれだけの惨状のあとでまだ早すぎる、という感想を持つ小生の感性はフツーだと思う、のだがどうだろうか。
で、今日書きたいのは、下記法律について
2011年8月26日、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(以下「再生エネ買取法」)が成立しました。
この法律は、太陽光や風力、小規模水力、地熱といった、再生可能な自然エネルギーを推進するための「固定価格買取制度」を日本に実施するものです。
この制度は、さまざまな個人や事業者が自然エネルギーで発電した電力を、電力会社に一定の価格で買い取ることを義務付けるもので、自然エネルギーを国内で飛躍的に普及させるカギとなる制度です。
すでに海外では、ドイツやスペインでその実績が確認されており、同制度が今後、日本で効力を発揮することが期待されます。
※WWFホームページ「再生エネルギー買取り法が成立!固定価格買取り制度開始へ」より
尊敬する起業家の先輩がいます。歳は5つ6つ上かな。
元々エネルギーというか、環境に優しい業務用焼却炉(炭化装置)の分野で活躍。川崎重工に続く業界2位まで社を成長させたところで某有名通信会社投資部門よりの「会社乗っ取り事件」発生。
しかし彼はそこから数年で復活しましたね。
今はエネルギー法律の先進的な欧州を中心に電力会社の設立を進めながら、上記法律の制定と進行に合わせ、日本においても、身体を張って原子力村の皆さんと日々闘っておられます。
エネルギー産業は、エネルギー生産装置であると同時に、強大な経済装置であり利権の巣でもあります。
リアルに命も狙われる日々だったようですが、昨今新聞やニュース等に名前が出始めてから、それもようやく無くなってきたな、と笑う先輩。
「7月に、大きく進行するだろうと思います。まあ、見ててください。」
こないだパーティで会ったのですが、ゆっくり話せませんでした。
近いところでガッチリ飲んできたいと思います。
待て、次号!
やっぱりクルマが好きです。「負けるもんか。」
2012.04.05|iwamura
ということで、子どもみたいなエントリーをすみません。
しかし、時代には逆行しているのかも。
レギュラーガソリンの平均価格はうなぎのぼりに上がっていて、値上げが始まった2月中旬で143.8円だったのが、現在は158.3円。1か月半ほどで14.5円値上げしている。背景にあるのは原油価格の高騰。核開発疑惑のあるイランに対し、欧米諸国が経済制裁を決め、需給が厳しくなるという見方が広がっているためだ。
※日テレニュース24より
他国でも結構大変みたいで。
地震の時、一番助けてくれたこの国も同様。
原油価格の高騰が続くなか、台湾では、2日からガソリン価格がおよそ10%値上げされ、住民の間からは、来月、2期目に入る馬英九政権に対する不満の声が高まっています。
※NHKニュースより
まあなあ。
そもそも、原油の出る国が先進諸国のように豊かで平和じゃない!
というところは、子どものころから、我々がフツーに疑問視してきた事実であり、だれがどこで儲けて、そのひずみはダレがかぶってくれているのだ、というハナシは、今まさに考える必要があるよな。
少しぐらいの、値上げは飲み込んで、むしろgas代が倍になって、車に乗る人が減れば、実は環境にも良いのではないかと。
このへん、坂本先生をキャスティングする辺りに、日産さんの気合を感じるものでありますが。
しかしやっぱり、クルマは「ブーブー」であると赤ちゃん時代に教えられた我々世代としては、ガソリンエンジンの音は、家族愛のウツクシイ調べとして記憶されているものであって。
以下なんかが、そしてもちろん、上記「クルマたちの音」の「原点」ではあると思うんだよな。
※おしっこ漏れそうです。
しかしそれでも。
どんなにガソリンエンジンにノスタルジーを感じても。
「いや、前に進もうぜ」とする、hondaさんのCM動画を発見し、昨夜は静かに感動しておりましたので、本日は最後にこちらを。
頑張っていればいつか報われる
持ち続ければ夢は叶う
そんなのは幻想だ、 たいてい努力は報われない、たいてい正義は勝てやしない、たいてい夢は叶わない
そんな事、現実の世の中ではよくある事だけれど
それがどうした
スタートはそこからだ
新しい事をやれば必ずしくじる、腹が立つ
だから 寝る時間、食う時間を惜しんで何度でもやる
さぁ 昨日までの自分を超えろ
※上記youtubeより
春一番が吹いて、コートを脱いで。
新社会人、新歓コンパで昨夜の渋谷も乱痴気騒ぎでしたよ。
でも、受験上手くいかなかったり、仕事で失敗したり、今まさに暗い部屋でインターネットで本サイトを見てくれている人もいるかもしれない。
電気自動車でもガソリン車でもいい、クルマのすきなところは、「前に進むところ」なんですよね。
前に進んでゆくためには、ブレーキも、そしてやっぱりバックギアも必要。
