Mykoちゃん、Cたん


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大震災から学びたい。

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2012.01.19|iwamura

現在、東南アジア案件から武蔵野市長プレゼンを経由して急転直下、外資系製薬会社様のお仕事にて、京都~大阪~神戸三都物語真っ最中、岩村でございます。

ホテルの朝刊にて拝見させていただきました。

想い起こせば、ちょうど、17年でございました。

阪神大震災から17年の17日、福島県郡山市の開成山公園では犠牲者を悼む「追悼の灯(あか)り」がともされた。

17年前にボランティアで現地入りした同市のNPO法人「ハートネットふくしま」のメンバーらが毎年続けてきたもので、600本のキャンドルを「1・17」の日付とそれを囲むハート形に並べて点火。午前5時46分、被災地の方角に向かい黙とうをささげた。吉田公男代表(55)は「人のつながりこそが最後のライフライン。東日本大震災後、神戸の団体からは今も食材が寄せられ、毎日の炊き出しに使わせてもらっている。感謝している」と話した。【太田穣】

毎日新聞 2012年1月17日 11時02分(最終更新 1月17日 11時35分)

と、いうことなんですが、やはり人間はのど元過ぎれば熱さを忘れる、でございまして、「痛みを忘れないために」下記「命を叫ぶ」動画、既出ですが、ご参照いただけましたら幸甚でございます。

個人的に、一生忘れられない、阪神淡路大震災の記録動画となっております(2分程度)。

阪神大震災は、自分が受験の高校3年生の時に発生。

受験勉強で必死こいている自分が、世の中で一番苦労している人間であると、大いなる考え違いをおかしている最中の、突然のニュース。

高校は授業中テレビをつけっぱなしにしておりましたが、犠牲者の数がネズミ算式に増えてゆく事実が哀しかったです。

哀しさ悔しさ、苦しさを、人間は決して忘れるべきではないと思います。

だいたい、福島の地獄の釜の蓋は、まだ閉じられていないわけで。

そうした中で民主党ダッチロールとも言うべき消費税増税は笑止。

増税、いずれは必要だとしても、それが今のタイミングであるのか、ということは、小学生でも少し考えをめぐらせれば思い至る結論であるはずです。

つーか、阪神淡路大震災の追悼のタイミングに合わせたこの辺とかどうなのよコレ。うーん。

そしてさらにこの辺とかも照らし合わせてみると、ヤハリと言うか、トーゼンと申しますか、未だ脈々と生き続ける大本営発表には、開いた口が塞がらない、神戸の夕べでございます。

努力をあきらめずに続けるということ/VERITASにつきまして

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2012.01.17|iwamura

「あそこに時計塔があるだろう?Midterm exam(中間試験)が終わると、またあそこから飛び降りるやつが出るんだよ。」

陽光暖かなカリフォルニア大学バークレー校(UCB)のキャンパスで、2年ぶりに再会した高校時代の親友から出た一言目がそれで。

アメリカの大学における、文字通り「命を懸けた学びの姿勢」に戦慄を覚えました。

友人は高校時代、小生と一緒に仲良く0点を取り、補習の机を並べた間柄であったが、当時彼は、地方の大学から「交換留学生第一号」として、総員万歳のもとUCBへ派遣されており、BやCを取っておめおめ日本へ帰ろうものなら、それは即座にその大学における「未来永劫のUCB交換留学生制度の廃止」を意味する為、そうした責務を負っての留学であった。

毎晩のように西海岸から電話があり、苦しそうに「自分の才能の限界について」語っていた彼を覚えている。

「ぼくはもうダメかもしれない。」

「自分が小さく思えてしょうがない。なぜ凡人のぼくが、こんなところに来てしまったのか。」

だが彼はUCBを好成績で卒業。帰国後は東京外国語大学に籍を置き、乾電池製造ラインのアルバイトを生活保護の方々と一緒に行いながら細々と食い繋ぎつつ、ある時はまた、同大学で行われた、日本の自衛隊イラク派兵説明会の折、副外務大臣へ果敢に「あなたはそれ(派兵)を心から正しいと信じて行っているのか!」と食ってかかったりと、なかなかに趣き深い生活を送っておりましたが、その後、再度の渡米。

今度はノーベル賞受賞者を地上で最も多く輩出するシカゴ大学大学院へ。渡米前には、うまく滑り込めたと喜んだ「Political Science(政治科学)」ゼミの、指導教授から送られてきた、80冊の指定図書リストと格闘をしていた。