ガソリン補給も、充電期間も絶対必要。実際リーフなんて充電に8時間かかるわけだし。
でも、走ることで見えてくる景色は必ずあって。
今はヤられてても、「負けるもんか。」とするhonda宗一郎先生の魂が、やっぱり自分は大好きです。
桜が咲いた人にも、咲かなかった人にも、春は暖かく平等です。
カッコ悪くてもいい、今日も前に進みたいと思いますー。
東電また値上げ/だが断る
2012.03.29|iwamura
と、いうことでJOJOが好きなのですが、先日GUCCIともコラボした岸辺露伴センセイが、やっぱりイイですよね。
しかし、GUCCIなんて買ってウカれていられない事態が発生しております。
ひとつは消費税の閣議決定及び国会提出が見え始めてしまったというニュース。
そしてもうひとつは、これはどっちも相手のニュースで目立たないと思ったが双方ネタ的に相似しており、思わず上記消費税ネタとコンボになってしまった感のある、「こんなあ、はじめから契約せんかったら、ほかよりも電気料金上げてやるけんのう。こっちはいつ電気止めてもええんじゃけえ。」という、なかばヤ○ザな契約を、青息吐息の震災後企業に、今またここで東電が押し迫るという香ばしい事態が発生しております。
東京電力の4月から始まる企業など大口向けへの平均17%の値上げをめぐり、また新たな波紋が広がっている。
東京電力は、27日の会見で「新しい契約料金に賛同できないと、契約が成り立たないので、電気をお届けすることが難しい」と語った。
東京電力は、値上げを拒否した場合、電力の供給を止める可能性を示唆した。
全国に先駆け、値上げ分の不払い運動を行ってきた埼玉・川口市の商工会議所からは、怒りの声があがっている。
川口商工会議所の児玉洋介会議は「(電気を)止められるものなら止めてみろっていう気持ち。公正取引委員会に訴えて、独禁法違反ということで、東京電力と戦うことにしています」と語った。
東京電力は、値上げを拒否したまま契約の更新を迎えた場合、すぐには電気を止めず、PPS(特定規模電気事業者)を紹介するという。
そのうえで、もしPPSとの契約ができず、結局、再び東京電力と契約する場合、驚きの契約内容が明らかになった。
東京電力は会見で「今より、2割高い料金で設定しています。最後のご判断は、お客様(契約者)にしていただきます」と語った。
平均17%の値上げよりもさらに高い、およそ2割高の料金を払う可能性があると、東京電力は主張している。
まあなあ。
実際このブログも、電気のお蔭で皆様に読んで頂けているわけで。
ただ、73シーベルトの件につきましては、やっぱりというか、トーゼンと申しますか、「でてしまったよな」というニュースであります。
★格納容器内7万2900ミリシーベルト 福島2号機 6分で人死ぬ量
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032890071141.html・格納容器の底から60センチしか水がたまっていないことが明らかになった東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器の内部を撮影した映像が公開されました。
27日、公開された映像には、内視鏡を容器の貫通部から壁に沿って6メートルほど下に降ろすと、水面が現れました。水中では水は濁っておらず、白っぽい細かい浮遊物が漂っていましたが、見た目から溶け落ちた燃料ではなく、容器の壁などからはがれ落ちた塗料やさびとみられるということです。
一方、今回、事故後初めて、直接、格納容器内部の放射線量の測定も行い、最大で1時間当たり72.9シーベルト=7万2900ミリシーベルトと非常に高い放射線量を検出し、東京電力は、格納容器に溶け落ちた燃料が影響しているとみています。
福島第一原発の廃炉に向けては、格納容器の損傷か所を特定して修理し、水を満たして溶け落ちた燃料を取り出す計画ですが、
容器内の放射線量が高く、水位も予想よりかなり少ないことが分かったことで、今後の廃炉作業は難航が予想されます。原子炉を冷やすために注入している水がほとんどたまっていないことから、1時間当たり数トンの水が流れ出ているとみられ、格納容器かその下部にある圧力抑制室に一定の大きさの穴か隙間が開いていると言える」と指摘しています。
「メルトダウンした燃料は水の中に浸かっている」は苦しいよなあ。まあそりゃ一部は浸かっているだろうけれども。
値上げもこっちの対応の為に、必要だったらやむを得ないという論点に立たざるを得ない。
ただ、実際今、原子炉1基残して全部止まってんだからよー。
電力装置じゃなくて、経済装置としていろんな奴らの私腹を肥やしてきた原子力(というかエネルギー産業)が、今回もまたかよ!って疑われるのはやむを得ないし、頭を下げるところでは下げろよなあとは思ってしまうよなあ。
ということで、岸辺露伴センセの名言を、以下のように叫びたくなってしまっても無理はないのだ!
ただ、人生や社会はマンガや映画ではないので、電気料金値上げ反対や、原子力反対を声高に叫ぶ為には代案が必要なわけで。
そういった意味で、小さなニュースだったんだけれども、こういう「いいニュース」にもアンテナはってゆきたい、春でございます。
温泉のエネルギーを電気に転換する――。神戸製鋼所が昨年秋に発売した「バイナリー(2元)」と呼ぶ新しい方式の小型発電システムが、本格的な実用段階に入った。大分県由布市の温泉旅館が導入を決定したのだ。
導入第1号となったのは、大分・湯布院の温泉旅館「ゆふいん庄屋の館」(大分県由布市)。出力100kW以下の発電システムが地熱・温泉発電に利用されるのは国内初。ほかにも九州や北海道中心に引き合いも多く、間もなく決まる再生可能エネルギーの買い取り価格次第では需要が膨らむ可能性もある。
今回受注が決まったのは、「マイクロバイナリー(MB-70H)」と呼ぶ高効率で小型の発電システム。神戸製鋼が得意とする圧縮機の技術を活用したもので、温水など熱源系統と、発電過程での発生ガスを凝縮器で液化させ再利用する2元(バイナリー)方式となっているのが特徴だ。「ゆふいん庄屋の館」では全量売電の計画という。
工事や周辺機器を除く1ユニットの単体価格は2500万円、2015年に100台を超す30億円が当面の目標となる。小型蒸気発電機(スチームスター)など同社が強みとするエネルギーソリューション分野でラインナップが拡がっている。
(山内 哲夫 =東洋経済オンライン)
温泉エネルギーを電気に転換――神戸製鋼の新型発電装置が大分・湯布院の温泉旅館に初導入
全てのピンチや不幸な出来事は、未来への礎にしてゆかないといけないようなあ。。。
ということで本日は、箱根出張、温泉と火山エネルギーの地よりお送りしております。
※箱根の桜満開は4月中旬以降だそうです~。
グリーは一体どこから道を間違え始めたのかという知られざる歴史まとめ – GIGAZINE
2012.03.27|iwamura
これはまた、タイトルからスゴい書き方だなあと思ったニュースであるが、
リンクを踏んでみると、ワリとgreeさん起業時期の昔の記事なんかも読んだ記憶があり、企業って形を変えるものだし、お金や人が集まってくると、そのエネルギーのコントロール(や周りへの気配りや金配り)って、気をつけなきゃいけないんだなあって思った件こちら。
急成長しているソーシャルゲーム。そのビジネスモデルを揺るがしかねない事態が起きている。
ある政府関係者によれば最大手グリーの摘発に向けた検討が始まったもようで、「4~5月が山場だ」というのだ。
ゲームジャーナリストの新清士氏は「月10万円近く使うような、会員全体の3%に満たない高額利用者が支えている」と言う。
会社側にとってみればデジタルアイテムを制作する原価はほぼなく、その出現確率も操作できるために高収益につながるのだ。
もともと携帯端末を用いて無料でゲームが始められ、簡単に決済ができることで会員数を伸ばしてきたために、未成年者の高額利用の問題も引き起こしている。
各地の消費生活センターには、子どもが多額のカネを使ってしまい困り果てた親からの相談が相次いでいる。「100万円を使う例もよくある」(東京都関係者)ほどだ。
昨日も電車で女子高生たちが「ドリランド」の話で盛り上がっておったわけですが。
売れてるもんはしょうがねえだろ、というのも一個人の感想ではあるのです。
ビックリマンチョコも、当局の指導が入って無くなったような記憶があるのだが、大人買いしていた金持ちの友人にタカって学校でオコられたこと含め、あれはあれで、セイシュンの歴史でもあったよな、と思うわけです。
RMTとか言っても言わなくても、そもそも、パチンコもホスト遊びもそうなんだけれども、現ナマ飛び交う遊びっていうのは、最終的には自己責任の部分がでかいのと、あとは、しかるべき協力者の皆さんへのお礼やご挨拶は最低限必要であり。。しかしやりすぎちゃうとそれはそれで、逆に犯罪になっちゃうという問題をはらんでおるわけです。
※まあ、あとは、子どもが現ナマ飛び交わせちゃうとマズいんだろうな。。。
というか、取り締まる方も、あれはあれで桜の代紋、全国構成員6万人、全員拳銃所持という最強組織でございますから、そちらのほうにもご挨拶というか、こころ配り気配りと、ご接待が必要と申しますか。