「これを使って授業をするから、事前に全部読んで頭に入れておけってさ。」

男の顔になった彼は、笑顔で旅立っていった。

全米の有名大学から選りすぐられた政治科学学士エリート30人の前に、時間通りに現れた老教授。

最初に指名されたのが、UCBでも成績優秀だった友人のSだったそうだ。

「日本からようこそMr.S(友人の本名)。

休み中に私が渡した指定図書80冊リストのうち、中東及びアジアにおける国家間のパワーバランスについて書かれたものがあったはずだ。その第3章に、その指定図書の論点は、アメリカの方法論として集約されていたと思うが、その論点を簡単にまとめ皆の前で紹介するとともに、それについての君の見解と展望を、端的に述べたまえ。」

シカゴから一回目の電話が、その授業のときの様子を嬉々として話す友人からの報告であった。

「そのとき、お前はどう答えたんだよ。」

「いやね、岩村君。ぼくはその本もすぐに分かったし、論点も思い出すことができたよ。自分の意見も持ってた。でもね、初めての授業で、それも入室していきなり一人目の名指しでしょ。『なんでこの人はぼくの本名を知ってるんだ』って。いきなり頭の中が真っ白になっちゃってさ。」

学生が本気なら、教授も本気で闘いを挑んでくる場所。それが世界トップレベルの学び舎であるようだ。

そんな友人は、ハーバードも最後まで選択肢に入れていた大学院であったようで、ボストンへ連れ立った際、一緒に同大学を訪れ、図書館を見て周ったりした。

図書館は、ハリーポッターの学校みたいに巨大で立派だったことを覚えています。

「こっちでは寝られないよ。学習の合間に、睡眠3時間をどう自分の生活の中に『リズム』として組み込むかがポイントだね。あとは食うこと。飯が食えなくなった時が、ダメになる時だと思ってる。睡眠を栄養摂取で補ってる感じだよ。」

頬のこけた彼は、それでもいい顔をして笑っておりました。

これをみてみんなどう思うだろうか?
ハーバードの図書館には20の教訓があり、学生達は日々これを意識して学生生活を過ごす。

⒈今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う。


⒉あなたが無駄にした今日はどれだけの人が願っても叶わなかった未来である。 


⒊勉強に励む苦しさは今だけであり、勉強しなかった苦しさは一生続く。 


⒋明日やるのではなく今日やろう。


⒌時間は絶えず去りつつある。 


学習は時間がないからできないものではなく、努力が欠くからできないものである。


7.幸福には順位はないが、成功には順位がある。 


8.学習は人生の全てではないが、人生の一部として続くものである。


9.学習する事が人生の全てとは言わないが、学習すらできぬものに何ができるのであろうか。


10.人より早く起き、人より努力して、初めて成功の味を真に噛みしめる事ができる。


11.怠惰な人が成功する事は決してない、真に成功を収める者は徹底した自己管理と忍耐力が
必須である。


12.時間が過ぎるのはとてもはやい。


13.今の涎は将来の涙となる。


14.犬の様に学び、紳士の様に遊べ。 


15.今日歩けば、明日は走るしかない。


16.一番現実的な人は、自分の未来に投資する。 ‎


17.教育の優劣が収入の優劣 ‎。


18.過ぎ去った今日は二度と帰ってこない。


‎19.今この瞬間も相手は読書をして力を身につけている。 ‎


20.努力無しに結果無し。

product empresarioさんより抜粋

 

いちいち納得してしまう言葉たち。

これはすごいですね。

年始に相当なブクマ数を集めた良質エントリでした。

ただ、ネタ元ご参照いただくと分かる通り、これはフィクションのようです(笑)。

というか、まあ、ハーバード的(アメリカ大統領は一番輩出している大学ですし)な都市伝説であって、逆にすごいなと思うところではあるんですが。

※上記はモノホンのハーバードメモリアルホール(図書館)

ネットで「ぼくは自分が思っていたほどは頭がよくなかった」とするエントリーに対する学識者のかたの返事が大分読まれており、上記フィクション騒ぎのハーバード勉学風景と並べてご紹介してみました。

ただ、ハーバード図書館ネタをフィクションだと一笑することはどうしても出来かねるんですよね。

西海岸、東海岸で闘った親友のコメントや、スコット・タローの「ハーヴァード・ロー・スクール」なんかを読み繋げると、あながち上記格言エントリも、嘘なんかではなく、真実なのだと思います。