ソーシャルゲームにおけるお金の動きというのは、それ自体がいい悪いではなくて、大いなる力や可能性は感じるものであるので、なんとかいい方向性を、儲かってる会社の皆さま方に置かれましては、次の一手としてお考え頂きたいものであるよな、と、このように思うものです。
※やまもといちろうセンセのコメントも相変わらずエッヂが効いておりましたので、お時間ある方はこちらもどうぞ。
東洋経済が「FBライバルたちの今/ミクシィ-敗者・ミクシィが描く対抗軸」とかいう素晴らしい記事を掲載したとかで、一刻も早く帰国して読みたいと思う朝ですが、一方ダイヤモンドではグリーの摘発話を掲載したとかで、さっそくグリー広報が脊髄反射をしております。
FBライバルたちの今/ミクシィ-敗者・ミクシィが描く対抗軸
http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG12/20120326/191/
当局がグリーに重大な関心 正念場迎えるソーシャルゲーム
http://diamond.jp/articles/-/16762
週刊ダイヤモンド掲載の当社関連記事への対応と当社の取り組みについて
http://www.gree.co.jp/news/press/2012/0326_01.html政府関係者って誰やねんという感じもしないではありませんが、去年から着手してようやく煮詰まってきた状態で「重大な関心」というレベルで済ませているのはむしろ「どうにか着地をさせたい(着地させたかった)」という意向と読み解くのが普通なんですけれども、FACTA砲以降は「とりあえずGREEがファイティングポーズ取ったまんまだから摘発でいいんじゃないか」みたいなモードになっているのが興味深いです。
当初は、ライブドア事件の二の舞を恐れて、成長産業への規制は青少年保護の名目であったとしても極力市場や経済論壇等の影響を少なくするべきということで、さまざま対応を進めてきておりましたが、先週だか大手6社がかごめかごめで対策会議をやるという話があってなお、いまだにRMT業者は普通に営業していて当該法人などから警告も出ていなければ営業の差し止めも段取られていません。
http://rmt.diamond-gil.jp/game.php/gameid/gree/view/sv/
http://www.rmt-king.com/game/118
http://rmt-assort.jp/グリーだけでなく、オンラインゲームのアイテム課金のレア度を活用したRMT業者や売買の場となるRMT専用サイトが、いまなお40個以上視認できる状態で、言うは言ったけどグリーも他5社も「特に何もしていない」という状態のようです。ダイヤモンドが何か書いたら即日IR出る割には、RMT業者への対策はまだ表出してこないあたりにさまざまな思惑を垣間見る思いなわけですね。
もっとも、一般論ですが、これらのRMT業者の元締めはだいたい同じです。上記に掲示したRMT業者が暴力団関係と指摘するものではありませんが、ここ5年ぐらい、ずっと問題になり続けています。RMTは青少年にとってうんたらというお題目もさることながら、ゲーム会社やプラットフォーム事業者がいつまでもこういう交換業者を締め出さないので、いつまで経ってもRMT業者の元締めである暴力団にお金が流れ続ける仕組みになっているのはあまり望ましいことじゃないわけですね。
ついでに、最近ではGREEに限らずソーシャルゲーム業者そのものが暴力団資本および開発部門のポジションに食い込まれているケースや、これらの部門から接待としてソーシャルゲーム業者の役員や幹部社員がソーシャルゲーム会社のカネで飲み食いをするケースがあるようです。全然駄目じゃねーかというのは前から分かっていたことではあるのですが、早々に対策せえと言っても何もしないので、そりゃあ摘発されても仕方がないんじゃないのというのが通り相場ではないかと思うわけであります。まあ、食い込まれているんですね、普通に。
このダイヤモンドの記事どおり、RMTで消費者がお金を使いすぎて歯止めがきかないから、という側面ももちろんあると思います。その上で、通常であればゲームセンターやパチンコ・パチスロのように風営法的なものをデジタル・ネット方面にも適用させましょうという規制で終わるはずが、業者の摘発まで足が伸びる、伸びて仕方なしと思ってしまうのは、やはりある種の成長産業を自認する企業経営の傲慢が気になってるんじゃないのかなあと感じます。
なお、インシデント的には2007年ごろからずっとある話で、それこそオンラインゲーム協会がRMT対策について相談をしてきた時代から問題視してきたものではあります。
切込隊長BLOG(ブログ) – RMTに暴力団大量流入の疑い&課税の流れ
http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2007/01/05_105141.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2007/01/05_105141.htmlこの流れで人間関係図をずっと掘っていくと、韓国系のパチンコホール向けシステム開発会社さんや、北陸にあるAV最大手企業のメディアコングロマリットに辿り着くことになるんですが、少なくとも現段階では違法ではないし、単にRMTを業として営んでいる連中が単品で暴力団関連であるというだけの問題だろうなあと感じる次第。きっとFACTAがこの辺の話を書くだろうと思ったら、日経ともども見事にスルーしたので、不肖この私が改めてちろっとウェブに流してみたということで。
もちろん、事実上の三店方式を実現するRMTだけが黒いわけではなく、オンライン賭博としての仕組み全体の問題ですということで、一刻も早い是正をお願いしたかった、というのが当局側の本音じゃないでしょうかね。
※やまもといちろうブログさんより
「オンライン賭博」でございますか。。。
弊社も世間様から妬まれるぐらい稼げるよう励みたいと思います。
早くも新型iPadのベンチマーク (3月16日発売)
2012.03.16|shiozawa
今日3月16日(米国時間)が新型iPadの発売日。
しかし、じつはベトナムではすでに発売日をすり抜けていたようです。
新型『iPad』は3月16日(米国時間)に消費者の手に渡ることになっているが、米Apple社が定めた発売日をすり抜けたものもあるようだ。
『Tinhte.vn』というベトナムのサイトに掲載された記事は、MuaBaniPhoneという小売業者のおかげで、ほかの誰よりも早く新型iPadを手に入れたと述べている。
サイトにはお決まりの開梱写真に加えて各部を撮影した写真が公開され、さらに新型iPadが動作する様子を写した動画も投稿されている。
引用:WIRED.jp
そしてはやくも新型iPadとiPad2の比較動画が上がっているとのこと。
その動画がこちら
引用:YouTube
そして、ベンチマークテストの結果(URL)
http://www.tinhte.vn/threads/1139326/
ベトナム語で、何を言っているのかよくわかりませんが、
iPadの『Retina』ディスプレイを駆動する4コアGPUに対応するためにRAMの増加が必要で
この動画によると実際、iPadの新しい『A5X』プロセッサーが、iPad 2の『A5』プロセッサーと同じ1GHzの速度で動作することも現物で立証されているようです。
そんな名前のはっきりしない新型iPadですが、大きな違いは
≪主な変更点≫
・画面の解像度がiPad2の4倍
・音声認識によるテキスト入力に対応している
・重量が微増した
とのこと。
詳細は
・画面の解像度が2048 x 1536(iPad2の4倍)
・画面の明度が40%上昇
・1080pのHD画質での動画撮影に対応
・5メガピクセルカメラを搭載
・音声入力に対応(対応している国はアメリカ、イギリス、オーストラリア、 フランス、ドイツ、日本に対応)
・バッテリー持ちが10時間(3G回線利用時は9時間)
・厚みが9.4mmに。(iPad2は8.8mm)
・重量が約50g増量 ・テザリングに対応し、5台までのデバイスの接続が可能(日本では未対応)
他にも、いろいろと違う点はあるかと思いますが、買ってみてご確認ですね。
価格は
<Wi-Fiモデル>
16GB:4万2800円 (iPad2は34800円)
32GB:5万800円
64GB:5万8800円
<WiFi+4Gモデル>
16GB:5万3800円 (iPad2は45800円)
32GB:6万1800円
64GB:6万9800円
とのこと。ご参考に
ありがとうございました。