0点取って補習受けても、地方出身でも、金がなくても。

寝る時間を削って、努力だけで行けるラインは必ずある。

人間は、努力を続ける限り、成長し続けることができる。

それが真理であることを、現在、外務省ワシントン支局詰めの友人は、教えてくれている気がします。

※ハーバード大学校章、下記。

VERITAS=真理・真実・道理/(ラテン語)

そして、アメリカをはじめとする国家間との交渉にも、その最前線に立ち、ときにその命を懸け情報を集め、それを武器にさらに交渉を詰める友人の格言。

「国同士における交渉、折衝も、人間同士がやることなんだから、一緒だよ。金も必要だけれども、最後はやっぱり「理解」「許容」「愛」。

どんなにダメだと思っても、交渉ごと、話し合いは、粘り強く、最後まであきらめないこと。」

さて本日も頑張りますかな!(受験生のみなさんも頑張ってねー)

アノニマスの“X'Masプレゼント”。

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2011.12.30|shiozawa

国際的なハッカー集団の“アノニマス”がクリスマスに合わせて新たなハッキング行為を起こしました。

        

アノニマスとはハッキング(クラッキング)行為等を行う集団の名前で、

アノニマス自体の意味は日本語の「匿名」で、2ちゃんねるでいう”名無しさん”のようなものです。

今や、この不気味な仮面は有名ですね。

<アノニマス(Anonymous)>

    

今回のハッキングの内容はこちら。    

■ ハッカー集団が情報機関の顧客リストを暴露、日本の大手企業名も  (12月27日 )

ハッカー集団Anonymousが、各国の大手企業や政府機関向けに情報を提供している米民間情報機関Stratfor Global Intelligenceの顧客情報を入手し、インターネットで暴露したと公言した。

 米セキュリティ機関SANS Internet Storm Centerやセキュリティ企業F-Secureのブログによると、Anonymousは12月25日ごろ、「stratfor.com」のサイトに保存されていた顧客情報リストに不正アクセスし、顧客のクレジットカード番号などの情報を入手。計1万7000件あまりのカード情報や個人情報をウェブサイトに掲載した。こうした情報はプレーンテキストで保存されていたという。

 公開された顧客リストには世界各国の政府機関や企業名が並んでおり、日本大使館や日本貿易振興機構(JETRO)など日本関連の団体、大手電機メーカーや金融機関の社名も含まれる。Anonymousのメンバーは、盗んだクレジットカードを使って赤十字などの慈善団体に寄付したと公言している。

アノニマスのメンバーによるサイトへの書き込みによると、米国防情報局(DIA)の職員の個人情報を使って非営利団体に250ドル(約2万円)を寄付したという。

引用:IT media news

 クラッキング行為は歴とした犯罪行為ですが、クリスマスに慈善団体へ献身的な額を寄付しているという点で少し複雑な気持ちにさせられます。

ただ、日本企業も対象ということで(どの企業かわかりませんが)少し心配も感じます。

ほかにも、

国際的ハッカー集団「アノニマス」、メキシコの麻薬組織「セタス」に宣戦布告

【ニューヨーク共同】国際的なハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループが、
メキシコの麻薬密輸組織「セタス」に誘拐された仲間の解放を要求し、受け入れ
なければ組織の協力者の身元などグループが入手した秘密情報を暴露するとビデオで宣言した。
AP通信が10月31日伝えた。
APによると、ビデオは動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載。
「誘拐、盗み、恐喝を繰り返すセタスにはうんざりだ」と非難し
「おまえたちは重大な過ちを犯した。彼を解放せよ」と要求、セタスと結び付いた
警察官、ジャーナリスト、タクシー運転手らを公表する用意があるとした。

 引用:東京新聞Web

そしてこちらがその動画を解説したサイト

CNN 「Is Mexican cartel the next ‘Anonymous’ target?」

メキシコの麻薬組織といえば超危険。

殺人事件が頻発しているので、とんでもない相手に手を出したなと驚いてしまいます。

この事件の結果はこちら。

■アノニマス「仲間解放された」 麻薬組織から脅迫つきで

国際ハッカー集団アノニマスは、メキシコの麻薬組織セタスに拉致された仲間が解放されたとして、予告していたセタスへの内通者などの秘密情報の暴露を取りやめた。解放された仲間は、組織関係者の名前を明かせば1件につき10人を殺害するとの脅迫メッセージを託されていたという。

引用:Asahi.com

問題解決ではないですが、取り合えず一安心。

本件、“人の命を作用するだけの影響力が情報にはある”ことを教えてくれました。

     

ほかにも、色々

■ハッカー集団「アノニマス」今度はFRBを狙う

国際的なハッカー集団「アノニマス」は2011年6月14日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した映像で、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の辞任を求め、サイバー攻撃の予告とも見られる宣言をした。

   約4分半の映像では最初、バーナンキ議長のインタビューシーンが流れるが、突然「我々は90日前にバーナンキ議長の辞任を求めたが、応じなかった」とのメッセージに切り替わる。

その後、FRBを非難する内容が次々と読み上げられ、「今こそ立ち上がる時だ」として、バーナンキ議長が辞任するまでに「公的な場所を占拠する作戦」を6月14日に開始しようと呼びかけた。

最後に「アノニマス」の名が登場するため、呼びかけの対象が各地のハッカーたちである可能性がある。

引用:BIGLOBEニュース

もちろん、4月のソニーのプレステ個人情報流出事件(アノニマス側は否定しているが)もその一つです。

   

 今年の2011年。

インターネットの力で国が大きく動いた年”であったかと思います。

インターネットコミュニティ(フェイスブック)によってまさに、中東の独裁国家が数多く崩壊しました。

ウィキリークスも忘れてはいけません。

こうなると今後一層、インターネットの情報により国や企業がより影響を受けやすくなっていくと思います。

そこで当然、“セキュリティの強化”も大事です。

しかし、どこかで穴が見つかってしまうものです。

そのため、アノニマスのようなクラッカーの目につかないようにするには、

“少しでもクリーンな政治”、“相手国の事も思った外交”、“クリーンな企業体制”(非常に難しいことですが。。。)であることもハッキングを受けないようにする重要な防波堤になるかと私は思っています。

      

2011年。

ありがとうございました。

皆様がよい良い2012年を迎えられる事、期待しております。

【真珠湾攻撃70年】 「ルーズベルトは狂気の男」 フーバー元大統領が批判

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2011.12.08|iwamura

ということで、真珠湾攻撃70年です。

12月8日ですね。山本五十六先生は最後まで猛反対だったが、結局ハワイにてアメリカの空母を一隻も沈められなかった、というか、空母がハワイに一隻もいなかったという時点で、日本の敗戦は半ば決まってしまったような日であります。

【ワシントン=佐々木類】ハーバート・フーバー第31代米大統領(1874~1964年)が、日本軍が1941年12月8日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、1882~1945年)について、「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」と批判していたことが分かった。

米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」で明らかにした。

真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きずり込もうとした-などとする“陰謀説”が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、米大統領経験者が“陰謀説”に言及していたことが判明したのは初めて。

産経新聞さんより

何をいまさら感もございます。

戦争のどこまでを陰謀というのか、作戦というのかの是非もございます。そんなことを言ったら、9.11はそもそもどうなんだとか、そういう話にもなってしまいますし。

こういう歴史的事実(?)から学ぶには、①「なんでそうなったのか?」②「だからどうすべきなんだよ?」という2点からの考察をすべきかと考えます。

①は過去の原因究明。そして、②は今後の我々の対策ですね。

①については、直接の要因はABC包囲網だったり、その前には日本軍部の愚かな暴走があげられるでしょうが、もっと遡れば、1929年の世界恐慌から10年後の1939年には、ドイツがポーランドへ進行し、第2次世界大戦は勃発していたという事実に着目すべきかと考えます。

つまり、貧すれば通ずではないが、食えないから食えるように他国に侵攻する。やられる前にやる、というロジックが、近代戦争の要因ではなかったかと。

もちろん、戦争や軍需産業、軍という暴力装置は、また一方で、それ自体が巨大な利権としての経済装置にもなり得るわけです(それこそ今のアメ○カとか)。

じゃあ、陰謀でも作戦でも、過去の事はしょうがない、我が国がハメられてたとしてだ。

嵌められないように、我々がすべき現在~未来の課題としては、現在の貧乏(不景気)を、暴力や犯罪で解決しようと短絡的に考えないこと、また、暴力や犯罪で解決しようと考える他人や他国に再びハメられないようにすること、以上に尽きるように思う。

つまり、貧乏だった明治日本が学び勝利したように、本やインターネットなんて安いもんなんだからさあ、晴耕雨読ではないが、今の時代こそ、蛍の光窓の雪で学ぶ時代なのかもしれないぜ、ということなのである。

いつかその力を発揮できるように、学んでおきたい。原発の問題も含めて。

耐え難きを耐えて、清貧の中、学ぶ2011年師走、70年前を考えたいと存じます。

合掌。

「福島第一原発1号機で溶けた燃料、格納容器底部の厚さ1.02mのコンクリートを65cm溶かしていた。」という大本営発表につきまして。

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2011.12.01|iwamura

地震から9カ月近くが経った「いまさら感」の中、もうここまで来るとネタなんだけれども、昨夜報道された大本営発表を覗いてみたいと思う。

11月30日(ブルームバーグ):東京電力は30日、福島第一原子力発電所の事故で溶けた燃料は、最も損傷の激しかった1号機で、原子炉格納容器の底部の厚さ1.02メートルあるコンクリートを最大65センチ溶かしているとの分析結果を発表した。浸食は格納容器を覆う鋼板には達せず、溶けた燃料は格納容器内に留まっていると評価した。

記事についてのエディターへの問い合わせ先:岡田雄至 YujiOkada

yokada6@bloomberg.net

ブルームバーグさんより抜粋

NHKさん報道はこんな感じ

ロイター/福島県内の全ての原発廃炉要求/福島県知事

年末まで、果たしてこの「コンクリは溶かしているが、メルトアウトはしていない」とする報道の「正しさ、確からしさ、」は持つのだろうか。

あとそれから、「独立行政法人・原子力安全基盤機構」が事故前、原子力防災専門官向け資料として作成していた、下記「炉心溶融のシミュレーション画像」も覗いてみたい。

う~ん、ヌルすぎる「最悪の事態」だぜ。

>最悪の事態に至った場合でも、

>住民の方々に安全・安心して頂けるよう、

>日頃から、防災担当者への訓練を通して、

>原子力災害時の対応能力の習熟に務めております。

上記youtubeより

まあ、「メルトダウンはあり得ない」⇒「圧力容器に少し穴が開いた程度(メルトダウンしてますた)」等報道していた大本営としては、ほとぼりが冷めたと思いこんで、今、少しづつ「真実に近い情報」を小出しにしている状況なのだろう。

浮気はしたけどセックスはしてないけど、でもひょっとしたらしたかもだけど先っちょだけかも、(でもホントはお塩センセばりのせくーす)みたいな。

まあ、実際にそこまで行って見た人間がいるわけではないので、まだ誰にも真実は解らないのだが。

先だって、後輩の研究者(生物学博士)と飲む機会が在り、やはり深夜をまわったぐらいで、この話題に行きつくところとなった。

Q./小生

「ニュースで報道されているような、空中や飲料水、及び都内で発見されたナゾの空きビン(これもなんだかなあ)に検出されたセシウムほか放射線物質の量は、人体にとってやはりトーゼン、悪いものであるのだよな。」

A./博士

「あの程度の数値であれば、少なくとも成人である我々の身体に対する影響は、それほど恐れるレベルには達しない。ただし、

『発表されている数字が真実であれば』

という条件下でのはなしです。」

きゃあぁぁぁぁ。。。。

なんだか稲川淳二の怖い話みたいになってしまった。

現場に近づけず、結局調べきれないから、真実か否か、解っている範囲でしか発表できない。そうした中の報道が「結果的にウソになる」こともあるんでしょう。

でもねえ、お塩センセのいいわけじゃないんだから、「結果的に逝ってしまった」で、すまされる話ではないよなあ。

「もう信じられなくて国や東電が言ってることがどうでもよくなっちゃう」

って一番悪い状態だなと思って。

過去のエントリー、アクセス数の高いものを引っ張り返してみました。

・「原発がどんなものか知ってほしい」~引用と私見~(3月16日)

・東日本地震~余震の可能性について(3月22日)

・日本人である我々は、これからされるであろう差別とも闘っていかねばならない件。(4月6日)

・「原発ジプシー」がヤバい件。(9月27日)

・文科省発表の放射能飛散地図が拡大の一途をたどる件について。(9月29日)

やっぱり、放射能の問題は、非常に「希望が持ちづらい」と言わざるを得ない。

この12月のイルミネーションやクリスマスに、何を考えるか、大事だと思う。

NUKE IS OVER. If you wont it.

だと思うのだがなあ。

※Happy christmas “war is over”

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